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紙のままでも業務が進む。新製品「LINE WORKS PaperOn」提供開始

最終更新日:
ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」や各種AI製品を提供するLINE WORKS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:島岡 岳史)は、2025年10月30日より「LINE WORKS PaperOn」の提供を開始したことをお知らせいたします。

世界最高水準のAI-OCRで書類をデータ化。紙をそのままに、現場の業務効率向上へ寄与

「LINE WORKS PaperOn」とは、紙帳票の読み取りから、修正・データ変換・システム連携・保管までをひとつのツールで対応可能な文書処理業務サービスです。現在提供している「LINE WORKS OCR」では、文書の読み取りに特化していますが、「LINE WORKS PaperOn」は、文書の読み取りだけでなく、必要に応じて内容を自動で修正、補足することが可能となります。

■実証実験の実施と成果

正式リリースに先立ち、LINE WORKS株式会社では一部のお客様とともに実証実験を実施し、PaperOnの有効性を検証しました。
複数店舗を展開する小売業において、受注登録作業の自動化を中心に検証を実施。各店舗では、FAXやお客様から手渡しで受け取る注文書を、日々手作業で収集・入力しており、担当者の大きな負担となっていました。
実証実験では、PaperOnの利用により、店舗スタッフが普段使い慣れたLINE WORKSアプリから注文書を撮影するだけで、データ化から登録まで自動で完結。従来の手入力業務を大幅に削減し、現場の作業効率と正確性の向上を実現しました。
「慣れたアプリで手間なく業務が進み、通知でスムーズにつながる一連の流れに感動した」と、スタッフの皆さまからも高い評価をいただきました。

■ご利用料金

LINE WORKS PaperOnの基本料金

LINE WORKS PaperOnのオプション料金

■「LINE WORKS PaperOn」の機能

「LINE WORKS PaperOn」の機能

「LINE WORKS PaperOn」とは

書類・画像の読み取りから、修正・データ変換・システム連携・保管までをひとつのツールで対応可能な文書処理業務サービスです。
スマホや複合機から画像やPDFを送るだけで即データ化され、現場でもオフィスでも、簡単に使用できます。現場の紙をそのままに、業務効率向上に貢献します。
https://lp.line-works.com/paperon/

■会社概要

社名:LINE WORKS株式会社
本社:東京都渋谷区桜丘町 1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー23階
設立:2015年6月
代表者:島岡 岳史
資本金:55億2,000万円
URL:https://line-works.com/

事業責任者 林 将史様へインタビュー

事業責任者 林 将史様

LINE WORKS株式会社
プロダクトセールス本部 ビジュアルソリューション営業部 部長
OCR/PaperOn事業 事業責任者
林 将史(はやし まさふみ)様

早稲田大学卒業後、LINE株式会社(現LINEヤフー株式会社)に入社し、LINE公式アカウントAPIの普及活動やLINE API Expert制度の立ち上げを行う。その後、広告事業部にて主に小売や消費財業界向けの広告商材の営業に従事したのち、2020年からAI事業部にてAI-OCR製品の事業開発を手がける。同事業のLINE WORKS株式会社への事業承継による転籍後も引き続き同領域を担当し、2023年より現職。企業の紙業務課題の解決とDX推進に取り組む。

PaperOn開発の背景には、どのような課題やニーズがありましたか?

「ペーパーレスって企業に優しくない」。多くの企業への業務ヒアリングの中で得たこの気付きが、PaperOn開発の出発点です。もちろん、すべての現場でペーパーレスが合わないわけではありません。ただ、紙を無理に無くそうとすると、現場の混乱や負担増につながるケースも少なくありません。

業務プロセスやシステムを大きく変えず、紙の運用をそのまま残しながら手軽にデジタル化できる、現実的なDX推進へのニーズが、この製品の開発背景です。

PaperOnの独自性は何でしょうか?

従来型のOCRソリューションと比べ、PaperOnの独自性は大きく二点あります。

第一に「抽出データの品質」です。独自OCRに生成AIを組み合わせ、非定型文書でも項目抽出を実現。過去の修正履歴を基にした自動修正やマスターデータ照合による変換までを一体で行い、後続業務でそのまま使える精度の高いデータを生成します。

第二に「現場での扱いやすさ」です。LINE WORKS連携によるモバイル撮影や複合機・FAXからの自動アップロードに対応し、PC前提の運用を不要にします。撮影から抽出、変換、連携までをワンストップで完結できるため、現行フローを変えずに紙業務の手作業を大幅に減らせます。

PaperOnを導入すると、どのような効果が期待できますか?

PaperOnの導入で最も効果が出るのは、データ化工数の削減と分断されたプロセスの統合による処理スピードの向上です。PoCや弊社旧製品の実績では、FAXや手書き帳票の処理時間が最大80%短縮するケースもあります。アップロードから出力までを一気通貫で処理します。

業務内容 PaperOnによる変化
仕分け・スキャン 撮影/自動アップロードで即時データ化
確認・修正 自動補正とマスター照合で手作業を削減
通知・登録 承認や基幹・Drive連携まで自動処理

これにより、転記や照合の手作業を減らし、残業や属人化、手戻りを防ぐなど、業務全体のスピードと精度を大きく高めます。

PaperOnが特に効果を発揮する業務や業種はありますか?

PaperOnが特に効くのは、次の領域です。

第一に“現場”で紙業務が多い領域です。たとえば製造現場の検査・日報や物流の受け渡し確認など、その場で記入・回覧する運用が前提になっている業務では、撮影からシステム入力までを一気通貫で処理し、周辺の手作業を大きく減らせます。

第二にFAXのやり取りが多い受発注領域です。たとえば卸と小売の取引や定期発注のように、取引先の都合でフォーマット統一が難しい現場でも、PaperOnは抽出・変換・チェックまでを標準化し、PC作業に頼らずに運用できます。

今後、PaperOnをどのようなサービスに成長させたいですか?

PaperOnは「機能の多さ」よりも「使いやすさ」を磨き続けます。現場で迷わず使えることこそ価値があると考えています。そのうえで、単なる紙業務支援ツールではなく、判断や処理を任せられる“紙業務担当AIスタッフ”へ成長させます。

今後は人が行っている確認や承認を自動化し、クラウドだけでなくオンプレミス環境とも安全に連携できる仕組みを整えていきます。PaperOnが現場の一員として自然に働く姿を目指します。

本プレスリリースにて紹介したサービス

LINE WORKS PaperOn - LINE WORKS株式会社

LINE WORKS OCR - LINE WORKS株式会社

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※記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
※本プレスリリース記載の情報は発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、予めご了承ください。
※本プレスリリースはLINE WORKS株式会社のプレスリリースを一部編集および追記し、転載したものです。

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