EC一元管理システム比較6選!導入メリット・サービスの選び方を解説
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- EC一元管理システムとは
- EC一元管理システムの選び方
- EC一元管理システムの導入目的を確認する
- EC一元管理システムの機能を確認する
- EC一元管理システムを導入する際の注意点を確認する
- EC一元管理システムの料金・価格相場を確認する
- おすすめのEC一元管理システム・受発注管理システム比較
- 助ネコ 受注管理
- AnyX
- アシスト店長
- ネクストエンジン
- GoQSystem
- TEMPOSTAR
- EC一元管理システムの主な機能
- 受注管理
- 在庫管理
- 商品登録管理
- 発注・仕入管理
- 売上・決済管理
- 出荷管理
- メール送信
- ECサイト分析
- EC一元管理システムの導入メリット
- 店舗運営の効率化
- 人的ミス・トラブルの防止
- 顧客満足度の向上
- コスト削減
- 機会損失の防止による売上向上
- EC一元管理システムの導入でECサイト運用を効率化しよう
EC一元管理システムとは
EC一元管理システムとは、複数のECサイト(ネットショップ)を運営するうえで必要となる、さまざまな業務をシステム化・一元管理できるツールのことをいいます。
受注管理や在庫管理、商品管理、決済管理など、ECサイトに関わるさまざまな業務プロセスにおいての管理や自動化が行えます。
EC事業の規模が大きくなるほど、非効率と感じる作業やミス、ムラなどのリスクが懸念されるため、EC事業者にとってEC一元管理システムの導入は重要な課題です。
EC一元管理システムの選び方
EC一元管理システムを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- EC一元管理システムの導入目的を確認する
- EC一元管理システムの機能を確認する
- EC一元管理システムを導入する際の注意点を確認する
- EC一元管理システムの料金・価格相場を確認する
EC一元管理システムの導入目的を確認する
EC一元管理システムの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
ECサイト・モールの管理を効率化したい | 受注管理や商品登録管理、出荷管理などに特化したEC一元管理システムがおすすめ |
情報を活用してマーケティングも強化したい | 顧客管理やメール送信、ECサイト分析に特化したEC一元管理システムがおすすめ |
顧客満足度を向上させたい | 在庫管理や顧客管理、メール送信に特化したEC一元管理システムがおすすめ |
EC一元管理システムの機能を確認する
EC一元管理システムでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。なお、記事の後半で主な機能の詳細について紹介しているため、そちらもあわせてチェックするのがおすすめです。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
受注管理 | 注文データを一括で取り込み、振り分け管理ができる機能、業務効率のほか納期遅延リスクも軽減できる |
在庫管理 | 多店舗の在庫情報を自動連携し一元管理できる機能、さまざまな要因による在庫の変動を自動反映できる、適正在庫により機会損失を防止できる |
顧客管理 | チャネルをまたいで顧客情報を一元管理できる機能、購買履歴の集約や顧客の年齢・性別といった属性の分析もでき、属性や好みに合わせてメールの内容を変更したり、マーケティングに生かしたりできる |
商品登録管理 | 商品の一括登録・更新や商品ページの一元管理ができる機能、商品の管理を効率化できる |
発注・仕入管理 | 注文書の自動作成や注文残数の確認といった業務を自動化できる機能、発注漏れや過剰発注を防止できる |
売上・決済管理 | 決済システムと連動し、顧客からの入金確認が自動化できる機能、売上の自動集計や分析もしてくれる |
出荷管理 | 出荷伝票の自動作成や出荷状況の一元管理ができる機能、顧客のメール配信・在庫数の更新など自動化も可能 |
メール送信 | 顧客に送る注文確認メールや、出荷通知メールなどの自動作成・配信などができる機能、開封率といった情報をマーケティングにも活用できる |
ECサイト分析 | 売上や顧客情報などを総合的に分析できる機能、ECサイトの運営改善に役立つ情報を得られる |
EC一元管理システムを導入する際の注意点を確認する
EC一元管理システムを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
対応モールやカートの範囲 | 運営しているECサイトやモール、カートシステムに対応しているか、また、追加連携できるかを確認しましょう。システムによって対応しているモールやサイトは多少異なり、対応していないECモールヘ出店する際は、個別での対応が必要です。 |
倉庫・既存システムとの連携性 | 出荷管理をより効率よく行いたい場合は、倉庫とスムーズに連携できるか確認しましょう。また基幹システムといった既存システムと連携できれば、大幅な業務効率の向上も可能です。 |
操作性 | システムの操作が難しい・わかりにくいと扱える従業員が限られ、導入効果も限られます。無料トライアルや無料デモを利用し、導入する前に、現場の従業員に使いやすいか確認してもらいましょう。 |
機能の拡張性 | 今後店舗数や商品数が増加する可能性もあるため、将来的なことも考えながら、料金プランの変更や機能の追加といった、カスタマイズが柔軟に行えるかチェックしましょう。 |
サポート体制 | トラブルが発生した場合の連絡手段や対応時間などを確認し、スムーズにトラブルへ対応してもらえるかチェックします。また初めて導入する場合は、操作方法の疑問やトラブルが発生しやすいため、導入支援を行ってもらえると安心です。 |
EC一元管理システムの料金・価格相場を確認する
EC一元管理システムの料金は、初期費用と月々の基本料金がベースであり、そこに商品点数や受注件数が従量課金としてくわわる場合もあります。
初期費用は無料のケースが多いものの、3~5万円程度かかる場合もあるでしょう。月額基本料金は5,000円~2万円程度が相場で、料金プランによって価格が変動します。料金プランはそれぞれ上限となる商品点数・受注件数によって決められており、これ以上の点数・件数になると追加で受注料金が発生します。
基本料金が割安な場合受注件数の上限も少なめに設定されるケースも多いため注意が必要です。追加の受注は1件あたり5~30円程度が相場です。また管理する店舗数が増加すると、こちらでも追加料金が必要になるケースもあります。今後店舗を増やす予定のある企業は、予算を立てる際に注意しましょう。
おすすめのEC一元管理システム・受発注管理システム比較
ECサイトの一元管理に向いているおすすめのシステムを厳選し紹介します。それぞれ機能や特徴が異なるため、比較検討して自社の運用に合うものを選びましょう。
助ネコは楽天・Yahoo!・Amazonなど、さまざまなECサイトの管理に対応したEC一元管理ができる受注管理システムです。電話注文や実店舗の管理もまとめて行えるため、ネットショップ・実店舗の両方を運用している場合の効率化も可能です。
受注管理や在庫管理、商品登録管理、発注・仕入管理、ECサイト分析などEC運営に必要な機能を網羅しています。
直感的に操作できる管理画面のため、パソコン操作が不安な場合や初心者にも安心です。サポート体制も整っており、不明点やトラブルの際も迅速な対応が可能です。
AnyXはECサイトの管理から分析、顧客管理まで豊富な機能を搭載した統合プラットフォームです。受発注情報や在庫状況をまとめて管理し、出荷や在庫連携を自動化できます。
海外のモールにも対応し一元管理ができるため、海外へ向けて商品販売を行っている企業にもおすすめです。分析機能も備わっており、利益の可視化やマーケティング分析も容易に行え、売上向上へスムーズにつなげられます。
アシスト店長
アシスト店長は受注管理や在庫管理、顧客管理、分析管理、メール管理を備えたEC一元管理システムです。CRM機能内蔵型のため、ECサイトの受発注だけでなく顧客管理・対応まで網羅的に行えます。
顧客対応機能や販促支援機能なども備わっており、顧客満足度向上や売上アップに貢献します。ECサイトの構築から運営、分析まで、トータルでサポートするシステムの導入を検討している場合に向いているでしょう。
ネクストエンジンは、Amazonや楽天市場など主要モールとの連携が可能な、在庫管理や受注管理、分析機能に優れたEC一元管理システムです。
また倉庫やWMS、決済サービス、基幹システムや販管システムなど幅広いシステム連携が可能で、さらなる業務効率化を促します。独自AIを搭載したメール送信機能で、購入者に合わせたメールを自動送信できる点も特徴です。
GoQSystem - 株式会社GoQSystem
GoQSystemは受発注管理や在庫連携、商品管理、物流管理、売上管理まで幅広く対応したEC一元管理システムです。
開発会社が実際に自社でのECサイトを運営した経験から、あると便利な機能を盛り込んだ仕様のため、使いやすく利便性の高いことが魅力です。
楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・auPAYマーケットなど多くのモールのほか、Shopifyやカラーミーショップ、EC CUBEなどさまざまなカートにも連携しています。
TEMPOSTAR - NHN SAVAWAY株式会社
TEMPOSTARは、個別機能のカスタマイズにも対応しているEC一元管理システムです。複数モールの同時管理のほか、柔軟なカスタマイズが可能で自社の必要や成長に合わせた運営ができます。
さまざまな物流システムや決済システムとの連携が可能なため、作業効率の向上を目指せます。
EC一元管理システムの主な機能
EC一元管理システムには、主に次のような機能が備わっています。
受注管理
複数のECモールの注文データを一括で取り込み、自動的に振りわけ、管理し、発注や出荷業務へつなげる機能です。受注管理の煩雑化を解消し、納期遅延のリスク低減にもつながります。
在庫管理
複数のECモールや自社サイトの在庫情報を自動連携し、リアルタイムの情報を一元管理できます。商品の入荷や購入はもちろんキャンセル、返品、イベント出店などさまざまな在庫変動を自動的に反映し、常に正確な在庫状況を把握できるため自動発注や欠品管理を行えます。
商品登録管理
商品情報の一括登録・更新ができ、商品ページの一元管理を行える機能です。商品名や説明文、商品画像などの変更ができ、迅速に商品ページの更新が行えます。
発注・仕入管理
発注書の自動作成やメール送付、発注残数の確認などの発注・仕入業務を自動化し、一元管理できる機能です。発注残数や在庫状況を常に把握できるため、発注漏れや過剰発注を防げます。
売上・決済管理
決済システムと連携して入金確認を自動化できる機能です。売上データの自動集計し可視化できます。集計したデータを用いた売上分析も可能です。
出荷管理
出荷伝票の自動作成や、配送業者との連携による出荷状況の一括管理ができる機能です。発送連携メールの自動送信や在庫数の自動更新も行えます。
メール送信
注文確認メールや出荷通知メールなどを自動作成、送信し一括配信・管理ができます。メール内容や売上の検証からマーケティングにも生かせます。
ECサイト分析
売上や顧客動向などのデータ分析が行える機能です。幅広い数値を可視化することで、改善点を把握しやすく、ECサイトの運営改善につながります。
EC一元管理システムの導入メリット
EC一元管理システムを導入することで、次のようなメリットが挙げられます。
- 店舗運営の効率化
- 人的ミス・トラブルの防止
- 顧客満足度の向上
- コスト削減
店舗運営の効率化
EC一元管理システムを導入することで、ECサイト運営のさまざまな業務の自動化や一括で管理できるようになるため、複数のECサイトを運用している場合にも作業の大幅な効率化が期待できます。
人的ミス・トラブルの防止
EC一元管理システムを導入することで、商品情報の一元管理や受注・在庫・出荷管理などを一つのシステムで行えます。一つひとつのECサイトをそれぞれ手作業で管理している場合に起こりがちな、人的ミスやトラブルも軽減できます。
顧客満足度の向上
EC一元管理システムの導入によって、商品情報の一元管理や受注・在庫・出荷管理などを一つのシステムで行えます。これによりスムーズな注文処理や配送管理を実現し、商品が届くまでの時間を短縮できるため、顧客体験の向上、ひいては顧客満足度の向上が期待できます。
コスト削減
商品情報の一元管理や受注・在庫・出荷管理などを一つのシステムで行えることにより、業務の効率化が可能です。これにより人的リソースを削減でき、人件費や採用コストなど、運用にかかるコストが削減できます。
機会損失の防止による売上向上
EC一元管理システムを導入すると、複数のECサイトを運営していても機会損失を防止できるため、売上向上が期待できます。前述したように、EC一元管理システムは各サイトの在庫情報が自動で連携され、リアルタイムの情報を一目で把握可能です。
また商品の入荷やキャンセル、返品といった幅広い在庫情報も即座に反映されるため、常に正確な在庫情報がわかります。そのため欠品が発生しにくく、顧客が買いたいと思ったタイミングで購入できることから、機会損失を防止し売上の向上につながるでしょう。
EC一元管理システムの導入でECサイト運用を効率化しよう
EC一元管理システムは、業務効率化や人的ミス・トラブルの防止といったメリットがあり、複数のネットショップの管理を負担に感じている方におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- EC一元管理システムの導入目的を確認する
- EC一元管理システムの機能を確認する
- EC一元管理システムを導入する際の注意点を確認する
- EC一元管理システムの料金・価格相場を確認する
EC一元管理システムのサービスをより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。