産婦人科向けの電子カルテ比較6選!導入メリットと選び方
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- 産婦人科向けの電子カルテとは
- 産婦人科向け電子カルテの選び方
- クラウド型とオンプレミス型
- レセコン一体型とレセコン連携型
- 産婦人科特化と汎用システム
- レセコンをはじめとしたシステムとの連携
- 自由診療への対応
- 料金の形態・金額
- セキュリティ・サポート体制
- 産婦人科におすすめの電子カルテ6選
- CLIPLA Luna
- RACCO電子カルテ
- タック電子カルテシステムDr.F
- エフ・カルテット
- Hello Baby Program Cell
- CLIUS
- 産婦人科向け電子カルテの主な機能
- 妊婦健診の管理
- 不妊治療の管理
- 予約管理と患者リマインダー
- 産婦人科向けの電子カルテを導入するメリット
- 患者管理の効率化と迅速なアクセス
- 医療過誤の防止と安全性の向上
- 保険請求の自動化と収益性の向上
- 産婦人科向け電子カルテを比較しましょう
- BOXILとは
産婦人科向けの電子カルテとは
産婦人科向けの電子カルテは、産婦人科のクリニックや病院での診療に特化した医療記録システムです。患者情報の管理や診療記録の保存を中心に、医療業務全般をデジタル化し管理します。妊婦健診や不妊治療、分娩記録といった産婦人科向けの機能を搭載しているのが特徴です。
産婦人科向け電子カルテの選び方
産婦人科向け電子カルテを選ぶ際には、クリニックの業務効率化や患者への対応を向上させるために、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
クラウド型とオンプレミス型
電子カルテの導入形態には、クラウド型とオンプレミス型の2つがあります。クラウド型はインターネット経由でデータを管理するため、サーバーの保守や管理が不要であり、柔軟な利用が可能です。一方、オンプレミス型は自社のサーバーにシステムを導入する方式であり、セキュリティや内部統制を重視する場合に適しています。
クラウド型 | オンプレミス型 | |
---|---|---|
メリット | 初期費用が安い。保守運用のコストが低い | カスタマイズしやすい。自社のセキュリティ方針に合わせられる |
デメリット | 月額ないし年額の費用が都度発生 | 初期費用が高い。アップデートや管理が自社責任 |
クラウド型の電子カルテについては次の記事にて詳しく解説しています。
レセコン一体型とレセコン連携型
電子カルテとあわせて使う傾向にあるレセコンを、電子カルテとの一体型とするか、別で導入する連携型とするかでシステムが大きく分かれます。電子カルテによって一体型と連携型のいずれかしかない場合や、プランによって選べる場合があります。運用の想定にあわせて選択しましょう。
レセコン一体型 | レセコン連携型 | |
---|---|---|
特徴 | レセコンを電子カルテとあわせて導入できる | レセコンを導入企業が自由に選べる |
注意点 | レセコンの使い勝手も比較が必要 | 導入中ないし導入予定のレセコンと連携できるかチェック |
産婦人科特化と汎用システム
産婦人科での利用を想定した電子カルテは、産婦人科に特化した電子カルテと汎用の電子カルテに分かれます。妊婦健診の管理や不妊治療、分娩記録といった産婦人科特有の業務に対応しているのは前提として、産婦人科で使う機能に限定して搭載されているか、他の科目で使う機能も搭載できるかが異なります。
産婦人科特化 | 汎用 | |
---|---|---|
特徴 | 産婦人科で使う機能やシステム連携に強い | 電子カルテ以外の機能を含め網羅的に提供しているケースが多い。選択肢が豊富 |
注意点 | 産婦人科以外の科目と共用では導入できない | 産婦人科のみには最適化していないため利便性は劣る傾向にある |
レセコンをはじめとしたシステムとの連携
電子カルテを導入する際、既存のシステムと連携できるかは重要なポイントです。たとえば、診療機器や院内の他のシステムと連携することで、データをスムーズに取り込めます。産婦人科は特有の機器を扱うケースも多いので、連携できるかはあらかじめ確認しておきましょう。
自由診療への対応
産婦人科クリニックでは保険診療だけでなく、自由診療も行われることがあります。電子カルテを選ぶ際には、自由診療に対応しているかを確認しましょう。たとえば、柔軟な価格設定や診療内容のカスタマイズに対応していると便利です。自由診療への対応が不十分だと、クリニックのビジネスチャンスを逃す可能性があります。
料金の形態・金額
電子カルテの料金形態や金額は、クリニックの予算に大きく影響します。たとえば、初期導入費用や月額料金、追加機能にかかるコストなどを確認しましょう。料金が高すぎると、長期的な運用に支障をきたす可能性があります。予算に合ったプランを選ぶことが重要です。
セキュリティ・サポート体制
電子カルテを選ぶ際には、セキュリティとサポート体制を確認しましょう。たとえば、患者情報の漏えいを防ぐために強固なセキュリティ対策があるか、トラブルが発生した際に迅速なサポートが受けられるかを確認する必要があります。セキュリティとサポート体制の充実度は、安心して使用できる電子カルテを選ぶためには欠かせない要素です。
産婦人科におすすめの電子カルテ6選
CLIPLA Luna
CLIPLA Lunaは産婦人科専用の電子カルテです。CLIPLA Lunaには、次のような特徴があります。
- 不妊治療管理や妊婦健診管理など産婦人科に特化
- ルナルナ メディコ連携で患者のデータを取得
- 医療画像のクラウドサービスと連携して1クリックで超音波の画像と動画を閲覧
RACCO電子カルテ
RACCO電子カルテは不妊治療施設向けや産婦人科向けにカスタマイズできる電子カルテです。RACCO電子カルテには、次のような特徴があります。
- Web問診や診療予約システム、内視鏡の撮影などを提供
- ORCAと連携しての導入をサポート
- 要望に応じたカスタマイズも開発可能
タック電子カルテシステムDr.F
タック電子カルテシステムDr.Fは産婦人科に特化した電子カルテシステムです。タック電子カルテシステムDr.Fには、次のような特徴があります。
- 周期産にも不妊治療にも対応
- 病院やクリニック、不妊治療施設など業態にあわせてカスタマイズ
- 会計システムや予約システムなど多くと連携
エフ・カルテット
エフ・カルテットは産婦人科医がデザインした産婦人科専用の電子カルテです。エフ・カルテットには、次のような特徴があります。
- 200件を※超える産婦人科への導入実績
- 時系列表示によって周期産管理や不妊治療で使いやすい
- 母体はもちろん新生児も含めた入院中の経過管理ができる
※出典:ニューウェイブ「エフ・カルテット公式サイト」2024年6月24日閲覧
Hello Baby Program Cell
Hello Baby Program Cellは各クリニックに応じたカルテの電子化を実現する電子カルテシステムです。Hello Baby Program Cellには、次のような特徴があります。
- 長年の実績にもとづき産婦人科で必要な機能だけを搭載
- 患者に見せながら診察を進められる画面デザイン
- 病院向けのHello Baby Programも提供
CLIUS
CLIUSはクリニックの業務を一元化し、経営効率化につなげる電子カルテです。CLIUSには、次のような特徴があります。
- 技術顧問に産婦人科医が就任して開発
- 300種以上※の機器やシステムと連携
- 予約から問診、オンライン診療、経営分析までをトータルサポート
※出典:DONUTS「CLIUS公式サイト」2024年6月24日閲覧
産婦人科向け電子カルテの主な機能
産婦人科向け電子カルテには、妊婦健診の管理や不妊治療の管理、患者データの取り込み、予約管理、リマインダーなど産婦人科向けの機能が多く含まれています。これらの機能を活用することで、診療業務の効率化や患者の安全確保、業務の迅速な遂行が可能になります。
妊婦健診の管理
妊婦健診の管理機能は、妊婦の健康状態や健診のスケジュールを管理します。妊婦の体重や血圧、胎児の成長状況などを記録。この管理機能により、データを効率的に保存できるだけでなく、異常があった場合に迅速に確認可能な状態を保ちます。
不妊治療の管理
不妊治療の管理機能は、不妊治療に関する患者情報や治療の進行状況を記録します。各種検査結果や治療方法、投薬情報を一元管理し、医師と患者が情報を共有しやすくなります。この機能を使うことで、治療計画の策定がスムーズになるため、患者へのサポートが強化されるでしょう。
予約管理と患者リマインダー
予約管理と患者リマインダー機能は、患者の診療予約を効率的に管理し、予約日のリマインダーを患者に送信できます。患者の来院忘れを防ぎ、キャンセルのリスクを軽減します。さらに、患者とのコミュニケーションがスムーズになり、患者の満足度も向上するでしょう。
産婦人科向けの電子カルテを導入するメリット
産婦人科にとって、電子カルテの導入は診療業務の効率化と患者の安全確保において重要です。電子カルテは、患者情報への迅速なアクセスや医療過誤の防止、保険請求の自動化など、さまざまなメリットを提供します。
患者管理の効率化と迅速なアクセス
電子カルテを導入することで、患者の診療記録を効率的に管理でき、医師や看護師が必要な情報へ素早くアクセスできます。たとえば、妊婦健診の記録や不妊治療の進行状況をすぐに取り出せるため、診療の待ち時間短縮が見込めます。また、医師間の情報共有も簡単になるでしょう。
医療過誤の防止と安全性の向上
電子カルテの導入により、医療過誤のリスクを軽減し患者の安全性を向上させられます。たとえば、電子カルテはアレルギー情報や薬物相互作用を自動でチェックする機能を備えており、誤った処方を防止。また、過去の診療を参照しやすいため、診療計画の立案や変更を迅速に行えます。
保険請求の自動化と収益性の向上
電子カルテは、保険請求の自動化と医療機関の収益性向上に寄与します。たとえば、電子カルテを使用することで、保険請求書類を自動で生成してくれるため、手動での作業を削減し請求ミスを防止してくれます。
産婦人科向け電子カルテを比較しましょう
電子カルテを選ぶ際には、対応する業務範囲や診療の効率化に関する機能、そして院内業務の効率化への影響に注目することが重要です。また、自由診療への対応や既存システムとの連携も、選定ポイントとして考慮する必要があります。
最適な電子カルテを見つけるためには、ニーズや予算に合わせて、複数の製品を比較検討することが大切です。
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