【2024年最新】おすすめRPAツール12選|料金・機能をまとめた比較表をプレゼント
単純作業を自動化するのに役立つRPAツール。しかし、比較項目がエンジニア向けの機能ばかりで、非エンジニアがサービスを選定するのは容易ではありません。
そこで、「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、おすすめのRPAツール12選を厳選しました。さらに、各サービスの料金・機能をまとめた『比較表』もプレゼント ! RPAが気になる方は、『比較表』を使って自社に合うツールを探してみましょう。
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RPAとは
RPAとは、ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)の略で、PC上で行う業務をロボットで自動化するソフトウェアです。
データの入力や転記、ファイルの複製といった単純作業の定型業務を自動化してくれるので、業務改善や働き方改革につながるとして大きな注目を集めています。
RPAの仕組み
最初にパソコン上で、ロボットに自動化させたい作業をRPAに記録します。フローチャート化された作業プロセスを、業務内容に応じてドラッグ&ドロップといった簡単な操作で編集し、ロボットを作成します。
あとは、ロボットを実行するタイミングをスケジュール指定すれば、人が画面操作するのと同じように、ロボットが複数のアプリケーションやツールを操作して定型業務を実行します。
RPAの活用例
RPAを活用した例には、次のようなものがあります。
- 問い合わせ内容をメールからExcelに転記
- 新入社員の情報を人事システムに自動で反映
- 営業実績のデータを月ごとにレポーティング
- 残業時間の多い従業員へメールで通知
単純作業や定型業務をRPAによって代替するのが主な活用方法です。
RPAを導入する目的・メリット
RPAを導入する目的は次のとおりです。
- 従業員満足度の向上
- 人的コストの削減
- 業務の精度を改善
従業員満足度の向上
RPAを導入すると、業務効率化により従業員の満足度が上がります。
RPAによって代替される業務は、テキストのコピー&ペーストやファイルの移動といった、判断を必要としない単純作業です。単純作業を自動化することで、クリエイティブな仕事に集中できるようになります。
人的コストの削減
定型業務の自動化による人的コストの削減も大きなメリットのひとつです。
RPAで従業員満足度が向上すれば、転職率が下がり、採用や教育にかかるコストの軽減できます。ちなみに人的リソースを削減できるRPAは、機械的な労働者という意味で「デジタルレイバー」と呼称されることもあります。
業務の精度を改善
単純作業の繰り返しにはRPAを導入するメリットが大きいといえるでしょう。
長時間労働では、どうしても集中力が切れてしまい、仕事の精度が下がってしまいます。一方で、RPAは24時間365日稼働でき、決められたルールに対して高い精度で業務をこなしてくれます。
RPAツールの選び方
RPAツールは次のような点を比較して選びましょう。
- RPAツールの種類
- ロボットの起動は自動か手動か
- 複数のロボットを同時に起動できるか
- 構造認識か画像認識か座標指定か
- サポートは充実しているか
- 適正な料金か
RPAツールの種類
RPAツールは大きく分けて、次の3つに分類されます。
- デスクトップ型
- サーバー型
- クラウド型
デスクトップ型はパソコン1台ずつにインストールして利用する形式、サーバー型はサーバーおよび各自のパソコンにインストールする形式、クラウド型はインストールせずにオンラインで利用する形式です。それぞれの特徴をまとめると次のようになります。
デスクトップ型 | サーバー型 | クラウド型 | |
---|---|---|---|
インストール先 | 自社のパソコン | 自社のサーバーとパソコン | 提供企業のサーバー |
初期費用の目安 | 10万〜100万円 | 100万〜2,000万円 | 1万〜10万円 |
企業規模の目安 | 中小企業・大企業 | 大企業 | 中小企業 |
おすすめ企業 | 主にオフラインでの作業を自動化したい新規導入の企業 | 他社のRPAを利用して勝手がわかっている企業 | 主にオンラインでの作業を自動化したい新規導入の企業 |
ロボットの起動は自動か手動か
ロボットをRPAツール自体が起動させるのか、人間が手動で起動させるのかという違いです。RPAツール自身が起動させる場合は、「毎月25日の12:00に稼働させる」「特定のフォルダにファイルが生成されたら実行する」といった条件にもとづいて実行します。
多くの場合では自動で起動するRPAツールがおすすめです。理由は、自動で定型業務をこなすという強みのなかには、自動で起動する機能も含まれているためです。「毎月特定の時期に実行したいが、つい忘れてしまうケース」「メールフォルダを毎日チェックするのは骨が折れる」といったケースこそRPAに代替してもらいたい作業ですが、これができるのは自動で起動するRPAツールです。
構造認識か画像認識か座標指定か
RPAツールに命令するときの方法が、構造認識か画像認識か座標指定かはチェックすべきポイントです。それぞれの仕組みやメリットなどは次のとおり。
構造認識 | 画像認識 | 座標指定 | |
---|---|---|---|
仕組み | 内部構造をもとに位置を特定 | 事前に登録した画像をもとに位置を特定 | パソコン上の位置をあらかじめ指定 |
エラーの発生回数 | 少なめ | 中くらい | 多め |
メリット | 見た目に依存しないため正確性が高い | 見たままで指定できる | 見たままで指定できる |
デメリット | ツールによってはエラー時の修正に工数がかかる | 画像が隠れてるとエラーになる | パソコンやディスプレイのサイズが異なるとエラーになる |
おすすめは構造認識によって指定をするRPAツールです。画像認識や座標指定では、見た目が変更された際にエラーが発生し自動化がストップします。
また、見た目をもとに判断するため時間がかかりやすいのもネックです。構造認識の場合は、作成やメンテナンスに工数がかかると思われがちですが、便利なRPAツールは構造認識であっても作りやすく修正しやすいよう設計されています。
複数のロボットを同時に起動できるか
RPAツール内で複数のロボットを並列して稼働できるか、できないかは選ぶポイントのひとつです。よくあるのは、構造認識は複数のロボットを並列でき、画像認識や座標指定は1つのロボットのみを稼働できるパターンです。1つのロボットで事足りるのか、複数のロボットを稼働させる必要があるのは選ぶ際に重要となります。
おすすめなのは複数のロボットを1台で動かせるRPAツールです。1台で動かせれば複数インストールするはずだったライセンス費用が浮くため、コスト削減へとつながります。
また、多くの業務を自動化する場合はロボットを分けて作成したほうがエラーで停止するリスクを避けられるため、その点においてもロボットを同時に複数起動できる方がおすすめです。
サポートは充実しているか
RPAツールは、多くの企業ではじめての導入となるため提供企業や代理店のサポートが重要です。特にRPAツールは英語でしか対応していないもの、日本語の翻訳が不自然なものも存在するため、サポートが充実しているかは選定時によく確かめておきましょう。
選定時にチェックしておきたい項目はたとえばこちらです。導入時に丁寧にサポートしてもらえることは当然ですが、運用している最中に質問へすばやく回答してくれるかはぜひチェックしておきましょう。
- 導入のサポート・提案
- 運用のサポート・提案
- 学習動画
- マニュアル
- FAQ
- フォーラムやコミュニティ
適正な料金か
適正な料金であるかは、料金の幅が大きいRPAツールにおいては重要です。RPAツールはクラウドであれば初期費用が1万〜10万円程度に抑えられるものの、サーバー型では数百万円するケースもよくあります。そのため、徐々に利用を拡大していく場合は、クラウドないしデスクトップ型をまずは利用するのがおすすめです。もちろん、サーバー型にも汎用性や機能性が優れるといったメリットはあるので、導入する規模にあわせて検討しましょう。
デスクトップ型 | サーバー型 | クラウド | |
---|---|---|---|
インストール先 | 自社のパソコン | 自社のサーバーとパソコン | 提供企業のサーバー |
初期費用の目安 | 10万〜100万円 | 100万〜2,000万円 | 1万〜10万円 |
ちなみに、上記はライセンス費用やサポート費用を考えた場合のコストです。パソコンやサーバーを新規に導入する場合、別途コストが発生するのでサーバー型の場合は注意が必要です。
そのほかの選定方法
そのほかには次のような選定方法があります。前述の方法とあわせて検討してみましょう。
- 既存のシステムと連携できるか
- エラーを簡単に修正できるか
- セキュリティーを考慮しているか
- 従業員が使いこなせるか
- エンジニアが触る場合は作り込めるか
- サポートの担当者は技術に詳しいか
RPAで安定したクオリティと作業の効率化を
RPAを導入することで、クオリティの均等化や作業の高速化、人的コストの削減など、さまざまなメリットを受けられます。しかし、選び方を間違えると導入に失敗するリスクもあります。
ツール選定で失敗しないためには、各ツールの情報収集を念入りに行い、料金や機能、特徴を比較することが重要です。まずは、これまで紹介した選び方を参考に、『比較表』を使って自社に合うRPAを絞り込んでみましょう。
各ツールの導入実績や特徴、よくある質問がまとまった資料は下記ボタンから無料でダウンロードできます。導入前の下調べにぜひお役立てください。