自由診療向けの電子カルテおすすめ9選 | 2つのタイプ、主な機能と選び方
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- 自由診療向けの電子カルテとは
- 自由診療向けの電子カルテの主な機能
- 書類を電子化しアクセスしやすくする
- マーケティングを推し進める
- オンライン予約とスケジュール管理
- レセプトとの連携やキャッシュレス決済
- 自由診療向けの電子カルテを導入するメリット
- 電子カルテの記入や検索が便利になる
- 患者の体験が向上する
- 来院忘れを防ぎ集患を強化する
- 自由診療向け電子カルテのタイプ2つ
- 1.自由診療に特化した電子カルテ
- 2.保険診療と併用できる電子カルテ
- 自由診療向け電子カルテの選び方
- 自由診療特化のタイプと保険診療も併用できるタイプ
- 画面の操作性
- サポート体制
- 自由診療クリニックにおすすめの電子カルテ9選
- CLIUS
- キレイパスコネクト
- メディカルフォース
- B4A(ビーフォーエー)
- MEDIBASE
- SMARTCRM
- ACUSIS Cloud
- きりんカルテ
- CLIPLA Light
- 自由診療の電子カルテを導入しよう
自由診療向けの電子カルテとは
自由診療向けの電子カルテは、医療機関向けの自由診療に特化した患者情報管理システムです。たとえば、美容整形の場合、患者の美容に関する希望や過去の治療履歴、施術内容などが詳細に記録されます。これにより、医療スタッフは患者の要望に応じた最適な治療プランを立案し、情報の一貫性と効率性を確保できます。
自由診療向けの電子カルテの主な機能
自由診療向けの電子カルテには、患者情報の効率的な管理を支援する機能があります。具体的にどのような機能があるのか、電子カルテの主な機能を4つに分けて紹介します。
書類を電子化しアクセスしやすくする
患者の診療記録や治療計画を電子化し容易にアクセスできるよう管理します。さまざまな書類のフォーマットが提供されていて、ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。これにより、従業員は素早く必要な情報へアクセスでき、診療の効率を向上させられます。
マーケティングを推し進める
患者の予約情報や来院履歴を管理し集患を支援します。医療機関は患者の情報を活用し、ターゲット層に適したサービスを提供できます。また、過去のマーケティングを効果分析し、次なる施策の立案も可能。各医療機関は市場動向や競合他社の動向をふまえて戦略を検討できるでしょう。
オンライン予約とスケジュール管理
予約をオンラインで受け付けて従業員のスケジュールを最適化します。患者は自身の予定に合わせて予約し、待ち時間を軽減。リマインダーや自動キャンセル待ちリストの機能があれば、さらなる満足度向上に期待をもてるでしょう。システムによっては部屋や設備を連動しておさえる機能もあります。
レセプトとの連携やキャッシュレス決済
診療料金や調剤料を管理したりキャッシュレスでオンラインにて支払いできたりします。保険請求や領収書発行もスムーズになるでしょう。また統計情報やレポート作成を支援し、経営分析に活用もできます。
自由診療向けの電子カルテを導入するメリット
自由診療向けの電子カルテを導入するメリットを紹介します。
電子カルテの記入や検索が便利になる
電子カルテの導入によりカルテを簡単に入力および検索できるため、作業効率が向上します。またデータを共有しやすくなることで、チーム全体にて滞りなくサービスを提供可能。そのため、スムーズな診療や正確な診断へと改善が見込まれるでしょう。
患者の体験が向上する
オンライン予約やWeb問診によって患者の管理が容易になります。患者は都合に合わせて予約でき、医療機関は予約をリアルタイムにて把握可能なため、待ち時間の削減や診察時間の短縮が実現するでしょう。
来院忘れを防ぎ集患を強化する
適切なタイミングでの通知や再来院連絡を送れます。患者の来院忘れを防止し継続的な来院を確保するのに役立つでしょう。また、患者の来院履歴を顧客管理へ活用することで、リピート率の増加を図れます。
自由診療向け電子カルテのタイプ2つ
自由診療向けの電子カルテは大きく2タイプに分かれます。
1.自由診療に特化した電子カルテ
自由診療に特化した電子カルテは、患者の美容や健康に関する情報に特化して電子カルテをカスタマイズ可能です。また、美容整形や健康診断などの自由診療で頻繁に使用されるテンプレートを提供してくれるため、導入にかかるコストも減らせるでしょう。
2.保険診療と併用できる電子カルテ
保険診療と併用できる電子カルテは、保険診療と自由診療の両方を行う医療機関向けに設計されています。患者が保険診療と自由診療の両方を受ける場合に、同じカルテにて一元管理できます。これにより、従業員は患者の治療全体を把握し、総合的な治療計画の立案に役立てられるでしょう。
自由診療向け電子カルテの選び方
自由診療向け電子カルテの選び方、導入候補の比較ポイントを紹介します。
自由診療特化のタイプと保険診療も併用できるタイプ
自由診療向けの電子カルテを選ぶ際には自由診療特化のタイプか、保険診療も併用できるタイプかどちらを選ぶか整理します。それぞれで強みが異なるため、自身の医療機関がどちらに属しているかをふまえ、選定を進めましょう。
画面の操作性
電子カルテを従業員が操作しやすいかチェックしましょう。システムを実際に触る従業員が無料トライアルやデモにて試すことで、使いやすいか使いにくいかを事前に把握できます。導入したものの形骸化する自体を避けるためにも、使いやすいかを比較時には念頭においておきましょう。
サポート体制
電子カルテのサポート体制も重要なポイントです。導入後のトラブルへ迅速に対応してくれるサポート体制が整っているかどうかを確認しましょう。オンプレミス型のサービスであれば手厚くサポートしてくれる傾向にあります。クラウド型でも有料にてオプションのサポートを提供している場合があるので、あわせて検討してみましょう。
自由診療クリニックにおすすめの電子カルテ9選
CLIUS
CLIUSは予約から経営分析までを一元化できるクラウド電子カルテです。CLIUSには次のような特徴があります。
- 予約と問診、オンライン診療、経営分析を一元化
- 自由診療はもちろん、外来や在宅にも標準対応
- 300種以上※の機器やシステムと連携
※出典:DONUTS「CLIUS 公式サイト」2024年6月12日閲覧
キレイパスコネクト
キレイパスコネクトは自由診療や美容クリニック向けのオールインワンシステムです。キレイパスコネクトには次のような特徴があります。
- 電子カルテから予約や会計まで一括管理
- 予約管理やCRM機能で満足度を向上
- 導入時の伴走支援や導入後の往訪サポートで安心
メディカルフォース
メディカルフォースは自由診療クリニックの業務を一元管理する電子カルテです。メディカルフォースには次のような特徴があります。
- 予約やデジタル問診票、会計のほか再来促進まで搭載
- Web予約対応で電話予約を削減
- 集客と顧客管理に特化した機能により売上アップをサポート
B4A(ビーフォーエー) - 株式会社B4A Technologies
B4Aは自由診療クリニック向けのDXツールです。B4Aには次のような特徴があります。
- リアルタイム予約システムとCRMにて特許取得
- SNS連携やプロモーション分析を搭載
- 再予約管理やポイント配布によりリピート率を改善
MEDIBASE
MEDIBASEは自由診療に特化した電子カルテです。MEDIBASEには次のような特徴があります。
- 美容外科や美容皮膚科などの自由診療クリニックでの導入実績
- 見積書と概要書、契約書を作成
- 同意書の作成および管理にくわえ電子サインへ対応
SMARTCRM
SMARTCRMは美容と自由診療のクリニックに特化した電子カルテおよび予約システムです。SMARTCRMには次のような特徴があります。
- 月額5万円からの医療機関にあったプランを提供
- 患者の予約を受けて部屋や機械、スタッフも手配
- 同意書や契約書の署名を複数の書類へ反映
ACUSIS Cloud - 株式会社プロ・フィールド
ACUSIS Cloudは自由診療を多方面から支援する電子カルテです。ACUSIS Cloudには次のような特徴があります。
- 電子カルテから予約表、在庫管理、画像管理まで機能を網羅
- レセプトはORCAと連動にて対応
- 画像やテキストの手書きに対応しシェーマのうえからも描写可能
きりんカルテ - きりんカルテシステム株式会社
きりんカルテは紙カルテのように書き込める電子カルテです。きりんカルテには次のような特徴があります。
- 手書き文字をテキストに自動変換し書きやすさと検索性を両立
- スマートフォンのアプリで写真を撮影しカルテへアップロード
- 1クリックで保険診療と自由診療の切り替え
CLIPLA Light
CLIPLA Lightは自由診療や動物病院に最適なクラウド型の電子カルテです。CLIPLA Lightには次のような特徴があります。
- レセコンを使わない診療現場に適切
- 利用端末が増えても料金はそのまま
- スマートフォンに近い操作性
自由診療の電子カルテを導入しよう
自由診療向け電子カルテを選ぶ際には、対応した業務範囲やサポート体制などに注目しましょう。自由診療向け電子カルテ自体は多いため、使い勝手を見比べたり他機能の有無で比較したりするのがおすすめです。自由診療向け電子カルテは無料プランや無料トライアルを提供している傾向にあるため、導入前に試験運用しましょう。
自由診療向け電子カルテのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。