BIツールの費用相場と料金比較・おすすめソフト13選
BIツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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- BIツールの費用相場
- 【調査】BIツール31サービスの費用・料金比較表
- 多機能タイプ9サービスの料金表
- データ管理に強いタイプ9サービスの料金表
- 分析に強いタイプ9サービスの料金表
- 特定データに強いタイプ4サービスの料金表
- BIツールの料金モデル
- 1. アカウント数課金
- 2. 利用機能・データ容量に応じた課金
- 3. ライセンス固定型(定額)
- BIツールの費用内訳
- 初期費用
- 月額費用・年額費用
- 【注意】見落としがちな追加オプション
- 費用対効果が高いBIツール13選
- Domo
- Looker Studio
- Tableau
- FineReport
- LaKeel BI
- Codatum
- データ統一クラウドSrush
- Yellowfin
- Zoho Analytics
- Power BI
- Amazon QuickSight
- Excellent
- WebQuery
- 費用対効果の高いBIツールを導入しよう
BIツールの費用相場
BIツールの費用相場は、初期費用は「要問い合わせ」が多く、月額費用は450円〜15万円程度です。この目安は、主要なBIツール31サービスの料金を調査し、公開されている最も安い価格帯をもとに算出しています。
ただし、実際の料金は各ツールのプラン内容や提供される機能によって異なります。また、企業ごとの要望や課題によっては、別途見積もりが必要となる場合もあります。そのため、気になるサービスについては公式サイトから見積もりや相談を依頼することをおすすめします。
【調査】BIツール31サービスの費用・料金比較表
主要なBIツール31サービスの初期費用と月額費用を調査。公式サイトに記載がないサービスを除くと、次のような傾向が見られました。
- 多機能タイプとデータ管理に強いタイプは、最安値が5万円以内のサービスが多い
- 分析に強いタイプは、最低価格が1万円〜15万円ほど
- 特定データに強いタイプは、月額1万円前後から利用できるものが多い
- いずれのタイプでも利用ユーザー数、機能構成、契約形態(年額・月額)によって料金が変動する
多機能タイプ9サービスの料金表
多機能タイプのBIツールは、データの可視化からダッシュボード作成、チームでの共有まで幅広く対応できるオールインワン型のツールです。
料金は、ユーザー数やデータ処理容量、導入サポートの有無などによって変動します。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Domo | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Tableau | 要問い合わせ | 4,200円/ユーザー | |
| LaKeel BI | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Qlik Sense | 要問い合わせ | 30,000円 | 1ドル150円で計算 |
| Zoho Analytics | 要問い合わせ | 3,600円 | |
| Yellowfin | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| 軽技Web | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Amazon QuickSight | 0円 | 450円/ID | 1ドル150円で計算 |
| Oracle Analytics Cloud | 要問い合わせ | 2,480円/ID |
データ管理に強いタイプ9サービスの料金表
データ管理に強いタイプのBIツールは、社内外の多様なデータを統合・加工し、整った状態で分析できる点が特徴です。
料金は、接続可能なデータソース数やETL機能の範囲、データ保持容量などによって決まります。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| データ統一クラウドSrush | 要問い合わせ | 50,000円~ | |
| Sisense | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Altair Monarch | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Alteryx Designer | 要問い合わせ | 37,500円/ID | 1ドル150円で計算 |
| Looker | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Excellent | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| WebQuery | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| TROCCO | 要問い合わせ | 75,000円 | |
| ZEUSCloud | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
分析に強いタイプ9サービスの料金表
分析に強いタイプのBIツールは、統計分析や可視化機能を中心に、分析担当者が高度なレポートを作成できる設計です。
料金は、分析機能のレベルや同時利用ユーザー数、AI分析機能の有無などによって変動します。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| FineReport | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Power BI | 0円 | 2,098円/ユーザー | |
| MotionBoard | 要問い合わせ | 15,000円 | 10ユーザー〜 |
| Dr.Sum | 要問い合わせ | 150,000円~ | |
| Codatum | 要問い合わせ | 15,000円 | |
| Actionista! | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| MicroStrategy ONE | 要問い合わせ | 1,950円/ユーザー~ | 1ドル150円で計算 |
| TIBCO Spotfire | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| ThoughtSpot | 要問い合わせ | 3,750円/ユーザー | 1ドル150円で計算。年払い |
特定データに強いタイプ4サービスの料金表
特定データに強いタイプのBIツールは、マーケティングデータや店舗データなど、特定の領域に特化した可視化・分析を行えるサービスです。
料金は、対象となるデータの種類や連携範囲、レポート出力の自動化機能などによって異なります。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| ノバセルアナリティクス | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| Whatagraph | 要問い合わせ | 42,900円 | 1ドル150円で計算 |
| CRM Analytics(Salesforce) | 要問い合わせ | 16,800円/ユーザー | |
| TEAL BI | 0円 | 8,000円/店舗 | 過去データ取込費10,000円/店舗×年数 |
BIツールの料金モデル
BIツールには大きく3つの料金モデルがあり、それぞれおすすめの企業や導入目的が異なります。
1. アカウント数課金
「1ユーザーあたり月額〇円」といった、アカウント数に応じて料金が発生するモデルです。多くのクラウド型BIツールで採用されており、利用人数が増えると割引率が適用されるケースもあります。
チーム単位での分析共有やレポート閲覧を想定しているため、ユーザー数や利用権限の設定によってコストが変動します。
2. 利用機能・データ容量に応じた課金
機能やデータ処理量によって料金が変わるモデルです。高度な分析機能やAI予測分析、ETL機能などを追加すると月額費用が上がる傾向があります。
また、接続するデータソースの数やクラウド上の保存容量によっても料金が変動します。企業規模や分析対象データの範囲に応じて最適なプランを選ぶことが重要です。
3. ライセンス固定型(定額)
従業員数やデータ量に関係なく、一定額のライセンス費用で利用できるモデルです。主にオンプレミス型やエンタープライズ向けに多く、買い切りまたは年額契約として提供されます。
初期導入コストは高めですが、長期的な利用を前提とする大企業では、安定した運用コストを見込みやすい点が特徴です。
BIツールの費用内訳
BIツールの費用は、初期費用と月額費用(または年額費用)の2つが基本で、さらに必要に応じてオプション費用が発生します。
初期費用
初期費用は基本的に要問い合わせです。なかには無料のサービスもありますが、環境構築やデータ連携の設定をベンダーに依頼すると別途費用が発生することがあります。
特に自社データを複数のシステムから統合する場合は、初期設定やデータ移行作業に工数がかかるため、サポートを利用するとコストが上がる傾向です。コストを抑えたい場合は、データ連携の体制を自社で整備することも有効です。
月額費用・年額費用
月額費用(または年額費用)は、利用するユーザー数や機能構成によって段階的に設定されています。基本プランではレポート閲覧やダッシュボード作成が中心ですが、より多くのユーザーに共有したり、AI分析やデータ統合機能を追加したりすると料金が上がります。
また、クラウド版かオンプレミス版かによっても料金体系が異なり、クラウド型は月額課金、オンプレミス型は年額またはライセンス制が一般的です。どの機能をどの範囲で使うかを整理して、コストを見積もることが重要です。
【注意】見落としがちな追加オプション
BIツール導入時、初期費用と月額利用料だけで予算を組んでしまうと、予想外の追加コストが発生して驚くことがあります。実際に運用を始めてから「こんな費用も必要なのか」と困ることがないよう、見落としやすい追加オプションについても事前に確認しておきましょう。
| チェック項目 | 例 |
|---|---|
| 追加機能 | AI分析機能、ETL(データ統合・加工)、API連携機能、ダッシュボード共有機能 |
| システム連携 | CRM・MA・会計システムなどのデータ連携 |
| サポート | 初期設定、データモデリング支援、分析設計コンサルティング |
費用対効果が高いBIツール13選
BIツールのなかでも費用対効果が高いおすすめのツールを紹介します。各ツールの特徴やくわしい料金プランなどを解説しているので、BIツール選びの参考にしてみてください。
Domoは、1,000以上※のデータコネクターにより、データ元のシステムやサービスへ接続できるクラウド型のBIツールです。
オンプレミスや独自システムを含めさまざまなデータソースを統合しているのが特徴です。
KPI設定、アラート機能、ダッシュボードによる可視化など、必要な情報を必要なときに引き出せる仕組みを提供します。
※出典:Domo「Domoの機能一覧」(2025年11月7日閲覧)
Domoの料金プラン・価格
要問い合わせ
Looker Studio
Looker Studioは、Googleが提供する無償のBIツールです。
GA4やGoogle広告、YouTubeをはじめとする豊富なデータソースと連携でき、ひとつのレポート上でまとめて情報を確認できます。
定期的なデータ確認が求められる場面では、Looker Studioを活用することでレポート作成や確認作業にかかる時間を大幅に削減できます。
また、レポート内で前月比や前年同月比といった期間比較も可能なため、データ分析や報告業務を効率化したい方に特におすすめのツールです。
Looker Studioの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| Looker Studio | 要問い合わせ | 0円 |
| Looker Studio Pro | 要問い合わせ | 9ドル/1ユーザー |
Tableau - 株式会社セールスフォース・ジャパン(Tableau)
Tableauは、国内外で利用されているデータ分析のプラットフォームです。
クラウドだけでなくデスクトップ版もあるため、利用する環境に応じて柔軟に選択するとよいでしょう。
Salesforceが開発したEinstein Discoveryを活用することでAIによる分析が可能となり、データ分析にかかる時間をさらに短縮できます。
Tableauの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| Enterprise Creator | 要問い合わせ | 13,800円 |
| Enterprise Explorer | 要問い合わせ | 8,400円 |
| Enterprise Viewer | 要問い合わせ | 4,200円 |
FineReport - バリューテクノロジー株式会社
FineReportは、分析だけでなく帳票作成やダッシュボード設計にも強いBIツールです。
権限管理やポータルシステム、モバイル端末対応など、エンタープライズ環境で求められる機能も充実しています。
ローコード開発にも対応しているため、エンジニアでなくても幅広く活用できます。
FineReportの料金プラン・価格
要問い合わせ
LaKeel BIは、豊富なテンプレートと充実したサポートのため導入をしやすいオールインワン型のBIツールです。
無料体験セミナーのほか、ハンズオンでのトレーニングもあるため現場への浸透に懸念がある企業にもおすすめです。
LaKeel BIの料金プラン・価格
要問い合わせ
Codatum - 株式会社CODATUM
Codatumは、コードファーストのインターフェースにより、データウェアハウスに直接接続してデータ分析できるBIツールです。
コードファーストなアプローチにより、複雑な問題解決に対応できるほか、リアルタイム共同編集やAIアシスタントとの共同分析も可能です。
Codatumの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| Personal | 0円 | 0円 |
| Team | 0円 | 15,000円~(10メンバーを含む) |
| Multi-team | 0円 | 75,000円〜(50メンバーを含む) |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
データ統一クラウドSrush - 株式会社Srush
データ統一クラウドSrushは、ノーコードによるデータ連携が特徴のBIツールです。500種類以上※のサービスと連携している点が特徴です。
Excelのような操作感でデータ加工ができ、結果をグラフ形式で可視化するなど、データの取りまとめから分析までをワンストップで行えます。
※出典:Srush「500種類を超える連携先一覧|データ分析をもっと簡単に思い通りに|株式会社 Srush」2025年11月7日閲覧
データ統一クラウドSrushの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| AIエントリー | 要問い合わせ | 50,000円〜 |
| AIライト | 要問い合わせ | 80,000円〜 |
| AIスタンダード | 要問い合わせ | 200,000円〜 |
| AIアドバンス | 要問い合わせ | 250,000円〜 |
| AIプロフェッショナル | 要問い合わせ | 350,000円〜 |
Yellowfin - Yellowfin Japan 株式会社
Yellowfinは、ビジネスに重要なデータの変化を自動検知し、原因まで自動で解説する機能を備えています。
データ接続から分析、共有までワークフロー全体を網羅しており、機械学習による自動インサイト機能でデータ分析を効率化します。データ分析をより簡単に、より効果的にしたい企業におすすめです。
Yellowfinの料金プラン・価格
要問い合わせ
Zoho Analytics - ゾーホージャパン株式会社
Zoho Analyticsは、多くのSaaSをデータソースとして分析が可能なクラウド型BIツールです。
クラウドストレージやアプリケーションなど、さまざまなデータソースを統合して一元管理できます。
Zohoが提供する他のサービスとも連携可能なため、Zoho上でまとめて業務を効率化できます。スマートAIアシスタント Ziaを搭載し、質問を入力するだけで自動的にレポートを生成します。
Zoho Analyticsの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用(税抜) | 月額料金(税抜) |
|---|---|---|
| クラウド版 ベーシック | 要問い合わせ | 3,600円 |
| クラウド版 スタンダード | 要問い合わせ | 7,200円 |
| クラウド版 プレミアム | 要問い合わせ | 17,400円 |
| クラウド版 エンタープライズ | 要問い合わせ | 69,000円 |
| クラウド版 カスタム | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| オンプレミス版 パーソナル(年間登録) | 要問い合わせ | 0円 |
| オンプレミス版 プロフェッショナル(年間登録) | 要問い合わせ | 3,600円/ユーザー |
Power BIは、Microsoftが提供するBIツールです。
使いやすいインターフェースと無料のトレーニングリソースにより、データ分析の知識やスキルがなくてもデータを活用できるのが特長です。
顧客向けのレポートを埋め込んだりモバイルアプリから利用できたり、使い勝手に優れたBIツールです。
Power BIの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用(税抜) | 月額料金(税抜) |
|---|---|---|
| 無料アカウント | 要問い合わせ | 0円 |
| Power BI Pro | 要問い合わせ | 2,098円/ユーザー |
| Power BI Premium Per User | 要問い合わせ | 3,598円/ユーザー |
※年払いの月額相当額
Amazon QuickSight
Amazon QuickSightは、Amazonが提供するBIツールです。
機械学習によりパターンや外れ値を自動で探すことで、組織内のすべての人がデータを活用・理解できます。
シンプルで見やすいダッシュボードビューが毎週数多く提供されており、利用者にとってわかりやすい方法で意思決定を支援します。
Amazon QuickSightの料金プラン・価格
【作成者】
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| 作成者 | 要問い合わせ | 24USD/ユーザー |
| 著者プロ | 要問い合わせ | 50USD/ユーザー |
【閲覧者】
ユーザーベースの料金
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| リーダー | 要問い合わせ | 3USD/ユーザー |
| リーダープロ | 要問い合わせ | 20USD/ユーザー |
キャパシティー料金
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| リーダー容量 | 要問い合わせ | 250ドル〜 |
| アマゾン Q 質問キャパシティ | 要問い合わせ | 250ドル〜 |
Excellent - 株式会社システムコンサルタント
Excellentは、Excelにアドインして利用するBIツールです。Excel資産を最大限に活用しデータ出力や帳票作成を効率化します。
ノーコードで複雑なデータ検索・抽出ができ、SQL関数や条件分岐も利用可能です。外部スケジューラ連携による自動実行機能も備え、情報システム部門の負担を軽減し、業務ユーザーの柔軟なデータ活用を支援します。
Excellentの料金プラン・価格
要問い合わせ
WebQueryは、業務ユーザーのタスク効率化を目的としたBIツールです。ノーコードでの複雑なデータ検索や、定型業務の自動化により、業務効率の向上が可能です。
キューブ管理が不要なため、運用コストも削減できます。ExcelやCSVへの直接出力、Excel帳票作成など柔軟なデータ出力が可能で、検索結果をリンクで共有してリアルタイムデータの確認もできるツールです。
WebQueryの料金プラン・価格
要問い合わせ
費用対効果の高いBIツールを導入しよう
BIツールの費用は、提供形態や機能、利用者数などによって大きく変わります。一般的に、クラウド型は月額または年額制、オンプレミス型やパッケージ型は初期費用と年間保守費用が発生します。
費用だけでなく、機能の選定や既存システムとの連携、サポート体制の充実度などにも注意が必要です。費用対効果の高いBIツールを導入するためには、ニーズや予算に合った複数のシステムを比較検討することが重要です。

