散在するビジネスデータを統合し、的確な経営判断を導く基幹システム(ERP)。
近年はどのシステムも多様化しており、「機能や料金を比較するだけでも大変」「どのシステムを選べば良いかわからない」といった方も多いのではないでしょうか?
そこで「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、おすすめ基幹システム11選を厳選しました。さらに、各システムの料金・機能をまとめた『比較表』もプレゼント!基幹システムが気になる方は、『比較表』で自社に合うツールを探してみてください。
基幹システム(ERP)のしくみ
従来は部署ごとに異なるシステムでバラバラに管理されていた企業データ。
基幹システムは企業内の様々な業務情報(財務、会計、販売、在庫など)を統合し、一つのデータベースで一元管理するシステムです。

基幹システムを活用することで、部門間のデータ連携がスムーズになり、二重入力などの無駄な作業が削減されます。また、リアルタイムで正確な情報を全社で共有できるため、より迅速な意思決定と業務効率化が実現できます。
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基幹システム(ERP)のタイプ
基幹システムを選ぶときは導入の目的にあわせて候補を絞るとよいでしょう。なかでも、導入者数の多いマネーフォワード クラウドERP、Microsoft Dynamics 365 Business Central、SAP Business Oneがおすすめです。

※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。使用上の問題等ある場合は https://smartcamp.co.jp/contact までご連絡ください。
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基幹システムの費用相場

調査の結果、初期費用0円で利用を始めたユーザーは14%います。約7社に1社は初期投資なしで基幹システムを導入していることがわかります。また年額費用の平均は51万円で、1か月あたりおよそ4万円です。
※調査概要:インターネット調査にて基幹システムの導入に携わった全国20〜60代の男女1793人へ実施。スクリーニング期間は2025年3月21日〜22日、本調査の期間は2025年4月7日〜8日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
予算が少ない場合は機能不足やオプションに注意
費用相場より安い基幹システムは、機能が不足する可能性があるため、要件を満たしているか慎重に比較すべきです。
具体的には、分析レポートや経営ダッシュボード機能が制限付き、他システムとのAPI連携が上位プランのみ、部門別予算管理や原価計算機能が別途オプション料金になっているといったケースが考えられます。また、データ移行やカスタマイズの費用が別途発生するケースも少なくありません。
導入検討時には要件をすべて洗い出したうえで、費用対効果を試算しましょう。
具体的に、低予算でも導入しやすいシステムにはクラウドERPシステム「スマイルワークス」、プロカン、Reforma PSAなどがあります。これらのシステムは初期費用が抑えられており、月額費用も比較的リーズナブルな価格設定となっています。
| サービス名 | 初期費用(税抜) | 月額費用(税抜) |
|---|---|---|
| クラウドERPシステム「スマイルワークス」 | 30,000円 | 10,000円/月 |
| プロカン | 100,000円〜 | 20,000円〜/月 |
| Reforma PSA | 0円 | 6,000円/月 |
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基幹システム(ERP)のシェア
スマートキャンプ株式会社のアンケート※によると、シェアの最も多かった基幹システムは「マネーフォワード クラウドERP」で13.6%、次いで「Microsoft Dynamics 365 Business Central」が8.0%、次いで「SAP Business One」が7.8%でした。続く「OBIC7」「freee統合型ERP」と合わせた5つのシステムで40.8%のシェアを占めています。

シェアの大きいシステムは、機能やサポートの充実しているケースが多いうえ、今後も継続して利用できる可能性が高いです。決済者としては導入および運用に失敗しにくい点を評価できるため、稟議を通しやすいでしょう。
※調査概要:インターネット調査にて基幹システムの導入に携わった全国20〜60代の男女1793人へ実施。スクリーニング期間は2025年3月21日〜22日、本調査の期間は2025年4月7日〜8日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
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基幹システム(ERP)の選び方
基幹システムの比較ポイント
- 【前提】財務会計、販売管理、在庫管理、購買管理などの基本的な業務機能は大半の基幹システムに搭載されている
- クラウド型サービスではブラウザ経由でのアクセスが可能で、オンプレミス型より初期コストが抑えられる
- 経営判断に活用したい場合は、リアルタイム分析機能やダッシュボード機能が充実したシステムがおすすめ
- 製造業は生産管理機能が充実した基幹システム、プロジェクト型ビジネスは個別原価管理機能が強い基幹システムがおすすめ
- 初めて基幹システムを導入する企業は、PROACTIVEの「スマート導入」や「スマート保守」のような導入支援やナビゲーション機能が充実したシステムを選ぶと良い
詳しく比較したい方向けに、システムの紹介資料と自分専用にカスタマイズできる比較表を用意しました。情報の整理にぜひご活用ください。
アンケートで見る!ユーザーが重視しているポイント
スマートキャンプ株式会社が基幹システムの導入に携わった方へ重視していた選定ポイントを尋ねた※ところ、最多は「セキュリティの高さ」457人、次いで「料金(導入・運用コスト)」452人、「操作性の良さ」411人、「システムの信頼性や安定性」408人、「サポート体制の充実度」453人でした。

※調査概要:インターネット調査にて基幹システムの導入に携わった全国20〜60代の男女1793人へ実施。スクリーニング期間は2025年3月21日〜22日、本調査の期間は2025年4月7日〜8日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
基幹システム選びで最も重視されるのは「セキュリティの高さ」(457人)です。企業の根幹のシステムであるため、データ漏洩リスクへの懸念が大きいことがうかがえます。
次点で「サポート体制の充実度」(453人)と「料金」(452人)が続き、導入後の安心感とコストのバランスを求める傾向が見られます。
各基幹システムのセキュリティ対策やサポート内容、料金体系を比較表にまとめて検討すると、自社に最適なシステムが見えてくるでしょう。
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データ連携で企業力を高める基幹システム
各部署がバラバラのシステムを使用していると、データの重複入力や情報の不整合が発生し、正確な経営判断が難しくなります。販売情報は販売部門だけ、在庫情報は物流部門だけが把握している状態では、全体最適化ができず、経営リソースの無駄遣いにつながってしまいます。
基幹システムを導入すれば、企業活動に必要なデータを一元管理し、リアルタイムでの情報共有が実現します。部門間の連携がスムーズになり、経営判断のスピードが上がるだけでなく、業務プロセスの標準化によって効率化も図れます。
システム選定で失敗しないためには、各システムの情報収集を念入りに行い、料金や機能、特徴を比較することが重要です。まずは、これまで紹介した選び方を参考に、『比較表』を使って自社に合うシステムを絞り込んでみましょう。
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