SMS送信サービスには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
無料で使えるSMS送信サービスはある？
SMS送信は無料で行えるのか、無料で使えるSMS送信サービスは存在するのかについて解説します。
SMSの受信は無料だが送信は課金される
SMSの受信は無料ですが、送信する際には1通あたり数円の料金が発生します。たとえば全角200文字を送信すると13円程度の料金がかかります。
各キャリア（docomo、au、ソフトバンク、楽天モバイル）の送信料は統一されており、次の表のとおりです。
| 文字数（全角） | 送信料 |
|---|---|
| 1～70文字 | 3.3円 |
| 71～134文字 | 6.6円 |
| 135～201文字 | 9.9円 |
| 202～268文字 | 13.2円 |
| 269～335文字 | 16.5円 |
| 336～402文字 | 19.8円 |
| 403～469文字 | 23.1円 |
| 470～536文字 | 26.4円 |
| 537～603文字 | 29.7円 |
| 604～670文字 | 33円 |
※送信料は税込
なお、表は2025年8月時点の送信料です。この時点ではどのキャリアも同じ送信料ですが、今後キャリアごとに送信料が異なるようになる可能性もあります。現在の送信料がいくらか、文字数に応じたSMS料金表は各キャリアが公表しているため、事前に確認しましょう。
国内ではSMSの完全無料化は難しい
日本国内では、SMSを完全無料で送受信できる方法はほぼありません。格安SIMの多くがSMSに非対応で、海外サービスの電話番号では日本の認証に使えないなどの制限があります。
現状、音声通話回線契約が必要なため、実質的な完全無料化は困難です。
法人ならSMS送信サービスの無料トライアルを活用を
法人で大量SMS送信をする場合は、「SMS送信サービス」を利用すると便利です。SMS送信サービスには、無料で試せるトライアルプランが用意されていることが多く、機能面でも法人ニーズに対応しています。
大量送信を検討中なら、ぜひトライアルを活用してみましょう。
▼ 無料トライアルを実施しているおすすめのSMS送信サービス6選を見る
無料トライアルがあるSMS送信サービスを選ぶポイント
無料トライアルのあるSMS送信サービスを選ぶ際は、配信目的に合った機能を備えているかを確認しましょう。導入前に押さえておきたい主なチェックポイントを紹介します。
配信や通知の実行に関する機能を確認
配信や通知を確実かつ効果的に行うには、サービスが備える基本機能を事前に確認することが欠かせません。どのような機能が、どういったタイミング・用途で必要になるのかは、次の表のとおりです。
| 機能 | 用途や必要になるタイミング |
|---|---|
| 一斉送信 | キャンペーン告知、メンテナンス通知、災害時の安否連絡 |
| 個別送信（差し込み対応） | 契約更新のお知らせ、名前入り督促連絡、誕生日メッセージ |
| 予約送信 | 予約確認リマインド、施術前の案内通知、セミナー前日通知 |
| 再送機能 | 圏外でSMSが届かなかった場合など |
| 長文対応 | 商品説明付きメッセージ、予約手順の案内など |
| 短縮URLの自動生成やクリックトラッキング | LPや申し込みフォームへの誘導、URLのクリック率分析 |
| RCS／画像・動画送信 | リッチコンテンツの配信 |
| 配信停止URLの自動生成 | マーケティング用途でのSMS送信（特定商取引法対応） |
| キャリア直接接続（国内網） | 確実に送信させたい通知、金融系・公共性の高い通知（遅延が許されない） |
| 発信元番号カスタマイズ | 自社電話番号や共通番号で配信したい場合（なりすまし防止） |
本人認証やセキュリティ対応に関する機能を確認
SMSは高い到達率と即時性を持つため、本人認証やセキュリティ強化にも活用できます。重要な情報を扱う場合は、これらの機能が備わっているかを必ず確認しましょう。どのような機能が、どういったタイミングで必要になるのかは、次の表のとおりです。
| 機能 | 用途・必要になるタイミング |
|---|---|
| 本人認証（2段階認証・ワンタイムコード） | 会員登録時のワンタイムパスコード、IDリセット |
| IPアドレス制限 | 管理部門の承認制運用、複数店舗・チームでの共用 |
| 管理者・ユーザー権限設定 | 管理部門の承認制運用、複数店舗・チームでの共用 |
| 誤送信防止 | 通知内容のレビュー、複数人での配信承認プロセスが必要な場合など |
業務効率化やシステム連携に関する機能を確認
既存システムと連携できるSMS送信サービスなら、手作業を減らし効率的な運用が可能になります。特にAPIやWebhook対応の有無は、自動化やデータ活用の幅を大きく広げます。
| 機能 | 用途・必要になるタイミング |
|---|---|
| API連携による自動認証送信 | Salesforceからの自動送信、ECの決済完了通知、勤怠システムのアラート連携 |
| Webhook対応（開封・クリック検知） | リマインド反応のトリガー、再通知フローへの接続 |
双方向、インタラクティブ対応に関する機能を確認
双方向のやり取りが可能なSMS送信サービスは、情報を送るだけでなく受け取りや返信にも活用できます。顧客とのインタラクティブなやり取りを自動化することで、確認や対応のスピードを高められます。
| 機能 | 用途・必要になるタイミング |
|---|---|
| 双方向SMS（返信受信） | 出欠確認、アンケート回答、問い合わせ受付 |
| 返信内容による処理分岐（自動対応） | 督促・未入金対応や異常検知後の本人確認 |
無料トライアルを実施しているおすすめのSMS送信サービス7選
SMS送信サービスには無料提供されているサービスがありません。しかし、無料トライアルや無料期間を設けているサービスはあります。
| API連携 | 国内キャリア直収接続 | 誤送信防止／承認ワークフロー | 双方向SMS・返信内容分岐対応 | 短縮URL・クリックトラッキング | |
|---|---|---|---|---|---|
| Cuenote SMS | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| SMSLINK（Nexway） | ◯ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ◯ | ◯ |
| KDDI Message Cast | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 要問い合わせ |
| Zettai-Reach SMS (AI CROSS) | ◯ | ◯ | 要問い合わせ | ◯ | 要問い合わせ |
| CM.com Japan | ◯ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ◯ | 要問い合わせ |
| Soracom Cloud SMS Delivery | ◯ | ◯ | 要問い合わせ | × | 要問い合わせ |
無料と有料のSMS送信サービスをコストパフォーマンスまで考慮して比較しませんか？
無料では物足りないと感じた方こそ、有料プランも複数チェックして「本当に適しているサービス」を選択するのが長期的に見てベストではないでしょうか。
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Cuenote SMS
Cuenote SMSは、国内主要4キャリアで直接接続できるSMS送信サービスです。高速かつ高品質で、到達率は99.9％※と高いです。API連携や誤送信防止／承認ワークフロー、短縮URL・クリックトラッキングなど、できることが多く使いやすいでしょう。
※出典:ユミルリンク「 SMS配信サービス・システムならCuenote SMS（キューノートエスエムエス） 」（2025年8月14日閲覧）
無料で利用できる機能と制限
Cuenote SMSでは、無料トライアルを実施しています。 Webサイトより申し込めますが、最大送信数やトライアル期間ついては要問い合わせです。
料金プラン
送信料：6円/1通～※
| 初期費用 | 月額固定費 |
|---|---|
| 0円 | 0円 |
※成功課金
※月間のSMS最低送信件数あり
SMSLINK
SMSLINKは、面談日の設定や督促・商品入荷の連絡、社内連絡などにも活用できるSMS送信サービスです。双方向SMS・返信内容分岐対応や短縮URL・クリックトラッキングに対応しており、予約受付やマーケティング用途にもおすすめです。
無料で利用できる機能と制限
無料トライアルが利用でき、Webサイトより申し込みが可能です。
有料プランとの機能の違いやトライアル期間は公式サイトで言及されていないため、導入を検討される際は問い合わせてみましょう。
料金プラン
送信料：6円/1通～
| プラン | 初期費用 | 月額固定費 |
|---|---|---|
| スタンダードプラン | 0円 | 0円※ |
| 専用番号プラン | 0円 | 30,000円 |
| 英字表記プラン | 0円 | 30,000円 |
※利用がない月は請求が発生しません
※利用があり、月で利用料1,000円を下回った場合のみ、最低利用料金1,000円がかかります
KDDI Message Cast
KDDI Message Castは、初期費用、定額費用ともに0円で、長文も遅れるSMS配信サービスです。かかる費用はSMS送信の従量課金のみで、1文あたり660文字を送れます。誤送信防止／承認ワークフローの機能があり、送信内容のビューが必要な企業、重要な情報を送信した企業におすすめです。
無料で利用できる機能と制限
KDDI Message Castにはお試し利用期間があり、期間中はSMSを3,000通まで無料で配信できます。無料期間はアカウント発行日から翌月末までの最大2か月間です。
料金プラン
送信料：8.5円/1通～
| 初期費用 | 月額固定費 |
|---|---|
| 0円 | 0円 |
絶対リーチ！SMS
絶対リーチ！SMSは7,000社導入※、メッセージ到達率99.9％※を誇るSMS配信サービスです。セキュアSMS認証で特許を取得しており、安心して利用できます。双方向SMS・返信内容分岐対応なので、予約受付やアンケート回答などにおすすめです。
※出典:AI CROSS「 規模・業種を問わず7000社導入のSMS送信サービス | SMS送信サービス「絶対リーチ！SMS（ショートメッセージサービス）」 」（2025年8月14日閲覧）
無料で利用できる機能と制限
絶対リーチ！SMSでは、1か月間の無料トライアルを実施しています。 本番サービスと同一の管理画面から、300通分のSMS送信が可能です。トライアルにはサポートやシステム連携も含まれているので、本番と同じ環境で機能からサポート体制、使用感を試せます。
料金プラン
送信料：従量課金（詳細要問い合わせ）
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | プランにより変動 （詳細要問い合わせ） |
CM.com Japan – CM.com Japan 株式会社
CM.com Japanは、世界的に利用されているSMS配信サービスです。国内外問わずSMSを配信できます。多要素認証によるセキュリティ対策が充実し、安心して利用できます。API連携や双方向SMS・返信内容分岐に対応しているため、問い合わせの一次対応にもおすすめです。
無料で利用できる機能と制限
CM.com Japanは14日間の無料トライアルを実施しています。トライアルで利用できる機能やSMS配信数は、公式サイトでは言及されていません。
料金プラン
送信料：70文字あたり10.29円/通～
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | 0円 （MMCは有料） |
Soracom Cloud SMS Delivery
Soracom Cloud SMS Deliveryは、自動配信で業務効率化とコスト削減を実現するSMS配信サービスです。主要4キャリアに直接接続しているため、高い到達率を誇り、重要なメッセージを確実に届けます。なお、双方向SMS・返信内容分岐には対応していません。
無料で利用できる機能と制限
Soracom Cloud SMS Deliveryでは2週間の無料トライアルが利用可能ですが、トライアル中の利用可能機能については要問い合わせです。
料金プラン
送信料：6円/通換算
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 0円 | 30,000円※ |
※月額料金には5,000通のSMS送信が含まれ、1通あたり6円換算
5,000通を超える場合は要問い合わせ
メディアSMS
メディアSMSは、国内全キャリア直収と高精度MNP判定により高い到達率を誇るSMS送信サービスです。長文SMS（最大670文字）や、URLを短縮して開封を計測する機能、送信停止URLの自動生成、他人接続判定機能など、多機能かつ高いセキュリティを標準で備えています。
無料で利用できる機能と制限
メディアSMSは、最大2か月間の無料トライアルを実施しており、Webサイトより申し込みが可能です。ご契約前に、ウェブ管理画面の全機能試用や実際のSMS送信ができる無料デモアカウントも提供しています。詳しい内容については、問い合わせが必要です。
料金プラン
送信料：従量課金（詳細要問い合わせ）
| 初期費用 | 月額固定費 |
|---|---|
| 0円 | 0円 |
無料と有料のSMS送信サービスをコストパフォーマンスまで考慮して比較しませんか？無料では物足りないと感じた方こそ、有料も複数チェックして本当に適しているのを選択するのが本質的ではないでしょうか。
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無料プラン・トライアルと有料プランの違い
無料プランやトライアルのSMS送信サービスでは、主に次のような制限があります。
- 送信数の制限
- 送信先の制限
- 機能の制限
事前にサービスに求める条件（例：予約送信機能・個別送信機能、API連携の有無など）を確認して、やりたいことにあったサービスを選びましょう。
送信数の制限
無料プラン・トライアルでSMS送信サービスを利用する場合、1日100通まで、月間500通までなど、期間ごとの上限が設定されていることが多いです。
無料トライアルでは基本的に有料版と同様、全機能が利用可能です。ただし、SMS送信が数百通までと上限が設定されている場合もあります。そのため、SMS送信の上限数を超えて送信したい場合は、トライアルでは対応できません。
送信先の制限
「1日に送信できる電話番号は最大5つまで」と送信先を制限しているケースも場合もあるので、お試しレベルでの使用なら問題ありませんが、本格的な導入を検討している方は制限が少ないサービスの無料トライアルを申し込みましょう。
機能の制限
「自動配信機能が使えない」「送信時間指定ができない」など、無料プランやトライアルでは機能が限定されていることもあります。無料期間後の課金も確認し、ニーズに合ったプランを選ぶ必要があります。
SMS送信サービスを比較しよう
目的に合うサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。気になるサービスの資料をダウンロードして検討してみましょう。
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BOXILとは
BOXIL（ボクシル）は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「 BOXIL SaaS 」、ビジネスメディア「 BOXIL Magazine 」、YouTubeチャンネル「 BOXIL CHANNEL 」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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