サーバー監視ツールの関連情報

コピー完了

記事TOP

サーバー監視とは?具体的な監視方法や種類を解説

最終更新日:(記事の情報は現在から2710日前のものです)
サーバ監視とは何をするの?具体的な監視方法やサーバー監視ツールの種類を解説します。Webサイトやシステムなどのサービスを安定して提供するためには、サーバー監視業務が必須です。いつでもサービスを利用できる状態にしておくためにサーバー監視が重要です。

サーバー監視とは

サーバー監視には、大きく分けて2通りあります。

異常監視
サーバーがサービス提供できていない、またはサービス提供に影響があることをサーバー管理者へすぐに通知することです。通知にはメールや音声、ランプ点灯、監視ツール画面への表示といった方法があります。

正常監視
サーバーが正常に稼働していることをサーバー管理者が常に見えるようにすることです。監視ツールのステータス表示画面に正常であることが表示されます。

サーバー監視の方法

サーバーがサービス提供できているかどうかをどのように検知するのでしょうか。その具体的な方法について説明します。

死活監視

サーバーが停止すること無く動いているかどうかを監視します。PINGというコマンドをサーバーに定期的に送り、一定期間内に正常な応答があるかどうかを監視する方法が一般的です。またサーバー監視ツールによっては、監視用アプリケーションを監視対象サーバーにインストールする場合があり、その場合は監視用アプリケーションから正常に応答があるかどうかを監視します。

ハードウェア監視

サーバーやネットワーク機器の物理的な故障が無いかを監視します。例えば、搭載しているCPUやメモリ、ハードディスク、電源供給装置といった部品が故障していないか、機器内の温度が異常に高温になっていないかを監視します。

負荷状態監視(パフォーマンス監視)

サーバーの負荷状況を監視します。パフォーマンス監視ともいいます。CPU使用率やメモリ使用量、ハードディスク使用率、ネットワーク使用量などの負荷状況を定期的に取得し、しきい値を超えていないかを監視します。

しきい値とは、正常なサービスを提供できる限界点のことをいいます。サーバーの負荷が高まるとサービスのレスポンスが遅くなることがあり、閲覧する人のストレスにもなりかねません。

アプリケーション監視

サーバーに搭載されているアプリケーションが正常に動作しているかを監視します。例えば、正常・異常のログを出力している場合は、それを監視します。Webアプリケーションの場合、定期的に特定のURLにアクセスし正常な応答があるかどうかを監視します。

ネットワーク監視

サーバーやネットワーク機器間のネットワークに異常が無いかを監視します。通信が途切れている、混雑しているといったことが、どのネットワークで発生しているかを視覚化し、対処する機器を特定します。死活監視と同じくPINGの監視を外部から行う場合や、ページにアクセスしたときに正しく表示されるかどうかを監視する場合があります。

サーバー監視ツールの種類

大きく分けて、以下の2種類があります。どれが良い・悪いというのではなく、状況によって使い分けされているというのが現状です。

商用製品

監視以外の機能も充実
サーバー監視以外にも、ジョブ管理、資源配布管理といったシステム運用で必要な機能を統合した作りとなっている場合が多く、システム全体の管理に有効です。

ツールの価格が高い
機能が充実している分、高価格です。基本的に大規模システムでの利用を想定していることから、販売数が少なくその点でも価格は高くなりがちです。

オープンソースソフトウェア(OSS)

自由度が高い分OSSの知識や運用担当者の技術力が必要
オープンソース・ソフトウェアはソースコードが公開されているため、詳しい仕様を理解することやカスタマイズができます。ソフトウェア利用上の自由度が高いといえますが、その反面これを実施するにはOSSの知識や運用担当者の技術力が必要になります。

構築費用やサポートコストがかかる場合がある
OSSの知識や運用担当者の技術力があれば、自分たちで全て構築・運用が可能です。しかし、そういった技術力が不足している場合、それを補う手段として、監視システムの構築や運用サポートに対してサポート会社に費用を払うという方法があります。この場合は、その分コストがかかるということになります。

監視機器の台数が中小規模向けの場合がある
ソフトウェアの仕様にもよりますが、監視機器の台数が中小規模向けの場合があります。大規模システムに対応するものもありますが、その場合それに対応するための構築方法の知識が必要です。

サーバー監視ツールは意外と選択肢が多い

サーバー監視方法の種類と監視ツールの種類について説明してきましたが、一口にサーバー監視といっても、様々な観点での監視が必要であることがわかりますよね。

そして、監視ツールはそれらの監視を自動的に行っています。監視ツールには商用製品のように全体的にバランスのとれた製品と、OSSのように自由度が高い製品があることを説明しました。さらに、OSSの製品の中には様々な種類のある監視方法のうち、特定の監視方法を得意とするものもあります。

監視ツールを選定する場合は、費用と重点的に監視したい監視項目を明らかにし、それと各製品の特徴を比較した上で検討することをおすすめします。下記の記事ではおすすめのサーバー監視ツールを紹介していますので、参考にしてみてください。

サーバー監視ツールおすすめ比較21選!機能・特徴を徹底紹介
サーバー障害時の備えや対策はできていますか?サーバー監視とは?という基本的な説明から、おすすめのサーバー監視ツール...
詳細を見る

BOXILとは

BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。

BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。

  • BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
  • 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
  • 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!

BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。

BOXIL SaaSへ掲載しませんか?

  • リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1
  • リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
  • 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心

※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査

この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
貴社のサービスを
BOXIL SaaSに掲載しませんか?
累計掲載実績1,200社超
BOXIL会員数200,000人超
※ 2024年3月時点
サーバー監視ツールの最近更新された記事