【2024年最新】おすすめSaaS管理ツール比較10選|機能・料金をまとめた比較表をプレゼント
近年、多くの企業でSaaSの導入が進んでいます。
しかし、社内で利用するSaaSが増えると、管理が困難になります。
SaaS関連サービスを提供するメタップスの調査※によると、社内で利用されているSaaSをすべて把握、管理できている企業は48%と半数を切りました。SaaSが十分に管理されていない企業は少なくないようです。
※ メタップス「『SaaS爆発』時代の裏に潜む課題を徹底調査」, 2021/2/24
そこでおすすめなのが、SaaS管理ツールです。
導入することで、運用コストの削減やセキュリティの維持などさまざまなメリットを得られます。
「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、おすすめSaaS管理ツール10選の資料と、機能・料金をまとめた『比較表』を用意しました。導入を検討している方は、『比較表』を使って自社の条件に合うツールを絞り込んでみましょう。
目次を開く
SaaS管理ツールとは
SaaS管理ツールとは、クラウドサービスとして提供されるソフトウェア(SaaS)を、一元管理するためのツールです。
SaaSとはインターネット経由で利用できるアプリケーションやサービスのことで、メールやオフィスソフト、CRMやERPなど、さまざまな業務に活用されています。しかしSaaSの導入が増えると、ライセンス・アカウント管理、コストやセキュリティの把握が煩雑になり、運用効率やセキュリティレベルが低下する可能性があります。
上記のような課題を、SaaS管理ツールでは解決可能です。
SaaS管理ツールを導入するメリット
SaaS管理ツールを導入するメリットは次のとおりです。
アカウントの一元管理による業務効率化
SaaS管理ツールを導入することで、社員や部署ごとに付与されているSaaSアカウントを一覧化し、作成や削除、権限設定などを一括で行えます。
これにより、社員の入退社や異動に伴うアカウント管理の手間やミスを減らせます。また、シングルサインオン(SSO)機能を利用することで、SaaSごとに異なるIDやパスワードを一つに統合し、ログインの簡素化やパスワード管理の負担軽減も可能です。
コストの見直しや抑制
SaaS管理ツールを導入することで、各SaaSの利用状況や契約内容、料金などを可視化し、分析できます。
これにより、使用されていないアカウントやライセンスの削減、利用率の低いSaaSの見直し、契約プランの最適化などを行えます。また、部署ごとや個人ごとに別々に契約しているSaaSを統合することで、コスト削減ができるでしょう。
セキュリティ対策の徹底
SaaS管理ツールを導入することで、社内で利用されているSaaSのセキュリティポリシーを一元的に設定し、適用可能です。
これにより退職者や不正利用者によるアクセスの防止や権限設定の適正化、シャドーIT(個人的に利用されている非公式なITサービス)の把握・制御などを行えます。また、多要素認証(MFA)機能やサンドボックス分析機能などを利用することで、不正アクセスやマルウェア感染などの高度な脅威にも対応できるため、セキュリティを強化できます。
SaaS管理ツールの選び方
SaaS管理ツールを選ぶ際には、次の4つの観点からツールを比較しましょう。
- SaaS管理ツールの導入目的を確認する
- SaaS管理ツールの機能を確認する
- SaaS管理ツールを導入する際の注意点を確認する
- SaaS管理ツールの料金・価格相場を確認する
それぞれのポイントについて説明します。
SaaS管理ツールの導入目的を確認する
SaaS管理ツールの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
SaaSの利用状況やコストを把握・分析したい | アカウントやライセンス、コストなどを一元管理し、利用状況の把握・可視化できるSaaS管理ツールがおすすめ |
SaaSのアカウント管理やセキュリティ対策を強化したい | アカウントや権限の一元管理ができ、シングルサインオンや2要素認証などセキュリティ体制が強化された、SaaS管理ツールがおすすめ |
SaaS管理ツールの機能を確認する
SaaS管理ツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
SaaS一覧表示 | 社内で利用されているSaaSの一覧を表示する機能 |
SaaS利用状況表示 | 各SaaSのアクティブユーザー数やログイン回数、利用率などの状況を表示する機能 |
SaaS契約内容表示 | 各SaaSの契約期間やプラン名、料金などの契約内容を表示する機能 |
SaaSコスト表示 | 各SaaSの月額費用や年間費用などのコストを表示する機能 |
SaaS分析・レポーティング | 各SaaSの利用状況やコストに関して分析を行い、レポートを作成する機能 |
【特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
アカウント作成・削除 | SaaSごとに個別に行っていたアカウント作成や削除を一括で行える機能 |
権限設定 | SaaSごとに個別に行っていた権限設定を一括で行える機能 |
シングルサインオン(SSO) | SaaSごとに異なるIDやパスワードを一つに統合する機能 |
多要素認証(MFA) | SSOだけでは不十分な場合、追加の認証要素(SMSやメールなど)を利用して、不正アクセスやマルウェア感染などの高度な脅威から保護する機能 |
サンドボックス分析 | SaaSの利用状況やセキュリティポリシーを一元管理し適用できる機能 |
SaaSの利用状況やコストを把握・分析したい場合は、SaaS一覧表示やSaaS利用状況表示、SaaS分析・レポーティングなどの機能があるSaaS管理ツールがおすすめです。
SaaSのコスト削減や最適化をしたい場合は、SaaS契約内容表示やSaaSコスト表示、アカウント作成・削除などの機能があるSaaS管理ツールを選びましょう。
SaaSのアカウント管理やセキュリティ対策を強化したい場合は、権限設定やSSO、MFAなどの機能があるSaaS管理ツールがおすすめです。
SaaS管理ツールを導入する際の注意点を確認する
SaaS管理ツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
対応するSaaSの範囲 | 各SaaS管理ツールが連携できるSaaSは異なります。自社で利用しているSaaSが対象外でないか確認しましょう。 |
アカウント情報の連携機能の有無 | SaaS管理ツールによっては、利用者の氏名や組織名などの情報を自動的に取得できるものと、手動で入力するものがあります。事前に確認しておきましょう。 |
サポート体制 | ツールによってサポート体制が異なります。必要なサポート体制が整っているか確認しておきましょう。 |
SaaS管理ツールの料金・価格相場を確認する
SaaS管理ツールの料金・価格相場は、月額従量課金タイプか月額固定費用タイプで異なります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。
ツールによっては導入規模や従業員数によって別途見積もりが必要なケースがあります。気になるツールは公式サイトから見積の依頼や問い合わせをしましょう。
SaaS管理ツールの導入に失敗しないために
SaaS管理ツールは、アカウント管理の効率化や、コスト管理の最適化といったメリットがあります。そのため、利用しているSaaSの数やアカウントが多く、管理の手間やセキュリティ管理に悩んでいる企業におすすめです。
また、サービス選定で失敗しないためには、各サービスの情報収集を念入りに行い、料金や機能を比較することが重要です。まずは、これまで紹介した選び方を参考に、『比較表』を使って自社に合うサービスを絞り込んでみましょう。
各サービスの導入実績や特徴、よくある質問がまとまった資料は下記ボタンから無料でダウンロードできます。導入前の下調べにぜひお役立てください。