【2024年最新】セールスイネーブルメントツール比較13選|導入メリット・選び方
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セールスイネーブルメントツールとは
セールスイネーブルメントツールとは、営業活動に必要な施策を一貫して設計・実行・検証・改善まで行うシステムです。
コンテンツ管理や商談内容の書き起こし、スキルマップ、トレーニング、成約パターンのテンプレ化などさまざまな機能が搭載されています。ツールを導入することで、営業活動を効率化し組織全体の営業力強化につながるでしょう。
セールスイネーブルメントツールのメリット
セールスイネーブルメントツールを導入するメリットは次のとおりです。
- 属人化の解消と営業力の底上げ
- 複雑な顧客ニーズへの対応
- 経費削減
属人化の解消と営業力の底上げ
セールスイネーブルメントツールを導入することで、ソフトスキル(個性的なスキル)に依存しないデータドリブンな営業活動が可能になり、営業の属人化が解消されます。
個々の営業担当者の成功体験やベストプラクティスを形式知に変換し、営業コンテンツに落とし込むことや、コーチングやフィードバックへの反映が可能です。それにより、営業チーム全体の営業力の平準化と底上げにつながります。
複雑な顧客ニーズへの対応
セールスイネーブルメントツールとCRMを連携することで、複雑な顧客ニーズに対応できるようになります。同業種の過去の商談の分析や、購買者が興味を持った営業コンテンツの内容から、顧客が必要とする製品やサービスを的確に提案できるようになるでしょう。
経費削減
セールスイネーブルメントツールで営業コンテンツやセルフトレーニングコンテンツを再利用可能な形式で内製し運用することで、その都度作り変えたり外注したりする必要がなくなり、経費削減につながります。
セールスイネーブルメントツールの選び方
セールスイネーブルメントツールを選ぶ際には、次の4つのポイントを確認することが重要です。
- セールスイネーブルメントツールの導入目的を確認する
- セールスイネーブルメントツールの機能を確認する
- セールスイネーブルメントツールを導入する際の注意点を確認する
- セールスイネーブルメントツールの料金・価格相場を確認する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
セールスイネーブルメントツールの導入目的を確認する
導入目的 | 詳細 |
---|---|
営業資料やナレッジの作成や共有を効率化したい | コンテンツ作成や共有に強みを持つセールスイネーブルメントツールがおすすめ |
営業プロセスや状況の把握や改善をしたい | 営業プロセス支援に強みを持つセールスイネーブルメントツールがおすすめ |
営業担当者のスキルや知識の向上をしたい | 営業人材育成に強みを持つセールスイネーブルメントツールがおすすめ |
導入目的によって、必要な機能が異なります。自社の課題に合うセールスイネーブルメントツールを選びましょう。
セールスイネーブルメントツールの機能を確認する
セールスイネーブルメントツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
コンテンツ管理 | 営業資料やナレッジを作成、編集、保存、検索、共有できる機能 |
エンゲージメント | 見込み客や顧客とコンテンツを送受信し、反応や興味度を測定できる機能 |
パフォーマンス分析 | 営業活動や成果に関するデータを収集し、分析や評価できる機能 |
トレーニング | 営業担当者のスキルや知識を向上させるための教育や研修を提供できる機能 |
コーチング | 営業担当者に対してフィードバックやアドバイスを提供できる機能 |
【特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
AI(人工知能) | コンテンツのパーソナライズや最適化、見込み客や顧客の予測や推薦、営業担当者のアクションの提案などを行う機能 |
ゲーミフィケーション | 営業担当者のモチベーションやエンゲージメントを高めるために、ゲームの要素や仕組みを取り入れる機能 |
CRM(顧客管理) | 見込み客や顧客の情報や履歴、商談や契約の進捗状況などを管理できる機能 |
マーケティング | 見込み客や顧客に対してメールやSNSなどでマーケティング活動を行える機能 |
カスタマーサービス | 見込み客や顧客に対してチャットや電話などでカスタマーサービスを提供できる機能 |
営業プロセスを改善したい場合は、パフォーマンス分析やCRMなどの機能があるツール、営業担当者のスキル・知識を向上させたい場合は、トレーニングやコーチング機能があるツールがおすすめです。
セールスイネーブルメントツールを導入する際の注意点を確認する
セールスイネーブルメントツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
多言語対応 | 社内に外国人従業員がいる場合やグローバル企業の場合は、英語や中国語などに対応しているかを確認しておきましょう。 |
対応項目数 | 営業資料やナレッジの数が多い場合は、ストレージ容量や検索性能が十分であるかを確認しておきましょう。 |
回答形式 | テキストだけでなく、画像や動画なども送受信できるか必要に応じて確認しておきましょう。 |
導入形態 | クラウド型やオンプレミス型など、自社の形態に合うタイプを確認しましょう。 |
サポート体制 | 導入や運用において、問題が発生した場合に、電話やメールなどでサポートを受けられるか確認しておくと安心です。 |
アプリ対応 | スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末での利用ができるか確認しておきましょう。 |
連携サービス | すでに利用しているCRMやマーケティングシステムがある場合にはのサービスと連携できるかどうかを確認しておきましょう。 |
セールスイネーブルメントツールの料金・価格相場を確認する
セールスイネーブルメントツールの料金は、月額従量課金タイプか月額固定費用タイプで異なります。必要な機能と要件が搭載されているツールの料金を確認しましょう。
具体的な料金については見積もりが必要なケースがあります。気になるシステムは公式サイトから見積もりを依頼してみましょう。
セールスイネーブルメントツールで営業活動を効率化しよう
顧客ニーズの多様化や営業手法の属人化、新入社員の早期戦力化など、営業組織が抱える課題はさまざまです。セールスイネーブルメントツールでデータドリブンな営業体制を構築することで、これらの課題を解決し継続的に売上を出すことができるでしょう。
従来の営業活動に課題を感じている企業は、ぜひこの機会にセールスイネーブルメントツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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