介護ソフトおすすめ比較15選!タイプや料金・選び方のポイント

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- 介護ソフトとは?
- 介護ソフトの選び方
- 介護ソフトの種類を確認する
- 介護ソフトの機能を確認する
- 介護ソフトの注意点を確認する
- 介護ソフトの料金・価格相場を確認する
- 介護ソフトのおすすめ比較11選【汎用タイプ】
- ほのぼのNEXT - NDソフトウェア株式会社
- まもる君クラウド - 株式会社インタートラスト
- カイポケ - 株式会社エス・エム・エス
- ケアカルテ - 株式会社ケアコネクトジャパン
- ケア樹 - 株式会社グッドツリー
- カナミックのクラウド型介護保険システム - 株式会社カナミックネットワーク
- 介護トータルシステム『寿』- 株式会社ソフトサービスライフケア
- 介舟ファミリー - 株式会社日本コンピュータコンサルタント
- ナーシングネットプラスワン - プラスワンソリューションズ株式会社
- 楽々ケアクラウド - 有限会社システムプラネット
- トリケアトプス - 岡谷システム株式会社
- 介護ソフトのおすすめ比較2選【業務・スケジュール管理支援タイプ】
- Rehab Cloud - 株式会社Rehab for JAPAN
- Care-wing - 株式会社ロジック
- 介護ソフトのおすすめ比較2選【介護請求特化タイプ】
- ワイズマンセカンドライン - 株式会社ワイズマン
- 楽すけ - ニップクケアサービス株式会社
- 介護ソフトを利用するメリット
- 業務の効率化と時間の短縮を図れる
- 情報共有がスムーズになりチームケアを強化できる
- ヒューマンエラーの防止につながる
- 法改正や制度変更にも柔軟に対応できる
- 介護ソフトを利用するデメリットや注意点
- 導入コストや操作習得などに負担がかかる
- 施設の運用スタイルに合わない場合もある
- 介護ソフトで現場も管理もスムーズに
介護ソフトとは?
介護ソフトとは、介護施設や訪問介護事業所の業務を効率化するシステムです。利用者情報や介護記録の入力をはじめ、ケアプランの作成や介護報酬請求・職員のシフトなどを管理できます。これにより、業務ミスの防止や記録の正確性の向上、職員間の情報共有の促進が期待できます。
クラウド型やモバイル対応の製品では、外出先や複数拠点からもアクセスが可能です。ソフトによっては、国の介護保険制度や加算要件に沿った記録・請求処理にも対応しており、制度改正にも迅速に対応できます。
介護現場の人手不足が深刻化するなかで、今後は業務の質と効率を両立するために、多くの施設にとって介護ソフトが欠かせないものとなるでしょう。
介護ソフトの選び方
介護ソフトを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 介護ソフトの種類を確認する
- 介護ソフトの機能を確認する
- 介護ソフトを導入する際の注意点を確認する
- 介護ソフトの料金・価格相場を確認する
介護ソフトの種類を確認する
まずは、介護ソフトの種類を確認する必要があります。そのうえで、必要な機能や操作性、カスタマイズ性を備えたサービスを選びましょう。
介護ソフトは、「汎用タイプ」「業務・スケジュール管理支援タイプ」「介護請求特化タイプ」に分類ができます。それぞれの特徴や、おすすめの企業・施設は次のとおりです。
| 種類 | 詳細 | おすすめの企業・介護施設 |
|---|---|---|
| 汎用タイプ | 請求・記録・スケジュールなど、複数の機能を備えたオールインワン型の介護ソフト。小規模事業所から法人規模まで対応できる柔軟なシステム構成が特徴で、クラウド型も増えている | 複数の介護サービス(通所・訪問・居宅など)を運営している法人や介護施設におすすめ |
| 業務・スケジュール管理支援タイプ | 訪問介護や通所介護で職員の訪問予定やシフト、サービス提供スケジュールを管理するためのソフト。職員配置基準への対応も可能なものが多く、業務効率化に寄与する。オールインワンタイプに比べ、機能は限定的 | 特定の介護サービス(訪問介護・看護・入浴)を提供している施設におすすめ |
| 介護請求特化タイプ | 介護報酬の請求の効率化機能を中心としたソフト。利用者ごとのサービス提供実績をもとに、介護給付費の請求データを作成し、月次業務を支援する | 請求業務に時間がかかっている事業所や、再提出や差し戻しが発生している法人におすすめ |
介護ソフトの機能を確認する
介護ソフトで利用できる機能は、次のとおりです。導入目的に合う機能が実装されているか、事前によく確認しましょう。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 利用者情報管理 | 利用者の基本情報(氏名・年齢・要介護度・認定有効期間など)を、登録・管理する機能。利用者ごとのケア履歴やサービス利用歴も一元的に把握できる |
| 介護記録入力・管理 | 日々の介護サービスの内容やバイタル情報などを記録し、過去のデータも検索・閲覧できる機能 |
| アセスメント(状態評価) | 利用者の現状や課題、生活機能レベルを多角的に評価・分析し、記録・参照できる機能。標準様式や独自様式に対応したソフトもある |
| ケアプラン(介護計画)作成・管理 | 本人やご家族の希望・課題・目標に基づいて、ケアプランや週間計画表を作成・保存・共有する機能。計画の履歴管理やコピー機能、AIによる自動作成も可能なソフトがある |
| 介護報酬請求管理 | 介護給付費明細書や提供実績を自動で集計し、国保連への電子請求データを作成できる |
| サービス提供票・利用票作成 | 利用者や事業所ごとに、サービス提供予定や実績の一覧表(利用票・提供票)を自動作成・管理できる機能 |
| 勤怠・シフト管理 | 出退勤・シフト作成・業務割り当てを、一元的に管理する機能 |
| 情報共有・連携 | 利用者情報や計画書類などを、クラウドやタブレット端末・スマートフォンで共有し、職員間・家族間・他事業所との連携をサポートする機能 |
| 文例登録・音声入力・一括入力サポート | 頻繁に使用する記録に関するテンプレート登録や、音声での記録入力・複数利用者への一括記入など、入力を効率化できる機能 |
| モニタリング・データ分析 | サービス提供状況や利用者の変化の定期的な経過チェック、各種データの集計・分析により、ケア品質の向上に活用できる機能 |
| 帳票出力・印刷 | 介護記録や報告書・各種帳票を簡単に出力・印刷でき、書類作成の手間を軽減できる機能 |
介護ソフトの注意点を確認する
介護ソフトを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
| 確認事項 | 詳細 |
|---|---|
| 操作性・使いやすさ | 介護現場の職員が直感的に操作できるか、入力や検索が簡単かどうかを確認する |
| デバイス対応 | PCだけではなく、タブレットやスマートフォン対応かどうか確認する。クラウド型であれば、複数拠点や在宅でも利用しやすい |
| サポート体制の充実度 | トラブルや操作に関する不明点が生じたときに、電話やチャットで迅速に対応してくれるサポートがあるか確認する |
| 法改正・最新制度への対応 | 介護報酬や制度改定時に、ソフト側で素早く対応されるか確認する |
| セキュリティ | 利用者情報や職員データの安全管理のため、暗号化やアクセス権限設定など、十分なセキュリティ対策が施されているか確認する |
| 他のサービス・外部システム連携 | 勤怠・会計・電子カルテなど、他システムとの連携やデータインポートができるか確認する |
介護ソフトの料金・価格相場を確認する
施設のニーズに応じて、納得できる料金プランで利用できるかも確認しましょう。介護ソフトの料金・価格相場は、導入形態や機能の範囲、事業所の規模によって大きく異なりますが、大まかな相場を知っておくことが重要です。
クラウド型であれば、一般的に月額費用は5,000円~15,000円程度が相場です。初期費用やバージョンアップ費用も無料で提供しているサービスが多いです。
ただし、介護事業所の種類やオプション機能などによって相場より高額になるケースもあるため、導入前には必ず見積もりを依頼しましょう。
介護ソフトのおすすめ比較11選【汎用タイプ】
それでは、おすすめの介護ソフトを紹介します。まずは、さまざまな状況やニーズに対応できる汎用的なシステムを確認しておきましょう。
ほのぼのNEXT - NDソフトウェア株式会社
ほのぼのNEXTは、介護福祉分野で高いシェアを誇るICTソフトウェアです。数多くの介護事業所で利用されており、介護記録から介護請求まで一貫してサポートします。
タブレットや音声入力で簡単に介護記録ができ、デジタルインカム「ほのぼのTALK++」による職員間の効率的な情報共有が可能。ベッドセンサーや見守りセンサーとの連携や、AIケアプランによる状況予測などの機能も充実しています。
さらに請求書やお知らせを、スマホで家族と共有できるサービスも提供しており、多様な介護事業所の業務効率化と、ケア品質の向上を支援します。専門知識を持つスタッフによるサポート体制も強みです。
ほのぼのNEXTの料金プラン・価格
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まもる君クラウド - 株式会社インタートラスト
まもる君クラウドは、介護請求・介護記録・計画書作成など、介護現場に必要な機能を網羅したクラウド型の介護ソフトです。
初期費用・保守費用・バージョンアップ費用はすべて無料で、月額利用料(7,800円~)のみで運用できます。「ケアプランデータ連携システム」や「科学的介護情報システム(LIFE)」などにも対応しており、ソフトを分けることなく一気通貫で運用できるのが特徴です。
インターネット環境があれば、パソコン・スマホ・タブレットで台数制限なく全機能が利用でき、煩雑なインストール作業やバージョンアップ作業は一切必要ありません。複数事業所の場合、同一拠点での利用による特別割引も受けられます。
まもる君クラウドの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円~ | 7,800円~ |
カイポケ - 株式会社エス・エム・エス
カイポケは、介護・看護・障害福祉分野のケアの質向上と、経営健全化をサポートするソフトウェアです。初期費用0円で安心のサポート体制も整っています。
スマートフォンやタブレット端末で、入力した記録が請求や各種帳票と自動で連動し、事務作業の効率化が可能です。居宅介護支援や通所介護・訪問介護・訪問看護に加えて、放デイ・児発など幅広いサービスに対応しています。
さらに、レセプト作成や電子カルテ、連絡帳自動作成・データ連携といった機能も充実。シンプルな月額料金制で、利用者数や端末数による追加料金はありません。無料体験中も、専属担当者による手厚いサポートが受けられます。
カイポケの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | 5,000円~ |
ケアカルテ - 株式会社ケアコネクトジャパン
ケアカルテは、介護・障害福祉サービスの「記録・プラン・請求」運営を、包括的に支援する介護ソフトです。「働き方を変える」「時間を生み出す」ことを実現し、介護業界の未来をより明るくすることを目指しています。
スマートフォンやタブレット端末で記録入力が可能な「CAREKARTE Mobile」や、AIと音声入力により、介護記録や連絡をハンズフリーでできる「ハナスト」といった機能が充実。これらの記録は請求や各種帳票と自動で連動できるため、事務作業の効率化に寄与します。
また、訪問ヘルパー向け「CAREKARTE Buddy」や、ご家族やケア関係者との情報共有・電子同意を促す「CAREKARTE Live」など、多様なサービスと連携できるのも特徴です。
ケアカルテの料金プラン・価格
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ケア樹 - 株式会社グッドツリー
ケア樹は、東日本大震災をきっかけに開発され、多くの介護事業所に導入されているクラウド型介護ソフトです。計画書の作成や記録・請求・情報共有までを、一気通貫でICT化し、介護現場の業務改善を支援します。
シンプルで使いやすい画面設計と、iPadアプリによる写真・音声入力対応により、記録作業を効率化できるのが特徴です。法改正時のシステムの更新やバージョンアップが追加費用なしで可能で、LIFEやケアプランデータ連携システムにも完全対応しています。
さらに、専任スタッフによる手厚い導入・運用サポートに加えて、他社のICTシステムや介護ロボットとのデータ連携も可能。月額システム利用料0円のプラン「ケア樹Free」も提供されています。
ケア樹の料金プラン・価格
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カナミックのクラウド型介護保険システム - 株式会社カナミックネットワーク
カナミックのクラウド型介護保険システムは、日々の介護記録から経営管理まで、介護事業所の課題解決をサポートするソフトウェアです。勤怠・給与・売上管理に加えて、AI訪問ルートの最適化やスマホアプリ記録、電子請求書発行など、豊富なオプションで業務効率化を強力にサポートします。
地域包括支援センターや居宅介護支援、訪問・通所・施設系など、幅広い介護・障がい者福祉サービスに対応。医療・看護・介護をつなぐ情報共有機能により、多職種連携を強化し、業務効率化や残業の削減にも寄与します。
クラウド型の利点を最大限活用できるのも強みで、常に最新情報を管理できるため、直行直帰やテレワークにも問題なく運用でき、法改正への迅速な対応が可能です。
カナミックのクラウド型介護保険システムの料金プラン・価格
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介護トータルシステム『寿』- 株式会社ソフトサービスライフケア
介護トータルシステム『寿』は、さまざまな介護事業所に導入されている、介護トータルシステムです。介護記録・請求・統計をオールインワンで提供し、事業所のDX推進を強力に支援します。
請求・記録・経営資料作成をワンパッケージで統合し、法人全体のデータの一元管理が可能。LIFE・ケアプランデータ連携システムなどに迅速対応できるのも強みで、複数の介護ロボット・ICT機器と連携できます。
使いやすい画面デザインと、顔の見える地元ベンダーによる手厚いサポートも魅力で、初期コストを抑えられる同時接続ライセンスも採用しています。
介護トータルシステム『寿』の料金プラン・価格
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介舟ファミリー - 株式会社日本コンピュータコンサルタント
介舟ファミリーは、介護・障害福祉分野を幅広くサポートする、クラウド型の介護ソフトです。シンプルでわかりやすい画面と操作性が特徴で、PCが苦手な方でも簡単に扱えます。
計画・記録・請求・スタッフ管理・利用者管理の機能を標準搭載しており、スマートフォン・タブレット端末でのモバイル記録に対応。データの自動反映により二重記録を削減し、業務効率化を図れます。さらに、LIFEやケアプランデータ連携システムにも対応し、他社記録ソフトとの連携も可能です。
導入後もベンダーから充実したサポートを受けられるのも特徴で、既存ソフトからのデータ移行や初回請求などもサポートしてもらえます。無料体験版も提供されているので、まずは操作性を確かめてみましょう。
介舟ファミリーの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 5,000円~ |
ナーシングネットプラスワン - プラスワンソリューションズ株式会社
ナーシングネットプラスワンは、2000年に全国初のクラウド型介護ソフトとして登場し、すでにさまざまな事業所で利用されています。日々の記録から国保連請求まで一気通貫でサポートし、介護事務作業の効率化に役立ちます。
シンプルで操作性の高いデザインが特徴で、スマートフォン・タブレットでの利用も可能。LIFEやICT連携(ケアプランデータ連携)にも対応し、法改正時の自動アップデートで常に最新版を利用できます。月額定額制のリーズナブルな価格も魅力で、初期費用・サポート費用・更新費用は一切かかりません。
介護事務管理士による手厚い導入・運用サポート体制と、耐震・耐火データセンターによる強固なセキュリティもサービスの強みです。
ナーシングネットプラスワンの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | 8,000円~ |
楽々ケアクラウド - 有限会社システムプラネット
楽々ケアクラウドは、介護保険制度の開始とともに運用されてきた、「楽々シリーズ」のクラウド版です。クラウドによる高い利便性と連携性を誇っており、介護給付・訓練給付・相談支援給付に対応。国保連請求や利用者請求に加えて、サービス提供期間や契約量の管理業務なども、幅広くサポートします。
さらにケアプランデータ連携システムや、最新の介護保険法改正にも問題なく対応。障がい福祉サービス(児童デイサービス)や、神戸市移動支援の電子請求にも対応可能で、常に最新のニーズに応えられるのも特徴です。インストール型の「障害者自立支援管理システム」も提供しているので、施設の環境・ニーズに合う方を選ぶとよいでしょう。
楽々ケアクラウドの料金プラン・価格
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トリケアトプス - 岡谷システム株式会社
トリケアトプスは、介護記録・請求・スケジュール管理などをデジタル化し、介護現場の業務効率化と、負担の軽減をサポートするクラウド型介護ソフトです。
法改正(LIFE・ケアプランデータ連携など)に無償でスピーディーに対応でき、クラウド型のため常に最新機能を利用できます。本部管理機能や国保連伝送サービスに加えて、幅広い介護・障害福祉サービスで運用できるのも強みです。
対応サービスA種の場合は月額220円から低コストで導入が可能で、初期費用やオプション追加費用もかかりません。PC操作が苦手な方でも使いやすい画面設計で、スマホやタブレットからの記録入力や音声入力も可能です。
トリケアトプスの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | 220円/人~ |
介護ソフトのおすすめ比較2選【業務・スケジュール管理支援タイプ】
次に、業務やスケジュール管理に役立つ機能が充実したソフトを紹介します。
Rehab Cloud - 株式会社Rehab for JAPAN
Rehab Cloudはデイサービス向けの介護ソフトで、リハビリ支援と業務効率化を推進し、利用者一人ひとりに合わせた目標設定や運動プログラムの自動提案が可能です。計画・請求・加算算定までを一元的に管理でき、ワンボタンで作業を完結できます。
最短数分での計画書の作成からタブレットでの記録をはじめ、介護請求やLIFE提出にも対応。さらにAI(人工知能)による動作分析や、多様な運動メニューから、プログラムの自動提案を受けられるのも特徴です。データとAIを駆使した、科学的なリハビリ支援を実現できます。
法改正時における無償での自動更新に加えて、アカウント・デバイス数は無制限に利用可能。サービスベンダーによる手厚い導入・運用サポートも魅力です。
Rehab Cloudの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | 要問い合わせ |
Care-wing - 株式会社ロジック
Care-wingは、介護現場やヘルパーの視点から開発された介護記録ソフトです。2009年のサービス開始以来、さまざまな介護事業所に導入されています。
スマホとICタグをかざすだけの簡単操作に加えて、音声入力にも対応しており、介護施設のペーパーレス化を実現。科学的介護情報システムLIFE(CHASE)対応や、ケアプランデータ連携システムの運用も可能で、法改正にもスピーディーに対応できるのが強みです。
指示出し・報告機能も標準搭載し、特定事業所加算も可能であり、近年はAIによる介護計画策定の共同研究も進められています。
Care-wingの料金プラン・価格
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介護ソフトのおすすめ比較2選【介護請求特化タイプ】
続いて、介護請求に特化したタイプのソフトも紹介します。国保連への電子請求や介護報酬の自動計算、帳票作成などに強みがあり、制度改正にも迅速に対応可能です。
ワイズマンセカンドライン - 株式会社ワイズマン
ワイズマンセカンドラインは、新規開設やコスト削減を目指す、介護事業所向けのクラウド型介護ソフトです。月額定額制で利用でき、初期・法改正対応・サポート・バージョンアップ費用はすべて無料です。
居宅介護支援・通所介護・訪問介護業務に対応しており、利用者管理やケアプランから国保連の請求、利用料請求・入金管理など、介護業務全般を網羅。法改正時には無償で自動更新され、常に最新機能で安心して利用できます。
シンプルでわかりやすい画面設計も特徴で、PCが苦手なスタッフが多い現場でも、問題なく運用が可能です。
ワイズマンセカンドラインの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | 1,650円~ |
楽すけ - ニップクケアサービス株式会社
楽すけは、介護現場の請求・記録業務を支援する、インストール型のソフトウェアです。国保連への介護報酬請求や、利用者への請求書・領収書作成に対応できます。
介護保険法改正や報酬改定への無償バージョンアップにより、常に最新の状況に対応が可能。介護保険・障害福祉請求を中心として、デイサービス・施設向け介護記録やケアマネ文書の作成など、幅広い業務をカバーできるのも特徴です。
充実したサポート体制(ヘルプデスク・遠隔サポート)も魅力で、課題の解決まで手厚い支援を受けられるほか、複数ライセンスのお得な割引制度もあります。
楽すけの料金プラン・価格
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介護ソフトを利用するメリット
介護ソフトを導入する主なメリットは、次のとおりです。
- 業務の効率化と時間の短縮を図れる
- 情報共有がスムーズになりチームケアを強化できる
- ヒューマンエラーの防止につながる
- 法改正や制度変更にも柔軟に対応できる
それぞれのポイントを詳しく確認しておきましょう。
業務の効率化と時間の短縮を図れる
介護ソフトを導入することで、請求書類の作成や国保連への伝送、記録入力といった煩雑な業務を効率化できます。従来は手作業で行っていた作業が、システム上で自動化されることで、大幅な時間短縮が可能です。
情報の一元管理や自動計算により、ミスのリスクも軽減され、記録業務にかかる負担を減らせるでしょう。業務の標準化が進むことで、職員が本来のケアに集中しやすくなり、現場の生産性向上にもつながります。
情報共有がスムーズになりチームケアを強化できる
介護ソフトにより利用者のケアプランや日々の記録、スケジュールなどを一元的に管理でき、職員間でリアルタイムに情報共有が可能です。紙の記録や口頭での申し送りに比べて、情報の抜け・漏れや行き違いが減り、利用者の状態変化にも迅速に対応できるようになります。
チーム全体で状況を把握しやすくなり、より的確で柔軟なケアを提供できるようになるでしょう。結果として、現場の連携力とサービスの品質向上につながります。
ヒューマンエラーの防止につながる
介護業務では、記録の転記ミスや報酬の計算ミスなど、手作業によるヒューマンエラーが起こり得ます。そこで介護ソフトを活用すれば、入力データの自動転記や計算チェック機能により、ミスの発生を予防できます。
記録内容の不備も事前に検出できるため、請求の差し戻しリスクも低下するでしょう。
法改正や制度変更にも柔軟に対応できる
介護保険制度は数年ごとに改正され、報酬や加算の条件も頻繁に変更されます。クラウド型の介護ソフトであれば、こうした制度変更にも自動アップデートで対応してくれます。職員が複雑なルールをすべて把握していなくても、ソフトが最新の要件に沿って帳票や請求処理をサポートします。
紙やExcelによる運用では都度の対応が煩雑になりがちですが、システム化された運用により、業務の混乱や手戻りを避けられます。
介護ソフトを利用するデメリットや注意点
介護ソフトには多くのメリットがありますが、次の点には注意が必要です。どういったデメリットがあるかよく理解したうえで、きちんと対策を立てておきましょう。
導入コストや操作習得などに負担がかかる
介護ソフトの導入には、初期費用や月額利用料など、一定のコスト負担が発生します。特に、多機能な汎用型ソフトは利便性が高い反面、導入・運用コストが高くなるので注意しましょう。
また、職員がPC操作に不慣れな場合、研修や習熟に時間がかかり、業務効率が一時的に低下する可能性もあります。サービスベンダーから十分なサポートを受けられる場合でも、現場全体にシステムの運用が浸透するまでには、ある程度の期間と労力が必要です。
施設の運用スタイルに合わない場合もある
介護ソフトには多種多様な種類があり、設計思想や機能の優先度は製品ごとに異なります。業務フローや職員の働き方に合わないソフトを導入しないように、注意が必要です。
必要な機能が欠けていたり、使わない機能が多すぎて、管理が煩雑になったりする場合もあります。施設のニーズと製品の特性を照らし合わせ、問題なく使いこなせる介護ソフトを選びましょう。
介護ソフトで現場も管理もスムーズに
介護ソフトは記録や請求・スケジュール管理などの業務を一元化し、現場の負担を軽減しながら、正確かつ効率的な業務運営を支援します。リアルタイムの情報共有によりチーム連携も強化され、ケアの質の向上にもつながるでしょう。
操作に慣れるまでの手間やコスト面の検討は必要ですが、環境やニーズに合ったソフトを選べば、現場と管理の両方を効率化し、組織全体のパフォーマンスを大きく向上できます。導入する介護ソフトを選ぶ際には、次のポイントを意識しましょう。
- 業務に合った機能が備わっているか
- 操作がわかりやすく職員が使いやすいか
- 必要に応じて機能や利用者数を柔軟に変更できるか
- 法改正や制度変更にスムーズに対応できるか
- 十分な費用対効果が期待できるか
- サービスベンダーによる十分なサポートを受けられるか
- 他のシステム・サービスと連携できるか
- ソフトのセキュリティに問題はないか
導入する介護ソフトをより深く検討したい方は、各ベンダーのサービス資料を請求し、比較・検討してみることをおすすめします。