ANDPADは建築・建設現場の情報をクラウドで集約し業務全体を一元管理できるプロジェクト管理・工数管理システムです。工務店からゼネコンまでの現場責任者・施工管理者・経営層が、紙の図面や分散したチャット・電話のやり取りに頼った業務を、現場と事務所の双方からデジタル化したいというニーズを背景に導入する例が中心となっています。
スマートフォンを起点に写真・資料・日報・工程表・図面・チャットを同じプラットフォームで扱える設計を採用しており、現場で入力された情報が事務所側にもリアルタイムで共有されます。施工管理の領域だけでなく、引合・粗利、顧客管理、受発注、原価管理など経営に関わる業務も同一基盤でカバーできるため、業務単位で別ツールを並走させない統合運用が可能です。国土交通省が運営するNETIS(新技術情報提供システム)にも登録されており、建設業特化型のクラウドサービスとして幅広い業務シーンで採用が進んでいます。ANDPADは累計26.5万社以上(※)の建築・建設関連企業の導入実績があります。
※出典:ANDPAD公式サイト(2026年4月28日閲覧)
ANDPADは、建築・建設現場で発生する写真・資料・図面・工程表・日報・チャット・黒板といった情報を、すべて同じプラットフォーム上で集約し関係者間で共有できる構造を備えています。担当者がスマートフォンで現場から直接アップロードした写真や図面はリアルタイムで関係者へ共有され、事務所側の確認や指示も同じ画面から行えるため、紙やメール、個人チャットツールに分散していた情報のやり取りを集約できます。現場ごとにフォルダや工程表を切り分けて管理でき、進捗状況の把握や遅延の検知も画面上で可能です。
写真への書き込み機能や黒板付き撮影機能を使えば、現地での確認事項をその場で記録に残し、撮影した写真を整理して写真台帳を作成するまでを切れ目なく行えます。ANDPAD黒板ではオフラインモードにより、電波の届かない環境でも電子黒板付き写真の撮影・保存が可能です。図面や仕様書のバージョン管理も同一画面上で行えるため、最新版がどれかを巡る現場の混乱を抑えやすくなります。これにより、現場と事務所の二重作業を減らし、属人化しがちな案件状況の見える化を進めやすい設計となっています。
建設会社の経営に直結する業務領域までを同一プラットフォームでカバーできる点も大きな特徴です。現場で行う性能検査や配筋検査などの検査業務は、事前準備から測定、帳票出力までを一連の流れで実施でき、検査結果はそのままクラウド上に蓄積されていきます。営業段階の引合・粗利管理、顧客情報の管理、受発注の処理、そして原価管理まで連携できる構成のため、現場で入力された情報が経営判断のためのデータへ自然と集まる仕組みです。
入退場管理機能は安全衛生管理と組み合わせて運用でき、協力会社や職人を含む現場関係者の出入りを正確に記録に残せます。BIMとデータ連携した検査機能のように、設計から施工、検査までを横断するワークフローにも段階的に拡張できる土台が整っています。施工管理だけでは完結しない見積・受発注・原価・労務・経営の各局面を横串で押さえられる仕組みが整っており、業務システムを別々に持っている状態からの統合先として活用しやすい設計です。
スマートフォン起点の操作性を重視している点も特徴で、現場担当者は専用アプリから写真撮影・報告・確認・チャットといった操作を片手で完結できる設計となっています。オフライン環境でも一部機能が動作する仕組みを持ち、通信が不安定になりやすい現場でも入力が止まらない構成です。
さらにANDPADアプリマーケットと呼ばれる連携プラットフォームを通じて、課題に応じた外部サービスやハードウェアとの組み合わせを後から追加でき、たとえば360度カメラなどとの連携も可能です。個社ごとの運用ルールや既存システムを踏まえながら、必要な機能を段階的に追加していく拡張性が確保されています。
現場担当者・本部スタッフ・協力会社のあいだで発生する連絡や指示も同じプラットフォームに集約されるため、コミュニケーション基盤としての役割も担います。通知機能やタスク機能と組み合わせれば、対応漏れの防止や作業期限の管理にもつなげられます。