STRIGHTとは
STRIGHTは、Webサイト上のクッキー利用に関するユーザー同意を一元管理できる国産のCMPツールです。
近年はGDPRやCCPA、改正電気通信事業法など各国の個人情報保護規制への対応が求められ、訪問者への透明性確保と選択機会の提供が必須となっています。
一方で、従来型のクッキーバナーは表示レイアウトの制約からサイトデザインとの調和を欠き、大きなポップアップがブランドイメージや顧客体験を損ねてユーザー離脱につながる恐れが指摘されていました。
STRIGHTはこうした課題に対し、法令準拠の同意取得とユーザーフレンドリーなUIを両立するサービスとして提供されています。
STRIGHT導入時には、まず対象サイトに適用される法規制に応じて必要な同意モデルを確定します。続いてサイト全体を自動クロールし、埋め込まれている解析ツールやトラッキングタグを検出して内蔵データベースと照合することで、各サービスの利用目的や取得情報の洗い出しが可能です。
管理者は検出結果をもとにバナーに表示する文言やデザインを管理画面上で設定し、豊富に用意されたテンプレートからレイアウトを選択可能です。
設定完了後はSTRIGHT側で同意バナー表示とタグ制御を行うスクリプトが自動生成され、スクリプトを対象サイトに埋め込むことで実装が完了します。
なお、ユーザー体験を損なわないよう初回ページではバナーを全面表示しない運用も可能で、GDPR下では同意取得まで追跡Cookieを無効化するゼロクッキーロードを実現します。他にも、米国向けにCCPAを含む州法で要求されるオプトアウト権やプレファレンスシグナルに対応可能です。
日本国内サイト向けには、改正電気通信事業法にもとづきサイト上の外部送信情報を自動抽出して一覧表示する機能も搭載されています。
他にも、未成年ユーザーが対象の場合はCOPPA対応として年齢確認バナーを表示し、一定年齢未満からはクッキーを取得しないといった設定も可能です。
技術面で不安がある場合には法務・IT専門スタッフによる導入支援も受けられるため、法改正や海外新規制への対応も安心です。
このように、STRIGHTは世界各国のクッキー規制への対応とWebサイトのユーザー体験維持を両立するできるサービスです。
STRIGHTのおすすめポイント
ポイント1
ダークパターンを排除しユーザーの信頼を確保
Cookie同意バナーのデザイン次第では、利用者に受け入れを強要するような「ダークパターン」になってしまい、結果的に企業への信頼低下を招きかねません。
STRIGHTではこうした不適切なUIを避けるためのテンプレートが標準提供されており、拒否ボタンを極端に目立たなくするような設計ミスも防ぎながら、公平な選択肢をユーザーに提示できます。
バナーの初期表示スタイルを控えめにするといった圧迫感を減らす調整も可能で、デザインは自社ブランドに合わせて柔軟にカスタマイズ可能です。
同意取得によるUX悪化を最小限に抑えつつコンプライアンスを徹底できます。
ポイント2
149言語対応(※)と自動地域判別で最適表示
世界中からアクセスされるサイトでもSTRIGHTならスムーズに対応できます。
あらかじめ149の国・地域の言語(※)がサポートされており、各言語のクッキーバナー標準文言が用意されているため、追加の翻訳作業なしで多言語の同意画面を提供可能です。
訪問者のIPアドレスから地域を自動判別し、そのユーザーに適した言語のバナーを即座に表示できる仕組みになっているので、利用者は自国語で内容を理解でき企業側の対応漏れも防止可能です。多言語サイト運営の場合でも、ディレクトリやサブドメインごとにバナー表示言語を切り替える設定が容易に行えます。
グローバル展開企業にとって、国・言語ごとの同意取得要件を一つのプラットフォームでカバーできる点は大きなメリットです。
※出典:STRIGHT公式HP(2025年12月4日閲覧)
ポイント3
柔軟なバナー設定とテンプレート活用で運用効率化
求める表示スタイルに合わせて企業ごとにクッキーバナーを柔軟に調整できる点もSTRIGHTの特徴です。
デフォルトでは画面を占有しない控えめなバナー表示となっていますが、バナーのサイズ・位置や色調なども管理画面から自由にカスタマイズ可能です。
たとえば、年齢制限サイト向けに年少者の閲覧を制御する年齢確認ポップアップを組み込んだり、一部ページでのみバナーを表示するサイトフィルタリング設定を行ったりできます。
複数サイトに導入する場合には、一度作成したバナー設定をテンプレート化して使い回すことで各サイト間の統一と設定作業の効率化を両立できます。
新規サイト追加やデザイン変更にも迅速に対応でき、運用負荷を大幅に軽減できるでしょう。
※BOXIL編集部調査情報
STRIGHTの料金/プラン
無料プラン:なし
無料トライアル:なし
- 9,800円/月
- 月額/ユーザー
ー
- 初期費用
ー
- 利用人数
ー
- 最低利用期間
- 1
年
- ・ライセンスの料金は年額117,600円(月額9,800円相当)から利用可能 ・1日あたりのWebサイト平均訪問者数50万人まで固定料金 ・50万を超える場合は訪問者数に応じた段階課金
STRIGHT ONE
※BOXIL編集部調査情報
STRIGHTの機能/仕様
| 導入形態 | クラウド | 対応言語 | 日本語 / 英語 |
|---|---|---|---|
| OS | — | スマートフォンのブラウザ対応 | — |
| iOSアプリ | Androidアプリ |
| API連携 | — |
|---|
| SOC | — | ISO | — |
|---|---|---|---|
| プライバシーマーク | そのほかセキュリティ認証・内部統制 | — |
| メール | チャット | — | |
|---|---|---|---|
| 電話 | — |
※BOXIL編集部調査情報
STRIGHTの導入効果
法令対応とユーザー体験を両立し、透明性あるサイト運用を実現
STRIGHTを導入した企業では、プライバシー保護とサイトデザインの両立、さらには法令対応の効率化といった具体的な成果が得られています。 株式会社マイナビでは、Webメディアにおけるユーザープライバシーへの配慮と、クッキーバナーがUXに与える影響の軽減が課題となっていました。グローバル展開も視野に入れ、各国のクッキー規制に対応できるソリューションとしてSTRIGHTを導入。カスタマイズ性の高い設計により、ユーザーの属性に応じた表示制御や、サイトデザインを損なわないバナー表示が可能になりました。 また株式会社電通コンサルティングでは、「出さないバナー」によるUX重視の同意取得に加え、Cookieの自動検出やダッシュボードによる状況管理、IIJによる専門サポートを評価し採用。その結果、法令準拠と透明性あるマーケティング運用を両立しています。
出典
STRIGHT公式HP(2025年12月4日閲覧)
※サービス提供会社掲載情報
STRIGHTの導入企業(順不同)
- 関西テレビ放送株式会社
- コクヨ株式会社
- 三菱マテリアル株式会社
- 株式会社MATCHA
- アイオイクス株式会社
- 株式会社日本レジストリサービス
- 株式会社CODE54
- 株式会社電通コンサルティング
- 株式会社マイナビ
※BOXIL編集部調査情報
STRIGHTの画面/UI
サービスイメージ
※サービス提供会社掲載情報
STRIGHTの口コミ・評判
口コミサマリー
STRIGHTのサービス資料
おすすめ
提供企業作成
STRIGHTサービス説明資料
※サービス提供会社掲載情報
STRIGHTに関するよくある質問
Q GDPR・CCPAや改正電気通信事業法などの規制に準拠できますか?
A 対応可能です。STRIGHTは、GDPRやCCPAなど全米約20州(※)の州法をはじめ、個人情報保護法・電気通信事業法などの日本法を含むさまざまなクッキー規制に対応しています。 ※出典:STRIGHT公式HP(2025年12月4日閲覧)Q ライセンス購入後、実装完了までどれくらい時間がかかりますか?
A ページ数や実装タグの数などのサイト規模にもよりますが、STRIGHTのライセンス購入後から実装完了まで約1日~1か月程度(※)で対応できるケースが多いです。 ※出典:STRIGHT公式HP(2025年12月4日閲覧)Q 「出さないバナー」ということは、クッキーバナーのツール自体が不要なのではないでしょうか?
A Webサイト訪問者に対してサイト上で利用しているサービスを開示して透明性を確保し、希望があれば特定のサービス利用を拒否できる機能を提供することが必要です。Q Google同意モードに対応していますか?
A 対応しています。Q 複数ドメインや多言語サイトにも対応できますか?
A 対応しています。複数のドメインへ導入可能で、同一のバナーテンプレートを複数ドメインで共通利用するといった運用もできます。 また、日本語以外にも多数の言語に対応しており、バナー上の標準文言も各言語で提供されています。
※BOXIL編集部調査情報
STRIGHTの提供会社
株式会社インターネットイニシアティブ
IT/通信/インターネット系
東京都千代田区富士見2丁目10番2号
