セミナー集客の現状と方法を徹底分析!効率的に集客するポイントも解説
はじめてセミナーを開催する企業や講師の方にとって、何としても避けたいのは「セミナー直前になっても集客できていない」ことでしょう。
しかし、起業や投資、マーケティングなどビジネス系のセミナーが当たり前のように開催されている昨今でも、セミナーでもっとも苦労するのは集客といわれています。
特にこれからはじめてセミナーを開催しようと考えている方は、どのように集客すればよいのか悩んでいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、主に企業が主催するセミナーで集客する方法や、そのためのポイントなどを解説していきます。
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セミナー集客の現状
毎日たくさんのセミナーや講演、勉強会が開催されている今、セミナーの集客は競争率が高くなっています。そのため、セミナーを行って集客を目指しても、なかなか結果につながらない現状があります。
そんな状態で、少しでも多くの参加者を集めるためには、他で聞くことのできないような独自性のある魅力的なコンテンツを提供する以外にありません。それを正しい方法で宣伝することが必要不可欠なのです。
集客できないセミナーの特徴は?
正しいセミナー集客方法を考える前に、集客に失敗しがちなセミナー集客の特徴を知っておくといいでしょう。たとえば、次のようなものは集客できないセミナーの特徴といえます。
ターゲットが設定されていない
セミナーを開催するうえでもっとも重要なのは、コンテンツを提供するターゲットをしっかりと設定することです。
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、集客に難儀しているセミナーの多くがターゲットの設定が曖昧なままだったり、コンテンツありきのセミナーになってしまっています。
特に自社の提供するコンテンツやスキルに自信をもつあまり、一方的な思いつきでセミナーの内容を決めてしまう企業はけっして少なくありません。
重要なのは市場をしっかりとリサーチし、自社の商品やサービスがどういった層のニーズにマッチしているのかを把握してターゲット化することです。
内容に魅力がない(ありふれている)
これも市場リサーチやターゲティングのための情報収集が不足しているケースにみられることですが、内容が陳腐で聞き手にとって魅力的ではないケースも少なくありません。
ありふれた内容のセミナーは全国で毎日のように開催されており、そういった類のものは、どうしても知名度のある企業や講演者のもとに人が集まりがちになります。
特に、セミナー市場に新規参入したような知名度の低い企業や講演者が、ありふれた内容のセミナーを開いたとしても満足のいく集客をすることはほぼ不可能です。
事前にしっかりとターゲティングを行い、その人々からヒアリングするなどして、彼らのニーズに合ったコンテンツを提供することからスタートする必要があります。
参加することで得られるメリット・ベネフィットが不明確
セミナーに参加することで、具体的にどのようなベネフィットが得られるのかが曖昧なケースも集客に失敗してしまいます。
わざわざ時間とお金を使ってセミナーに参加することは、主催側が思っている以上にハードルの高いものであることを忘れてはいけません。
参加することでどんなメリットがあり、自分達の生活にどういう利益をもたらしてくれるのかが明確でなければ、たとえ一時的に参加しようと思った人であっても、なんらかの理由をつけて参加を止めてしまう可能性が高くなります。
告知の段階でしっかりと提供できるベネフィットを明らかにし、 参加者が抱くであろう疑問や不安な点を払拭するように働きかけることが重要です。
告知を軽視してしまっている
自社のブログやSNSで軽く告知しただけで集客活動を終わらせてしまう企業も少なくありません。
すでに十分な量と質の顧客リストをもっているならば別ですが、特に新規顧客を獲得するために開催するセミナーの場合は、有料の広告枠も積極的に活用して集客しなければ満足のいく集客数に至ることはまずありません。
特に恒常的に集客したいと考える場合、ブログやSNSなどを使った集客は効果的ではないといわれています。
事前にどういう顧客層を集める必要があり、その人々にどういう行動を起こしてもらいたいのかを明確にしておきましょう。そのうえで有料の広告枠を含めた最適な告知媒体を模索する必要があります。
効率的にセミナー集客をするためのポイント
失敗しやすい集客について説明したところで、そういった事柄を避けつつ、費用対効果の高いセミナー集客をするためのポイントについて解説します。
テーマと顧客層をしっかりと選別する
上述の失敗しやすいセミナーの特徴に対して、人気になるセミナーの共通点は、ターゲット層の抱える悩みや問題点について明らかにし、それを解決する方法や情報を提供して満足感を与えるものであるということです。
そのようなセミナーを実現するためには、まずしっかりと自社の顧客層を選別し、どのようなテーマがそこにマッチするのかを明らかにすることが重要となります。
見込み客のニーズやウォンツを捉え、それを満たすためのコンテンツをセミナーとして提供することが必要です。
提供する商品・サービスに自信があるからといって、何の調査もせずに一方的にセミナーを展開しても、ほとんど集客できずに終わってしまうでしょう。
リストなしでも集客可能な方法を模索する
たとえ顧客リストをまったくもっていなかったとしても、他にはない独自性のあるコンテンツをセミナー集客サイトなどで告知することで、一定数のレスポンスを得られやすくなります。
また、昨今では多くの顧客名簿をもつ企業が主催するセミナーイベントに参加したり、有名企業や講師の開催する大規模セミナーの一講師として加わるといった売り込み方も一般化されているため、そういった積極的な集客活動を展開してもよいでしょう。
そこで名前を覚えてもらうことで、最終的には自分達の主催するセミナーに来てもらうためのきっかけ作りになります。
無料にするか有料にするかを適切に判断する
セミナーを無料にするか有料にするかも重要な判断となります。
その基準は何のためにこのセミナーを開催するのかという目的であり、参加者に対して知識やノウハウを提供することが目的なのか、最終的に自社の商品やサービスを売り込むことを目指しているのかで変わってきます。
前者は「知識提供型」のセミナーであり、有益な情報を参加者に得てもらうことが目的ですから、その対価として受講料をいただくケースが多くなるでしょう。
一方、後者は「顧客獲得型」のセミナーであり、参加者に役に立つノウハウなどを提供して関係を築き、最終的には自社の商品を購入してもらうのが目的です。そのため、セミナーの参加自体は無料というケースも考えられます。
場所や日程にも配慮する
セミナーの開催場所や日程にも考慮が必要です。自社の都合を考えればオフィスから近い場所の方がよいことになりますが、重要なのは参加者にとって行きやすい場所であるかどうかです。
可能ならば、駅から10分以内に到着できるオフィスビルなどの中などがよいといわれており、環境にもある程度配慮することが必要となります。
また、参加者が仕事を休まなければならないような時間帯を避け、年末年始や年度末などの忙しい時期も避けるのがセオリーです。
一説には平日半ばの午後6時~7時ぐらいがベストだといわれていますが、このあたりは事前にターゲットのライフスタイルを調査するなどして最適な時間帯を独自に探っていく必要があるでしょう。
セミナータイトルには特に気を使う
セミナーのタイトル付けも参加者を惹き付けるためには重要な要素です。
メールマーケティングにおいて「件名」が重要なように、セミナーの告知でもタイトルで参加者が得られるベネフィットを明示することが大事です。
たとえオリジナリティ溢れる有益なコンテンツを提供するセミナーだったとしても、タイトルが月並みで魅力を感じられなければ、本来集客できていたはずの見込み顧客をみすみす逃してしまうことになるでしょう。
セミナーの魅力を端的に伝えられるタイトル付けを目指しましょう。
コピーライティングの技術を徹底活用する
セミナーの集客やコンテンツ作りにおいては、コピーライティングの技術を積極的に活用しましょう。
コピーライティングとは、簡単にいえば人を動かすための文章術のことであり、いわゆるダイレクトマーケティングの世界では頻繁に活用されています。セミナーの魅力を正確に伝え、具体的にどのようなベネフィットを得られるのかを伝える文章を考えましょう。
自社にそういったスキルをもつスタッフがいなければプロのセールスライターに外注するのも有効です。優秀なコピーライターはセミナーの告知やコンテンツ作りにおおいに貢献してくれるでしょう。
集客サイトや集客代行を利用する
セミナーの集客に関して、多くの開催企業は、自社の専門領域には強くても集客には慣れていません。事実、多くのセミナー開催企業が集客に難儀しており、せっかく内容を充実させても、肝心の参加者が少ないというケースが後を絶たないのです。
そこで、集客サイトや集客代行を利用することによって、自社の専門領域ではない集客の部分を効率化できます。
集客サイト、集客代行に関する詳細は以下の記事をご覧ください。
セミナー集客ではできることはすべてやる
セミナーの集客について、一般的な方法から注意すべきポイントについて解説してきました。
今ではさまざまな業界・業種でセミナーが開催されており、一朝一夕では満足の行く集客数を確保することが難しくなっています。
そんな現状だからこそ、自社のターゲットとすべき顧客層をしっかりとリサーチし、成果の出やすい集客方法を模索することがセミナービジネスでは重要になってきます。
しっかりと目的を定めてゴールを設定し、適切な集客方法を発見するまで試行錯誤を繰り返すようにしましょう。はじめから最適な手法を発見することは至難の業ですから、コツコツと次につながる対応を積み重ねていくことが重要です。
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