カオナビ

導入事例 Hさん
- 男性 30代後半
- メーカー/製造系
- 従業員数 51〜100人
- 人事総務
- 係長・主任クラス
※掲載情報はインタビュー対象者の導入当時のものであり、最新の仕様とは異なる場合があります。
導入前の課題:退職時に初めて不満が表面化することもある。離職率50%の組織が抱えていた課題
―――まずは、導入前に御社が直面していた課題について教えてください。
当時は、従業員の満足度を把握する仕組みが一切ありませんでした。そのため、誰かが辞めるときに行う退職者面談で、初めて会社に対する根深い不満が出てくる状況だったんです。つまり、人が辞めない限り現場の問題がわからないという、非常にリスクの高い状態でした。
―――その状況は、組織に具体的にどのような影響がありましたか?
特に深刻だったのは離職率です。採用から5年以内の社員のうち、約半分が辞めてしまうという状況でした。せっかく採用しても定着せず、その分、採用コストばかりがかさむ。さらには社内の雰囲気も悪くなっていくという、負のスパイラルに陥っていました。
人間関係や福利厚生の不満、または「やりたいことができない」といった業務上のフラストレーションが、社内のあちこちに溜まっていたのだと思います。
―――なぜカオナビを選んだのですか?
一番の目的は、従業員の不満を事前に把握し、離職を防ぐことでした。検討時は3社ほど比較しましたが、最終的にカオナビに決めた理由は、アンケート結果、個人の評価、傾向分析といった情報をまとめて管理できる点が大きかったからです。
誰が不満を持っているのかをきちんと把握して、具体的なフォローに繋げたいと考えていました。また、80名規模の当社にとって、従業員数に応じた課金制でコストを抑えられる点も魅力でした。
会社側の都合を押し付けない。従業員の声から生まれた喜ばれる改善
―――実際に導入されてから、どのように運用されていますか?
3ヶ月に一度のペースでアンケートを実施しています。カオナビ内でアンケートを作って配信し、回答状況をリアルタイムで確認しています。未回答者にはシステムから自動で催促が届くので、運用側の手間はそれほどかかりません。
集計されたデータはグラフで可視化されるので、そのグラフをもとに、従業員が今会社をどう感じているかを分析しています。
―――ツールを導入したことで、具体的な改善に繋がったエピソードはありますか?
わかりやすかったのは、オフィスの改装工事です。以前は、会社側が「こうすればいいだろう」と一方的にイメージを決めて進めていました。しかし今回は、カオナビを使って事前に従業員の要望を集めました。何を解決してほしいか、どんな空間がいいかを問いかけたところ、多くの意見が集まったんです。
―――従業員の方々の反応はいかがでしたか?
自分たちの意見が反映されるとわかったこともあり、とても喜んでいました。
コミュニケーション活性化の取り組みも変わっています。以前は会社が無理やり食事会をセッティングし、顔を合わせたくない者同士が会うなど、逆効果のケースもありました。今は、自由度の高い費用補助という形に切り替えています。
これもアンケートをもとに改善した結果で、以前より満足度が格段に上がったと感じています。
忖度をどう防ぐか。実名運用が生むジレンマと向き合う
―――導入にあたって、従業員側からの反発や不安の声はありましたか?
全体集会を開いてベンダーの方と一緒に説明会を行いましたが、やはり「回答によって自分が不利益を受けるのではないか」という不安の声はありましたね。カオナビは個人と回答が紐づく運用が基本です。そのため、特に組織や人間関係への不満については、「誰が言ったかバレるのが怖い」という反応が多かったです。
―――その不安に対して、どのようなフォローをされましたか?
プライバシー保護に最大限配慮して運用すること、また回答内容を理由とした不利益な取り扱いが起きないよう、社内ルールの周知と必要な対応を行う方針を明確に伝えました。あわせて、安心感を持ってもらえるよう努めました。その甲斐あってか、回答率自体は最初から非常に高かったです。
―――運用を続ける中で、今感じている課題はありますか?
評価をつけるなら7点といったところでしょうか。課題はやはり本音と建前のギャップです。実名に近い形でのアンケートだと、どうしても上司の目を気にした忖度が入りやすくなります。実際、退職者が退職後に漏らす不満が、アンケート結果にはまったく現れていなかったこともありました。
匿名性を高めれば本音は出やすくなりますが、そうすると個別のフォローができなくなる。このジレンマをどう解消し、より深い本音を引き出していくかが、今後の大きなテーマだと思っています。
―――最後に、導入を検討されている方へメッセージをお願いします。
導入してすぐに離職率がガクッと下がるとか、コストがいくら削減できるといった明確な数字を出すのは、正直まだ難しい段階です。ただ、今まで見えなかった不満が見えるようになって、従業員が「会社が自分たちの声を聞こうとしてくれている」と感じてくれるようになった。この変化の意味はとても大きいと思っています。
会社側の都合を押し付けるのではなく、従業員の声を起点に組織をよくしていく。その土台を作るツールとして、カオナビはとても頼りになる存在だと感じています。
カオナビ
\ 稟議や社内提案にも使える!/
