i-PROW(アイプロダブル)とは
ライセンス数無制限で全社利用ができる生産管理システム。部品加工から小規模な組立工程まで一元管理し、多品種少量生産の現場で課題となる進捗遅れや在庫過多を防止します。カスタマイズ性にも優れ、独自の商習慣や業務フローに沿った追加開発や調整ができます。

<お話をうかがった方>
株式会社DigitWorks
営業企画課
山田 氏
現場と事務の情報のズレをなくす 現場の声を受けて端末数無制限に
―――i-PROWがどのようなシステムなのか、概要を教えてください。
山田氏: i-PROWは、製造業の受注から出荷までの業務を一気通貫でつなぎ、現場と事務の「情報のズレ」を減らす生産管理システムです。 主なターゲットは従業員10名から300名規模の中小製造業様で、工程管理、進捗管理、納期管理を含む基幹システムとして多く導入いただいています。
これまでエクセルや紙、口頭確認で管理していた状態から、システム導入によって進捗の見える化と納期リスクの早期把握が可能になります。結果として、納期遵守や無駄の削減、そして特定の担当者に依存する「属人化」の解消につながります。
―――具体的に、どのような課題を持つ企業様が導入されることが多いでしょうか?
山田氏: よくあるのは、「エクセル管理が複雑化して最新の情報が分からない」「現場の状況が見えず、納期遅れが起きてから発覚する」といったお悩みです。 また、工程や段取りがベテラン担当者の経験と勘に依存しており、属人化して引き継ぎが困難になっている企業様からも多くの相談をいただきます。
―――競合他社のサービスと比較した際、i-PROWの最大の強みや差別化ポイントはどこにありますか?
山田氏: 大きな特徴は「拠点ライセンス制度」を採用していることです。 従来のシステムはユーザー数や端末数に応じた課金体系が多いですが、i-PROWは契約拠点であれば、何人でも、何台の端末でも定額で利用いただけます。
―――なぜ、そのようなライセンス形態を採用されたのでしょうか?
山田氏: 製造現場では、ライセンス費用の都合で利用できる数が制限され、特定の端末にしかシステムが入っていない状況がしばしば見受けられます。これでは、効率化を目指して導入したはずが、入力待ちや確認のための移動が発生し、かえって非効率を生んでしまいます。
こうした現場の声をもとに、このライセンス制度が誕生しました。 端末数に縛られないため、現場の多くのPCやタブレットにインストールできます。現場とバックオフィスの連携がスムーズになり、常に最新の生産状況や進捗を全社で共有できる環境が整うため、導入企業様からは大変喜ばれています。
長野県の製造業と3年以上かけて構築 残業時間を52時間削減事例も
―――「現場主義」を掲げられていますが、機能面での具体的な工夫を教えてください。
山田氏: i-PROWは、長野県の製造業様と3年以上の歳月をかけて協業し、構築したシステムです。そのため「実際の現場で活用できる機能」ということを最優先にしております。
例えば、Windowsタブレットでの実績登録やバーコードリーダーに対応している点が挙げられます。流動的な現場の中で、わざわざPCの場所まで戻って入力するのは困難です。どこにいても情報収集ができ、かつ入力負担を極力軽減する仕組みを実装しています。
―――現場の声をしっかり取り入れられているのですね。実際に導入された企業では、どのような成果が出ていますか?
山田氏: 例えば、棚卸作業において劇的な工数削減に成功した事例があります。 導入前は複数人で数日間かけて行っていた棚卸が、タブレットを使ってシステム上で完結できるようになったことで、半日以内で完了するようになりました。
また、進捗確認の手間も大幅に減ります。以前は現場まで行って確認し、1時間以上かかっていた作業が、システムを見るだけで済むため5分以内で完了します。即時回答ができるようになったというお声をいただいています。
ある企業様では、i-PROW導入による業務の平準化で、月間の残業時間を52時間削減することに成功しました。 現場から集めた稼働データを基に、無駄のない設備の動かし方を検討したことで、生産効率が向上し、結果として休日出勤の撤廃や残業削減につながっています。
信州大学との共同研究プロジェクトが進行中 AIでさらに高度な生産管理を
―――長く使い続けるための仕組みやサポート体制についてはいかがでしょうか?
山田氏: 弊社が大切にしているのは「柔軟性」です。 例えば、1つの会社で5つの事業部を持つ企業様がいらっしゃいましたが、従来のパッケージソフトでは各事業部の異なる業務フローに合わせるのが困難でした。i-PROWはカスタマイズが可能なので、各事業部に合わせた独自の管理体制を構築し、運用いただいています。
また、ソフトウェア保守契約を通じて、お客様からの問い合わせや要望をレポートにまとめ、開発・改善に反映しています。これにより、定着率の向上を実現しています。
―――今後の展望や、現在注力している開発テーマについて教えてください。
山田氏: 現在、信州大学との共同研究プロジェクトを推進しています。 生物の進化の仕組みを模したAIアルゴリズムを活用し、「どの製品を、どの順序で、どの機械で生産するか」という生産計画の最適解を自動で算出する技術に取り組んでいます。
今後は、進捗や負荷の見える化だけでなく、AIを活用して「納期の遅延予兆」を捉えたり、経営指標に直結するような高度な生産管理を目指していきます。
―――最後に、システムの導入を検討している読者へメッセージをお願いします。
山田氏: 生産管理システムの導入はゴールではなく、現場が毎日使って成果が出ることがゴールです。 私たちDigitWorksは、導入プロジェクトの成功だけでなく、定着、そして成果の実感まで伴走します。
導入を成功させるコツは、「最初から100点を目指さないこと」です。まずは現場の業務を整理・可視化し、推進役となるキーマンを立ててスモールスタートで始めることが重要です。i-PROWには300以上の機能がありますが、「i-PROW Choice」などを活用して、必要な機能だけを選んで運用することも可能です。
「エクセル管理が限界」「進捗が見えない」「納期トラブルが多い」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。現場の「情報ズレ」をなくし、会社全体で業務改革に向き合えるようサポートさせていただきます。
