無料で使えるおすすめの車両管理システム2選!ツールの特徴と選ぶ際のポイント
無料ツールの機能で満足できなければ、有料の車両管理システムがおすすめです。BOXILからダウンロードできる各社のサービス資料で、車両管理システムの選定を成功させましょう!
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車両管理システムとは
車両管理システムとは、社用車やリース車などの車両を効率よく安全に管理するためのシステムです。GPSやデジタルタコグラフ、ドライブレコーダーなどの機器を車両に設置して運行データを取得し、クラウド上で一元管理できます。
予約管理やアルコールチェック管理、運行日報や点検記録などの機能がついており、車両管理や運行管理などの煩雑な業務を効率化する機能をもっていることが特徴です。
車両管理システムの無料版と有料版の違い
車両管理システムには、無料で使えるものもあります。サービスによって異なるものの、無料版と有料版には次の傾向がみられるでしょう。
| 無料版に見られる傾向 | 有料版に見られる傾向 | |
|---|---|---|
| 機能面 | 制限されていることが多い | 機能が充実していることが多い |
| 保有台数やユーザー数の制限 | 打ち止めされていることが多い | 費用を支払えば増やせることが多い |
| サポート体制 | サポート不可のケースがある | 充実していることが多い |
無料で使える車両管理システムとしては、AI-ContactとKIBACOがおすすめです。後ほど詳しく紹介します。
無料の車両管理システムを選ぶときのポイント
無料の車両管理システムを選定する際は、いくつかの基準が存在します。代表的な基準をみてみましょう。
- 管理できる車両の種類や台数を確認する
- 車両データが連携できるか確認する
- どのようなデータを分析できるか確認する
- 完全無料か無料トライアルか確認する
管理できる車両の種類や台数を確認する
車両管理システムは、車両の種類や台数によって対応できるものが異なります。車両の種類や台数を確認する際の確認項目やチェックポイントをまとめました。
| 確認事項 | ポイント |
|---|---|
| 車両を全部で何台持っているか? | 保有台数を確認した後にすべての車両を管理するのか、一部の車両を管理するのか確認しておく |
| 何の車種があるか? | どのような形で保有しているかによって契約できるかが変わる場合もあるため、社用車として持っているのか、もしくは借り上げ車として持っているか確認 |
| 燃料の種類は? | 燃料の種類によって、データ分析できる内容が変わるケースもある。よって、ガソリン車か?ディーゼル車か?ハイブリッド車か?の確認も大事 |
| 台数が増減する予定はあるか? | 変わるとしたら何年後に何台増減するか調べておけば、増減した際のコストも算出できるため予算の計画を立てやすくなる |
車両の台数が多い場合は、管理画面が見やすく操作しやすいものを選ぶとよいでしょう。また、社用車のほかにリース車や借上車両など幅広い車種に使いたい場合は、KIBACOの導入がおすすめです。
車両データが連携できるか確認する
車両管理システムを選ぶ際は、車両のデータが連携できるかを確認しましょう。AI-ContactとKIBACOでは、次のような連携ができます。
| サービス名 | スマートフォンアプリ連携 | ゼンリンデータコム テレマティクスサービスとの連携 | アルコールチェック連携 |
|---|---|---|---|
| AI-Contact | 〇 | 〇 | 〇 |
| KIBACO | 〇 | ‐ | 〇(オプション) |
AI-ContactとKIBACOはどちらもスマートフォンで連携してデータの分析ができます。アルコールチェッカーを無料で使いたい場合はAI-Contactがおすすめです。
ただし、システムの導入方法によっては、取得できないデータもあるため注意が必要です。管理車両に適切なデバイスを設置し、設置したデバイスでデータを連携できるかどうか確認しておきましょう。
どのようなデータを分析できるか確認する
車両管理システムは、車両に関するデータを「収集、分析、活用」することで、業務の効率化や改善に役立ちます。しかし、データの活用方法は業種や業務内容によって異なります。
| 業種 | 役立つ機能 |
|---|---|
| 配送業 営業 |
ルート最適化 燃費管理 |
| 建設業 レンタカー業 |
車両の稼働状況 事故防止 |
| タクシー業 | 運行時間・休憩時間の管理 ヒヤリハット報告 |
業種によって役立つ機能が異なるため、自社の業務内容にあった機能が提供されているかを確認してサービスを選ぶことが大切です。データの活用方法に合わせて、最適な機能を備えたシステムを選びましょう。
AI-ContactとKIBACOには、次のような機能が備えられています。
| サービス名 | 主な管理機能 | 内容 |
|---|---|---|
| AI-Contact | 運行管理 | 社員の運行ルート管理や運転日報の入力・出力が楽 |
| 動態管理 | 走行している箇所や停止箇所を把握可能 | |
| 車両管理 | 車両の車検終了日、ドライバーの免許種類や更新期限などの管理機能 | |
| アルコールチェック | 酒気帯び確認を含む点呼記録がシステム上で簡単に保存/出力可能 | |
| KIBACO | 車両データの一括管理 | 所有形態を問わず、すべての車両情報を一元管理可能 |
| 優良割引率管理 | 優良割引率目標値設定による、支払保険金限度額算出機能付き | |
| 事故情報管理 | 過去に発生した事故をデータベース化し、支払保険金額の進捗状況も管理 |
運転士や車両の現状に関する管理に力を入れたい場合はAI-Contact、車両に関する情報を幅広く管理したい場合はKIBACOがおすすめです。
完全無料か無料トライアルか確認する
無料で利用できる車両管理システムには、完全に無料で提供されるサービスと、無料トライアル期間が設けられた有料サービスが存在します。それぞれの特徴は次のとおりです。
- 完全無料:無期限で使えるが、有料プランと比べると機能面で劣ることが多い
- 無料トライアル:有料プランの機能を使えることが多いものの、無料期間が決まっている
無料で使える期間が長くなるほど、費用は抑えやすいです。そのため、費用を抑え続けたい場合は完全無料のサービスを使った方が節約につながります。
完全無料のサービスが必要な機能を搭載している場合は、サービスの利用を優先的に考えるとよいでしょう。導入を検討する際は「将来的なニーズの変化や車両台数の増加に柔軟に対応できるか」「システムの拡張性やカスタマイズ性があるか」確認することをおすすめします。
また、車両管理システムのなかにはアプリも無料で利用できるものもあります。アプリを使えばスマートフォンから記録できるためおすすめです。なお、AI-ContactとKIBACOには、どちらも完全無料で使えるプランがあります。
AI-Contactの無料プランを契約すると、有料版のAI-Contact モバイルを1か月間無料でお試し可能です。一方、KIBACOは有料オプションを契約した場合、初月無料で利用できます。
無料で使えるおすすめの車両管理システム2選
無料で使える車両管理システムの中からAI-ContactとKIBACOについて詳しく紹介します。無料の範囲でできることや機能制限などを解説しているため、車両管理システム選びの参考にしてみてください。
| サービス名 | 日報管理 | 導入時の車両情報の入力代行 | 共有車予約 | 車両データ一括管理 | アルコールチェック | サポート |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AI-Contact | 〇 | 〇(一定台数以上の契約に限る) | 有料オプション | 〇 | 〇 | 初期登録時のみ |
| KIBACO | 有料オプション | ‐ | 〇 | 〇 | 有料オプション | 有料オプションのみ |
AI-Contactは、サポートが不要なユーザー向けに完全無料で提供されています。一方、KIBACOは、管理者向けの機能を完全無料で利用可能です。
AI-Contact - 株式会社アイ・ステーション
- 無料で充実の管理システム
- 委託業者にアルコールチェック代行
- 運行状況の見える化
- 車両登録の煩雑さ
| 初期費用 | 0円 | 月額費用 | 0円 |
|---|---|---|---|
| 無料トライアル | -(完全無料) | ||
AI-Contactフリートは、運行管理や車両管理、運転手のアルコールチェック記録管理などの機能が利用できる車両管理システムです。社員の運行ルートや交通違反の状況をリアルタイムで確認でき、車両管理のDX化を進められます。
有料プランに含まれるケースが多い、アルコールチェックの記録や管理も無料で使えるのも魅力です。月額200円をプラスすれば、設定代行や運用コンサルといった手厚いサポートを受けられます。基本的な運行管理を低コストで行いたいときにおすすめのシステムです。
KIBACO
| 初期費用 | 0円 | 月額費用 | 1アカウントあたり550円(税込) 申し込み単位は10アカウントから |
|---|---|---|---|
| 無料トライアル | ◯(初月無料) | ||
KIBACOは、車両に関するデータベース機能だけではなく、登録されたデータをもとに行うべき業務を提案してくれるクラウド型車両管理システムです。車両管理に必要な基本機能が無料で使えるため、コストをかけずに車両管理を行えます。
自社に合うサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。気になるサービスの資料をダウンロードし、検討してみましょう。
有料ツールを検討するべきケース
企業の状況やツールに求めていることによっては、無料ツールでは叶えられないケースが存在します。有料ツールを検討したほうがよいケースをまとめているため、参考にしてみてください。
車両数が多い場合
管理する車両の台数が多い場合は、無料版では対応できないことが多いです。無料版では、管理できる車両の台数に上限を設定している場合が多く、それを超えると追加料金が発生することがあります。
また、車両の位置情報や運行状況などのデータをリアルタイムで確認できる機能が使えない場合もあります。車両数が多い場合は、有料版で無制限に車両管理できるサービスを選びましょう。
ただし、有料の車両管理システムの中でも、車両数1台あたりで費用がカウントされるサービスもあれば、〇〇台まで〇円とカウントされるサービスもあります。
1台単位での契約には、Cariotや通信型ドライブレコーダー Offseg(オフセグ)、LINKEETH DRIVEを利用するといいでしょう。〇〇台まで〇円という契約には、BookingBookが対応しています。
分析機能が必要な場合
車両管理システムの目的は、単に車両のデータを管理するだけではありません。データを分析して、業務の効率化やコスト削減につなげることが重要です。しかし、無料版では分析機能が制限されるケースが多いです。
有料版で利用できる主な分析機能と活用例を次の表にまとめました。
| 機能別カテゴリ | 主な分析機能 | 概要 | 活用例 |
|---|---|---|---|
| 運行・走行 | 走行ルート分析 | 各車両の走行ルート、立ち寄り地点、時間帯を地図上で可視化。 | ルート最適化、配送計画の見直し、燃料費削減、不正利用防止。 |
| 走行距離・時間分析 | 車両ごとの走行距離、走行時間を集計。 | 車両稼働率向上、メンテナンス時期予測、人件費適正化、車両減価償却計画。 | |
| 停車・アイドリング時間分析 | エンジン稼働中の停車時間を計測・分析。 | エコドライブ指導による燃料費削減、運行スケジュールの見直し、業務改善。 | |
| 安全運転 | 運転挙動分析 | 急加速、急減速、急ハンドル、速度超過などを検知し、発生頻度・場所を分析。 | 個別安全運転指導、ドライバーランキング、事故発生時の原因究明。 |
| 安全運転スコアリング | 運転挙動を総合評価し、ドライバーごとにスコアを算出。 | 運転報奨制度導入、安全運転研修の効果測定、保険料見直し交渉。 | |
| ヒヤリハット分析 | ドライバーからのヒヤリハット報告を収集・分析(ドラレコ連携含む)。 | 危険マップ作成、注意喚起、再発防止策立案、安全教育資料。 | |
| コスト・燃費 | 燃費効率分析 | 給油量と走行距離から燃費を算出し、車両別・ドライバー別などで比較。 | 燃費改善目標設定、エコドライブ研修実施、車両買い替え検討。 |
| 総合コスト管理分析 | 燃料費に加え、車検・メンテナンス費用、保険料など全コストを集計・分析。 | 予算管理、車両維持管理費削減、最適な車両購入・リース計画。 | |
| メンテナンス・車両状態 | 車両状態診断・故障コード分析 | OBD-Ⅱ連携でエンジン状態やバッテリー電圧、故障コード(DTC)を監視・記録。 | 予防保全の実施、突発故障回避、修理費最適化。 |
| メンテナンス履歴分析 | 車検・点検・修理・消耗品交換履歴を一元管理し、次回時期を予測。 | メンテナンス忘れ防止、部品調達計画、車両寿命延長。 | |
| 労務・コンプライアンス | 運転・休憩時間分析 | ドライバーの運転・休憩・拘束時間を記録・集計し、法令遵守状況を確認。 | 勤務シフト最適化、過労運転防止、労務コンプライアンス徹底。 |
| アルコールチェック記録分析 | アルコールチェック結果(日時、測定値、チェック者)を一元管理し、記録漏れや異常値を分析。 | 法令遵守徹底、監査対応効率化、飲酒運転撲滅。 |
分析機能が必要な場合は、有料版で高度な機能が使えるサービスを選びましょう。
たとえばAIを駆使した分析がしたければ、ドライブレコーダーで運転解析したり、AIが検知した映像や解析データをもとに、安全管理に特化した専門人材が会社のチームと一緒に運転事故防止と業務効率化を支援してくれたりするDRIVE CHARTがおすすめです。
位置情報やルート提案などの高度な機能を利用したい場合
無料の車両管理システムは、基本的な機能しか提供されないことが多いです。たとえば、位置情報やルート提案などの高度な機能は、無料版では利用できない場合があります。これらの機能は、車両の運用効率や安全性を向上させるのに役立ちます。
高度な機能を利用して、車両管理を最適化したいならば、有料版を選んだほうがよいでしょう。ただし、無料版の中にも高度な機能も提供されている商品もあるため、機能面をよく確認しましょう。
SmartDrive Fleetは、高品質なドライブレコーダーから走行データを自動収集し、リアルタイム位置情報、走行履歴、運転診断、運転日報、月報などの機能を搭載しているためおすすめです。
【結論】はじめから有料プランに入った方が安く済む場合も
車両管理システムの導入を検討する際、無料プランから始めるのは一見魅力的に思えますが、注意が必要です。使い勝手が悪かったり、本当に必要な機能が不足していたりすると、かえって時間や手間、そしてコストがかかってしまう可能性があります。
無料プランでは業務効率が上がらず、結果的に機会損失につながるケースも少なくありません。こうした隠れたコストを考慮すると、最初から有料プランを導入した方が、結果的に費用を抑えられる場合があります。
そのため、車両管理システムを選ぶ際は、無料プランだけでなく、有料のサービスもしっかりと比較検討することをおすすめします。
気になるサービスの資料をダウンロードして内容をしっかり検討してみましょう。