マネージドPKI Lite byGMOは、クライアント証明書を一元管理できる電子証明書管理サービスです。端末やメールソフトにインストールする証明書を、管理画面から申請、配布、更新、失効までまとめて扱えるため、社内の証明書運用を専任の担当者が把握しやすい状態にします。
パスワードに頼らない多要素認証やパスワードレス認証の手段として証明書を利用でき、正規の端末や利用者かどうかを確かめる仕組みをシステムへの接続に組み込めます。あわせてS/MIMEにも対応しており、電子メールへの署名や暗号化にも同じ証明書を使えます。
フィッシングやなりすましへの対策を検討する情報システム部門に向けて、自社で認証局を構築せずクラウド上で証明書運用を始められる点を特徴としています。GSパネルと呼ばれる管理画面から複数の管理者で運用でき、幅広いブラウザやデバイスに対応します。最小1ライセンスから導入できるため、小規模な範囲から証明書運用を始めたい組織にも取り入れやすい構成です。
クライアント証明書は、発行して端末へ配布した後も、期限が来れば更新し、退職や端末の入れ替えがあれば失効させるという運用が続きます。
このサービスではGSパネルと呼ばれる管理画面から、申請、配布、更新、失効という証明書のライフサイクル全体を一括して扱えます。証明書ごとにプロファイルを追加して用途に応じた設定を分けられるほか、複数の管理者を登録して運用体制を分担できます。証明書の申請時に承認の要否を設定でき、誰にどの証明書を発行したかを管理側で把握できる状態を整えます。
利用者への配布方法も、画面操作での取得やメールでの配布、一括での取得、API連携といった複数の手段から選べるため、対象人数や運用体制に合わせて進められます。管理データはCSVやLDIF形式で出力でき、社内の名簿や他システムとの突き合わせに使えます。自社で認証局の設備を持たずに、証明書の運用をクラウド上で回せる構成です。
クライアント証明書は、システムやメールを使う利用者の端末にインストールして、その端末や本人が正規のものであることを確かめるために使う電子証明書です。近年増えているフィッシング攻撃では、IDとパスワードが盗まれると本人になりすまして侵入される恐れがありますが、端末に証明書がなければ接続を許さない仕組みを組み合わせることで、パスワードだけに頼らない多要素認証を構成できます。
パスワードそのものを使わないパスワードレス認証の手段としても利用でき、正規の端末からのアクセスに限定する運用につながります。接続先としてはEntra IDをはじめ幅広いシステムに対応しており、社内システムやクラウドサービスへのログインに証明書を組み込めます。
証明書のエクスポート不可設定やスマートカードへの対応といったオプションも用意されているため、証明書自体の持ち出しを制限する運用も選べます。パスワードの使い回しやなりすましのリスクへの対策をサポートします。
同じクライアント証明書を、S/MIMEによる電子メールの署名と暗号化にも利用できます。メールに電子署名を付けることで、送信者が確かにその人物であることと、送信後に本文が改ざんされていないことを受信側が確認でき、取引先を装った偽メールとの見分けに役立てられます。
本文や添付ファイルを暗号化すれば、宛先以外の第三者が内容を読み取れない状態でメールをやり取りでき、機密情報を含むメール送信の安全性を高めます。認証用の証明書とメール用の証明書を別々に用意するのではなく、1つの証明書運用のなかでメールセキュリティまで扱える点は、管理対象を増やしたくない情報システム部門にとって扱いやすい構成です。
証明書はウェブブラウザやメールソフト、パソコン、モバイルデバイスといった環境に対応しており、利用者が普段使っているメール環境に取り込めます。認証とメールの署名や暗号化を1つの証明書基盤へ集約することで、社内のセキュリティ運用の窓口を1本化することにつながります。