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デジタルアセット管理システムのおすすめ比較!料金やメリット・選び方のポイント

最終更新日:(記事の情報は現在から222日前のものです)
BOXILでは、デジタルアセット管理システムのおすすめを、料金や選び方のポイントとともに紹介します。導入のメリットやデメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。気になるサービスがあれば、資料請求や問い合わせをしてみましょう。

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デジタルアセット管理システムとは

デジタルアセット管理システム(DAM)は、動画や音声・画像などのデジタルアセットを、一元的に管理できるシステムです。

近年は、オウンドメディアやSNS・カタログ・デジタルサイネージなど、同一のコンテンツを複数の媒体で使用する企業が多く、コンテンツの管理に難儀しているケースが少なくありません。そこでDAMを導入することで、デジタルアセットをまとめて管理できるようになります。

複数のPCやスマホなどでコンテンツを活用する際、作業を効率化できるため、多くのコンテンツ開発企業が利用しています。

デジタルアセット管理システムの選び方

デジタルアセット管理システムを選ぶ際には、次の流れで社内の環境やニーズに合ったものを選びましょう。

  • デジタルアセット管理システムの導入目的を確認する
  • デジタルアセット管理システムの機能を確認する
  • デジタルアセット管理システムを導入する際の注意点を確認する
  • デジタルアセット管理システムの料金・価格相場を確認する

デジタルアセット管理システムの導入目的を確認する

まずは、デジタルアセット管理システムの導入目的を明確にしましょう。そのうえで、必要な機能や操作性・拡張性などを備えたサービスを選ぶことが大事です。デジタルアセット管理システムの導入目的としては、次の理由が考えられます。

導入目的 詳細
大量のデジタルアセットをまとめて管理したい 管理機能が充実したものを選ぶ
媒体ごとにコンテンツを調整して活用したい カスタマイズ性に優れ、自動変換機能が利用できるものを選ぶ
コンテンツの作成や配布をスムーズにしたい ワークフローの効率化・自動化が可能なシステムを選ぶ

企業がデジタルアセット管理ツールを導入する目的はさまざまですが、基本的には制作フローに合った製品を選択する必要があります。将来的に制作規模を大きくする予定ならば、拡張性に優れたシステムを選ぶのがよいでしょう。

デジタルアセット管理システムの機能を確認する

デジタルアセット管理システムには、次のような機能が実装されています。製品・サービスによっては強みや特性が変わってくるので、どのような機能が利用できるのか、きちんと確認することが大事です。

機能 詳細
デジタル資産の保管・管理 多種多様なデジタル資産を一元的に管理し、必要に応じて検索・利用できる機能。
データのダウンロード(アップロード) アクセス権限を有する人が、任意のデジタルデータをスムーズにダウンロード(アップロード)できる機能。
メタ情報の管理 管理しているデジタルデータにメタ情報を付与する機能。検索やソート・フィルタリングなどに役立つ。
ファイルの自動処理・自動変換 デジタルファイルの処理を自動化したり、必要なファイルに変換したりできる機能。
データの編集 管理しているデジタルデータをシステム上で編集できる機能。

デジタルアセット管理システムを導入する際の注意点を確認する

デジタルアセット管理システムを導入する際には、次の点にも注意しましょう。さまざまな観点から環境やニーズを満たすサービスか、よく確認する必要があります。

確認事項 詳細
ベンダーによる製品・サービスの導入実績 多くの企業に人気があり、重宝されているシステムであれば社内でも問題なく活用できる可能性が高いです。
ベンダーによるサポート体制 システムに問題やトラブルが発生した際、すぐにサポートを受けられれるか確認しましょう。
他のシステムとの連携性・拡張性 他のシステムとスムーズに連携できれば、組織全体の行う効率化にも役立ちます。連携サービスを必ず確認しましょう。
デモ版や体験版を利用できるか 事前に機能性や使い勝手を確認できるシステムであれば、ミスマッチが発生しにくいです。
AI(人工知能)を活用しているか 近年はAIを活用した管理システムも増えています。AIを活用できれば、管理業務の一部自動化や簡略化が可能になるため、確認しておきたい項目です。

特に近年は、AI技術を活用したデジタルアセット管理システムも登場しており、AIによるタグ付けや著作権管理が可能です。他にもMAツールCRMなどと連携できるシステムも多いので、、どのようなサービスを導入すべきかも考えてみましょう。

デジタルアセット管理システムの料金・価格相場を確認する

デジタルアセット管理システムは、基本的にはクラウド型のサービスですが、オンプレミス型もあり、それぞれ料金相場が異なります。多くのシステムの料金は非公開なので、基本的にベンダーに問い合わせが必要です。

一般的にクラウド型のデジタルアセット管理システムは、初期費用が無料なものも存在し、月額料金が数千円単位から利用できるものもあります。一方で、オンプレミス型は初期費用が数万円から、数十万円かかるサービスが多くあります。

デジタルアセット管理システムのおすすめ比較【コンテンツ管理特化型】

それでは、デジタルアセット管理システムの特徴を比較します。まずはコンテンツ管理機能に優れたサービスから紹介します。

コンテンツデータベース付きファイル管理・共有サービス「IMAGE WORKS」 - 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社

コンテンツデータベース付きファイル管理・共有サービス「IMAGE WORKS」は、社内で制作した画像や動画など、各種データをクラウド上で共有できるデジタルアセット管理システムです。特定の部門・部署・チームだけのコンテンツデータベースを構築できます。作業効率が大幅に向上するのに加えて、過去のコンテンツの再活用もしやすくなるでしょう。

申請・承認機能によりコンテンツの著作権管理もしやすいのが特徴です。無料体験版を利用できるので、まずは機能や操作性を確認してみましょう。

Digital Library - MIC株式会社

Digital Libraryは、商品の画像やデザインデータ・音声・ファイルなどを、一元的に管理できるデジタルアセット管理ツールです。ブラウザ上でPCと同様の見た目で管理できるのに加えて、データの登録・移動などもドラッグ&ドロップで簡単にできます。

対象ファイルのプレビュー画像が表示されるため、専用のアプリケーションを所持していない場合でも、管理に困ることはありません。ユーザーごとの権限設定も可能なので、安全にコンテンツを管理できます。使いやすさに定評のあるシステムで、スタートアップにもおすすめです。

Bynder - Bynder

Bynderは、デジタル資産を一か所で集中的に管理できるデジタルアセット管理です。システム上での共同編集やファイル共有も可能で、バージョン管理もスムーズにできるので、大量のリッチコンテンツの管理・編集にも適しています。

AIとの連携により、類似検索や画像検索・画像内のテキスト検索なども可能です。デモ版が利用できるので、まずは使い勝手を確かめてみるとよいでしょう。

box - 株式会社Box Japan

boxは世界中で多くの企業に利用されているクラウドストレージで、高度なセキュリティ機能と検索性で、デジタルアセットの管理にも活用できます。法人向けのプランのほとんどが容量無制限に利用でき、細やかなアクセス権限の設定が可能です。

コメント機能を活用した共同編集や文書管理機能も備えており、業務データベースや基幹データバックアップ先としても重宝するでしょう。

デジタルアセット管理システムのおすすめ比較【ワークフロー効率化型】

次に、デジタルアセットの管理に加えて、制作現場の作業効率やワークフローを改善できる製品・サービスを紹介します。拡張性や他のシステムとのスムーズな連携が可能なサービスが多く、制作部門全体の生産性向上を図りたい組織におすすめです。

CIERTO - 株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン

CIERTOは広報や販促・営業活動など、事業活動に必要となる媒体や、コンテンツ制作環境を改善できるデジタルアセット管理システムです。コンテンツ制作に関するあらゆる情報を一元的に管理でき、組織のワークフローの生産性をアップするとともに、制作コストの削減に寄与します。

充実したワークフロー管理機能に加えて、コンテンツ管理に関する機能も多く実装しているため、事業活動を通じたブランディングの強化が可能です。ブラウザベースの管理システムなので、誰にでも使いやすく、AIによるメタデータの登録や音声認識などの機能もあります。

Sitecore Content Hub - サイトコア株式会社

Sitecore Content Hubは各所に散在しているコンテンツのライフサイクル管理ができるシステムで、単一の統合型ソリューションとして運用できます。さまざまな端末からアクセスが可能で、管理するコンテンツのパーソナライズ化と、媒体ごとの細かい調整が可能です。

AIと機械学習を利用して、コンテンツのタグ付けやImage Similarityも可能で、Sitecore CMSとシームレスに統合できるのも特徴です。すでに同サービスを導入しているならば、ぜひ組み合わせて運用するとよいでしょう。製品情報や印刷物の管理にも広く対応しています。

OpenText Media Management - オープンテキスト株式会社

OpenText Media Managementは画像や動画・音声など、各種メディア資産の作成から配信・廃棄まで一気通貫で管理できるシステムです。高度な検索機能により、作業中のタスクや進行中のプロジェクトに適したコンテンツをスムーズに入手できます。

また、承認プロセスの統一により、コンテンツの機密保持とコンプライアンスの強化も可能です。コンテンツごとのパーソナライズもできるので、必要なメンバーがベストなタイミングで、コンテンツを活用できる環境を構築できます。大容量のデジタルアセットを、まとめて管理したい組織におすすめです。

Adobe Experience Manager Assets - アドビ株式会社

Adobe Experience Manager Assetsは、デジタルアセットの効率的な管理と、迅速な利用環境の構築が可能なサービスです。社内のコンテンツ需要と事業の成長に合わせて柔軟に拡張できる仕様で、IT部門やマーケティング部門などの共同作業を円滑にできます。

さらに、手間のかかる反復作業をAIに任せられるのも特徴で、特定のアセットから数千ものバリエーションを生み出せます。コンテンツのパーソナライズもしやすく、媒体ごとに最適な配信ができるのも強みです。

Adobe Creative Cloudとのスムーズな連携ができるので、同サービスをすでに利用しているならば、ぜひ導入を検討してみましょう。

Acquia DAM - アクイアジャパン合同会社

Acquia DAMは、ツールや媒体にまたがる複雑なコンテンツを効率的に管理できるシステムで、デジタルマーケティングの情報ベースとして活用できます。各種キャンペーンやプロダクトローンチ・コンテンツマーケティングプログラムなど、さまざまなアプローチの起点として役立つでしょう。

さらにAPIを駆使すれば、WebサイトやSFA・Eコマースサイトなどで、スムーズにコンテンツを配信できます。いつ・どこで・誰がコンテンツを利用しているのか把握できるため、アセットの無断使用を防ぎつつ、効率的かつ安全なコンテンツ管理が可能です。予算管理や投資効果の検証などもできます。

Nuxeo Content Plaform - Hyland Software, Inc.

Nuxeo Content Plaformは、アプリケーションの開発を効率化できるプラットフォームです。コンテンツの制作や開発のみならず、ワークフローの改善やソーシャルメディアの運営など、さまざまな施策の実行を可能にします。

複数のプロジェクトをプラットフォーム上で運用できるので、開発部門はもちろん、マーケティング部門の生産性も向上できるでしょう。AIによるビジネス予測も可能です。各部門・部署を有機的に連携させ、コンテンツを全社規模で活用したい企業におすすめです。

Alienbrain - Alienbrain Ltd

Alienbrainは、アートやデザイン・アニメーションの制作に特化したシステムで、コンテンツや制作物のバージョン管理ができます。膨大な量になりがちな制作現場のデータを一元的に管理し、チームでスムーズにやりとりできる環境を構築できます。

管理するファイルは高品質なサムネやプレビューとして表示されるので、どこに何のファイルがあるのか、直感的に把握できるのが特徴です。ファイル同士の比較や、以前のリビジョンへの簡単なロールバックも可能で、何種類ものファイル形式に対応しています。

デザイン会社やアニメーション制作会社など、クリエイティブ業界でデジタルアセットを管理する際には、ぜひ導入したいシステムです。

AdFlow - 株式会社クリエイターズマッチ

AdFlowは、クリエイティブ特化型のデジタルアセット管理、およびプロジェクト管理システムです。制作管理に必要な機能が豊富に実装されており、制作現場の業務生産性だけではなく、ディレクターやリーダーなどによる管理効率の向上も期待できます。

プロジェクト管理や案件管理のみならず、作業履歴の管理や素材の管理も一元化できるのが特徴で、広告効果の測定・分析機能も利用可能です。導入にあたっては、ベンダーのカスタマーサクセスが丁寧に対応してくれるので、初めてデジタルアセット管理システムを導入する企業でも問題ありません。

デジタルアセット管理システムを利用するメリット

デジタルアセット管理システムを導入すれば、膨大なコンテンツを効率的に管理でき、コストの削減と生産性の向上が可能になります。細やかな権限管理が可能なシステムも多いので、情報の流出や不正アクセスの防止にもつながるでしょう。

デジタルアセット管理システムを利用するメリットを詳しく解説します。

膨大なデジタルコンテンツを効率的に管理できる

多種多様なデジタルコンテンツを効率的に管理できるようになるのは、デジタルアセット管理システムを導入する最大のメリットです。

近年は、さまざま媒体でデジタルコンテンツが活用されるようになり、煩雑な管理に悩まされている企業は少なくありません。そこでデジタルアセット管理システムを導入すれば、膨大なコンテンツを一か所に集約して管理できるようになるので、管理の手間を大幅に削減できます。

管理コストの削減と生産性の向上も可能に

デジタルアセット管理システムの活用により、コンテンツの管理コストも削減できるのに加えて、一人ひとりの生産性向上も期待できる点もメリットです。

煩雑なコンテンツ管理体制は時間の浪費を招いてしまい、本当に重要な制作業務に注力できる時間を減らしてしまうでしょう。事実、多くの企業では取り扱うべきデータや、ファイルの検索と共有、整理などに時間を取られがちです。保存先が見つからなかったり、同じコンテンツを制作してしまったりすることもあり、作業が遅々として進まないケースもあります。

そこで、デジタルアセット管理システムを導入すれば、必要な場面ですぐに必要な素材やデータにアクセスできるようになり、コンテンツの再利用もしやすくなります

デジタルアセットを安全に管理できる

コンテンツの一元管理によりデータの流出を防ぎ、著作権管理もしやすくなる点もメリットと言えるでしょう。セキュリティ機能が充実しているシステムが多く、アクセス権や編集権の管理が厳密にできるため、不正なアクセスはもちろん、ミスによるデータの流出や消失を防止できます。

近年は、とりわけコンプライアンスの順守が求められているため、自社ブランドの予期せぬ毀損を防ぐためにも、システムを活用したコンテンツの管理が必要です。

デジタルアセット管理システムを利用するデメリット

デジタルアセット管理システムを利用する際には、運用を間違えると導入前よりも管理が煩雑になるおそれがあります。また、運用が定着するまで相応の手間と時間を要するので、計画的に導入を進めなければいけません。

デジタルアセット管理システムを利用するデメリットを解説します。

導入前よりも管理が煩雑になる可能性がある

システムの選択を誤ったり、コンテンツの管理体制がうまく構築できていなかったりすると、逆に管理が煩雑になる可能性があることはデメリットです。

導入するシステムを選ぶ際には、必要な機能が網羅されているか確かめるのはもちろん、現場で使いやすいシステムかどうかもチェックしましょう。デモ版やトライアル版が利用できるシステムならば、現場の社員に使ってもらい、本当に業務効率が向上するのか、よく確認することが大事です。

運用が定着するまで時間がかかる

デジタルアセット管理システムの導入から運用が定着するまでには、相応の手間と時間がかかります。現場の社員がシステムを使いこなせるようになるまで、継続的に支援する必要があるでしょう。

データの統合や移行などに関しても、事前に計画を立てておき、スムーズに実行できる体制が求められます。社内にIT人材がいない場合は、ベンダーの支援を受けながら導入を進めるとよいでしょう。ユーザーマニュアルを作成するとともに、システムに問題やトラブルが発生した際の対応も考えておくことが大事です。

デジタルアセット管理システムでマーケティングやブランディングを成功させよう

デジタルアセット管理システムを導入すれば、動画や音声・画像など、企業が利用するデジタルアセットを一元的に管理できます。コンテンツの制作コストの削減や、スタッフの業務生産性の向上も可能になるので、ぜひ導入を検討してみましょう。

ただし、環境やニーズに合わないシステムを導入してしまうと、逆に管理が煩雑になるおそれがあります。まずは導入目的を明らかにしたうえで、必要な機能が網羅されたシステムを選びましょう。さらに、次のポイントも意識する必要があります。

  • ベンダーの導入実績は十分か
  • 充実したサポートを受けられるか
  • ほかのシステムと連携できるか
  • デモ版や体験版を利用できるか

すでに社内でクラウドストレージやコンテンツの管理システムを導入している場合は、連携により業務効率を向上できるか判断することも大事です。さまざまな観点から環境やニーズに合ったシステムを慎重に選定し、マーケティングやブランディングに活用しましょう。

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