マインドマップとは?書き方・使い方 - ツール比較13選
マインドマップとは
マインドマップとは、イギリスの著述家トニー・ブザン氏が開発した、情報や思考を整理するためのツールでありノート術です。
頭の中にある思考やアイディアを視覚化する手法として以前から注目されており、集団でアイディアを出し合うブレインストーミングやマーケティングにおけるユーザー分析方法としての活用もされています。
マインドマップを利用して情報の整理を行うと、一覧性が高く全体像を把握しやすくなるというところに特徴があります。
この記事では、おすすめマインドマップ作成ソフトを紹介します。無料のフリーソフトもあるので、ぜひ試してみてください。
目次を閉じる
マインドマップのメリット
マインドマップを使って情報の整理を行うことのメリットには、次のようなものがあります。
- 全体像の把握が容易
- ノート術なのでさまざまな範囲に応用可能
- いろいろな書き方が可能
マインドマップを使う最大のメリットは、メインテーマに関する情報の全体像を把握しやすいということにあります。メインテーマに関するものを書き出しながらグループ化することで、情報の整理ができ、互いの関連性なども見やすくなります。
本記事では紹介しきれない詳しいマインドマップの書き方や、より高度な書き方を知りたい方には、次の本がおすすめです。特に、ザ・マインドマップは、世界の20億人が触れた革命的思考ツール、マインドマップの原典がIT時代に合わせてリニューアルしたものです。かなりおすすめです。
有料のマインドマップ作成ソフト
マインドピース
- Mac&Windowsともに対応
- インターフェースがシンプル
- 動作が軽快で操作が容易
マインドピースはシンプルをモットーにした使いやすいマインドマップ作成ソフトです。動作が軽快で、さくさく文字入力や画像挿入ができるため、ストレスになりません。 取扱説明書を読まなくても、少し使えばすぐに使い方がわかる仕様になっています。すべての作業が直感的にできることが大きな特徴です。
10日間の無料体験が可能なので、ライセンス購入前に動作環境に使いやすさを確認してはいかがでしょうか。
XMind
- Microsoft Office、PDFに対応
- Evernoteへ保存可能
- Windows版、Mac版、Linux版あり
一部の有料機能を除き、XMindはオープンソースプロジェクトです。誰でも自由にXMind をプロジェクトに追加したり、データを保存したり、自分だけのマインドマップを作ったりできます。まとめたアイデアはMicrosoft Office文書やPDFに即座に出力できるので、ミーティングやレポートの準備も簡単です。
マインドマップを作るだけなら無料版でも足りますが、Microsoft Office 文書やPDFの保存、ガントチャートとの併用を考えるのであれば、有料版がおすすめです。
なお、現在は無料版とXMind 8 Proの2種類です。(XMind 8 Plusは2018年1月末をもって販売終了)
iMindMap
- マインドマップの発明者トニー・ブザンが推奨
- トレーニングプログラムも実施
- 他のソフトで作成したマップをiMindMap にインポート可
iMindMapは、脳の構造により近い自然なマインドマップビュー、フリーフォームのブレインストームビュー、応答性に優れたファストキャプチャービュー、そして便利なプレゼンテーションビューを揃えた完全なデジタルシンキングスペースです。新タイムマップビューと先鋭されたブランチ描写ツールも追加され、使い方は無限です。
無料版では最大5つのボードの編集・作成が可能。有料版ではサブスクリプション方式を採用しており、使用人数と使用期限により料金プランが異なります。
MindMeister
- Googleドライブとの共有可能
- 作成したマップに対して複数メンバーを招待でき、マップ上での同時編集可能
- Webブラウザ、スマートフォンやタブレットからへアクセス可
MindMeisterはインストールせず、クラウド上で利用可能なマインドマップツールです。ユーザー数は無制限で、ユーザー間でマインドマップを共有し、リアルタイムで同じ感覚を共有できます。同じ会議室にいるミーティングであっても、数千キロ離れたところで行うミーティングであっても、貴重なアイディアを中心に集められ、より効率的なコミュニケーションが可能になります。
無料版では作成可能なマインドマップは3枚なので、本格的に使用するのであれば、個人用プラン以上の契約がおすすめです。
MindMaple
- Windows、Mac OS、のマインドマップ
- Freemindファイル、MindManagerファイル、TXTファイルの読み込み可
- ペンによる簡単な地図作成可
MindMapleは、従来のクラシックバージョンに対して、MindMaple Penを開発した点に特徴があります。
MindMaple Penは、Microsoft Surfaceの高度なペンを使用してマインドマップを作成するように設計されています。
これにより、従来よりもさらに直感的なマインドマップ作成が可能です。
Coggle
- ダウンロードやインストールが不要
- 友だちや同僚を一度にダイアグラムに招待可能
- デスクトップ上のイメージをドラッグ・アンド・ドロップでダイアグラムに追加可能
Coggleはマインドマップを作成したりシェアしたりできるオンラインツールです。ブラウザ上のオンラインで機能するのでダウンロードしたりインストールする必要が全くありません。Coggleを使えば、とっても簡単にあなたのアイディアを視覚化でき、思いのままに友だちや同僚に共有できます。変更は即座に共同編集者のブラウザに反映されます。
なお無料で作成できるのは最大3つのダイアグラムまでです。
Mindly
- 操作がシンプルでスマートフォン利用に向いている
- 宇宙のような不思議なデザインが特徴
- PDFやPNG、テキストベースでの共有が可能
Mindlyはスマートフォンでも利用しやすいマインドマップアプリです。ワンタップで、円を追加し中にテキストを入力していく作業でマインドマップに追加できます。円は自動配置であるため、きれいなマインドマップが作成可能。
無料版では3つまでマインドマップ作成が可能。有料版を購入する場合、Android版は640円、iOS版は860円、Mac版は29.99ドルです。
料金比較(目安)
ソフト名 | 通常版 | 上位版 |
---|---|---|
マインドピース | 12,800円 | なし |
Xmind | 13,036円 | なし |
iMindMap | 月額1,125円 | なし |
MindMeister | 月額540円 | 月額915円 |
MindMaple | 49.99ドル(ペン版1,750円) | なし |
coggle | 月額5ドル | なし |
Mindly | Android版640円、iOS版860円、Mac版29.99ドル | なし |
無料のマインドマップ作成ソフト
MindeMup2
- Googleドライブで動くマインドマップアプリ
- スマートフォンでも編集可能
- URLを発行すれば、他者と共有できる
MindeMup2はGoogleドライブで動くマインドマップアプリです。Googleドライブにアクセスできるデバイス、場所であればいつでも使用可能。画面はデバイスに合わせて自動調整するレスポンシブ対応です。PDFやPNGなど他の形式でもダウンロードできます。
無料にもかかわらず、作成できるマップ数は無制限に作れることも強みです。
Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
---|---|---|---|
〇 | × | × | 〇 |
Milanote
- 無料のオンラインノートサービス
- PDFやPNGへの書き出し可能
- クリエイティブ向けのEvernoteと評される
Milanoteは無料のオンラインノートサービスです。ボード上に付箋感覚でテキストや画像を自由に配置できます。貼り付けたテキストや画像を線で結ぶことも可能。ビジュアルを重視したマインドマップを作成可能です。
Facebook、Dropbox、Apple、Uber、Netflixなど、さまざまな企業のクリエイティブワークに利用されています。
Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
---|---|---|---|
〇 | 〇 | × | ○ |
Sketchboard
- インターネット上で複数のメンバーが同時に編集・追加が可能
- ドロップ&ドラッグで自由に作成できる
- Slack、HipChat、Googleドライブとの連携
Sketchboardは共同でアイデアを視覚化して共有し、作業を完了することに特化したシステムです。複数人が同じ画面を共有し、同時に編集・追加が可能であるため、それぞれのアイデアの即時共有できます。
またフィードバックも簡単であるため、画面を見ながら他のチャットやメールでやり取りするような無駄を省きます。
Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
FreeMind
- 簡単にグラフィカルなマインドマップを作成
- 実行にはJava Runtime Environment(JRE)が必要
- 作成したマインドマップをPDFやPNG、HTMLといった形式で保存可
FreeMindは、議論やアイデアをまとめる手法であるマインドマップを作成するためのフリーのソフトウェアです。簡単にグラフィカルなマインドマップを作成できるほか、作成したマインドマップをPDFやPNG、HTMLといった形式で保存する機能も備えています。
FreeMindで作成したマインドマップは自由に展開/折り畳みができ、またWebブラウザで動的に動くマップも作成できます。
Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | × |
Frieve Editor
- カードとリンクによる表現可能
- カードの自動整理、表示選択
- アニメーションによるサポート
Frieve Editorでは、カードに貼られたリンクや、カードに付けられたラベル情報を元に、カードのレイアウトを自動的に整理できます。この機能は、入力した情報をさまざまな角度から見ることを容易にします。またアイデアの発想を支援したり、記述された事柄に対する理解を助けるためのいくつかのアニメーションをサポートしたりしています。
Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
---|---|---|---|
○ | × | × | × |
Mind42
- 無料のオンラインマインドマップ
- PCにインストール不要
- 他の人が作成したマインドマップが閲覧可能
Mind42は無料のオンラインマインドマップソフトウェアです。Mind42はあなたのブラウザで実行され、マインドマップ( 情報を視覚的に整理する構造化された図の特別な形式)を作成するソフトウェアを提供します。
作成されたマインドマップはデフォルトでプライベートですが、必要に応じて他の人とマインドマップを共有できます。
Windows | Mac OS X | Linux | オンライン |
---|---|---|---|
× | × | × | ○ |
マインドマップの書き方
1. メインテーマを書く
まず、マインドマップのメインテーマを真ん中に書き出します。
2. メインテーマから枝を伸ばしていく
次にメインテーマから枝を伸ばして、思い浮かんだことを短い単語で書き出していきます。情報の粒度は階層が下がっていくにつれて細かくしていきます。
3. 具体性を広げていく
上記の2で枝を伸ばしたキーワードから、さらに細かく枝を伸ばして思い浮かんだことを書いていきます。ここから先からは、枝を伸ばすのにつれて徐々に具体性を増すように書いていきます。
4. 全体を俯瞰する
ある程度、枝に情報を書き出せたら、全体を俯瞰して眺めます。そうすると枝として書き出した内容同士で、関連性があるものなどが見えてきます。関連性のある者同士はまた線で結んでいきます。
活用シーン
グッドアイディアがひらめいたのに時間が経ってしまってその内容を忘れた、もしくはひらめいたことすら忘れてしまうのが人間ですが、マインドマップを利用するとそうしたひらめきを保存したいときに活用できます。
そして保存したマインドマップをほかの人に見せることで、メンバーで考えを共有できるので、案をプランニングする際に有用です。
作成のポイント
まず陥りがちな悪例として、キーワードを文章で書いてしまうことが挙げられます。できるだけ単語で書くことが重要となります。そして丁寧さより速度を意識しましょう。早く多く書いていくほうがいろいろなアイデアが生まれやすく、よりよいマインドマップになります。また、必要な物に◯をする一方で、決して消したり☓をしたりしないことも重要です。
企画に行き詰まったときは
マインドマップは真新しい発想を生み出すツールです。大人数が利用し大量のアイデアを出せば、良い企画が生まれる可能性も必然的に上がります。積極的に活用していきましょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
- BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
- 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
- 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!
BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaSへ掲載しませんか?
- リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1※
- リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
- 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査