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動物病院向けの電子カルテ比較5選 | 機能やメリット、選び方も解説

最終更新日:(記事の情報は現在から183日前のものです)
この記事では、動物病院向け電子カルテを紹介しています。動物病院向け電子カルテのメリットや機能詳細、選び方、サービス比較を解説。導入する動物病院向け電子カルテを探している方はぜひ参考にしてみてください。

動物病院向けの電子カルテとは

動物病院向けの電子カルテとは、動物病院で行う診察や治療の記録をデジタル化したシステムのことです。従来は紙カルテを用いて患者情報を管理していたところ、電子カルテを導入ならデータの保存や検索が効率的になります。

動物病院ではペットの健康状態、予防接種、手術記録など多くの情報を取り扱います。このような情報をデジタル化することで、スタッフがすばやく情報へアクセスし、スムーズに診察や治療のできる環境を実現。また、電子カルテは、診療履歴を正確に管理できるため、誤診や情報の混乱を防ぐ効果も期待できるでしょう。

動物病院向けカルテの選び方

クラウド型とオンプレミス型

電子カルテの導入方法として、クラウド型とオンプレミス型の2つがあります。クラウド型はインターネット経由で利用する形式であり、オンプレミス型は自社のサーバーに導入する形式です。

クラウド型 オンプレミス型
メリット 初期費用が安い。保守運用のコストが低い カスタマイズしやすい。自社のセキュリティ方針に合わせられる
デメリット 月額ないし年額の費用が都度発生 初期費用が高い。アップデートや管理が自社責任

導入時の運用やサポート体制も大きく異なるため、システム選定時にはまずクラウド型とオンプレミス型のいずれか確認しましょう。

電子カルテと顧客管理の充実度

電子カルテを選ぶ際には、カルテ機能と顧客管理機能が十分に備わっているかを確認します。診療記録や処方履歴など、動物病院に必要な情報を効率的に記録できるかがポイントです。たとえば、ペットの病歴や予防接種のスケジュール、飼い主の連絡先などを簡単に参照できるシステムは、病院の業務をスムーズにします。

予約機能の有無

電子カルテを選ぶときは、予約機能の有無も重要なポイントです。患者の予約を簡単に管理できるシステムは、動物病院のスケジュールを効率的に調整します。オンライン予約機能があると、顧客が自分で予約を取れるため、病院スタッフの作業負担を減らせるでしょう。

手書きへの対応

電子カルテを選ぶ際には、手書きへ対応してほしいかを整理しておきましょう。獣医師やスタッフが手書きでカルテを記入したい場合、手書き用の電子カルテを選定する必要があります。たとえば、タブレットを使って手書き入力できると、紙カルテと同じ感覚でデータを記録できます。

料金体系と発生するコスト

電子カルテを選ぶ際には、何にどのくらいの費用がかかるか確認すべきです。初期費用や月額料金といったわかりやすい費用はもちろん、教育やサポートにかかるオプション料金も加味して予算内に収まるか計算しましょう。デバイスを持ち合わせていない場合は、ハードウェア代も認識しておきましょう。

セキュリティ対策やサポート体制

電子カルテの選定において、セキュリティ対策とサポート体制は重要な観点です。患者の個人情報を保護するために、システムが堅牢なセキュリティを持っているかを確認しましょう。また問い合わせ窓口の対応時間や問い合わせ方法、定期的なシステム更新があるかなどを確認しましょう。

動物病院向けの電子カルテ5選

ミニイク

ミニイクは動物病院で働くスタッフの心をラクにするクラウド電子カルテです。ミニイクには次のような特徴があります。

  • 獣医師の代表が経験をふまえて現場目線でのシステムを提供
  • 電子カルテはもちろん、予約受付や会計、シフト管理なども搭載
  • カルテに手書きでメモやスケッチを残せる

アニレセクラウド

アニレセクラウドは電子カルテつきの動物病院に向けた顧客管理システムです。アニレセクラウドには次のような特徴があります。

  • 写真やシェーマに手書きでメモを残せる
  • 管理データから証明書や診察券を発行
  • 院内の待ち状況管理や電話番号から顧客情報を表示する機能で満足度向上

ペトレルプラス

ペトレルプラスは動物病院の日常業務をシームレスに管理できるシステムです。ペトレルプラスには次のような特徴があります。

  • 入院や予防接種の管理のほか、証明書の印刷が可能
  • 電子カルテの修正履歴が残るため、改ざん防止に役立つ
  • 予約管理や診療明細の作成・登録

ペットクルーカルテ7

ペットクルーカルテ7は動物病院専用の情報管理システムです。ペットクルーカルテ7には次のような特徴があります。

  • 顧客とペットの基本情報を一元管理
  • 病院の規模や要件に合わせた5つのラインナップ
  • POSレジや予約システムとの多彩な連携

A'alda Vet360

A'alda Vet360は動物病院それぞれの運営スタイルや課題に対応できる電子カルテです。A'alda Vet360には次のような特徴があります。

  • 自院特有のフォーマットのカルテを作成
  • 選べるシンプルな料金プランで導入のハードルが低い
  • 予約や会計明細の作成など診療記録以外の業務にも対応

動物病院向け電子カルテの主な機能

電子カルテは動物病院の業務を効率化し、診療プロセスをスムーズにするために多くの機能を備えています。電子カルテの機能から顧客管理、請求、バックオフィスの機能まで、動物病院が必要とする要素を網羅している傾向にあるのが特徴です。

電子カルテ機能

電子カルテ機能は患者の診察記録、処方、手術履歴などをデジタル化して管理します。紙カルテと異なりデータの検索や整理が容易です。また、カルテを共有することで、医師やスタッフが情報へすぐにアクセスでき、診療の効率化につながります。

顧客管理機能

顧客管理機能は、ペットの飼い主やその家族の情報を一元的に管理します。ペットの病歴や予防接種のスケジュール、緊急連絡先などを保存し、予約や診察の際に活用。この機能により、顧客とのコミュニケーションが円滑になり、サービスの質を向上させられます。

請求関連の機能

請求関連の機能は診療費や薬代、その他の料金を管理します。診察後の請求書発行や支払い処理を自動化でき、計算ミスや手動でのエラーを防止可能です。また、顧客の支払い履歴を追跡することで、未払いを防ぐのに役立ちます。

バックオフィス関連の機能

バックオフィス関連の機能は、動物病院の経営や事務作業をサポートします。たとえば、在庫管理やスタッフの勤務シフト、給与計算などの業務を簡素化できます。これにより、事務作業にかかる時間を削減し、診療や顧客対応に集中できるようになるでしょう。動物病院の運営をスムーズに進めるために重要な役割を果たします。

動物病院が電子カルテを導入するメリット

電子カルテを導入することで、動物病院の運営がよりスムーズになるでしょう。その理由を、動物病院向け電子カルテのメリットとあわせて紹介します。

必要な情報へすぐアクセスできる

電子カルテムの導入により、患者の診療記録や医療データへ瞬時にアクセスできるようになります。たとえばペットの病歴や処方箋、手術記録などがデジタル化されているため、診療中の参照が簡単です。これにより、獣医師やスタッフが迅速に情報を確認でき、診察や治療のスピードを向上させられます。

情報の整理・管理がしやすい

電子カルテはデータをデジタルで一元管理するため、情報の整理が容易です。カルテや顧客情報、請求データなどが一箇所で管理されるため探す手間を省けます。そのため情報の整合性が高まり、誤ったデータの混入を防げるでしょう。また、情報のバックアップや保護が容易で災害時にも備えられます。

カルテの保管スペースや紙資源を削減できる

電子カルテの導入によって、紙カルテや書類の保管スペースを大幅に削減できます。従来の紙のカルテでは、保管場所が必要で、長期間保存するためのスペースが増加していました。しかし、電子カルテでは、デジタルデータとして保管できるため、スペースの節約につながります。また、紙資源の使用を減らすことで、環境への負担を軽減する効果も期待できます。

動物病院向けの電子カルテを導入しよう

動物病院向け電子カルテを選ぶ際には、電子カルテとしての機能の他に、顧客管理や業務効率化などに役立つ機能があるかどうかに注目しましょう。動物病院向け電子カルテは無料プランや無料トライアルを提供している傾向にあるため、導入前に試験運用しましょう。

動物病院向け電子カルテのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

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