Hinemosは、NTTデータが開発した国産の統合運用管理ソフトウェアです。複数のサーバやネットワーク機器を単一のコンピュータのように見立てて一元管理できる点が特徴で、システム監視・性能管理・ジョブスケジューリング(ジョブネット作成やスケジュール実行)など運用管理に必要な機能を一つに統合しています。
Hinemos一つで死活監視やリソースの監視、ログ収集・分析から、ジョブの実行制御・自動化、クラウドインフラ管理まで対応可能です。従来は複数の製品を組み合わせて実現していた高度な運用管理をオールインワンで実現できるでしょう。
また、HinemosはGUIクライアントから操作でき、日本語の詳細マニュアルやインストーラも用意されているため、環境構築や運用の習熟も容易です。
大規模環境であっても高いパフォーマンスで動作し、社内インフラからクラウドまで一貫して効率的なジョブ管理・統合監視を行えるサービスです。
管理対象が増加しても定額制で高コストパフォーマンス
Hinemosは定額制の料金体系を採用しており、管理対象サーバ台数やCPUコア数が増えても追加費用が発生しません。
一般的なジョブ管理ツールでは監視対象やジョブ数に応じたライセンス費用増加が課題になりますが、Hinemosなら大規模環境でも費用を抑えて導入・運用できます。
将来的なシステム拡張時にもコスト予測が容易で予算計画が立てやすいのは導入の大きなメリットです。
また、年額料金は最小構成で88万円~とリーズナブルに設定されており、長期サポート(最大10年)も含めて提供されるため、トータルコストで優れた投資対効果を発揮するでしょう。
HinemosはオンプレミスだけでなくAWSやAzure、GCPといったマルチクラウド環境や仮想化基盤も統合的に管理可能です。
クラウド管理機能では各クラウドサービスのアカウント情報をHinemosに登録することで、インスタンスやリソースを自動検出し設定に反映できます。そのためサーバ増設やスケールアウト時も登録漏れがなく、手動設定の手間を大幅に削減できるでしょう。
またクラウド特有のリソース利用料の監視や制御によるコスト最適化、複数クラウド間のイベント連携にも対応しており、ハイブリッドクラウド構成のシステム運用を一元化できます。
オンプレ・仮想・クラウドを横断して単一ツールで監視・ジョブ管理できるため、環境ごとに別製品を使う必要がなく運用管理の負荷軽減と品質向上につながります。
Hinemosは、利用企業向けに充実したサポート体制と教育サービスを提供しています。契約者には専用のカスタマーポータルが用意され、Hinemosの使い方や不具合時の問い合わせに無制限で対応するサポート窓口を利用可能です。
問い合わせはHinemos開発元の専門チームが受け付けるため、技術的な疑問も迅速に解決できます。加えて、オンライン研修(トレーニングコース)が契約期間中は何度でも無料で受講でき、体系立てて製品機能を学習可能です。
公式サイトからは設計サンプルやFAQ集、電子書籍形式のマニュアルなどナレッジベースも閲覧でき、新規導入時の学習コストを大きく削減できます。
これらの手厚い支援により、初めて運用管理ツールを導入する企業でも安心してHinemosを立ち上げ、活用スキルを社内に浸透させることができるでしょう。