360度評価システムの費用相場と料金比較・おすすめソフト

360度評価システムの費用相場

主に360度評価システムは、タレントマネジメントシステムや人事評価システムの1つの機能として利用できるサービスと、360度評価に特化したサービスがあります。

タレントマネジメントシステムや人事評価システムの1つの機能として利用できるサービスは、基本的に初期費用と月額利用料が発生します。多彩な機能から必要な機能を選択できることから、料金の変動要素が多様です。そのため、料金表を公開していないサービスが多いです。

一方で、360度評価に特化したシステムの場合は、初回のみや年間利用料に加えて、実施1回あたりの料金がかかることがあります。特化型360度評価システムの費用相場は初期費用が100,000円〜600,000円、1回あたりの実施料金は5,000円〜220,000円程度です。

内訳	費用相場
初期費用	100,000円〜600,000円程度
実施料金	5,000円〜220,000円程度

※料金相場は本記事に掲載しているサービスの料金を参考にしています。

360度評価システムを導入する際には、従業員数やサポートの有無によって費用が大きく変わります。費用はシステムやサービスによっても異なるので、導入前には必ず見積もりを依頼しましょう。

360度評価システムの比較表

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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

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^{※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。}

費用対効果が高い360度評価システム10選

360度評価システムの中でも費用対効果が高いおすすめのツールを紹介します。各ツールの特徴や料金プランなどを解説しているので、360度評価システム選びの参考にしてください。

なお、特に断りがない限り、料金は税抜価格です。

CBASE 360は、360度施策に特化し、大手企業でも採用されているクラウド型360度評価システムです。直感的にわかりやすいレポートで、従業員の強み・課題を可視化します。導入サポートとして、動画提供や専任スタッフの補助も受けられます。360度施策データを活用した人材育成や組織開発のコンサルティングも提供しています。

CBASE 360の料金プラン・価格

プラン	年間基本料	実施料金
スタンダードプラン（対象者1,000人未満）	320,000円	5,000円／1人（1～100人まで） 4,500円／1人（101～500人まで） 4,000円／1人（501～999人まで）
プレミアムプラン（対象者1,000人以上）	1,700,000円	3,800円／1人（1,000人以上）

※実施1回あたりの最低金額は50,000円

360（さんろくまる）は、Web上で簡単に実施できる360度評価システムです。企業はオリジナルの評価項目を設定可能で、スマートフォンからも入力ができ、匿名性を確保しています。評価の作成、依頼、回収が簡単で、評価実施時のみの課金で無駄のない料金設定があります。さまざまなメリットがあり、成果評価以外の行動側面や管理職の課題特定、企業理念の浸透など、幅広いニーズに対応しています。

360（さんろくまる）の料金プラン・価格

プラン	初期費用
エントリープラン	100,000円
スタンダードプラン	300,000円
プロフェッショナルプラン	600,000円

ユーザー数	実施料金
1〜30ID	60,000円
31〜50ID	75,000円
51〜100ID	90,000円
101〜200ID	120,000円
201〜300ID	160,000円
301〜600ID	220,000円

カオナビは、基本情報から評価、スキル、キャリアまで、すべての人材情報をマトリクスで可視化できるタレントマネジメントシステムです。360度評価運用を支援する機能では、360度評価テンプレートをベースに、運用に合わせてカスタマイズも可能。評価者の権限設定もできるため、客観的な評価につながります。他にも、従業員満足度調査やリスキリング、健康経営サポートなどさまざまな機能が搭載されています。

カオナビの料金プラン・価格

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HRMOSタレントマネジメントは、人と組織の課題から改善まで豊富な機能でサポートしています。従業員一元化では柔軟なデータベース構築やデータ履歴の蓄積、申請・承認によるデータ更新が可能です。目標評価業務はカスタマイズ可能なシートやリアルタイムな進捗確認、一覧での評価調整が効率化されています。人材配置・育成支援では、タレント抜擢やスキルマップ構築、組織シミュレーションが可能です。サーベイ機能や1on1支援機能も備えています。

HRMOSタレントマネジメントの料金プラン・価格

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タレントパレットは、クラウド型タレントマネジメントシステムで、人材データを一元化・蓄積し、配置、育成、採用、社員の満足度向上など科学的な人事戦略を実現しています。人事評価では、MBOやコンピテンシー、OKRなどさまざまな評価手法に対応。360度評価では、マインド機能を用いた評価の設定・実施ができます。また、評価項目の変更や考課者の指定・ランダム抽出など細かな設定が可能です。

タレントパレットの料金プラン・価格

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HRBrain人事評価は、評価シートの作成から集計までをワンストップで効率化し、評価基準やプロセスを見える化します。OKR・MBO・1on1・360度評価などのテンプレートが豊富で、柔軟にカスタマイズ可能です。他にも、評価ダッシュボードや評価ワークフロー設定、1on1面談記録、催促メールの一括送信など多くの機能を搭載しています。

HRBrainの料金プラン・価格

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SmartHRは、雇用契約や入社手続きなどの労務手続きを一元管理できるクラウド人事労務ソフトです。タレントマネジメントとしても使用でき、人事評価やスキル管理、従業員サーベイなどの機能を搭載しています。従業員サーベイを用いることで、360度評価の運用も可能です。

SmartHRの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金	備考
￥0プラン	0円	0円	小規模事業者向け。機能制限あり
労務管理プラン	0円	要問い合わせ	従業員50名以下対象。「労務管理機能」のみ利用可能
タレントマネジメントプラン	0円	要問い合わせ	「労務管理」機能を除いて利用可能
人事・労務エッセンシャルプラン	0円	要問い合わせ	「タレントマネジメント」機能の一部を除いて利用可能
HRストラテジープラン	0円	要問い合わせ	全機能を利用可能

あしたのクラウドHRは、目標や評価の管理、給与・賞与のシミュレーションなどの機能が充実している人事評価システムです。AI機能とビッグデータを活用し、効率化と工数削減を実現します。360度評価をはじめ、評価分析、経年分析、甘辛分析、売上管理などが可能です。

あしたのクラウドHRの料金プラン・価格

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あしたのチームは、専任コンサルタントが伴走し、企業の評価制度の構築・運用をサポートしてくれるサービスです。自社内での効果的な評価制度の構築と運用を実現します。クラウドを利用することで、評価業務を効率化でき、360度評価にも対応します。360度評価制度の構築からはじめたい企業におすすすめです。

あしたのチームの料金プラン・価格

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クアルトリクスの従業員エクスペリエンス（EX）は、採用や研修、360度評価、IT環境、エンゲージメントなど、従業員体験に関するデータを収集するシステムです。リーダーは、収集したデータを人材育成やエンゲージメント向上に活用できます。アンケートテンプレートや専門家が設計した360度評価を利用でき、設問内容の変更も可能です。

クアルトリクス 従業員エクスペリエンス（EX）｜Qualtricsの料金プラン・価格

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360度評価システム運用時の注意点

360度評価システムを導入する際には、次のポイントにも注意しましょう。

文化とコミュニケーションの重要性

360度評価は、従業員間の相互評価やフィードバックを促進し、組織全体の成長を支援します。しかし、360度評価制度を成功させるには、組織内でのオープンなコミュニケーションと信頼の醸成が不可欠です。

従業員が率直なフィードバックを受け入れ、提供する文化を育てることが欠かせません。また、管理者や従業員が評価プロセスについて理解し、その目的や利点を共有することも重要です。

評価の正確性と公平性の確保

360度評価では、さまざまな視点や立場からのフィードバックが集まります。しかし、これらの評価が正確で公平であることを確保するためには、評価基準やプロセスの明確化が重要です。

評価者に適切なトレーニングやガイドラインを提供し、バイアスや偏見を排除するための措置を講じましょう。また、評価結果を個々の従業員と適切に共有し、フィードバックを行うことも大切です。

費用対効果の高い360度評価システムを導入しよう

360度評価システムの費用は、利用するシステムの性質や従業員数などによって大きく変わります。一般的には、特化型の場合は初期費用あるいは年間利用料と、実施1回あたりの料金が発生します。タレントマネジメントシステムや人事評価システムに内包されている場合、初期費用と月額利用料がかかるケースが多いです。

費用だけでなく、機能の選定や既存システムとの連携、サポート体制の充実度なども注意するべきポイントです。費用対効果の高い360度評価システムを導入するためには、自社のニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

360度評価システムは次の記事でも詳しく紹介しています。