監視カメラWi-Fi製品比較8選！ワイヤレス対応サービスのメリット、家庭用にも

監視カメラには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
⇒監視カメラの資料をダウンロードする（無料）

近年はクラウドを利用した監視カメラが注目を集めています。ホームセキュリティ業界では、これまで以上に強固なセキュリティを構築できる、と話題になっているようです。

そこで、話題のワイヤレス監視カメラを、概要や導入メリット、そして具体的なワイヤレス監視カメラサービスを紹介します。

Wi-Fi対応監視カメラとは

家庭やオフィスのセキュリティ対策として注目されているのが、Wi-Fi対応のワイヤレス監視カメラです。従来の有線カメラとは異なり、ネットワーク環境を活かして配線不要で設置できることが特徴です。

有線タイプとの違い

これまでの監視カメラは、カメラ本体とモニター、録画機器を物理的な配線で接続する必要がありました。設置には専門業者による工事がともない、手間とコストがかかることが一般的でした。

一方、Wi-Fi対応の監視カメラは、インターネットを経由して映像を送信・保存できるため、配線工事が不要です。録画データはクラウドに保存されることが多く、レコーダーの設置も必要ありません。スマートフォンやPCからいつでも映像を確認でき、柔軟かつスマートな監視体制を構築できます。

電源さえ確保できれば場所を問わず設置できるため、屋外や高所、死角になりやすい場所にも向いています。

また、カメラ本体にアプリやQRコードスキャン機能が備わっているものが多く、初心者でも数分で初期設定が完了するものもあります。自宅用に手軽に導入したい方には特におすすめです。

通信の安定性と注意点

Wi-Fiで映像を送信する以上、通信環境の安定性は非常に重要です。電波が不安定なエリアでは映像が遅延したり、録画が途切れたりすることもあります。

そのため、設置場所にはルーターとの距離や障害物の有無などの考慮が必要です。

最近では、カメラ単体でクラウドと通信できるモデルも登場しており、より簡単に設置できるようになっていますが、通信環境の整備は依然として重要です。

クラウドについてはこちらの記事もご覧ください。

Wi-Fi監視カメラの選び方｜用途別ポイント

Wi-Fi監視カメラは製品の種類が多く、どれを選べばよいか迷う方も少なくありません。用途や設置環境に合わせて適切なモデルを選ぶことが、満足度の高い導入につながります。

屋外 vs 屋内で選ぶ

まず確認したいのが、カメラの設置場所です。

屋外に設置する場合は、雨や風、直射日光といった過酷な環境に耐えるため、防水・防塵性能（IP65以上など）や耐熱・耐寒性能が備わったモデルを選ぶ必要があります。

夜間撮影のための赤外線LEDやモーションセンサー機能が搭載されているものも人気です。

一方で、屋内用のカメラはコンパクトで設置がしやすく、デザイン性も重視されています。家族の見守りやペットの監視用途で選ばれることが多く、画質や広角対応など、視認性を重視した機種が多いのも特徴です。

録画機能・クラウド保存対応

録画機能も重要な選定ポイントのひとつです。

一般的には、microSDカードに保存するローカル録画型と、クラウド上に映像を自動でアップロードするクラウド保存型があります。ローカル録画型はランニングコストが抑えられますが、カメラ本体が破損・盗難に遭った場合、データの損失リスクがあります。

クラウド保存型であれば、異常時の映像が安全に残るため、防犯目的ではこちらが推奨されます。最近では、一定期間無料で保存できるクラウドプランが付属している製品も増えており、コストと安全性のバランスを見て選ぶとよいでしょう。

スマホ連携・アプリの使いやすさ

Wi-Fiカメラの最大の利点は、スマートフォンと連携してリアルタイム映像を確認できる点にあります。そのため、専用アプリの使い勝手や機能性も重要なチェックポイントです。

使いやすいアプリであれば、通知機能や映像の再生・ダウンロード、ズーム操作などがスムーズに行えます。一方、アプリの操作性が悪かったり、日本語に対応していなかったりする場合、日常的な使用にストレスを感じることも。

購入前に、アプリの評価や対応OS（iOS/Android）などを確認しておくと安心です。

ワイヤレス監視カメラの製品比較8選！

それでは、おすすめのワイヤレス監視カメラ製品をいくつか比較紹介します。

• HD画質、30fpsでテレビ並みの高画質・高感度
• 拠点間コミュニケーションに役立つ標準機能
• ライティングレール、三脚などのアダプターで場所を選ばず設置可能

Safie（セーフィー）は、置くだけで使えるAI搭載のセキュリティカメラです。逆行や影で不鮮明となりがちな部分も鮮明に確認でき、夜間のような光の少ない環境でもしっかり録画できます。

内蔵マイクとスピーカーにより、拠点間での指示、報告や遠隔接客にも対応可能です。搭載するエッジAIによる画像解析で顧客の流れを可視化でき、リアル店舗のファネル分析をはじめ店舗運営もサポートしてくれます。

• 複数拠点のカメラを一括管理
• カメラのメーカーに捉われないマルチベンダー対応
• 専用アクセスラインによる安心運用

AiSTRIXは、カメラで撮った映像を、インターネット網に介さず専用のアクセスラインを通ってデータセンターまで伝送するため、高いセキュリティを実現しています。

約7,000種以上^※のカメラに対応しており、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットからも簡単に操作できます。映像の「送る」「録る」「見る」をまとめて提供するワンストップソリューションを実現させました。

※出典：朝日ネット「Solutions（ソリューション）｜防犯・監視カメラ｜クラウド監視カメラの導入ならAiSTRIX」（2025年5月27日閲覧）

• フルHD画質での高画質クラウド録画が可能
• 標準搭載のモーション検知機能
• 映像確認専用アプリケーションを提供

LINE WORKS Visionは、フルHDの高画質で映像を録画できるクラウド型映像録画サービスです。映像データは、暗号化しクラウドに保存され、パソコンやスマートフォン、タブレットから確認できます。

モーション検知機能とリアルタイム通知機能を搭載し、動態検知をプッシュ通知できるため、夜間の侵入にも素早く気づけます。複数カメラの一括管理や、日時指定の映像検索も可能です。PoE給電のカメラのため、電源工事不要で利用できるシステム構成です。

• 設定条件にもとづき特定の場面を録画し通知
• 重要な場面のみクラウドに保存し回線負荷を抑制
• 世界中の警備会社で採用実績

キヅクモは、世界各国の警備会社で利用実績をもつビジネス向けネットワークカメラサービスです。ヒト、車、動物を識別し、設定条件に合う場面のみ録画して、ユーザーへ通知します。

重要な映像のみをクラウドに保存するため、インターネット回線への負荷を少なく抑えられるほか、専用レコーダーやmicroSDカードへの常時録画も可能です。世界中の警備会社に利用されている高い信頼性のシステムを採用しています。

• NTT東日本によるクラウドカメラ録画サービス
• カメラを遠隔操作しながらリアルタイムの映像を確認可能
• さまざまな用途に応用ができる

ギガらくカメラは、NTT東日本が提供するクラウド型カメラモニタリング・録画サービスです。

カメラ自体も遠隔で操作でき、リアルタイムの映像をいつでも確認できます。録画した映像はクラウド上に保存され、必要に応じて常時確認できるため、監視カメラとしてだけではなく、さまざまな用途に応用可能です。

• 鮮明で高画質な映像
• 屋内・屋外カメラ両方に対応
• 専用アプリのインストール不要

mineoは、カメラからの鮮明な映像をクラウドに録画し、いつでもスマートフォンやPCから確認できるモニタリングサービスを提供しています。

映像は30fpsという非常に高画質なHD画質で、さらにセキュリティも万全です。屋内・屋外のどちらにも対応しており、専用アプリをインストールしなくても、気軽にブラウザから映像の確認ができ便利です。カメラの設定も簡単です。

• 無線回線を用いてカメラ映像をクラウドに録画
• 手軽に設置できるカメラを使用
• 誰でも簡単に利用できる

キッズウェイは、監視カメラが撮影した映像を、無線回線を用いてクラウドに直接録画してくれる、クラウド型監視カメラサービスを提供しています。

カメラを単管パイプやトラスなどに留めるだけの手軽な仕様で、電源を入れてすぐに録画できます。煩わしい機器の操作説明を受けなくても、誰でも簡単に利用できるのが魅力です。当然、録画したデータはPCやスマートフォン、タブレットなどから確認できます。

• さまざまなメーカーのカメラに対応
• 用途に合わせた録画方法を選択できる
• ニーズに応じてカスタマイズが可能

ArobaViewは、直感的な操作を可能にするインターフェースを用いて、さまざまなメーカーのネットワークカメラを統合し、管理できるソフトウェアです。

スマートフォンやタブレットから遠隔操作も可能で、さらに所持しているカメラもネットワークに組み込めるのは大きな魅力でしょう。ユーザーのニーズに応じてカスタマイズもできます。

ワイヤレス監視カメラのメリット

最後にワイヤレス監視カメラのメリットについて簡単に説明します。

リモート対応が可能

離れた場所から遠隔操作でカメラの制御や映像切り替え、録画の確認ができます。遠隔地に複数台のカメラを設置している場合は重宝するでしょう。カメラに問題が生じたら知らせてくれるサービスもあります。

利用可能者の増加

スマートフォンといった端末から映像を確認できることから、監視カメラの導入に敷居の高さを感じていたユーザーも利用しやすくなりました。複数のユーザーが同じ映像を確認可能なので、応用の幅も広がります。

セキュリティの強化

これまでの監視カメラは映像をローカル環境に保存していたため、セキュリティの問題がありました。ワイヤレス監視カメラの場合、ネットワークセキュリティに気を使う必要があるものの、データの安全性は向上しました。

導入の簡易化

ほとんどの企業や家庭で導入している、ネット回線を利用するため、導入しやすいのが特徴です。最近では専用ソフトをインストールしなくても利用できるものが増えており、さらに簡易化しています。

コスト削減

ネットワークのインフラはすでに整っているため、従来の監視カメラシステムよりも導入・運用コストを削減可能です。ほとんどのサービスが月額数千円程度から利用できるので、コストパフォーマンスに優れています。

ワイヤレス監視カメラを導入してみよう！

近年注目されているワイヤレス型の監視カメラについて、基本的な説明から導入のメリット、そして注目のワイヤレス監視カメラサービスの紹介をしてきました。

すでに説明したように、クラウドタイプのシステムは既存の監視カメラシステムよりもコストパフォーマンスに優れ、さまざまな用途に応用も可能です。今後ますますユーザーが増加するでしょう。

将来的にはスマートフォンやタブレット端末のアプリ感覚で、監視カメラを運用するスタイルが一般化してくるかもしれません。

自宅や企業で監視カメラシステムを導入している方は、本記事で紹介したワイヤレス監視カメラの利用も視野に入れてみてはいかがでしょうか？

BOXILとは

BOXIL（ボクシル）は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。

BOXIL会員（無料）になると次の特典が受け取れます。

• BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題！
• 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる！
• 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える！

BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。

BOXIL SaaSへ掲載しませんか？

• リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1^※
• リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
• 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心

^{※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査}