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ログ監視ツールおすすめ徹底比較!ネットワークを安全に運用するために

最終更新日:(記事の情報は現在から489日前のものです)
ログ監視は、ネットワークのアクセスが多様化した現代では重要なシステムの一つです。近年ではログを簡単に収集できるようになり、ネットワークの安全な運用には欠かせません。そんなログ監視を自動で行ってくれるサービスをまとめました。

本記事で掲載しているログ監視ツールや、紹介しきれなかったログ監視ツールの機能・価格をもっと詳しく比較したい方はこちらからご覧になれます。ぜひツール選定の参考にしてみてください。

ログ監視ツールとは

ログ監視ツールは、ネットワークのアクセスが多様化した現代では重要なシステムの一つです。本来はとても手間のかかるログの収集が簡単になり、ログの収集でネットワークの安全性を診断できます。

ログ監視の基本についておさらいしたい方は、次の記事を参考にしてみてください!

ログ監視とは?ログ監視の基本を徹底解説!役割・項目など
「ログ監視」のことを正しく理解していますか?なんとなく聞いたことはあるけど完璧に意味を理解していない、そんな方のた...
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ログ監視ツールの機能

ログ監視ツールには基本的に次のような機能が搭載されています、

  • 監視機能
  • 検索機能
  • アラート機能
  • レポート機能

それぞれの機能について説明します。

監視機能

ログ監視ツールの主な機能は、ログやネットワークの自動監視です。サービスによっては、ネットワークに接続している電子機器の稼働状況や性能の監視なども可能です。

検索機能

膨大なログから必要な情報を抽出する機能です。不正アクセスやウィルス感染などの問題が発生した際、検索機能を使えば原因を究明する手助けになります。

アラート機能

不正な操作や登録されていない電子機器がネットワークに接続された際に、管理者に通知する機能です。

レポート機能

日間・週間・月間・年間など一定期間でログ情報をレポート化してくれる機能です。レポートはメールで通知・印刷も可能です。

ログ監視ツールの選び方

ログ監視ツールを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。

  • ログ監視ツールの導入目的を確認する
  • ログ監視ツールの機能を確認する
  • ログ監視ツールを導入する際の注意点を確認する
  • ログ監視ツールの料金・価格相場を確認する

ログ監視ツールの導入目的を確認する

ログ監視ツールの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。

導入目的 詳細
セキュリティ強化をしたい ネットワークに接続している電子機器の稼働状況や性能などを監視できるシステムがおすすめ
故障や障害の早期発見がしたい 不正な操作や登録されていない電子機器がネットワークに接続された場合に管理者に通知されるシステムがおすすめ
一定期間ごとにログ情報を把握したい 監視対象のシステムやネットワークのログデータを集計・分析し、視覚的な形式でレポートとして出力できるシステムがおすすめ

ログ監視ツールの機能を確認する

ログ監視ツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。

【基本的な機能】

機能 詳細
ログ収集 サーバーやネットワークデバイス、アプリケーションなどのログを収集し、中央のデータベースやリポジトリに集約する機能
リアルタイム監視 収集したログをリアルタイムで監視し、異常なアクティビティやエラーを即座に検知する機能
アラート通知 異常を検知した場合に、メール、SMS、Slackなどの手段を使って運用担当者にアラート通知を送信する機能
ログの集計・分析 収集されたログデータを集計し、特定のイベントの頻度や傾向を分析する機能

【特定の課題・用途・業界に特化した機能】

機能 詳細
カスタムルール設定 特定のイベントに対して特定のアクションを実行するルールを設定できる機能
ダッシュボード表示 監視対象の状態を、リアルタイムな情報をグラフやチャートで視覚的に把握できる機能
ログの保持・保存 収集したログデータを一定期間保持・保存し、必要に応じてアクセスできる機能
コンプライアンス対応 セキュリティ規制や法令に準拠するためのレポート生成や監査ログの保存をサポートする機能
インテグレーション 他のセキュリティツールやモニタリングツールと連携する機能

コンプライアンス遵守のために導入する場合は、コンプライアンス対応ができるサービスがおすすめです。

ログ監視ツールを導入する際の注意点を確認する

ログ監視ツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
監視対象の明確化 導入前に監視対象を明確に定義し、どのシステムやネットワークデバイス、アプリケーションを監視するかを把握しておきましょう。
エージェント型かエージェントレス型か エージェントレス型は導入が容易であり、エージェント型はより詳細な監視が可能ですが、セキュリティや運用の要件に応じて適切なツールを選択することが重要です。
パフォーマンスへの影響 監視ツールがシステムに負荷をかけすぎないように注意し、影響を与えないように設定しましょう。
セキュリティレベル 監視ツール自体のセキュリティ対策が十分であるかを確認し、監視対象のログデータが適切に保護されているかを確保しましょう。
運用可否 監視ツールの運用のしやすさや運用担当者のスキルを考慮してツールを選びましょう。

ログ監視ツールの料金・価格相場を確認する

ログ監視ツールの一般的な価格相場としては、数万円から数十万円/月程度の範囲が一般的です。ログ監視ツールの価格は次の要素によって決定されます。

要素 詳細
監視対象の規模と数 監視するサーバーやデバイスの数や規模に応じて料金が異なります。監視対象の数が多いほど料金も高くなる傾向があります。
機能と機能制限 ツールの提供する機能の範囲や制限によって料金が変わることがあります。高度な機能やカスタムルールを利用する場合は、追加料金が発生する場合もあります。
データの保持期間 ログデータの保持期間によって料金が変わることがあります。長期間データを保持する場合は料金が高くなる場合があります。
サポートオプション テクニカルサポートの提供範囲によって料金が異なることがあります。24時間体制のサポートや専門家サポートなどがある場合は、追加料金が発生する場合もあります。

具体的な価格は上記の要素やツールの提供会社によって異なります。導入を検討する際には、複数のツールや提供会社の料金を比較し、自社のニーズに合った適切なログ監視ツールを選択することが重要です。

ログ監視ツールのおすすめ比較

BlackBox Suite - BlackBox Japan株式会社

  • 「いつ、だれが、どのデータを、何件見たか」をすべて記録
  • 参照や削除、更新などのアクセス行為すべてをログとして保管
  • 危険・不要なアクセスを自動抽出

BlackBox Suiteは、アクセスデータの取得から分析、監査までまとめて管理できるソリューションです。Webブラウザからの社内システムへのアクセスも、サーバー内からのデータベースへの直接アクセスも漏れなく記録できます。

危険なアクセスやユーザーを自動抽出でき、ダッシュボードからリスクの兆候も把握可能です。大量データ閲覧のチェックのほか、システム投資効果チェックや優秀な従業員のシステム利用傾向の把握などにも役立ちます。

srest【スレスト】 - 株式会社メタップスホールディングス

  • インフラ運用に関わるデータをリアルタイムに可視化
  • 複数サービスのイベントログをダッシュボードに集約
  • 過去のイベントログの横断検索が可能

srest【スレスト】は、AWSといったインフラの健康状態をリアルタイムで可視化できるイベントログ一元監視サービスです。Amazon EventBridgeから送信されるイベントログをはじめ、インフラ系サービスのイベントログをダッシュボードに集約し確認できます。

過去に発生したイベントログを検索でき、Amazon Inspectorにより検出されたぜい弱性に対し、CVEを指定した検索も可能です。特定のサービスで発生したイベントも絞り込めるほか、イベントログに対してアラート条件を設定すればSlackやメールで通知を受け取れます。

Remopia - レバレジーズ株式会社

  • 業務時間のログデータをグラフ化
  • 長時間離席や働きすぎ、隠れ残業などの検知機能を搭載
  • メンバーの忙しさや作業内容を見える化

Remopiaは、リアルタイムに社員の業務負荷や働き方を確認できる業務可視化ツールです。業務時間のログデータをグラフ化できるほか、定期的に保存されるパソコン画面により作業の様子も確認できます。

長時間の離席や働きすぎを検知しアラートしてくれるので、負荷がかかっているメンバーのフォロー、リモートワークにおけるマネジメントにも役立ちます。

MaLionCloud - 株式会社インターコム

  • 印刷操作やWebアクセスなどの端末操作ログを収集し一覧化
  • 社員ごとのデバイス操作状況を細かくレポート
  • ChatGPTの書き込みも管理管理

MaLionCloudは、情報漏えい対策やIT資産管理、社員の勤務状況の可視化などが可能なツールです。送受信メールやファイル操作など、情報漏えいにつながる操作履歴を管理できます。

Windowsはもちろん、Macの操作管理、IT資産管理にも対応し、操作制限やイベントリ収集などが可能なのもポイントです。収集ログをもとに多次元分析できるAIを搭載し、異常の度合いの高い順に従業員端末ログをリスト抽出し、分析結果をレポート出力してくれます。

PrivX - 株式会社ディアイティ

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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

  • 暗号化通信を簡単に録画・保存・確認
  • 共通アカウントの利用者も特定可能
  • 影響を最小限におさえて導入可能

PrivXは、暗号化通信の操作内容を通信経路上で取得・記録し、サーバー管理者と管理プロセスを監視するシステムです。取得した操作記録は管理画面から動画で簡単に確認でき、SSH通信の場合は文字列の検索も可能です。

また、共通アカウントを複数人で利用している場合でも、どの管理者がログインしたかを可視化できます。現在使用しているネットワーク環境をそのまま活用でき、導入時の影響をなるべく最小限におさえられるのもポイントの1つです。

漏洩チェッカー - 株式会社スタメン

  • 1機能100円で必要な機能だけを組み合わせ利用
  • ログ情報をもとに重要情報の動きや稼働時間、端末の利用実態を可視化
  • 端末とユーザーを紐づけて情報漏えい防止をサポート

漏洩チェッカーは、非IT人材による管理を支援してくれるログ監視ツールです。設定したログの収集範囲、アラート条件をもとに、ルールから逸脱した動きを自動でプッシュ通知してくれます。

フォルダーやスクリーンの監視機能、USBドライブへのデータダウンロード監視など、目的に応じて1機能単位でプランを構築できます。ユーザーごとにプランを設定できるので、ムダを省いたプラン構成が可能です。

WEEDS Trace - ウイーズ・システムズ株式会社

  • 作業者本人を特定可能
  • 各種OS・DBから操作ログの収集、各種レポート出力可能
  • 作業内容の問題を各種レポートを用いて監査可能

WEEDS Traceは、利用の制限、適切な担当者への割り当て、利用状況の把握、利用内容の分析をする特権ID管理ツールです。操作ログを漏れなく取得し、ログを自動的に監査します。自動化により、管理にかかる負担は大幅に軽減されます。

MylogStar 4 - 株式会社ラネクシー

MylogStar 4
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

  • 業界トップクラス、15種類の操作ログを取得
  • シンクライアント環境での操作ログ取得を実現
  • アクティブ時間(実稼働時間)の取得が可能

セキュリティを強化するため、詳細なユーザー証跡管理を行うにはクライアントの操作ログが必要です。

MylogStar(マイログスター)は物理環境・シンクライアント環境にかかわらず、精度の高いログ収集力でPC操作ログといったデータを取得できます。また、取得したPC操作ログは直感的な管理画面で効率的に管理・活用が可能です。 MylogStarはクライアント操作ログ管理の専用製品です。

※出典:ラネクシー「ログ取得機能 – MylogStar」(2024年3月13日閲覧)

MylogStar FileServer - 株式会社ラネクシー

  • 198,000円からと低価格かつ高機能
  • ピンポイントで優れたログ収集力
  • 管理サーバー不要

MylogStar FileServerは監視対象を機密情報が保存されたファイルサーバーに絞って、ピンポイントに監視対象のサーバーに直接インストールすることにより、ファイルサーバー内でデータの入出力やユーザーの操作を監視することでセキュリティを保つ、ファイルサーバーアクセスログ管理ソフトです。

管理用のサーバーを別途用意する必要がなく、PCへのエージェントをインストールも不要のため、低価格で手軽なログ管理を実現します。投資予算を抑えた情報漏えい対策を検討中の企業にオススメのサービスです。

ログ監視ツールのメリット

ログ監視ツールを導入することで次のようなメリットを得られます。

  • 不正アクセスを防げる
  • 社内風紀を保つ
  • 業務効率化

それぞれのメリットの詳細は次のとおりです。

不正アクセスを防げる

ログを監視することで、不正アクセスや情報漏えいの原因となる動きを早期に把握できます。もし問題が起きても、原因となった端末の特定や証拠集めなどにも役立ちます。

社内風紀を保つ

ログ監視ツールの周知によって、ユーザーが不正な操作をしないように抑制できます。

業務効率化

操作ログを解析すれば端末の稼働状況がわかるので、効率的な仕事の進め方を考えるヒントになります。

ログ管理で安全なネットワークの運用を

同じログ管理でもサービスごとに機能や強みが異なり、企業ごとに相性の良いサービスがあります。

ぜひ業務体系や業種などを踏まえて自社に合ったログ管理サービスを導入していただきたいと思います。それによりさらに安全なネットワークを運用が行えます。

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