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オンライン試験システムおすすめ比較9選!IBT・CBT形式別サービス

最終更新日:(記事の情報は現在から257日前のものです)
オンライン試験システムとはパソコンを使った検定、資格試験の環境について提供するシステムです。IBTとCBTの2つのタイプがあり、不正受験・カンニング対策の強度や許容できるコストによって使い分けが必要です。おすすめのオンライン試験システムを11種類その特徴とともに紹介します。

オンライン試験システムとは?

オンライン試験システムとは、紙と筆記用具を使った従来のテスト形式ではなく、パソコンやインターネットを活用して行う試験を管理できるシステムのことです。

オンライン試験は、テストセンターと呼ばれる会場に受験者が出向いてパソコンで試験を実施するCBT方式と、自宅や学校など任意の環境からインターネット上で実施するIBT方式の2タイプの試験が存在します。オフラインの試験と異なり、特定の試験日に受験者を一か所の会場に集合させる必要はなく、システム上で採点も可能です。

ただし、オンライン試験の仕組みづくりや不正受験防止といった対策も必要になるので、システムを導入するためには一定のハードルの高さがあります。

オンライン試験システムの選び方

オンライン試験システムを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。

  • オンライン試験システムの導入目的を確認する
  • オンライン試験システムの機能を確認する
  • オンライン試験システムを導入する際の注意点を確認する
  • オンライン試験システムの料金・価格相場を確認する

オンライン試験システムの導入目的を確認する

オンライン試験システムの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。

導入目的 詳細
受験間口を広げて、それほど厳格な試験環境は求めない 全国からユーザー自身の端末を使って受験できるIBT型のオンライン試験システムがおすすめ
一定程度厳格な環境で試験をしつつコストを削減したい 一定以上の不正監視、コスト削減効果が期待できるCBT型のオンライン試験システムがおすすめ

オンライン試験システムの機能を確認する

オンライン試験システムでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。

機能 詳細
試験問題作成機能 直感的にオンライン試験を作成できる機能。単純な択一式の問題はもちろん、自由記述や動画、音声を使った試験問題について作成する機能を持ったシステムも存在します。
監視機能 有人やAI監視で受験者が不正受験をしていないのかを監視する機能
採点・合格通知機能 回答をシステムが採点して自動的に合否を判定、受験者に通知する機能
試験運営代行サービス システムの提供だけではなく当日の試験運営、受験者サポートといった試験に付随する業務を委託できるサービスも存在します。

オンライン試験システムを導入する際の注意点を確認する

オンライン試験システムを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
IBT・CBTどちらで試験がしたいのか IBTとCBTでコストや監視強度が異なるので、自社にとってどちらのタイプの試験が望ましいかを検討しましょう。
試験関連業務をどの程度委託したいか 試験そのものだけではなく、受験受付やアフターフォローの委託までできるサービスも存在します。どの程度試験関連業務を委託したいかを確認してください。
どの程度厳格な試験をしたいか システムごとに不正受験防止の仕組みは異なるので、どのレベルで監視したいかを検討する必要があります。

オンライン試験にはCBT試験とIBT試験という2つの仕組みが存在します。CBTは「Computer Based Testing」の略で、テストセンターに行ってコンピューターを操作してテストを受験します。一方で、IBTは「Internet Based Testing」の略称で、場所を問わずインターネットを通じて試験に参加する方法です。

CBTはテストセンターを用意しなければならないのでIBTよりもコストもかかりますが、不正受験を防止しやすい方法です。対面で本人確認をしたうえで、受験室に設置されたWebカメラを通じて監視員がリアルタイムでモニタリングしていることもあります。

それに対し、IBTはテストセンターを用意する費用が必要ないため安価なものの、不正受験防止しづらい傾向にあります。IBT試験の場合は端末の仕様を制限したり、顔認証システムで受験者の本人確認をしたりなどの不正受験対策が可能です。

オンライン試験システムの料金・価格相場を確認する

オンライン試験システムの料金は、基本的には見積もりを取得したうえで価格が決まります。オンライン試験システム導入の費用は、実現したい試験の規模や委託したい業務範囲、CBTかIBTかといった要素によって大きく異なることから、公開されていないケースが多いです。

価格については仕様を決定したうえで、見積もりを取りましょう。

おすすめのIBT型オンライン試験システム5選

WisdomBase - 株式会社シェアウィズ

  • 学習コンテンツ配信オンライン試験の両方を実現
  • 替え玉受験・カンニング・問題流出などの不正行為対策が充実
  • 大規模オンライン試験の実施にも対応

WisdomBaseは、オンライン学習コンテンツの配信と理解度確認テストの実施の両方を実現できるシステムです。動画・音声・PDFなどさまざまな形式で学習コンテンツを管理でき、数千人が一斉受験できる試験環境を整えています。制限時間や禁止行動、試験開始終了条件などを細かく設定可能です。管理画面上で受講者の学習状況や人気コンテンツかどうかを分析できるので、ただ試験を実施するだけではなく、効果的な学習環境の構築にも寄与するサービスです。

まるっとオンライン検定試験システム - 株式会社ジェーピークリエイト

  • 手軽に検定試験を実施できるIBT試験用のシステム
  • 受験者ごとの受験科目個別設定・ランダム出題が可能
  • 事務局への試験運営の丸投げもできる

まるっとオンライン検定試験システムはIBT試験用のシステムで、導入することにより試験運営のコスト・手間を削減できます。セキュリティ対策や不正防止のためにSMSやIVRによる二重認証機能、ランダム出題や試験時間カウントダウンといった機能を搭載しています。長年培った「事務局代行サービス」のノウハウを活かし、オンラインのみではなく、他媒体(紙・マークシートなど)で試験運営にも対応可能です。試験そのものの対応はもちろん、申し込み受付や結果通知といった前後の工程まで委託できます。

コラボプラザ Web試験システム - 有限会社トコシエ

  • IBT試験用のシステムでコスト削減に貢献できる
  • 資格試験・社内試験・地域振興など幅広い用途で導入実績
  • 試験中の不審な行動を試験官がオンラインで監視

コラボプラザ Web試験システムは、IBT試験用のシステムです。資格試験や社内試験だけではなく、地域振興を目的とした検定試験、教育機関における学力測定など幅広い分野での導入実績があります。不正防止対策として免許証のような身分確認証による本人確認、監視官による受験者のチェックといったセキュリティを備えています。試験運用コストを節約しながら、受験場所や時間の制限を緩和可能です。

Remote Testing - 株式会社イー・コミュニケーションズ

  • オンラインテストの不正を抑止して、新たな受験環境を提供する
  • 同社のIBTシステム「MASTER CBT PLUS」と連携してすぐに不正監視を実施
  • 試験に特化したAIが挙動を検知する

Remote Testingは、オンライン試験の不正受験防止ソリューションです。オンラインテストにリモート監視サービス「Remote Testing」を加えることで、会場型CBTと同等の受験環境を実現できます。同社のIBTシステム「MASTER CBT PLUS」と標準連携しているので、組み合わせて使用すればすぐにリモート型CBTを実現可能です。一斉試験は同時5,000まで対応で、オンラインテストで社内試験の同日同時刻実施ができ、同時に不正を防止もできます。

MASTER CBT PLUS - 株式会社イー・コミュニケーションズ

  • 社内試験・資格試験に最適なオンライン試験システム
  • シャッフルやランダムなど紙試験では実現できない多様な試験設定が可能
  • 会場型CBTでの試験開催もできる

MASTER CBT PLUSは、社内試験・資格試験に最適化されたオンライン試験システムです。同社の不正受験防止システムの「Remote Testing」と組み合わせることにより、高い監視性を実現できます。シャッフル・ランダム出題だけでなく、動画や音声による問題出題も可能で、紙の試験では実現できない多様なパターンの試験が実現可能です。データ暗号技術で問題や解答データをプロテクトしているため、安全な環境で回答を保護できます。

おすすめのCBT型(IBT併用型)オンライン試験システム4選

OLTC - 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ

  • システム企画からフォローまで試験運営のソリューションをワンストップで提供
  • 認定試験官がリアルタイムで受験者を監視してくれる
  • 200団体以上での導入実績あり

CBTオンラインテストセンターは、試験の申し込みから受験者サポートまで、すべてワンストップソリューションとして提供しているオンライン試験システムです。問題さえ用意すれば同社がシステム提供を含めて、すべての業務を代行可能です。不正受験防止のためにオンラインテストセンター試験監督・監視ブースを設置しています。CBT・IBT両タイプの試験にも対応可能で、試験に特化した独自のコールセンターも用意できます。

Excert - 株式会社データミックス

  • IBT、CBTの両方に対応可能なオンライン試験システム
  • 有人監視とAIで厳格な試験環境を実現
  • ランダム出題も可能なのでオンライン化できるテストの幅が広い

ExcertはIBT・CBTどちらの試験にも対応できるオンライン試験システムで、受験者数数万人にものぼる大規模な運用にも耐えられます。選択問題・自由記述・穴埋めといった多様な出題形式に加えて、音声や動画ファイルを利用した出題、回答欄の図表内への埋め込みなど多様な出題方式をカバー可能です。システム提供はもちろん、試験監督やテストセンターの手配、受験者からの問い合わせサポート、データ集計など試験運営をトータルで委託できます。

スマート入試 - 株式会社サーティファイ

  • 2つの監視カメラと7つのAIによる強力な不正監視機能を提供
  • 国立大学でも導入している世界最高クラスの不正強度
  • 最短10日程度でスムーズに導入できる

スマート入試は、世界最高レベルの監視強度を実現したオンライン試験システムです。特許出願技術の「2つのカメラ」「7つのAI」を使用した画期的なシステム構成で、試験の不正を防止します。不正強度は試験の種類、シチュエーションに応じて5段階から選択可能です。サポート担当者と試験の仕様を擦り合わせたうえで、最短10日程度で導入できます。サポートも充実しており、本番環境でのリハーサルや試験会場でのサポートといったサービスも可能です。

TAOクラウドJP - 株式会社インフォザイン

  • オープンソース・オープンスタンダードのTAOをベースとしたオンライン試験システム
  • ノーコードでWebブラウザから簡単にテストを作成
  • インフラ構築のためのノウハウやコストは不要

TAOクラウドJPは、オープンソースのTAOをベースとしたオンライン試験システムです。外部ツールとのシームレスな連携が可能で、TAOの特徴をそのまま引き継ぎ、小規模な試験から大規模の本格的なCBT試験まで利用できます。視覚的なユーザーインターフェースから問題のタイプを選んで、パーツをドラッグ&ドロップすることで簡単にテスト問題が作成可能です。

オンライン試験導入のメリット

オンライン試験は運営側、受験者側の双方にとってメリットがある制度です。運営側のメリットとしては次の事項があげられます。

試験運営に必要な費用を削減できる

オフライン試験には試験監督の人件費、会場のレンタル費用、問題・解答用紙を用意する費用といったさまざまな費用が発生します。オンライン試験を導入すればこういった費用を削減できます。

受験日を統一しなくてもよい

受験日を統一しなくてもよいのもメリットです。受験者が任意の期間にテストを受講すればよいので、試験に対する間口が広くなり、運営側が受験者を管理する手間も省けます。

採点の手間を省ける

選択問題であれば採点担当は必要ありません。オンラオイン試験システムが自動的に結果を採点してくれます。結果として試験結果を迅速に公表しつつ、採点に必要な費用も削減できます。

オンライン試験システムで試験運営業務を効率化する

オンライン試験システムには試験業務の効率化、受験者の間口拡大といったメリットがあり、効率的に検定試験、社内試験などを運営したい企業におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。

  • IBT・CBTのいずれの体制で試験を運用するか
  • 求めているレベルで試験の不正監視ができるか
  • コストをどの程度まで許容できるのか

オンライン試験システムについてより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。

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