広報・PR効果測定ツールおすすめ比較6選!選び方やメリット

広報・PR効果測定ツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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広報・PR効果測定ツールとは?
広報・PR効果測定ツールとは、広告や広報、PRが認知度拡大と収益へ貢献しているかどうかを測定できるツールです。アフィリエイトやPPC広告、CM、プレスリリース、取材などは従来測定するのには手間がかかり、定量的に成果を分析するのは困難でした。こういった問題を解決するために利用できるのが広報・PR効果測定ツールです。
広報・PR業務における企業の課題
広報・PR業務における企業の課題は主に2つあります。1つは、広報・PR施策が収益にどの程度貢献しているかを把握しづらいこと、もう1つは公開された内容を把握するのに手間がかかることです。
一般的に広報・PR業務は、認知度拡大やブランドイメージ向上といった間接効果が期待できる施策です。しかし、こういった間接効果は意識的に測定の仕組みを作らなければ成果を可視化しにくい傾向があります。
自社に対するメディアの記事をすべて追いかけるのにも手間が必要です。テレビやラジオはもちろん、地方紙を含めた新聞や業界紙、雑誌やWebメディアまで含めれば日本には数万以上のメディアが存在します。そして、プレスリリースをもとに取材をせずに記事を書くメディアも存在します。こういったメディアが商品・サービスについて、どのように取り上げているかを都度チェックするのには非常に手間が必要です。
広報・PR効果測定ツール導入のメリット
広報・PR効果測定ツールを導入することで、収益における分析の進捗を確認できない、公開された内容を把握できないといった課題を解決できます。
ツールの効果測定機能を使用すれば、広告はもとより、広報・PR効果とのクロス分析ができるツールも存在します。こういったツールを活用して広報・PRが収益に与えた直接・間接効果を分析することにより、定量的な根拠に基づいた施策の意志決定が可能です。
また、広報・PR効果測定ツールの中には主要なメディアをモニタリングして、自動的にメディアで自社の商品やサービスを取り上げている記事をピックアップする機能もあります。わざわざリサーチせずとも大量のメディアの掲載実績を確認できる点もメリットです。
広報・PR効果測定ツールの選び方
広報・PR効果測定ツールを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 目的に合った機能が搭載されているかチェックする
- 広報やPRにどのくらいリソースを割くのか明確にする
- 基本的に無料ツールは存在しない。本当に費用対効果があるのか調べる
目的に合った機能が搭載されているかチェックする
ひと口に広報・PR効果測定ツールといっても、ツールによって特徴は異なります。企業によって目的も異なるため、まずは自社の目的に合った機能が搭載されているかどうか確認しましょう。
たとえば、広報やPRの効果を可視化するのが目的なら、測定機能が充実したツールがおすすめです。また、メディア内の記事をチェックしたい場合は、メディアのモニタリングができるツールや、記事に関する情報を蓄積できるツールがおすすめといえます。
メディアモニタリング機能では、メディアをモニタリングできることに加えて、指定した条件の記事についてピックアップが可能です。ほかにも、プレスリリース原稿の作成や構成を支援する「プレスリリース作成サポート機能」が付帯しているツールもあります。
広報やPRにどのくらいリソースを割くのか明確にする
広報・PR効果測定ツールには便利な機能が揃っていますが、そもそも自社がどの程度広告やPRにリソースを使うかで、ツールの選び方も異なります。そもそも広報やPRに注力しなくても集客ができているといった企業は、ツールを導入しても費用対効果が合わない可能性が高いです。
上記があいまいな場合は、今後自社として広告やPRにどの程度注力したいのか、リソースを投下した先にどのくらいの効果を見込んでいるのかを検討しましょう。
同時に、検討している効果測定ツールでどのような数値を計測できるのか確認することも大切です。
基本的に無料ツールは存在しない。本当に費用対効果があるのか調べる
広報・PR効果測定ツールには、基本的に無料ツールは存在しません。月額50,000円程度が相場で、初期費用は0円の料金体系が多いです。価格を公開していないツールも多いので、きちんと見積もりを取得したうえでの価格比較が必要です。
なお、高価で機能が豊富な工法・PR効果測定ツールの場合は、基本パッケージで1,000,000円以上になるツールも存在します。
おすすめ広報・PR効果測定ツール6選
PRオートメーション - プラップノード株式会社
- メディア管理、リリース配信、効果測定などを自動化
- クリッピング機能とSNSインパクト分析によりPR効果を定量測定
- コンサルタント歴をもつカスタマーサクセスが伴走サポート
PRオートメーションは、企画からクリッピングまで、広報業務をまとめてオンライン化できる広報自動化ツールです。配信方法に合ったリリース作成や配信先リストの作成、アプローチ歴の管理などに対応し、情報発信の省力化が可能です。
PR効果の定量測定、リンククリック数や既読率などをもとにした掲載プロセスの見える化、記者情報の集約もできます。PR代理店でのコンサルタント経歴をもつ専門家が運用支援を行っており、分析データの考察や配信リリースの改善点の解説などのサポートを受けられます。
CATS
- 月額50,000円で直接CV・間接CV・自然検索CVの測定
- 最新のITP対策に対応
- タグマネージャー・LPO・ヒートマップ機能も搭載
CATSは、Web広告の効果測定をするためのツールです。複数の広告プラットフォームを利用している場合でも、それぞれにログインすることなくCATSから一元的に広告効果を分析できます。アトリビューション測定機能により、直接コンバージョンにつながっていない広告についても成果を分析できます。
さらに、タグマネージャーやLPO、ヒートマップ機能も搭載しているため、ただ効果を測定するだけではなく、クリエイティブ改善につながる機能も使用可能です。
NRIインサイトシグナル
- マーケティングを「見える化」して経営戦略へ活用できる
- 広報・PR活動と広告を同一基準で比較
- クロスメディアでの影響も分析可能
NRIインサイトシグナルは広告・広報の両方の効果測定ができる分析ツールです。広報・PRと広告の両方を分析できるだけではなく、同一基準でのクロスメディア分析も可能なので広報・マーケティングの活動を総合的に分析できます。
結果分析だけではなく計画づくりにも使用でき、メディアシミュレーションモデルとマーケティングモデル2つの計画策定が可能です。野村総合研究所のコンサルタントによる支援も受けられます。
Meltwater
- 世界30,000社以上※が導入しているソーシャルリスニングツール
- 自社・競合・業界情報を幅広くモニタリング可能
- SNS別だけではなくインフルエンサー単位での分析が可能
Meltwaterは、各種SNSに関する効果分析・投稿管理ができるソーシャルリスニングツールです。SNSはもちろん、Webニュースや紙媒体、ラジオといった媒体の分析もできます。インフルエンサー単位での管理や広報・PR効果も測定可能です。ソーシャルリスニングやインフルエンサーマーケティング、セールスインテリジェンスといったさまざまな用途で活用できます。
※出典:Meltwater「Media Intelligence」(2025年4月29日閲覧)
Webクリッピング
- クリッピング業務を誰でも簡単に実施
- PR TIMESと連携活用が可能
- 広報活動の成果がリアルタイムでわかる
Webクリッピングは、プレスリリース配信から露出記事の調査までをシームレスに実施できるWebクリッピングツールです。プレスリリース配信サイト大手のPR TIMESが提供しているツールなので、PR TIMESでひとつの管理画面で配信から掲載記事の調査まで完結できます。約3,000媒体※の記事を瞬時にチェックしており、日本最大級のポータルサイトから地方地域のニュースサイトまで幅広いジャンルのメディアをカバーしています。
※出典:PR TIMES「PR TIMES Webクリッピング|広報・PRの分析・効果測定ツール」(2025年4月29日閲覧)
PR Analyzer
- クリッピングから分析までを一元管理できる広報効果測定ツール
- 全媒体を自動クリッピングできて集計の手間から解放される
- 内容分類・レポート生成を自動化できる
PR Analyzerは、テレビ・新聞・雑誌・Web・SNSなどを網羅してクリッピングから分析まで一元管理できる広報・PR効果測定ツールです。キーワードを登録するだけで、各種メディアでの掲載情報を競合ブランドを含めクリッピング可能です。
件数や広告換算費はもちろん、リーチ数やSNS波及数、論調などの複数の指標を自動算出可能で、ダッシュボードのグラフを見ながら活動の改善点を議論できます。効果測定のプロが運用面をサポートしてくれるため、システムだけではなく広報自体のノウハウも社内に蓄積可能です。
広報・PR効果測定ツールを活用して定量的な根拠に基づいたPR活動を進めよう
広報・PR効果測定ツールには広告効果の測定、メディア記事管理といったメリットがあり、広報・PRによる認知度拡大、ブランド力アップを狙う企業におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- 目的に合った機能が搭載されているかチェックする
- 広報やPRにどのくらいリソースを割くのか明確にする
- 基本的に無料ツールは存在しない。本当に費用対効果があるのか調べる
広報・PR効果測定ツールについてより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。
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