議事録作成ツールのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはスマート書記
議事録作成ツール・ソフトには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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議事録作成ツールのシェア率
議事録作成ツールの導入に携わった1,690人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入した議事録作成ツールを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、スマート書記で18.80%。その後にNottaが12.10%、AI GIJIROKUが11.30%、YOMELが9.30%、Rimo Voiceが6.80%と続きます。これら5社で全体の58.3%を占めていました。
※調査概要：インターネット調査にて議事録作成ツールの導入に携わった全国20〜60代の1,690人へ実施。本調査の期間は2025年5月14日〜18日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
さらに詳しい比較や選び方を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
口コミ・ユーザー満足度もチェックしよう
口コミやユーザー満足度もサービス選びの重要な指標です。実際の利用者の声も比較検討の際は参考にしてください。
議事録作成ツールの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、議事録作成ツールの市場規模を算出※1しました。
2023年のSaaS型議事録作成ツールの市場規模は、およそ3,820.7億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は4,470.2億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は5,104.9億円規模に成長すると予測※できます。
※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定。議事録作成機能を持ったドキュメントツール・Web会議ツールなどを含む。
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定
議事録作成ツール市場の成長率は？
同調査では、まだ議事録作成ツールを導入・利用していないビジネスパーソンに対して、導入予定も調査しました。その結果、次のような結果になりました。
| 導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| 時期は未定だが利用検討中 | 263 | 5.6% |
| 半年以内には利用開始予定 | 104 | 2.2% |
| 1年以内には利用開始予定 | 110 | 2.3% |
| 2年以内には利用開始予定 | 80 | 1.7% |
| 現時点では未定・利用予定はない | 4145 | 88.2% |
議事録作成ツール市場の成長の要因としては、音声認識精度の向上により高精度な自動文字起こしが可能になったこと、AI文章作成の精度も向上したことが主に挙げられます。近年では、リアルタイムでの文字起こしが可能なツールが登場したり、ワンクリックで議事録生成ができたりするようになりました。そこで、それらを組み合わせた議事録作成ツールへの注目が高まっています。
ChatGPTやCopilot（旧Bing AI）が登場したことでAIの有効性が広く認知されたこともあり、2024年以降は議事録作成に特化したSaaSの導入も本格的に進むでしょう。
議事録作成ツール シェア率TOP5の口コミ・満足度
各サービスの特徴や現場で評価されるポイントを、実際の口コミや満足度と合わせてご紹介します。
スマート書記 - エピックベース株式会社
スマート書記は、音声データとメモを自動で結び付けることができ、議事録作成や録音内容、メモ、音声データなどを一元的に管理できるツールです。フィラー除去や自動話者分離、AIによる要約機能など議事録精度向上、作業効率化の機能を豊富に搭載しています。
専門用語にも強くセキュリティ対策も網羅。決定事項/ToDoサマリーや8か国語翻訳機能（オプション）も利用でき、Word出力や権限設定も簡単。高精度・時短・情報共有のしやすさで多くの現場から支持を集めています。
Notta - Ｎｏｔｔａ株式会社
Nottaは、リアルタイムの書き起こしが可能なAI議事録作成ツールです。AIがミーティングに直接参加して音声を文字化できる「Notta Bot」や、各種デバイスのマイクを用いたライブ文字起こしなど便利な機能を搭載しています。
重要キーワードの検索や会話流れの可視化、音声・テキストを用いたデータ分析機能も特徴です。大手企業や自治体でも導入され、膨大な会議の時短や効率的な情報管理・活用ができる点が高く評価されています。
AI GIJIROKUは「使えば使うほど学習し、高精度化する」AI議事録作成ツールです。各業界特化の音声認識機能や話者分離、AIサマリー機能、Zoom連携など多彩な機能を搭載しています。
専門用語にも強く、議事録間違いの修正もAIが学習。要約や話者ごとの内容分離に加えて、金融・法律・医療などニーズに合わせた認識精度が好評です。多言語・多チャネル・手軽な編集性が高く評価されています。
YOMEL - 株式会社ＰＫＳＨＡ Ｉｎｆｉｎｉｔｙ
YOMELは、チャットルーム風のUIで話者や発言内容を管理できる議事録作成ツールです。発言の自動テキスト化、要約や専門用語収集、エディタでの編集や吹き出し表示など多機能を搭載しています。
Web会議はもちろん、スマホでの対面議事録作成もできます。Zoom、Teams、Google Meet各種ツールと連携しており、参加者の発言をワンクリックで自動議事録化できる手軽さが特徴です。
Rimo Voiceは、幅広い業界で利用される自動文字起こしツールです。漢字・カナも文脈を認識しながら正確にテキスト化できます。
AI要約・音声雑音除去・話者設定/分離などの機能があり、複数話者・長時間データにもしっかり対応します。日本語に特化した高精度エンジンを搭載し、業種を問わず効率的な議事録作成やデータ管理が可能です。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
議事録作成ツールを選ぶ際は自社の会議や用途に合った精度、サポート、機能、操作性を確認しましょう。話者分離やAI要約、多言語対応、Web会議連携、セキュリティ面も重要な比較ポイントです。
シェア率・口コミ・導入事例に加えて、トライアルやデモを活用し社内運用に合うサービスを選定することが成功のポイントです。
