【2025年】ファクタリングサービス33選!タイプ別に徹底比較
ファクタリングサービスには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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ファクタリングとは?
ファクタリングとは、事業者が保有している債権や売掛金をファクタリング事業者に買い取ってもらい、支払い日の期日よりも前に現金化する手法です。
ファクタリングサービスでは、買い取った債権の額面から一定の手数料を差し引いた金額が事業者に支払われます。
欧米からはじまり、日本でも資金調達の手段としてニーズが高まっています。手数料は、サービス提供会社や手法によって1%から30%程度と大きく異なる点に注意しましょう。
また、契約によっては手数料に加えて、債権譲渡登記費用や振込手数料が発生することもあります。
便利な資金調達手法である反面、他の金融業のように免許を必要としないため目的にあったサービスの見極めが必要です。
ファクタリングサービスの種類
ファクタリングサービスは、主に「買取型ファクタリング」と「保証型ファクタリング」の2種類に分けられます。それぞれの特徴を紹介します。
買取型ファクタリング
買取型ファクタリングは、先ほど紹介したように債権・売掛金を業者に買い取ってもらい、支払日よりも前に現金化する方法です。取引先の入金を待たずに現金化でき、手数料を差し引いた額を資金として調達できます。
取引先の信用度が高ければ審査がとおりやすいのが特徴です。売掛金の入金日を待たず、早期に現金を調達したいときにおすすめです。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2者で契約する取引です。
取引先(売掛先)には通知せず、利用者が売掛金を回収した後にファクタリング会社へ支払います。
資金調達がスピーディーに進む点がメリットである一方、ファクタリング会社は回収リスクを負うため、手数料が高めに設定される傾向があります。
短期間で資金を調達したい場合や、取引先に知られずに資金繰りを改善したい場合におすすめです。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは、利用者・取引先(売掛先)・ファクタリング会社の3者で契約する取引です。
取引先に通知したうえで、売掛金は直接ファクタリング会社に支払われます。
取引先の協力が必要となるため、2社間ファクタリングと比べると手続きに時間がかかることもあります。しかし、ファクタリング会社の回収リスクが小さいため、手数料を抑えられる点がメリットです。
コストを重視しながら資金調達したい場合や、取引先に通知しても問題がない場合に導入を検討するとよいでしょう。
保証型ファクタリング
保証型ファクタリングは、万が一取引先の倒産といった事情で売掛債権が回収できない場合も、一部を保証してもらえるサービスのことです。
事前にファクタリング会社へ保証金を支払うことで、回収ができなくなった場合でも、ファクタリング会社が代わりに支払ってくれます。
手順としては、ファクタリング会社に取引先の信用調査を実施してもらい、審査に通過すれば契約を締結します。取引先の業績に不安を感じる場合に、おすすめのサービスです。
ただし、保証金の支払いが必要であり、回収できる金額が少なくなることや、信用調査の審査に通過しない可能性がある点に注意が必要です。
買取型ファクタリングサービスの比較ポイント
買取型ファクタリングサービスを選ぶ際の比較ポイントを紹介します。
- 2社間か3社間か
- 買取可能額
- 入金スピード
- 手数料率と諸経費の合計
- ノンリコースか
2社間か3社間か
ファクタリングには2社間と3社間の方式があります。
3社間ファクタリングの場合は、売掛先企業に通知する必要があるため、資金化までに時間がかかります。しかし、手数料が安いのが特徴です。
一般的には2社間が多く利用されていますが、それぞれ異なった特徴や、メリット・デメリットが存在します。
スピードを優先するのか、コストを抑えたいのかなどニーズに合った最適な方式を選びましょう。
買取可能額
サービスごとに設定されている「最低・最高の買取額」にも注意が必要です。
下限が数万円程度と小口から利用できる会社もあれば、150万円以上からでなければ申し込めないケースもあります。
資金ニーズに見合った条件かどうかを必ず確認しましょう。
入金スピード
審査から入金までの速さは資金繰りに直結します。最短即日で振り込まれるところもあれば、契約後数時間で着金するサービスもあります。
たとえば、「Paytoday」はAIを活用した審査で最短30分入金を実現しているほか、「Labol」は審査終了後そのまま振込が実行されるため手続きが簡単です。
スピード感を重視する場合は、大きな比較ポイントになります。
手数料率と諸経費の合計
ファクタリングにかかるコストは手数料だけではありません。債権譲渡登記や振込手数料などの諸経費も含めた「実際の支払総額」で比較することが重要です。
「Labol」は一律10%※1の手数料を採用しており、申し込み金額から差し引かれた額が入金される仕組みのため、わかりやすいことが特徴です。
また、フリーランス・個人事業主向けの「ペイトナー」も同様に一律10%※2で、初期費用や月額費用が不要です。
合計コストを把握しやすいサービスを選ぶことも、重要な比較ポイントといえるでしょう。
※1 出典:ラボル「labol(ラボル) | フリーランス・個人事業主向け資金調達サービス」(2025年10月20日閲覧)
※2 出典:ペイトナー「ペイトナー|個人事業主のお金の味方」(2025年10月20日閲覧)
ノンリコースか
ファクタリング契約には、大きく分けて「ノンリコース」と「ウィズリコース」の2種類があります。
「ノンリコース」とは、売掛先の倒産や支払いが滞った場合でも、利用者が代わりに返済する必要がない契約方式です。
利用者にとっては安心である一方、ファクタリング会社がリスクを負うため、手数料が比較的高めに設定される点が特徴です。
一方「ウィズリコース」は、売掛金が回収できなかった際に、利用者が支払わなければならない仕組みです。利用者側の負担が大きいため、契約リスクは高くなります。
買取型ファクタリングの契約では、ウィズリコースを避けてノンリコースにすることが無難です。
ファクタリングサービスの料金・価格相場
ファクタリングの利用には、売掛金に応じた手数料がかかります。
一般的には手数料率が1〜10%の範囲で設定されることが多く、売掛金の金額や取引先の信用状況などによって変動するでしょう。
また、契約内容によっては手数料に加えて契約手数料や管理手数料といった追加費用が発生する場合もあります。
手数料率が10%を超える場合や、手数料以外の費用が3,000円以上かかる場合は割高であることが多いため、注意が必要です。
最近では手数料以外の費用が発生しないサービスも増えているため、サービスを選定する際は総額でコストを比較しましょう。
買取型ファクタリングのタイプ
買取型ファクタリングには、サービスごとにさまざまな特徴があります。最適なサービスを選ぶために、3つのタイプ別に紹介します。
個人事業主におすすめなタイプ
個人事業主やフリーランスも利用できるタイプで、少額から対応しているサービスです。なかには1万円前後の小口取引が可能なケースもあるため、事業規模が小さい方でも気軽に利用できます。
審査基準が法人より柔軟に設定されているケースも多いため、初めてファクタリングを利用する個人事業主にとっても安心できるでしょう。
買取型ファクタリングサービス比較5選【個人事業主にもおすすめ】
急ぎの資金調達におすすめなタイプ
すぐに資金が必要といった状況に強いのがこのタイプです。即日入金に対応しているサービスや、条件によっては最短2時間での振込が可能なケースもあります。
急な支払いが発生した場合や、資金ショートを避けたいときに非常に心強い存在です。
少額から対応しているものも多く、スピード重視で資金を確保したい方に向いています。
買取型ファクタリングサービス比較9選【急ぎの資金調達におすすめ】
大規模な資金調達におすすめなタイプ
買取上限額が高く、入金期日が先の売掛金でも柔軟に対応できるケースが多いタイプです。比較的資金に余裕のある法人や中堅企業が、資金繰りの安定化や事業拡大のために利用するケースに向いています。
大口取引を扱う企業にとっては、長期的な経営計画を支える手段のひとつになるでしょう。
買取型ファクタリングサービス比較16選【大規模な資金調達におすすめ】
買取型ファクタリングサービスおすすめ比較
優良で信頼できるおすすめのファクタリング会社を紹介します。
先述した3つのタイプ別に紹介しているため、ぜひサービス内容を比較し、ニーズに適した会社・サービスを探してください。
買取型ファクタリングサービス比較5選【個人事業主にもおすすめ】
個人事業主におすすめの、買取型ファクタリングサービスを紹介します。
| サービス名 | 2社間 | 3社間 | リコースタイプ | 手数料率 | 入金スピード | 買取可能額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フリーナンス口座 | 〇 | × | ノンリコース | 3%〜 | 最短即日 | 1万円〜 |
| 株式会社ウィット | 〇 | 〇 | ノンリコース | 問い合わせ | 最短即日 | 20万円〜 |
| labol | 〇 | × | ノンリコース | 10% | 最短30分 | 1万円〜 |
| MSFJ | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1.8%〜 | 最短即日 | 10万円〜 |
| 株式会社No.1 | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1%〜 | 最短即日 | 50万円〜 |
フリーナンス口座
- 最短30分でファクタリングの審査が完了
- 手数料は3~10%※
- バーチャルオフィス、フリーランス用保険など付帯サービスも充実
フリーナンスは、GMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供しているファクタリングサービスです。
ファクタリングに限らずフリーランス向けの事業保険、ビジネスカードといったサービスも付帯されており、無料プランがあるのも魅力です。
会員登録さえしておけば、ファクタリングは債権をシステムに登録してから30分程度で審査が完了します。11時半までに即日払いが承認された場合、当日中に資金が振り込まれます。
※出典: フリー「即日払いで請求書を現金化 | フリーランス特化型ファクタリングはフリーナンス | FREENANCE(フリーナンス) by freee」(2025年11月6日閲覧)
株式会社ウィット
- 小口債権のファクタリングに強みあり
- 非対面でスピード対応可能
- ファクタリング含めてクライアントのニーズに合致した調達手法を提案
株式会社ウィットは、ファクタリング、コンサルティングサービスを提供している企業です。
小口債権に特化したファクタリング会社で中小企業、個人事業主に対して細やかな対応ができます。非対面でスピーディーな点が特徴で、相談から入金まで短期間で実施してくれます。
また、コンサルティングサービスも行っており、ファクタリングに加えてさまざまな資金調達、収支改善手法が提案可能です。
labol
- フリーランス・個人事業主向け
- 最短30分※で入金
- 1万円から買取可能で、手数料は一律で10%※
labolは、フリーランス・個人事業主向けの、2社間ファクタリングサービスです。
独立直後や新規取引先でも対応しており、他サービスで断られた方でも利用できます。入金は銀行の営業時間に制限されないため、24時間365日振込みが可能であり、最短30分※で入金できます。
最低買取金額は1万円と少額にも対応しており、手数料が一律10%※なこともポイントです。少額の買取でも手数料を抑えて現金化できます。
※出典:ラボル「labol(ラボル) | フリーランス・個人事業主向け資金調達サービス」(2025年11月6日閲覧)
MSFJ
- 基本的に即日振込で対応
- 10万円から5,000万円までの債権買取に対応
- 事業形態に合わせてプランを用意
MSFJは、MSFJ株式会社が提供しているファクタリングサービスです。手数料は1.8%※からに設定されており、申し込みから最短1時間※での即日振込が可能です。
ユーザーの事業形態によって、「法人」「個人事業主」「フリーランス」「乗り換え」の4部門が用意されています。それぞれの経営事情に専門スタッフが対応してくれるところが魅力です。
無担保、無保証で赤字決算、税金対応のためのファクタリング案件にも対応可能です。
※出典:MSFJ「【即日可能】事業者向け即日ファクタリングMSFJ株式会社」(2025年11月6日閲覧)
株式会社No.1
- 最低手数料1%※から、即日対応も可能
- 診療報酬・介護報酬などのファクタリングにも対応
- 訪問、電話のほか、オンラインでも対応可能
株式会社No.1は、最低手数料1%※から利用できるファクタリングサービスです。
来店での相談はもちろん、オンラインで相談から契約まで完結できます。
通常のファクタリングだけではなく、医療機関や介護事業所に特化したファクタリングサービスも提供しています。
また、ファクタリングサービスに留まらず経営支援コンサルティングも実施しており、トータルでの事業サポートが可能です。
※出典:No.1「【最新版】ファクタリングについて徹底的に解説 | 株式会社No.1」(2025年11月6日閲覧)
買取型ファクタリングサービス比較9選【急ぎの資金調達におすすめ】
急ぎの資金調達におすすめの、買取型ファクタリングサービスを紹介します。
| サービス名 | 2社間 | 3社間 | リコースタイプ | 手数料率 | 入金スピード | 買取可能額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| QuQuMo | 〇 | × | ノンリコース | 1%〜 | 最速2時間 | 無制限 |
| PAYTODAY | 〇 | × | ノンリコース | 1%〜 | 最短30分 | 10万円〜 |
| 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1.5%〜 | 最短即日 | 無制限 |
| ペイトナー | 〇 | × | ノンリコース | 10% | 最短即日 | 〜150万円 (初回〜30万円) |
| アクセルファクターのファクタリング | 〇 | 〇 | ノンリコース | 0.5%〜 | 即日2時間 | 30万円〜 |
| ファクタリングのTRY | 〇 | × | ノンリコース | 3%〜 | 最短即日 | 10万円〜 |
| PMGファクタリングサービス | 〇 | 〇 | ノンリコース | 2% | 最短即日 | 〜2億円 |
| 電ふぁく | 〇 | × | ノンリコース | 1.8%〜 | 最短1時間 | 問い合わせ |
| 事業資金エージェント | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1.5%〜 | 最短即日 | 〜2億円 |
QuQuMo
- 来店不要でオンライン完結での手続きが可能
- LINEで気軽に相談ができる
- 請求書・通帳の2点のみで審査が可能
QuQuMoは、株式会社アクティブサポートが提供するファクタリングサービスです。
債権化したい請求書、銀行通帳の2点さえあれば即日で審査ができて、最短2時間で入金可能です。
少額の取引から可能で買取金額に上限はなし、手数料率も1%からと低手数料でのファクタリングができます。
ノンリコースでの契約であるため、取引先の倒産も心配ありません。
PAYTODAY - Dual Life Partners株式会社
- AI審査により最短30分※で債権の現金化が可能
- 10万円から対応可能で上限金額はなし
- 個人事業主、フリーランスでも利用可能
PAYTODAYは、Dual Life Partners株式会社が提供しているファクタリングサービスです。AIを使って審査しており、オンライン・Web完結で最短30分※の即日審査・振込が可能です。
手数料は1%〜9.5%※で、最大90日後の請求書買取に対応しています。システム開発を中心に、広告代理店、人材派遣、メディアといったさまざまな企業がPAYTODAYを活用しています。
※出典:Dual Life Partners「AIファクタリングのPayToday | 即日審査・即日振込のオンライン請求書買取、先払いで法人・個人事業主も対応」(2025年11月6日閲覧)
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
- ファクタリングをはじめとして、幅広いファイナンスの相談ができる
- 赤字企業からの相談にも対応可能
- 経営革新等支援機関に認定
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人としてファクタリング、事業承継、M&Aなどさまざまなファイナンスに関する相談ができる団体です。
関東財務局長および関東経済産業局長が認定する、経営革新等支援機関にも認定されています。
ペイトナー
- 請求書の登録から最短即日で振り込み可能
- サービス利用料は一律10%※
- 個人間取引で発生した債権にも対応可能
ペイトナーは、ペイトナー株式会社が提供しているファクタリングサービスです。
2社間ファクタリングで、サービス利用料は一律10%※に設定されています。電話やメールで打ち合わせする必要はなく、請求書をシステムに登録すれば最短即日での振り込みが可能なことも魅力です。
初期費用や月額費用なども発生せず、ファクタリングした債権の金額に応じて手数料が発生します。
※出典:ペイトナー「ペイトナー|個人事業主のお金の味方」(2025年11月6日閲覧)
アクセルファクターのファクタリング - 株式会社アクセルファクター
- 買取可能額は30万円〜上限なし
- 手数料は2社間方式で1〜12%、3社間方式で0.5〜10.5%※
- 事業資金調達に関するアドバイスや総合的な経営コンサルティングも提供
アクセルファクターのファクタリングは、株式会社アクセルファクターのファクタリングサービスです。買取債権の下限金額30万円に設定されており、上限額はありません。
オンラインによる全国対応で、導入のしやすさや小規模事業者にも対応している点が特徴です。
最短で即日2時間※での振り込みに対応しており、資金繰りの安定化や、支払い対応の迅速化を重視する場合に検討しやすいサービスです。
※出典:アクセルファクター「アクセルファクターの即日ファクタリング-中小企業を金融面からサポート」(2025年11月6日閲覧)
ファクタリングのTRY
- 全国対応・最短即日入金
- 手数料3%〜※
- 経験豊富な担当者が経営をサポート
ファクタリングのTRYは、全国対応・最短即日入金に対応している2社間ファクタリングサービスです。
24時間365日受付で全国から依頼できるため、スピーディーな資金調達が可能です。
資金繰りに関するコンサルティングサービスや、BtoBのマッチングサービスを提供しており、アフターフォローが充実しています。
※出典:SKO「ファクタリングで即日資金調達|ファクタリングのトライ【SKO】東京」(2025年11月6日閲覧)
PMGファクタリングサービス
- 年間8,600件以上の実績※
- 最短即日入金
- コンサルティングで3社間ファクタリングも安心
PMGファクタリングサービスは、年間8,600件以上の実績をもつ人気のファクタリングサービスです。
3社間ファクタリングは、通常取引先からの信用度の低下がデメリットです。PMGは相手に合った丁寧な提示を心がけているため、信用度の低下を最小限に抑えられるでしょう。
※出典:ピーエムジー「法人専用!最短即日で資金繰りの悩みが解決します|PMG(ピーエムジー)が届ける業界トップクラスの実績と信頼のファクタリングサービス」(2025年9月22日閲覧)
電ふぁく
- 独自手法「2.5社間ファクタリング」を提供
- 利用手数料1.8%~8%※で利用できる
- オンライン、対面どちらの契約にも対応
電ふぁくは、株式会社トップ・マネジメントのファクタリングサービスです。
利用するたびに2社間ファクタリングの手数料率が下がる「2.5社間ファクタリング」で債権の買い取りをしており、取引が長くなるほど得になります。
2社間ファクタリングをベースにしているため、売掛先への債権譲渡通知はありません。オンライン、出張、来社と各企業の要望にあわせた商談が可能です。
※出典:トップ・マネジメント「電ふぁく | 業界初!初回手数料がダントツで安い2.5社間ファクタリングを開始しました!」(2025年11月6日閲覧)
事業資金エージェント
- 500万円までの案件なら対面不要、最短3時間で買取できる
- 手数料率は1.5%から、最大2億円まで買取可能※
- 銀行融資を断られた、設立間もない企業でも相談できる
事業資金エージェントは、ANNEX株式会社が提供するファクタリングサービスです。
500万円までであれば当日振り込み対応可能です。1,000万円を超える3社間ファクタリングでも、最短3日で振り込みまで完了できます。
最小10万円からと少額の売掛債権でも買取でき、とくに1,000万円以下の案件に強みをもつのが特徴です。
赤字決算、消費税や税金の滞納、銀行に融資を断られた企業でも資金調達できる可能性があります。
※出典:事業資金エージェント「【公式サイト】事業資金エージェント」(2025年11月6日閲覧)
買取型ファクタリングサービス比較16選【大規模な資金調達におすすめ】
大規模な資金調達におすすめの、買取型ファクタリングサービスを紹介します。
| サービス名 | 2社間 | 3社間 | リコースタイプ | 手数料率 | 入金スピード | 買取可能額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 入金QUICK | 〇 | × | ノンリコース | 0.5%~ | 最短2営業日 初回最短6営業日 |
30万円~ |
| ネクストワン | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1.5%~ | 最短即日 | 30万円~ |
| ビートレーディング | 〇 | 〇 | ノンリコース | 2%〜 | 最短即日 | 無制限 |
| OLTA | 〇 | × | ノンリコース | 2%〜 | 最短即日 | 無制限 |
| マネーフォワードアーリーペイメント | 〇 | × | ノンリコース | 1%〜 | 最短2営業日 | 50万円〜 |
| ベストファクター | 〇 | 〇 | ノンリコース | 2%〜 | 最短即日 | 30万円〜 |
| えんナビ | 〇 | 〇 | ノンリコース | 問い合わせ | 最短1日 | 50万円〜 |
| Mentor Capital | 〇 | 〇 | ノンリコース | 2%〜 | 最短即日 | 30万円〜 |
| 電子請求書早払い | 〇 | × | ノンリコース | 1%〜 | 最短2営業日 | 10万円〜 |
| ファクタリングプロ | 〇 | × | ノンリコース | 1%〜 | 最短翌日 | 100万円〜 |
| BESTPAY | 〇 | × | ノンリコース | 5%〜 | 最短翌日 | 100万円〜 |
| プロテクト・ワン | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1.5%〜 | 最短即日 | 10万円〜 |
| GMO BtoB 早払い | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1%〜 | 最短2営業日 | 100万円〜 |
| ジャパンマネジメント | 〇 | 〇 | ノンリコース | 3%〜 | 最短即日 | 20万円〜 |
| 株式会社トップ・マネジメント | 〇 | 〇 | ノンリコース | 0.5%〜 | 最短即日 | 30万円〜 |
| 株式会社三共サービス | 〇 | 〇 | ノンリコース | 1.5%〜 | 最短翌日 | 50万円〜 |
入金QUICK - SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
- 請求QUICKで発行の請求書を対象としたサービス
- 買取手数料は0.5%~※
- 最短2営業日で資金化
入金QUICKは、SBIグループが提供する2社間取引のファクタリングサービスです。請求書発行から買取申請まで、3クリックで手続きを完了できます。
利用可能額は30万円~で、複数の請求書を合算しての利用が可能です。
初回のみ、申し込み・契約審査完了まで約3~6営業日かかり、2回目以降は最短2営業日で資金調達が可能です。専用の担当によるサポートが付いているため、初めての方でも安心して利用できます。
※出典: SBIビジネス・ソリューションズ「入金QUICK(オンラインファクタリング)」(2025年11月6日閲覧)
ネクストワン
- 手数料は3社間取引の場合1.5~8%※、2社間取引の場合5~10%※
- オンラインや面談が選択できる
- 最低30万円から上限なしの買取金額
ネクストワンは、選択肢が多く誰でも利用しやすいファクタリングサービスです。最低買取金額は30万円で、上限は設けていないことから、幅広い買取金額に対応できます。
また契約方法の種類が豊富で、選択できることもポイントです。面談はもちろん、郵送やオンラインでの完結も可能であり、各々のやり方に合わせて方法が選べます。最短即日での入金も可能です。
介護報酬ファクタリングや診療報酬ファクタリングにも対応しているため、医療従事者も利用できます。
※出典:ネクストワン「他社サービスとの違い|株式会社ネクストワン」(2025年11月6日閲覧)
ビートレーディング
- 最短2時間のスピード審査
- オンラインでの契約も可能
- 受注時点での注文書ファクタリングにも対応
ビートレーディングは、株式会社ビートレーディングのファクタリングサービスです。
全国主要5都市に店舗を持ち、店頭での相談や手続きはもちろん、電子契約システムを活用したオンライン営業や契約にも対応しています。
累計8万社、1,670億円※のファクタリングに関わっており実績も豊富です。
すでに売掛が発生した債権だけではなく、受注時点の注文書をベースに資金調達できる注文書ファクタリングサービスも実施しています。
※出典:ビートレーディング「資金調達・ファクタリングのビートレーディング」(2025年10月20日閲覧)
OLTA
- 請求書の一部買取にも対応可能
- 買取手数料は2〜9%※
- 対面審査の必要がなく、オンラインで完結
OLTAは、OLTA株式会社が提供するファクタリングサービスです。累計1万事業者、1,000億円以上のファクタリング実績※があり、さまざまな金融機関と連携しています。
前年度の決算書一式、入出金明細、売却予定の請求書があればWebから簡単に審査が受けられます。最短1営業日で見積もりと即日振込が可能です。
※出典:OLTA「クラウドファクタリングで資金繰りを素早く改善 OLTA(オルタ)」(2025年9月18日閲覧)
マネーフォワードアーリーペイメント
- 東証プライム上場企業のグループ会社
- 手数料1%※から対応可能
- 50万円から数億円までの債権に対応
マネーフォワードアーリーペイメントは、マネーフォワードケッサイ株式会社が提供するファクタリングサービスです。
同社は東証プライム上場している、株式会社マネーフォワードのグループ会社で、決済関連のサービスを提供しています。
買取可能な債権は50万円から数億円程度、手数料は1%から10%※に設定されています。
相談から入金までは最短2営業日で、手数料以外に不随の手数料は発生しません。発注時点での売掛金買取も可能なため、受注から入金までが長い企業にとくにおすすめのファクタリングサービスです。
※出典:マネーフォワードケッサイ「ファクタリングサービスならマネーフォワードのアーリーペイメント」(2025年11月6日閲覧)
ベストファクター
- 最短24時間以内のスピード資金調達が可能
- 7つの質問(30秒程度)で概算額がわかるシミュレーターあり
- 建設業を中心に幅広い導入実績
ベストファクターは、株式会社アレシアが提供しているファクタリングサービスです。
30秒程度※で売掛金の買取手数料の概算がわかる簡易診断シミュレーターもあり、買取金額の目安を考える際にも役立ちます。
手数料は2%~※で建設業を中心に幅広い導入実績があり、審査もスムーズであるため即日での資金調達ができます。税金を滞納している場合でも対応可能です。
※出典:アレシア「即日振込専門ファクタリング会社 - ベストファクター|面談オンライン契約」(2025年11月6日閲覧)
えんナビ
- 2社間ファクタリングに特化してサービスを提供
- 手数料最低水準、50万円※の売掛債権から買い取りできる
- 希望に合わせて出張相談も可能
えんナビは、株式会社インターテックが提供するファクタリングサービスです。建設業や運送業、人材派遣、製造業など幅広い業種に対応しています。相談から入金まで最短1日、郵送のみで手続きを完結可能です。
最低50万円の売掛債権から買い取りができて、24時間365日対応してくれます。クライアントの希望に合わせての出張買取も可能です。
※出典:インターテック「ファクタリングの「えんナビ」 最短1日で資金調達!」(2025年11月6日閲覧)
Mentor Capital
- 年間3,000件の取引実績※
- 最短30分以内に買取金額を提示
- 全国対応・最短即日入金
Mentor Capitalは、全国から申請でき、取引実績は年間で3,000件と豊富なファクタリングサービスです。どのような規模や経営状況でも柔軟に対応し、最適なプランで買取ってくれます。
入金までのスピードが早いことも魅力です。資料提出から最短30分以内に買取金額を提示し、最短で即日入金してくれるため、なるべく早く資金調達したい方にもおすすめのサービスです。
※出典:Mentor Capital「即日資金調達のファクタリング会社|株式会社Mentor Capital」(2025年9月18日閲覧)
電子請求書早払い
- 最大1億円までの債権買取に対応
- インフォマートのシステムと連携した債権買取
- 資金化可能な「枠」を設定できる
電子請求書早払いは、株式会社インフォマートがGMOペイメントゲートウェイ株式会社と共同で提供しているファクタリングサービスです。
請求書を発行後、インフォマートの早払い専用画面から資金化を申請し、簡単にファクタリングできます。
また、取引先ごとに資金化可能な債権の「枠」を設定し、範囲内であれば簡単にファクタリングできます。状況もシステムを通じて簡単にチェック可能です。上限手数料は6%※に設定されています。
ファクタリングプロ
- 手数料率1%~10%※で別途費用なし
- 最短翌日に入金が可能
- 赤字決算、税金未納でも対応可能
ファクタリングプロは、株式会社MEDS JAPANのファクタリングサービスです。手数料率は1%※からと低い料金設定です。
赤字決算や税金未納といった、通常融資を受けるのが困難とされている企業からの相談にも対応可能です。
2社間契約にも対応しており、秘密も厳守します。医療機関、調剤薬局など医療業界に特化してレセプト報酬を買い取る医療ファクタリングサービスも提供しています。
※出典:MEDS JAPAN「中小企業様向けの資金調達なら【ファクタリング プロ】/スピーディな対応で御社の経営をサポート」(2025年11月6日閲覧)
BESTPAY
- 注文書・受注書に特化したファクタリング
- ノンリコース契約なので回収不能の際も補償の必要なし
- 100万円~3億円程度までの債権に対応
BESTPAYは、株式会社アレシアが提供しているファクタリングサービスです。注文書や受注書といった、まだ債権が確定していない契約の現金化に特化しています。
債権内容が確定していない債権であることから、手数料は5%※からとやや高めです。しかしノンリコース契約であり、万が一回収不能があってもサービス会社に代金を補償する必要がありません。最短翌日入金も可能です。
仕事の着手前に取引先の承諾不要で現金化できる点も魅力です。契約から入金までの期間が長い事業者にとっては、大きなキャッシュフロー改善が見込めます。
※出典:アレシア「注文書ファクタリング会社 - BESTPAY - 受注後、即資金化が可能」(2025年11月6日閲覧)
プロテクト・ワン
- 少額債権の現金化にも対応
- 2社間・3社間の両方を利用できる
- 利用額は1億円まで、即日の振り込みも可能
プロテクト・ワンは、株式会社PROTECT.ONEが提供するファクタリングサービスです。手数料は1.5%からと低利で、かつ少額債券の現金化にも対応しています。
オンライン・来店のどちらでも契約ができて、契約が完了すれば即日で代金が振り込まれます。2社間ファクタリングで利用できるため、取引先に債権売却を知られるリスクもありません。
GMO BtoB 早払い
- 東証プライム上場のGMOインターネットグループのサービス提供
- 手数料は業界最低水準の1%から対応
- 確定債権だけではなく注文書の買取にも対応
GMO BtoB 早払いは、GMOペイメントゲートウェイ株式会社が提供しているファクタリングサービスです。
確定債権だけではなく注文書買取にも対応可能です。100万円から1億円までの債権買取に対応しており、手数料は1%から設定されています。
審査終了後、最短2営業日で代金が振り込まれ、2社間取引可能であるため売却先への通知も不要です。
ジャパンマネジメント
- 最高5,000万円までの資金調達に対応可能
- 最短1日で資金調達できる
- 償還請求権なし(ノンリコース)での契約
ジャパンマネジメントは、株式会社ラインオフィスサービスが提供しているファクタリングサービスです。
日本全国からの相談、申し込みが可能であり、LINEで簡単に問い合わせできます。
償還請求権なし(ノンリコース)での契約のため、取引先から債権が回収できなかったとしても、補償は求められません。赤字決算で銀行融資を断られた企業や、消費税の滞納がある企業でも資金調達について相談できます。
株式会社トップ・マネジメント
- 申し込みから契約まですべてオンラインで完結できる
- 運送や人材派遣、小売、製造業、医療など幅広い業界での取引実績
- クライアントの状況にあわせてさまざまなファクタリングサービスを提供
株式会社トップ・マネジメントは、ファクタリングサービスを提供する企業です。
同記事内にある電ふぁくや、広告・IT企業に特化した「ペイブリッジ」、助成金とファクタリングを組み合わせて資金繰り改善に取り組む「ゼロファク」なども提供しています。
電ふぁく以外のファクタリング手数料は原則として、3社間であれば0.5%~3.5%※、それ以外は3.5%~12.5%※の範囲内で設定されています。
※出典:トップ・マネジメント「商品案内 | ファクタリングの株式会社トップ・マネジメント」(2025年11月6日閲覧)
株式会社三共サービス
- 月間100件以上・年間1,500件以上の取引実績※
- 初めてのクライアントは初回事務手数料が無料
- 経験豊富なスタッフが在籍
株式会社三共サービスは、ファクタリングサービスを提供している企業です。
FAX・郵送・メールなどでの相談、契約対応ができて、日本全国から売掛債権を買取可能です。相談してから最短翌日での代金振り込みも可能であるため、急な資金需要にも対応できます。
元行員・ノンバンク社員など、金融業界に精通したスタッフが在籍しているので安心して相談できる点が魅力です。
※出典:三共サービス「三共サービスが選ばれる理由|株式会社三共サービス」(2025年9月18日閲覧)
保証型ファクタリングサービスの比較ポイント
- 保証上限
- 手数料率
- 付帯サービス
保証上限
保証型ファクタリングでは、売掛金に対して補償される上限金額がサービスごとに異なります。上限が高いほど、万が一取引先が支払不能になった場合のリスクをカバーできるのが特徴です。
取引規模や売掛先の信用リスクに応じて、上限が適切に設定されているサービスを選びましょう。
手数料率
手数料率もサービスごとに差があります。手数料率は、補償範囲や売掛先の信用状況、契約条件などによって変動するのが特徴です。
単純な手数料率だけでなく、補償内容を含めた総合的なコストで比較すると、最適なサービスが選びやすくなります。
付帯サービス
保証型ファクタリングでは、売掛金の補償だけでなく、付帯サービスの内容も重要な比較ポイントです。
手形の支払保証や診療・介護報酬の前払いサービスなど、資金繰りを助ける付加価値があるかどうかを確認しましょう。
補償以外のサービスが豊富であるほど、資金運用の柔軟性が高まります。
保証型ファクタリングサービスおすすめ比較
保証型ファクタリングサービスは、主に銀行のグループ企業が提供しています。おすすめのサービスを3つ紹介します。売掛金の貸倒れを防ぎたい方はぜひ参考にしてください。
りそなFlex保証
- りそな銀行グループのサービス
- 少額からでも相談可能
- 幅広い決済サービスに対応
りそなFlex保証は、りそな銀行グループの企業であり、保証型ファクタリングサービスを提供しています。
多くの顧客にソリューションの提供を目指しているため、少額からでも相談が可能です。
ファクタリングのほか、手形の支払保証や診療・介護報酬の前払いサービス、でんさいなど幅広い決済サービスにも対応しています。ファクタリングのほかにも、現金化の方法を検討したい方におすすめです。
三菱UFJファクター
- メガバンク直系企業によるサービス
- 販売先の情報を提供
- 与信管理をサポート
三菱UFJファクターは、メガバンクである三菱UFJ銀行(MUFG)直系企業であり、高い信用力を誇るファクタリングサービスです。
適宜保証を引き受けた取引先の信用状況を調査し、もし変化があった場合は連絡が来るため、みずから確認する必要がなく安心して依頼できます。
長年の業歴で重ねてきた経験やノウハウを生かし、与信管理を幅広い面からサポートしてもらえます。手厚いサービスを求める方におすすめといえるでしょう。
ただし、保証希望先10社以上※からしか依頼できず、基本的には規模の大きな企業向けであるため注意が必要です。
※出典:三菱UFJファクター「根保証(保証ファクタリング)|ファクタリングサービス|三菱UFJファクター株式会社」(2025年11月6日閲覧)
請求まるなげロボ
- 請求書発行から督促、入金消込まで業務を代行
- 売掛金を100%※保証し、債権リスクゼロ
- ルーティン業務を完全アウトソース可能で業務効率化
請求丸投げロボは、売掛金の補償と請求業務の代行を組み合わせたサービスです。与信審査や請求書発行、送付、入金消込、督促まで一括して対応します。
保証型ファクタリングとしての特徴は、売掛金を100%保証する点にあります。万が一取引先が支払い不能でも、利用者側に返済義務が生じず、債権リスクがゼロになるため安心です。
さらに、請求業務を完全アウトソースできることで、従来かかっていたルーティン作業がほぼ不要となり、業務効率の向上にもつながります。
※出典:ROBOT PAYMENT「請求代行サービスなら「請求まるなげロボ」|企業間決済に強い!」(2025年10月20日閲覧)
ファクタリングサービスのメリット
ファクタリングサービスのメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- 審査のハードルが低くとおりやすい
- 入金までがスピーディー
- 借入にはならない
審査のハードルが低くとおりやすい
ファクタリングの審査は、銀行の融資とは違い保証人や担保が必要ありません。そのため、審査に手間がかからずとおりやすい点がメリットです。
なぜなら元々ある売掛金を回収するといったサービスの性質上、重要となるのは依頼先の企業ではなく、回収元となる取引先であるためです。
書類の数も2種類や3種類だけの場合も多く、業績や借入状況も関係ありません。そのため、依頼する側としても気軽に申し込みできます。
入金までが早い
ファクタリングはすでに存在する売掛金を現金化するため、入金までの時間も比較的短く、スピーディーです。融資の場合、審査にかかる時間は早くても数日、遅いと1週間以上かかることもあります。
しかしファクタリングサービスは、企業にもよりますが最短即日で入金まで完了できます。手数料がかかるため、丸ごと現金化は難しいものの、早急に現金が必要な場合の心強い味方です。
借入にはならない
ファクタリングは、売掛金を売却して現金化する仕組みのため、借入とは異なります。
バランスシートの見栄えを損なわずに資金を調達できるため、とくに融資審査を控えているタイミングでの資金調達に適しています。
返済計画を気にせず利用できる点は、資金繰りを安定させたい企業にとって大きなメリットです。
ファクタリングサービスのデメリット
ファクタリングサービスのデメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- 手数料が比較的高い
- 取引先に気づかれる可能性がある
- ファクタリングのループに陥るリスクがある
手数料が比較的高い
ファクタリングサービスの手数料は、借入金やカードローン、融資などと比べても比較的高いことがデメリットです。
そのため手数料を考えずに依頼すると、予想よりも調達できる資金が少なくなる可能性もあります。
とくに長期的にまとまった資金を調達したい場合は、コストが高い方法になるため、違う調達手段も検討した方がいいでしょう。
取引先に気づかれる可能性がある
前述したように、2社間ファクタリングは取引先に知られずに資金調達できます。
一方3社間ファクタリングの場合は、取引先にも同意を求めるためファクタリングが知られます。
ファクタリングが知られると、資金繰りが厳しいイメージを抱かれ、取引に支障が出る恐れもあるでしょう。3社間ファクタリングを利用する際は、とくに注意が必要です。
ファクタリングのループに陥るリスクがある
ファクタリングは、将来受け取る売掛金を先に現金化する仕組みであり、給与の前借りに似た性質があります。そのため、とくに個人事業主やフリーランスは注意が必要です。
売掛金の大部分をファクタリングで現金化してしまうと、入金された資金の多くをファクタリング会社への返済に充てなければなりません。
そのため、手元に残る資金がほとんどなくなることもあるでしょう。
結果として、再びファクタリングに頼らざるを得ない状況に陥るリスクがあります。
ファクタリングサービスでよくある質問
ここからは、ファクタリングサービスでよくある質問について解説します。
ファクタリング会社の併用は可能?
結論から言えば、複数のファクタリング会社を併用しても問題はありません。ただし、同時期に利用する場合は「二重譲渡」に注意しましょう。
二重譲渡とは、すでに譲渡した売掛債権をほかのファクタリングにも譲渡する行為のことです。
二重譲渡は、詐欺罪や横領罪に問われることや、ファクタリング会社から損害賠償請求をされることもあります。管理には十分注意してください。
ファクタリングサービスはどのような業種でも利用できる?
売掛金が存在していれば基本的にどのような業種でも、ファクタリングサービスの利用は可能です。ただし、一部のファクタリング会社では風俗関連の業種を断ることもあるため、事前に確認してください。
個人事業主でもファクタリングできるのか?
個人事業主でもファクタリングは利用できます。
とくにフリーランスや個人事業主向けのサービスでは、少額の売掛金や手続きの簡略化に対応している場合が多く、審査も比較的スピーディーです。
ただし、売掛先の信用状況や取引履歴によっては利用できない場合もあるため、事前に条件を確認しましょう。
売掛金の額や返済スケジュールに応じて、無理のない範囲で利用することがポイントです。
ファクタリングに類似する言葉との違い
ファクタリングには、類似する言葉が複数存在します。そこで最後に、参考としてこれらの言葉との違いについて解説します。
- 融資との違い
- でんさい(電子記録債権)との違い
- サービサー(債権回収会社)との違い
- 手形割引との違い
- ビジネスローンとの違い
融資との違い
融資は前述したようにファクタリングと比較して、金利は低い代わりに審査が厳しいことも少なくありません。大抵の場合は保証人や担保が求められるうえに、審査から入金まで期間が必要です。
そして、銀行の借入枠を圧迫するため次の融資獲得は難しくなります。
一方で、ファクタリングは手数料が高い代わりに、このようなデメリットがなく即日で資金調達可能です。
でんさい(電子記録債権)との違い
ファクタリングとでんさいの違いは、審査で重視するポイントや、未回収リスクに対する責任にあります。
でんさいとは、電子記録債権の略で手形や振込みの代わりになる決済サービスのことです。債権の存在や帰属を電子化して「可視化」する方法で、手続きはオンラインで完結できます。
どちらも、売掛債権の譲渡により現金化できるのが共通点です。
一方で、でんさいはサービスを提供しているのが銀行をはじめとする金融機関です。融資や貸金と同様に、財務状況や借り入れ状況などもチェックされるのが大きな違いです。
またでんさいの場合取引先が決済できずに不履行となった場合、利用者が責任を負って支払いをしなければなりません。
ファクタリングと比べて手数料は低いものの、審査には時間がかかり多少のリスクも負う方法といえるでしょう。
サービサー(債権回収会社)との違い
サービサーとの違いは、利用目的や取り扱う債権、利用者などに違いがあります。
サービサーとは、支払い期日の過ぎた不良債権を回収するための専門業者のことです。自力で回収できなくなった債権を、法令遵守で代理請求します。
目的が売掛債権の回収や貸し倒れリスクの回避であることは共通しています。しかし、ファクタリングは支払い前の債権を扱っており、資金調達を目的としているのが大きな違いです。
また、サービサーの利用者は基本的に銀行や消費者金融、カード会社などの金融機関です。個人事業主や中小企業が利用できないのも違いのひとつでしょう。
手形割引との違い
手形割引との違いは、現金化する対象にあります。手形割引とは、期限前の手形を金融機関に売ることで現金化する方法です。手数料や割引料を支払うため、満額は受け取れません。
売掛債権を現金化し資金調達する点は共通していますが、ファクタリングは現金化する対象が売掛金であるのに対し、手形割引は対象が受取手形であるのが大きな違いです。
売掛金は商品・サービスに対する代金であり、期限内の支払いは法的に保証されていません。
一方で受取手形は制度的な保証があり、不払いを起こすと後々金融機関との取引が難しくなります。そのため、受取手形の方が現金化しやすいといえるでしょう。
ビジネスローンとの違い
ビジネスローンとの違いは、返済期間や融資額、審査のポイントなどにあります。
ビジネスローンは、事業性のある資金調達専用ローンのことです。融資と比べて金利が高い、業績に関係なく申請できる、審査に時間がかからない点などはファクタリングと共通しています。
一方でビジネスローンは、融資と同様長期的な返済が必要な点が大きな違いです。
またファクタリングは売掛金の金額が上限額になるのに対し、ビジネスローンは業績や担保設定、会社規模などを審査して上限額が決められます。
ファクタリングサービスで適切な資金繰りを
ファクタリングサービスには、審査のハードルが低く、返金する必要がないといったメリットがあります。入金までの期間が長く、資金繰りに苦心している方におすすめのサービスです。
選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- ファクタリングする債権・方式を決定する
- 手数料と諸経費の合計金額
- 入金までのスピード感
- 信頼性
- 買取可能額の確認
- オンラインでの審査は可能か
ファクタリングサービスをより深く検討したい方は、サービス資料を請求し、比較するとよいでしょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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