【2024年最新】おすすめAI-OCR7選|導入メリット・選び方
AI-OCRは、スキャンした画像データから文字情報を読み取りテキストとして保存します。OCR以上に精度の高いAI-OCRですが、OCRより費用がかかるため最適なサービスを選ぶ重要性も高いといえるでしょう。
そこで「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、おすすめAI-OCR7選を厳選しました。各サービスの詳しい資料は下記ボタンから無料でダウンロードできるので、導入を検討している方はぜひご活用ください。
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AI-OCRとは
AI-OCRとは、文字を読み取る技術であるOCR(光学文字認識)にAI(人工知能)を取り入れたシステムのことです。
画像やPDFに含まれている文字をテキストのデータへと置き換えるOCRに加え、AI-OCRは読み取り精度の向上や任意の箇所の読み取りといった点が強化。より使いやすいOCRとして利用されています。
そもそもOCRとは
OCRとは、Optical Character Recognition (またはReader)の略で日本語に直すと「光学文字認識」です。主な機能は、PNGやIMGといった画像データから文字を読み取りテキストデータへ変換できることです。
紙の請求書や発注書、契約書などをOCRにてデータ化すれば検索や管理が容易になるため、ペーパーレスに貢献してくれます。
AI-OCRとOCRの違い
AI-OCRとOCRの違いは、AIの有無による読み取り精度の差にあります。OCRは、設定をしない限り初期状態から認識精度が向上しません。
一方で、AI-OCRはデータを読み取れば読み取るほどAIが学習をし、より正確に文字を認識できるようになります。また、OCRはあらかじめ指定した位置の言葉しか読み取れないものの、AI-OCRでは複数社の請求書のような形式が一定でない画像も読み取りが可能です。
AI-OCRのメリット
AI-OCRの主なメリットは次のとおりです。
- 非定型の文書も読み取りができる
- 用語や文脈を考慮した読み取りができる
- 読み取り精度が改善される
非定型の文書も読み取りができる
AI-OCRは、非定型の文書であっても読み取りが可能です。AI-OCRは、AIの搭載により任意の箇所のテキストを読み取れるため、非定型の文書に対応できます。
OCRは、規則に沿った文字しか読み取れず規定範囲外の書類は精度が落ちる傾向にあったため、この点はAI-OCRの大きなメリットと言えるでしょう。
用語や文脈を考慮して読み取れる
AI-OCRなら専門用語や前後の文脈を考慮した読み取りも可能です。
たとえば、従来のOCRは「力」と書かれているときに、カタカナの「カ」なのか漢字の「力」なのかを判別できません。それに対しAI-OCRは、「カレンダー」であればカタカナ、「努力」であれば漢字と前後の文脈を踏まえて文字を読み取ります。
読み取り精度が改善される
機械学習が搭載されているAI-OCRであれば、回数を重ねるごとに読み取り精度が改善されていく点もメリットです。これまでのOCRとは異なり、頻出する言葉や特徴的な書き方に対してAIが学習を重ねていくことで認識の精度が改善されます。
AI-OCRの選び方
AI-OCRを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- AI-OCRの導入目的を確認する
- AI-OCRの機能を確認する
- AI-OCRを導入する際の注意点を確認する
- AI-OCRの料金・価格相場を確認する
AI-OCRの導入目的を確認する
AI-OCRの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
事務作業を効率化したい | データベースに取り込んだり、他のシステムと連携できたりするAI-OCRがおすすめ |
データを活用したい | 認識したテキストデータを成形できるAI-OCRがおすすめ |
多言語の文書も効率的に処理したい | 多言語対応のAI-OCRがおすすめ |
AI-OCRの機能を確認する
AI-OCRでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
文字認識 | 画像やスキャンした文書内のテキストを自動的に認識し、文字データに変換する機能 |
テキスト抽出 | 文書内の特定の情報やキーワードを抽出し、データベースに取り込んだり、他のシステムと連携したりする機能 |
精度向上 | 機械学習アルゴリズムを活用して学習し、精度を向上させる機能 |
データ成形 | 認識したテキストデータを成形・構造化して出力する機能 |
【特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
言語対応 | 多言語の文書を効率的に処理できる機能 |
バッチ処理 | 大量の文書を迅速に処理する機能 |
海外やグローバル企業とやりとりがある場合は、多言語対応があるサービスがおすすめです。
AI-OCRを導入する際の注意点を確認する
AI-OCRを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
多言語対応 | 海外に拠点がある企業やグローバル企業とやりとりする企業は、多言語対応のAI-OCRが必要です。 |
認識精度の確認 | AI-OCRの認識精度は重要な要素です。導入前に、複数のサービスや製品を評価し、文書の種類や言語に対する認識精度を確認してください。 |
手書き向きか活字向きか | 手書き文字と活字のどちらを読み取ることに強みを発揮するのか確認し比較しましょう。活字の場合は多くのAI-OCRにて対応が可能ですが、手書き文字だと精度の高いAI-OCRと低いAI-OCRがあります。 |
外部システムと連携 | AI-OCRがRPAを含む外部システムと連携できるのか、どのように連携するのかはあらかじめ確認しておきましょう。 |
AI-OCRの料金・価格相場を確認する
AI-OCRの一般的な料金は、次のとおりです。
- 初期費用:無料〜数千円程度
- 月額利用料:数千円〜数万円程度
- 従量課金プラン:1ページあたり数円〜数十円程度
料金はサービスの機能や精度、利用量によって変動するため、実際の金額は各プロバイダーの製品資料やウェブサイトで確認することをおすすめします。また、多くのAI-OCRサービスは無料トライアルを提供していることがあるので、事前に試用して適したサービスを選定することが重要です。
AI-OCRで読み取りを効率化しよう
AI-OCRは、OCRにAIの技術を搭載し精度を高めたシステムです。従来のOCRと異なり、非定型の文書を読み取ったり文脈を考慮してテキスト化したりできます。
AI-OCRの選定は、読み取りの精度はもちろん、多言語対応、外部システムとの連携などを踏まえての検討が大切です。AI-OCRは、OCR以上にコストがかかりやすいため、無料トライアルやデモを利用して使用感を事前に確かめるようにしましょう。
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