クリニック向けの電子カルテ比較6選 | メリットや選び方も解説
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- 電子カルテとは
- クリニック向けの電子カルテとは
- 電子カルテを導入するメリット
- 【医師】カルテ記入の効率化とミス防止
- 【医師】検査や診断書・紹介状作成の効率化
- 【医師】処方チェックの効率化とミス防止
- 【看護師】カルテに関するミス防止と効率化
- 【医療事務】事務作業の効率化
- クリニック向け電子カルテの選び方
- レセコン一体型か連携型か
- 既存システムと連携できるか
- 訪問診療や自由診療に対応しているか
- 料金の金額・形態
- セキュリティ・サポート体制
- クリニックにおすすめの電子カルテ6選
- エムスリーデジカル
- Medicom-HRf Hybrid Cloud
- MAPs for CLINIC
- SUPER CLINIC
- CLIUS
- CLINICSカルテ
- クリニックに合う電子カルテを導入しよう
電子カルテとは
電子カルテとは、患者情報や診療記録を電子的に管理するためのシステムです。従来の紙カルテと違い、データがデジタル化されているため、情報の保存や検索が容易になります。また電子カルテは、医師や看護師、医療事務などの医療スタッフが、診療情報を共有しやすくする機能ももっています。
クリニック向けの電子カルテとは
クリニック向けの電子カルテは機能を絞りシンプルな構成にて提供しているケースが多いです。機能が少ない分だけ費用を抑えやすいのも特徴。また、メンテナンスコストがかからないようクリニック自身でサーバーをもたなくてよい、クラウド型で提供されている電子カルテがクリニックにはおすすめです。
電子カルテを導入するメリット
クリニックにとって、電子カルテの導入は診療の効率化やミスの防止に役立ちます。さらに、従来の紙カルテに比べ情報の検索や共有がスムーズになり、クリニック全体の業務効率が改善。患者へのサービスの質も高まることから、多くのクリニックが電子カルテの導入を進めています。
【医師】カルテ記入の効率化とミス防止
電子カルテを導入すると、医師はカルテの記入を効率化できます。従来の紙カルテは、読み間違えや記入漏れのリスクがあったものの、電子カルテなら入力時の自動チェックや警告機能でミスを防止。テンプレートや音声入力などを活用することで、カルテの記入が迅速になり診療に集中できる時間が増えます。
【医師】検査や診断書・紹介状作成の効率化
電子カルテのなかには検査の結果をインポートし、リアルタイムで確認できるものもあります。これにより、診断や治療方針を素早く決定できます。また、診断書や紹介状の作成も、過去のカルテ情報を引用したりテンプレートを利用したりすることで効率化が可能です。
【医師】処方チェックの効率化とミス防止
電子カルテの導入により、医師は処方箋の作成や薬剤の確認をスムーズに行えます。処方箋の作成時に、患者のアレルギー情報や併用薬のリスクを自動でチェックする機能があるため、薬剤の誤用や重複処方のリスクを軽減できます。また、電子カルテから処方情報を薬剤師と共有することで、医薬品の手配や在庫管理もスムーズになるでしょう。
【看護師】カルテに関するミス防止と効率化
電子カルテなら確認にかかる工数が削減されます。電子カルテにはアラート機能があり、記入漏れや入力エラーを通知してくれるためミスを防止可能。また、看護師が患者の診療履歴をすばやく確認できるため、適切な処置をしやすくなります。これにより看護師の業務負担が軽減され、患者へのサービスが向上します。
【医療事務】事務作業の効率化
医療事務においても効率化のメリットを享受できます。紙カルテは整理や保管に時間がかかっていたのに対し、電子カルテはデータで管理されるため事務作業が効率化。また、電子カルテはレセプトと連携しているため、医療費の請求処理や保険関係の事務作業も簡単に進められます。
クリニック向け電子カルテの選び方
電子カルテを選ぶ際には、クリニックのニーズに合ったシステムを選ぶことが重要です。患者情報や診療記録の管理に加え、他の医療機関や保険システムとの連携、費用対効果などを考慮しなければなりません。
レセコン一体型か連携型か
電子カルテを選ぶ際には、レセコン(レセプトコンピュータ)と一体化しているか、連携できるかを確認することが重要です。一体型はデータの一元管理が可能なものの柔軟性に欠ける場合があります。一方の連携型は既存のレセコンを利用できるため、コストを抑えられます。レセコンの導入状況にあわせて、検討しましょう。
既存システムと連携できるか
電子カルテを選ぶ際には、その他システムと連携できるかもポイントです。たとえば経理システム、患者管理システムなどすでに使っているシステムとスムーズにやり取りできることが重要です。連携がうまくいかないと二重管理が発生しミスの原因になります。
訪問診療や自由診療に対応しているか
クリニックで訪問診療や自由診療を行う場合、電子カルテがこれらに対応しているかをチェックしましょう。訪問診療ではモバイルデバイスでカルテを記入できる機能がほしいです。自由診療では保険請求以外の料金設定が可能かどうか確認しましょう。業務に合ったシステムを選ぶことで、診療の効率化とスムーズな運営が可能です。
料金の金額・形態
電子カルテには、初期費用や月額費用がかかります。 選定時には機能やサービス内容に対して料金が適正か確認しましょう。また、月額制か年額制か、追加料金はあるかなども大事なポイントです。予算に合わせて、長期的に運用できるシステムを選ぶことが大切です。
セキュリティ・サポート体制
電子カルテは患者情報を扱うため、セキュリティの高さが求められます。データの暗号化やアクセス制限、バックアップ体制がしっかりしているかを比較しましょう。また、24時間対応やリモートサポートなど迅速に対応してくれる仕組みがあるか確かめておきましょう。
クリニックにおすすめの電子カルテ6選
エムスリーデジカル
エムスリーデジカルは医療従事者向けポータルサイト「m3.com」を提供している知見を活かして提供している電子カルテです。エムスリーデジカルには、次のような特徴があります。
- AI自動学習機能でカルテの記入にかかる時間を80%※削減
- 院内の機器やシステム、検査機関と連携
- レセコン一体型、ORCA連携型にてレセコンと組み合わせ可能
※出典:エムスリーデジカル「エムスリーデジカル 公式サイト」2024年6月10日 閲覧
Medicom-HRf Hybrid Cloud
Medicom-HRf Hybrid Cloudは操作性を追及した、忙しい開業医におすすめの電子カルテです。Medicom-HRf Hybrid Cloudには、次のような特徴があります。
- 業界パイオニアのノウハウを活かしたインターフェース
- 予約と検査、生産に関する170社の機器とシームレスに連携
- オンプレミスとクラウドのハイブリッド型で利便性とセキュリティを両立
MAPs for CLINIC
MAPs for CLINICは操作性に優れたアプリケーション型の電子カルテです。MAPs for CLINICには、次のような特徴があります。
- ブラウザ型ではなくアプリケーション型なため操作が快適
- 初期ライセンス費0円、月額費用は1接続あたり2万円
- 画面のタブ表示と子画面表示で見やすい
SUPER CLINIC
SUPER CLINICは無床診療所におすすめのクリニック向け電子カルテです。SUPER CLINICには、次のような特徴があります。
- 診療科や診療内容をヒアリングし、システム環境を提案
- ハードウェアとソフトウェアの導入から運用までサポート
- 医師やスタッフへの操作方法を丁寧にレクチャー
CLIUS
CLIUSは院内業務をシームレスにつなげ、クリニックの経営を効率化する電子カルテです。CLIUSには、次のような特徴があります。
- 予約から問診、オンライン診療、経営分析までをトータルサポート
- 外来のみならず、在宅やオンライン診療に標準で対応
- 要望に応じて機能を毎月アップデート
CLINICSカルテ
CLINICSカルテは業務効率の改善と通院負担の軽減を支援する電子カルテです。CLINICSカルテには、次のような特徴があります。
- 予約から問診、レセプト、分析をシームレスに接続
- 医療スタッフにとっても使いやすい操作性と視認性
- 初期費用0円のほか、ロールプレイングを含めた導入支援オプションあり
クリニックに合う電子カルテを導入しよう
クリニックに最適な電子カルテを選ぶためにはレセコンとの連携、訪問診療や自由診療への対応、既存システムとの連携などを総合的に評価しましょう。クリニック向け電子カルテにはさまざまな選択肢があるため、まずは無料トライアルを利用して使い勝手を確認するのがおすすめです。
また、導入を検討する際には、ニーズや予算を考慮しながら、複数のシステムを比較検討しましょう。これによりクリニックの課題を解決してくれる、最適な電子カルテを選べます。クリニックの医療スタッフ全員が使いやすく、患者により良い医療サービスを提供できるシステムを選びましょう。