マインドマップとは?書き方・使い方 - ツール比較12選

マインドマップとは
マインドマップとは、イギリスの著述家トニー・ブザン氏が開発した、情報や思考を整理するためのツールでありノート術です。
頭の中にある思考やアイデアを視覚化する手法 として以前から注目されており、ブレインストーミングなどのアイデア出しや、マーケティング分野でのユーザー分析にも活用されています。
マインドマップを利用して情報を整理すると、一覧性が高まり、全体像を把握しやすくなるのが特徴です。
この記事では、おすすめのマインドマップ作成ソフトを紹介します。無料で使えるソフトもあるので、ぜひ一度お試しください。
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マインドマップのメリット
マインドマップを使って情報の整理を行うことのメリットには、次のようなものがあります。
- 全体像の把握が容易
- ノート術であるためさまざまな分野に応用可能
- さまざまな書き方ができる
マインドマップを使う最大のメリットは、メインテーマに関する情報の全体像を把握しやすいということにあります。メインテーマに関する事柄を書き出してグループ化することで、情報を整理し、関連性も見つけやすくなります。
本記事では紹介しきれない詳しいマインドマップの書き方や、より高度な書き方を知りたい方には、次の本がおすすめです。特に、ザ・マインドマップは、世界の20億人が触れた革命的思考ツールであり、マインドマップの原典がIT時代に合わせてリニューアルされた書籍です。
有料のマインドマップ作成ソフト
マインドピース
- Mac&Windowsともに対応
- インターフェースがシンプル
- 動作が軽快で操作が容易
マインドピースは「シンプル」をモットーにした、使いやすいマインドマップ作成ソフトです。動作が軽快で、スムーズに文字入力や画像挿入ができるため、ストレスなく使えます。 取扱説明書を読まなくても、少し使えばすぐに使い方がわかる仕様になっています。すべての作業が直感的にできることが大きな特徴です。
10日間の無料体験ができるため、ライセンス購入前に動作環境や使い勝手を確認してみてはいかがでしょうか。
XMind
- Microsoft Office、PDFに対応
- Evernoteへ保存可能
- Windows版、Mac版、Linux版あり
一部の有料機能を除き、XMindはオープンソースプロジェクトです。誰でも自由にXMind をプロジェクトに追加したり、データを保存したり、自分だけのマインドマップを作ったりできます。まとめたアイデアはMicrosoft Office文書やPDFに即座に出力できるので、ミーティングやレポートの準備も簡単です。
マインドマップを作成するだけであれば無料版で十分ですが、Microsoft Office文書やPDFへの保存、ガントチャートとの併用を考えている場合は有料版がおすすめです。
なお、現在は無料版とXMind 8 Proの2種類です。(XMind 8 Plusは2018年1月末をもって販売終了)
iMindMap
- マインドマップの発明者トニー・ブザンが推奨
- トレーニングプログラムも実施
- 他のソフトで作成したマップをiMindMap にインポート可
iMindMapは、脳の構造により近い自然なマインドマップビュー、フリーフォームのブレインストームビュー、応答性に優れたファストキャプチャービュー、そして便利なプレゼンテーションビューを揃えた完全なデジタルシンキングスペースです。新タイムマップビューと先鋭されたブランチ描写ツールも追加され、使い方は無限です。
無料版では最大5つのボードの編集・作成が可能。有料版はサブスクリプション方式となっており、利用人数や期間によって料金プランが異なります。
MindMeister
- Googleドライブとの共有可能
- 作成したマップに対して複数メンバーを招待でき、マップ上での同時編集可能
- Webブラウザ、スマートフォンやタブレットからアクセス可
MindMeisterはインストールせず、クラウド上で利用可能なマインドマップツールです。ユーザー数は無制限で、マインドマップをユーザー同士で共有し、リアルタイムに共同作業が可能です。同じ場所での会議はもちろん、遠隔地でのミーティングでも貴重なアイデアを集約でき、効率的なコミュニケーションを実現します。
無料版では作成可能なマインドマップは3枚なので、本格的に使用するのであれば、個人用プラン以上の契約がおすすめです。
MindMaple
- WindowsやMac OSに対応したマインドマップ作成ソフト
- Freemindファイル、MindManagerファイル、TXTファイルの読み込み可
- ペンによる簡単な地図作成可
MindMapleは、従来のクラシックバージョンに対して、MindMaple Penを開発した点に特徴があります。
MindMaple Penは、Microsoft Surfaceの高度なペンを活用してマインドマップを作成できるように設計されています。
これにより、従来よりもさらに直感的なマインドマップ作成が可能です。
Coggle
- ダウンロードやインストールが不要
- 友だちや同僚を一度にダイアグラムに招待可能
- デスクトップ上のイメージをドラッグ・アンド・ドロップでダイアグラムに追加可能
Coggleはマインドマップを作成したりシェアしたりできるオンラインツールです。ブラウザ上のオンラインで機能するのでダウンロードしたりインストールする必要が全くありません。Coggleを使えば、とっても簡単にあなたのアイディアを視覚化でき、思いのままに友だちや同僚に共有できます。変更は即座に共同編集者のブラウザに反映されます。
なお無料で作成できるのは最大3つのダイアグラムまでです。
Mindly
- 操作がシンプルでスマートフォン利用に向いている
- 宇宙のような不思議なデザインが特徴
- PDFやPNG、テキストベースでの共有が可能
Mindlyはスマートフォンでも利用しやすいマインドマップアプリです。ワンタップで円を追加し、その中にテキストを入力するだけで、簡単にマインドマップを作成できます。円は自動的に配置されるため、きれいなマインドマップが作成できます。
無料版では3つまでマインドマップ作成が可能。有料版を購入する場合、Android版は640円、iOS版は860円、Mac版は29.99ドルです。
料金比較(目安)
| ソフト名 | 通常版 | 上位版 |
|---|---|---|
| マインドピース | 12,800円 | なし |
| XMind | 9,735円 | なし |
| iMindMap | 月額$17 | なし |
| MindMeister | 月額$6.50 | 月額$10.50 |
| MindMaple | $49.99(ペン版1,750円) | なし |
| Coggle | 月額$5 | 月額$8 |
| Mindly | Mac版$29.99 | なし |
無料のマインドマップ作成ソフト
MindMup2
- Googleドライブで動くマインドマップアプリ
- スマートフォンでも編集可能
- URLを発行すれば、他者と共有できる
MindMup2はGoogleドライブで動くマインドマップアプリです。Googleドライブにアクセスできるデバイス、場所であればいつでも使用可能。画面はデバイスに合わせて自動調整するレスポンシブ対応です。PDFやPNGなど他の形式でもダウンロードできます。
無料でありながら、作成できるマップ数が無制限なのも大きな魅力です。
| Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
|---|---|---|---|
| 〇 | × | × | 〇 |
Milanote
- 無料のオンラインノートサービス
- PDFやPNGへの書き出し可能
- クリエイティブ向けのEvernoteと評される
Milanoteは無料のオンラインノートサービスです。ボード上に付箋感覚でテキストや画像を自由に配置できます。貼り付けたテキストや画像を線で結ぶことも可能。ビジュアルを重視したマインドマップを作成可能です。
Facebook、Dropbox、Apple、Uber、Netflixなど、さまざまな企業のクリエイティブワークに利用されています。
| Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
|---|---|---|---|
| 〇 | 〇 | × | ○ |
Sketchboard
- インターネット上で複数のメンバーが同時に編集・追加が可能
- ドロップ&ドラッグで自由に作成できる
- Slack、HipChat、Googleドライブとの連携
Sketchboardは共同でアイデアを視覚化して共有し、作業を完了することに特化したシステムです。複数人で同じ画面を共有し、同時に編集や追加ができるため、それぞれのアイデアをすぐに共有できます。
また、フィードバックも簡単なので、画面を見ながら他のチャットやメールでやり取りする手間が省けます。
| Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
|---|---|---|---|
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Frieve Editor
- カードとリンクによる表現可能
- カードの自動整理、表示選択
- アニメーションによるサポート
Frieve Editorでは、カードに貼られたリンクや、カードに付けられたラベル情報を元に、カードのレイアウトを自動的に整理できます。この機能は、入力した情報をさまざまな角度から見ることを容易にします。またアイデアの発想を支援したり、記述された事柄に対する理解を助けるためのいくつかのアニメーションをサポートしたりしています。
| Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
|---|---|---|---|
| ○ | × | × | × |
Mind42
- 無料のオンラインマインドマップ
- PCにインストール不要
- 他の人が作成したマインドマップが閲覧可能
Mind42は無料のオンラインマインドマップソフトウェアです。Mind42はブラウザ上で動作し、情報を視覚的に整理するマインドマップ(構造化された図)を作成できるソフトウェアです。
作成されたマインドマップはデフォルトでプライベートですが、必要に応じて他の人とマインドマップを共有できます。
| Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
|---|---|---|---|
| × | × | × | ○ |
マインドマップの書き方
1. メインテーマを書く
まず、マインドマップのメインテーマを真ん中に書き出します。
2. メインテーマから枝を伸ばしていく
次にメインテーマから枝を伸ばして、思い浮かんだことを短い単語で書き出していきます。情報の粒度は階層が下がっていくにつれて細かくしていきます。
3. 具体性を広げていく
上記の2で枝を伸ばしたキーワードから、さらに細かく枝を伸ばして思い浮かんだことを書いていきます。ここから先は、枝を伸ばすごとに徐々に具体性を持たせて書いていきます。
4. 全体を俯瞰する
ある程度、枝に情報を書き出せたら、全体を俯瞰して眺めます。すると、枝として書き出した内容同士の関連性が見えてきます。関連性のあるもの同士は、さらに線で結びましょう。
活用シーン
良いアイデアを思いついたのに、時間がたつと内容を忘れてしまったり、思いついたこと自体を忘れてしまうこともあります。マインドマップを使えば、そうしたひらめきを記録しておきたいときに活用できます。
そして保存したマインドマップをほかの人に見せることで、メンバーで考えを共有できるので、案をプランニングする際に有用です。
作成のポイント
まず陥りがちな悪例として、キーワードを文章で書いてしまうことが挙げられます。できるだけ単語で書くことが重要となります。そして丁寧さより速度を意識しましょう。早く多く書いていくほうがいろいろなアイデアが生まれやすく、よりよいマインドマップになります。また、必要な物に◯をする一方で、けっして消したり☓をしたりしないことも重要です。
企画に行き詰まったときは
マインドマップは真新しい発想を生み出すツールです。大人数が利用し大量のアイデアを出せば、良い企画が生まれる可能性も必然的に上がります。積極的に活用していきましょう。
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