eラーニングシステムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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【30秒でわかるこの記事の結論】
・まずはセキュリティ対策の研修を進めたい企業には、セキュリオやサギトレなどの「情報セキュリティ特化型」がおすすめ
・コンプライアンス全般や階層別研修もまとめて管理したい場合は、Schoo for BusinessやAirCourseなどの「汎用型」が便利
→eラーニングを活用すれば、全社員へ均一な教育を提供できます。おおよその導入したいサービスが整理できたら資料で詳細をチェックしましょう。
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情報セキュリティ研修以外も含め、まとめて研修を実施したい企業向けには次の記事でおすすめのサービスを紹介しています。
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eラーニングを活用した情報セキュリティ研修とは
eラーニングは、インターネット経由で教材を配信し、PCやスマートフォンで学習する仕組みです。情報セキュリティ研修では、情報セキュリティに関する必修コースを配信して受講を促し、テストやアンケートで理解度を確認しながら進められます。
集合研修のように会場や日程をそろえる必要がなく、拠点が多い企業でも同じ内容を均一に届けやすいです。受講履歴を残して未受講者へリマインドできるため、受講率の管理と再受講の対応まで、一連の運用を効率的に実施できます。
在宅勤務やクラウド利用が広がる今、メール起点の不正アクセスや情報漏えいは身近な脅威です。人の判断ミスや油断が入口になるケースも多く、全員が共通ルールを理解して行動できる状態が欠かせません。定期的な学び直しと訓練を仕組み化できれば、事故を未然に防ぐ力が社内に積み上がります。
情報セキュリティ研修向けeラーニングのタイプ
情報セキュリティ研修向けのeラーニングは、情報セキュリティに特化したタイプと広く人材育成に使えるタイプの大きく2つに分かれます。自社の課題と研修体制に合うタイプを選ぶと、受講を継続しながら学習効果を高められます。

情報セキュリティ研修に特化したタイプ
情報セキュリティ研修に特化したタイプは、セキュリティ教育と訓練に必要な機能をまとめたeラーニングです。フィッシング訓練や理解度テスト、リマインド配信までひとつの仕組みで運用できます。
教材と訓練がセットになることで、担当者がゼロから研修設計を組み立てる手間を減らしやすいです。標的型攻撃メール対策を含め、従業員の行動変容までつなげたい企業に向くタイプです。
たとえばセキュリオは、eラーニングと標的型攻撃メール訓練を一体で運用でき、結果に応じた追加教育まで設計しやすいです。サギトレはメールだけでなくSMS訓練にも対応し、訓練結果の分析をもとに次回の内容を最適化できます。
情報セキュリティ研修にも対応できるタイプ
情報セキュリティ研修にも対応できるタイプは、複数テーマの研修をまとめて配信できる総合型のeラーニングです。階層別研修やコンプライアンス研修と並行して、情報セキュリティ研修を同じ基盤で実施できます。
研修テーマが増えても教材管理と受講管理を一本化できるため、社内の教育体制を標準化しやすいです。人事部門が全社研修をまとめて運用したい企業や、拠点ごとの研修内容のばらつきを抑えたい企業に適しています。
たとえばAirCourseは、LMSと研修コンテンツをまとめて使えるうえ、自社ルールの教材を追加して配信できます。
情報セキュリティ研修向けeラーニングの選び方
情報セキュリティ研修向けのeラーニングは、教材の良し悪しだけでなく運用設計のしやすさで成果が変わる分野です。研修目的に合う機能と料金を押さえると、受講を継続しやすい仕組みになります。

全社員の研修か、管理職や情報システム部門向けの研修か
まずは研修の範囲を全社員の基礎レベルとするか、管理職・情報システム部門の実務レベルとするかを整理しましょう。
その後に目的を整理します。たとえば、全社員に向けた研修であれば「怪しいメールは開かず報告できる」「端末紛失時の連絡手順を説明できる」のような目的が考えられます。目的は行動ベースで定義すると、教材の選定軸が明確になるのでおすすめです。
セキュリオのように標的型メール訓練とeラーニングが一体化したサービスであれば、訓練で引っかかった人にだけ関連教育を配信するといった運用が可能です。
理解度テストと反復学習があるか
小テストの出題形式が選べるか、合格点や再受講条件を設定できるかを確認しましょう。復習用の短尺コンテンツやリマインド配信が用意されていると、月1回の点検学習として実施しやすいです。
情報セキュリティは一度学んでも、時間がたつと判断基準が薄れやすい領域です。さらに昨日の正解が、新種のフィッシング詐欺の前では無力になることも珍しくありません。そのため、理解度テストや学び直しの設計が重要です。
たとえばMina Secureであれば、アニメーションと確認テストを組み合わせて一般従業員でも反復学習しやすい設計になっています。
受講管理とレポート機能で運用負荷を下げられるか
受講状況を部署・拠点・雇用形態で絞り込めるか、CSV出力や自動リマインドに対応しているかをチェックしましょう。監査対応を想定し、受講履歴とテスト結果をいつでも一覧で出せる設計であれば、より運用が楽になります。
情報セキュリティ研修は、受講させて終わりではなく継続運用が前提です。未受講者の追いかけや証跡の保存を手作業で行うと、担当者の工数が膨らみやすいので注意しましょう。
受講管理の自動化を重視するなら、進捗管理機能が充実しているAirCourseがおすすめです。
教材が更新されているか
公式サイトで更新頻度や改訂履歴を公開しているか、IPAの10大脅威や最新のフィッシングの手口に追随しているかを確認しましょう。また、自社ルールも併せて伝えたい場合は、独自コンテンツのアップロード機能が重要です。
脅威の手口やガイドラインは更新が早く、昨年の常識が今年は通用しない場面もあります。教材が古いままだと、現場に誤った安心感を与えるリスクが高まります。
AirCourseやmanebi eラーニングは、汎用教材に自社のPDFや動画の社内規定を組み合わせられるので、一般論と自社ルールをセットで浸透させるのに適しています。
【全9社】情報セキュリティ研修向けeラーニングの比較表
| サービス名 | タイプ | 特徴・強み | 料金 |
|---|---|---|---|
| セキュリオ | 情報セキュリティ特化 | eラーニングと標的型攻撃メール訓練が一体。AI判定で教育を最適化。 | 要問い合わせ |
| サギトレ | 情報セキュリティ特化 | メールだけでなくSMS訓練に対応。AI分析で訓練内容を自動最適化。 | 初期費用:100,000円(税抜) 月額費用:1,000円/ID |
| Mina Secure | 情報セキュリティ特化 | アニメーション教材とテストで初心者にもわかりやすい。最新手口に即応。 | 要問い合わせ |
| NetLearning | 情報セキュリティ特化 | ISMSやBCP、最新動向までカバー。80%以上正解するまで進めない徹底設定。 | 38,000円/人 |
| DNP 情報セキュリティ eラーニング教材 | 情報セキュリティ特化 | キャラクター解説とクリック型の仕掛けで飽きない。自社LMSへの搭載も可能。 | 1式(11テーマ)1,500,000円(税抜) |
| Schoo for Business | 多カテゴリ対応 | 9,000本以上の動画が見放題。生放送や双方向学習で定着を促進。 | 初期費用:100,000円(税抜) 月額費用:1,650円/ID(税抜) |
| AirCourse | 多カテゴリ対応 | 豊富な標準コースと自社オリジナル教材の配信を低コストで両立。 | 初期費用:0円 月額費用:300円〜/ID(税抜) |
| manebi eラーニング | 多カテゴリ対応 | 複数テーマの研修を一本化。LMS機能が充実し、受講管理が容易。 | 初期費用:100,000円 月額費用:19,800円〜(39IDまで一律)(税抜) |
| グロービス学び放題 | 多カテゴリ対応 | ビジネス知識全般に強い。短時間動画でスキマ時間に効率よく学習。 | 6ヶ月プラン10,500円〜/ID(税抜) |
たとえば、最新の脅威に即した教育と標的型攻撃メール訓練をワンストップで自動化したいなら、AI分析機能も備えた「セキュリオ」や「サギトレ」がおすすめです。初心者や一般従業員向けに、アニメーションやクイズ形式で「飽きさせない工夫」を重視するなら、「Mina Secure」や「DNP 情報セキュリティ eラーニング教材」が有力な候補となります。
また、情報セキュリティだけでなく、階層別研修や自社独自のルール・手順書もまとめて配信したいなら、LMS機能が充実している「AirCourse」を選ぶと運用がスムーズです。さらに、ビジネススキル全般の動画教材を福利厚生も兼ねて提供したい、あるいは双方向のオンライン学習を取り入れたい場合は、「Schoo for Business」を検討するとよいでしょう。
情報セキュリティ研修に特化したeラーニング5選
情報セキュリティ研修に特化したeラーニングを紹介します。社内教育を短期間で整えたい企業や、フィッシング訓練を継続運用したい企業におすすめです。
セキュリオ
- eラーニングとメール訓練を一体化
- フィッシング報告で実務力を養う
- AI判定や自動連携で運用を効率化
セキュリオは、情報セキュリティ教育をクラウドで継続運用するためのサービスです。eラーニングに加えて標的型攻撃メール訓練やフィッシング報告など、実務に近い学習を組み合わせて活用できます。
訓練結果に応じて個人や部門の教育を最適化できる点が特徴です。上位プランではフィッシング報告のAI判定や機能間のオートメーションにより、教育と対処の流れを迅速化できます。
オリジナル教材の作成や集合研修の企画も相談でき、社内ルールに合わせた設計もしやすいでしょう。
セキュリオの価格・料金プラン
| プラン名 | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ARライト | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| ARスタンダード | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| ARアドバンスト | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
サギトレ
- メールとSMSの訓練に対応
- 最新の手口を訓練文面へ反映
- AI分析で訓練内容を自動最適化
サギトレは、フィッシング詐欺などの被害を防ぐために、従業員向けの訓練を自動化できるサービスです。メールとSMSの両方に対応し、PCとスマートフォンのリスクをまとめて扱えます。
訓練結果を分析し、個人や部門の成績に合わせて訓練内容を自動設定する仕組みが特徴です。初期設定後は自動で訓練が走るため、担当者が細かな運用業務を行わなくても継続しやすい設計になっています。情報システム部門の工数を抑えつつ訓練を定着させたい企業に適しています。
サギトレの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ‐ | 100,000円(税抜) | 1,000円/1ユーザー(税抜) |
※最低利用期間:6ヶ月
Mina Secure
- 一般従業員向けに平易な内容
- アニメーションと確認テスト付き
- 受講管理画面で進捗を一元管理
Mina Secureは、情報セキュリティの基礎を一般従業員向けに学べるeラーニングです。アニメーション教材と確認テストを組み合わせ、メールやパスワードなど身近なテーマを中心に学習を進められます。
受講者が音声のON/OFFを選べるなど、学びやすさに配慮した設計です。IPAの「情報セキュリティ10大脅威」に対応した教材も用意され、最新の論点を押さえたい企業に最適です。
Mina Secureの価格・料金プラン
要問い合わせ
NetLearningの情報セキュリティ対策
- 対策を体系立てて学べる講座
- ISMSやBCPまで幅広い範囲をカバー
- テストで理解度を確認できる
NetLearningの情報セキュリティ対策講座は、脅威や攻撃手法の理解から管理体制の整備までを扱うeラーニング講座です。ISMSやモバイルセキュリティなども含めてカバー可能です。
講座ごとにテストが用意され、理解度を見ながら学び直しができます。情報セキュリティマネジメントの基礎では情報リテラシーや法務まで含めて整理され、全社の共通言語づくりにも役立ちます。
NetLearningの情報セキュリティ対策の価格・料金プラン
| メニュー | 費用 |
|---|---|
| 情報セキュリティマネジメントの基礎 | 38,000円/人 |
DNP 情報セキュリティ eラーニング教材
- 3人のキャラクターが解説
- 参加型の仕掛けで飽きにくい
- テーマ別11教材と確認テスト
DNP 情報セキュリティ eラーニング教材は、一般従業員向けに情報漏えいリスクをわかりやすく学べる教材です。受講後に理解度を確認できるテスト問題も付属しています。
受講者が自ら考えるクリック型の仕掛けや、原因・影響・対策まで踏み込む構成が特徴です。「標的型攻撃メール」や「SNS利用」など全11テーマが用意され、社内教育の土台づくりに使いやすいでしょう。
DNP 情報セキュリティ eラーニング教材の価格・料金プラン
| メニュー | 費用 |
|---|---|
| 教育テーマ全11種類のパッケージ | 1,500,000円/1式(税抜) |
情報セキュリティ研修にも対応できるeラーニング4選
情報セキュリティ研修だけでなく、階層別研修やコンプライアンス研修までまとめて運用できるeラーニングを紹介します。研修テーマが多く、教材管理と受講管理を一本化したい企業におすすめです。
Schoo for Business
- 9,000本以上※の動画で学べる
- 毎月50本以上の授業を追加
- 受講管理と学習分析で運用しやすい
Schoo for Businessは、ビジネスからIT・DXまで幅広い動画研修を定額で提供する法人向けサービスです。研修テンプレートを使ってカリキュラムを組み、受講状況やレポート提出を管理画面で確認できます。
チャットや同時視聴など、集合学習の要素をオンラインに取り込める点が強みです。情報セキュリティ研修を全社必修にする場合も、学びっぱなしになりにくい運用を組み立てやすいでしょう。
※出典:Schoo「コンテンツの特長 | オンライン研修・人材育成 – Schoo(スクー)法人・企業向けサービス」(2026年4月28日閲覧)
Schoo for Businessの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| 法人向けプラン | 100,000円(税抜) | 1,650円/ID(税抜) |
AirCourse
- 研修動画とLMSを一体的に提供
- 自社オリジナル教材も配信
- 学習パスで受講設計できる
AirCourseは、研修動画の受講と自社教材の配信をひとつのLMSで運用できるeラーニングサービスです。コンプライアンスやIT基礎などの標準コースに加え、テストやアンケートで学習の定着を確認できます。
標準コースと社内ルール教材を組み合わせやすい点が魅力です。情報セキュリティ研修では、一般知識に加えて自社ルールや手順を教材化すると、現場の行動に結びつきやすいです。
AirCourseの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| フリープラン | 0円 | 0円 |
| ベーシック(年間契約一括払い・1〜99ライセンス) | 0円 | 300円/名(税抜) |
| ベーシック(月間契約・ライセンス数にかかわらず) | 0円 | 360円/名(税抜) |
| コンテンツプラス(年間契約一括払い・1〜99ライセンス) | 0円 | 500円/名(税抜) |
| コンテンツプラス(月間契約・ライセンス数にかかわらず) | 0円 | 600円/名(税抜) |
manebi eラーニング
- 研修コンテンツとLMSを一体提供
- 複数テーマの研修をまとめて運用
- テストやアンケートで理解度確認
manebi eラーニングは、研修コンテンツと学習管理をまとめて提供する法人向けサービスです。情報セキュリティを含む複数テーマの研修を同じ基盤で運用できるため、部署ごとに研修が分断している企業でも整理しやすくなります。
テストやアンケートなどの運用機能が用意され、受講完了まで管理しやすい点が強みです。受講結果をもとに追加受講や再テストを設計すると、情報セキュリティ研修の定着度を高めやすいでしょう。
manebi eラーニングの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| Lite | 100,000円 | 19,800円 |
| Standard | 100,000円 | 39,800円 |
グロービス学び放題
- ビジネス動画で学習内容の定着
- マネジメントやDXテーマも充実
- 法人向けはID単位で利用できる
グロービス学び放題は、ビジネス知識を動画で学べる法人向けの定額サービスです。階層別の育成やリスキリングに使いやすく、情報セキュリティを含むITリテラシー教育の入口としても組み込みやすいでしょう。
短時間の動画で学習を回しやすい点が特長です。動画視聴の前後に社内でミニテストや事例共有を挟むと、情報セキュリティの重要性を現場で共有しやすくなります。
グロービス学び放題の価格・料金プラン
| プラン | 費用 |
|---|---|
| 6ヶ月プラン | 10,500円/ID(税込) |
| 12ヶ月プラン | 19,000円/ID(税込) |
| 36ヶ月プラン | 50,000円/ID(税込) |
| 永年プラン | 60,000円/ID(税込) |
情報セキュリティ研修をeラーニングで実施するメリット
情報セキュリティ研修をeラーニングで実施すると、研修の質と運用の安定性を両立させやすくなります。集合研修では難しかった「全社へ均一に届ける」「証跡を残す」「継続する」といった要素を仕組みから整備できる点が強みです。
誰がどこまで理解したかのばらつきを減らす
eラーニングは、同じ教材を同じ条件で受講させられるため、理解のばらつきを抑えやすい仕組みです。講師や会場、実施日が違って内容が微妙に変わる状況を避けられ、全社共通の判断基準を作りやすくなります。
拠点や在宅勤務の有無に関係なく全員が同じ教材で、怪しいメールの見分け方や情報持ち出しのルールを確認できます。部門ごとの判断の揺れが減り、従業員同士が同じ前提でやり取りできる状態に近づけられます。
研修コストと担当者の工数を抑えながら継続運用しやすい
情報セキュリティ研修は一度きりではなく、定期的な学び直しが欠かせません。eラーニングは受講の配信、リマインド、テストの採点、結果集計までを自動化しやすく、運用の手間を増やさずに継続できる点がメリットです。
集合研修で発生しがちな日程調整や会場手配が減り、担当者は教材選定と運用設計に集中できます。毎年の新入社員研修や全社必修の更新研修も同じ手順で回せるため、研修が属人化しにくくなります。
受講履歴と理解度を可視化でき、監査対応にもつなげやすい
eラーニングは受講履歴とテスト結果をデータとして残せるため、研修の実施状況を説明しやすくなります。教育の実施証跡が残ると、内部統制や取引先からのセキュリティ確認にも対応しやすいです。
未受講者を部門別に抽出して催促できるほか、合格点に届かなかった人へ再受講を割り当てる運用も組めます。研修の進捗と理解度を数字で共有できるため、現場任せの研修から管理可能な研修へ変わります。
情報セキュリティ研修をeラーニングで実施するデメリット
情報セキュリティ研修をeラーニングにすると、運用を回しやすい一方で「学びが行動に結びつきにくい」「形だけの受講になりやすい」といった課題も出てきます。デメリットが起きる理由を理解したうえで、設計で弱点を補いましょう。
実践演習やディスカッションが不足し、現場対応力が育ちにくい
eラーニングは個人学習が中心になるため、実際の場面を想定した判断や、他者の視点を取り入れる機会が減りやすいです。情報セキュリティは知っているだけではなく、迷ったときに相談し正しい行動を選べる状態まで教育する必要があります。
月1回のミニ勉強会や、事例共有の短時間ワークを組み合わせると、学びを現場の行動に落とし込みやすいです。フィッシング訓練や報告訓練など、実務に近い演習を定期的に入れると、受講者の自分事として捉える意識も進みます。
受講が形式化しやすく、受講率と学習の質を管理しにくい
eラーニングは動画を視聴するだけになりやすく、受講者が内容を理解しているかが見えづらいことがあります。研修が義務化されるほど、忙しさに押されて早回しや流し見が増え、学習の質が落ちるケースもあります。
合格点付きのテストを必須にし、未達の場合は再受講させる運用にすると、理解度を担保しやすいです。受講期限の設定や自動リマインドに加え、部門長へ未受講者リストを共有する仕組みを作ると、受講率を現場と一緒に高められます。
自社ルールの反映や教材更新に手間がかかりやすい
情報セキュリティ研修は、一般的な知識だけでなく自社のルールや手順を浸透させる必要があります。しかし、汎用教材だけだと社内ではどうするのかが伝わりにくく、ルール変更のたびに周知が追いつきにくいです。
汎用教材で基礎を押さえつつ、社内手順は別教材として短く作り、更新しやすい形に切り分けると運用しやすいです。運用ルールの改訂に合わせて教材を見直す担当部署と更新頻度を決め、年1回の棚卸しと、重要変更時の臨時更新をあわせて運用すると、内容の陳腐化を防げるでしょう。
情報セキュリティ研修のeラーニングでよくある質問(FAQ)
IPAをはじめとした無料教材ではなく、有料のeラーニングを導入するメリットは?
有料サービスには、管理の手間を減らし、最新のサイバー攻撃にしっかり備えられるメリットがあります。
無料のIPA(独立行政法人情報処理推進機構)教材は基本を学ぶには問題ありません。しかし、有料のeラーニングのほとんどが、いま流行っているランサムウェアや標的型メール攻撃といった最新の脅威まで網羅しています。
また、有料サービスなら勉強の進捗を自動で記録でき、担当者の負担が軽くなります。数名程度なら無料でも良いですが、全社員に受けてもらうなら、管理機能が充実した有料版を選ぶのが工数対効果の面ではおすすめです。
動画を流し見をはじめとした形骸化を防ぎ、学習定着を担保する仕組みはある?
動画を飛ばせない機能や途中でクイズが出る機能がついたeラーニングがあります。
eラーニングは自分のペースで進められる反面、動画を流すだけの形式的な受講になりやすいです。そのため、多くのサービスでは最後まで見ないとテストに進めなかったり、理解度を確認するテストがセットになっていたりします。
まずはテストで80点以上取らないと修了にならないといった、合格ラインを決められるツールを探しましょう。適度に緊張感があるほうが、社員の身につき方も変わります。
一般的なルールだけでなく、社内独自の規定も盛り込める?
既存の教材に加えて、資料や動画をアップロードして配信できるサービスを活用すれば、自社独自のルールに対応可能です。
たとえばAirCourseでは、標準的な研修コースと、自社で作成した独自の規程や手順書を組み合わせて受講者に配信できます。世の中の一般常識を学んだ後に、「わが社でトラブルが起きたときはどこに相談すべきか」という具体的な手順をセットで伝えることで、より実効性の高い研修になります。
汎用教材で基礎を固め、社内ルールは短い動画やPDFで補足する二段構えの運用を検討しましょう。
eラーニングで情報セキュリティ研修を手軽に実施
情報セキュリティ研修をeラーニングで実施すると、全社に同じ内容を届けながら、受講状況と理解度を一元管理できます。集合研修で負担になりやすい日程調整や会場手配を減らし、教育を継続しやすい運用へつなげられる点も魅力です。
テレワークやクラウド活用が広がる今、フィッシング詐欺や不正アクセスなどのリスクは増加傾向です。人の判断ミスが事故の入口になるケースも多いため、基礎知識と社内ルールを定期的に学び直す仕組みが欠かせません。
情報セキュリティ研修向けeラーニングを導入する際は、研修目的に合うタイプを選び、運用まで見据えて比較することが重要です。特に、次のポイントを押さえておくと選定がぶれにくくなります。
- 全社員の研修か、管理職や情報システム部門向けの研修か
- 理解度テストと反復学習があるか
- 受講管理とレポート機能で運用負荷を下げられるか
- 教材が更新されているか
情報セキュリティ研修をより深く検討したい場合は、各サービスの資料を請求し、教材内容と運用イメージをそろえて比較するとよいでしょう。
\ 稟議や社内提案にも使える!/
※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。
