無料で使える目標設定シートテンプレート5選!目標設定の作り方
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無料で使える目標設定シートテンプレートサイト5選
無料で使用できる目標設定シートが公開されているテンプレートサイトを紹介します。
bizocean
bizocean(ビズオーシャン)とは、国内最大級の書式テンプレートを提供するサイトです。テンプレートをテーマや書式、ファイル形式から探したり、キーワード入力で検索できたりします。SMARTの法則やマンダラチャートなどWordやExcelで作成できる目標設定シートのテンプレートをダウンロード可能です。
ダウンロードが多い順や売上が多い順に検索結果を表示できるため、利用されやすいテンプレートを探しやすいのもポイントです。
Microsoft
Microsoftの公式サイトでも、Office系ファイルで利用できるテンプレートが多数公開されています。2,000点以上のテンプレートの無料ダウンロードが可能で、誰でも簡単に資料作成が可能です。目標設定シートでは、目標の達成をはじめ、日常業務の進捗状況や達成度を記録できます。
社会保険労務士 杉原事務所
社会保険労務士杉原事務所のWebサイトでは、ビジネスで使用できる書式・計算ツールを無料でダウンロードできます。200以上のテンプレートが公開されており、目標管理シートに関しては5種類のテンプレートがあります。理念やビジョンから目標を記入するテンプレートや、より具体的な目標・行動の設定、フィードバックが可能なテンプレートが用意されているため、状況にあったものを利用するといいでしょう。
ジ・ディー・エル
適性検査や多面評価、人事コンサルティングサービスなどを提供する株式会社ジィ・ディー・エルでは、人事考課や評価のヒント集を発信しており、目標管理シートのテンプレートも公開しています。Excelタイプの4種類のテンプレート(スケジュール線型、スケジュール記述型、成果主義シンプル型、人事考課連動型)があり、いずれも無料でダウンロードできます。また、目標管理マニュアルとシートが販売されており、より詳細な目標管理も可能です。
テンプレートボックス
テンプレートボックスは、登録者が投稿した無料・有料のテンプレート素材をダウンロードできるサイトです。自己評価に使用できる目標管理シートが、Excel・Word・PDFのファイル形式でダウンロードできます。シンプルな作りのテンプレートで汎用性が高く、さまざまな用途で利用できます。1か月ごとの管理を想定し、目標・タスクなどを月初めに記入、成果と所感を記録して月末に振り返り資料として活用可能です。
目標設定の立て方・ポイント
管理職や経営者が部下の目標管理を行う場合のポイントは次のとおりです。
- 少しだけ高い目標を、具体的な数値で設定させる
- 会社を取り巻く環境や市場変化に柔軟に対応する
- 達成までの期間を短く設定する
- 目標達成に必要な手段を定義する
それぞれ詳しく解説します。
少しだけ高い目標を、具体的な数値で設定させる
部下の目標設定をする場合、本人の能力よりも少しだけ高い目標を具体的な数値で設定させることが大切です。
これは、簡単すぎず難しすぎない、手が届くか届かないかといったレベルを意味します。このような目標を設定することで、部下のモチベーションの向上と成長の促進がされます。
目標は、売上を増やすといった漠然としたものではいけません。たとえば、3か月後に新規顧客を10社獲得し、売上を15%増加させるといったような、数値や期限を明確にした目標を設定しましょう。
会社を取り巻く環境や市場変化に柔軟に対応する
部下の目標を設定する場合、会社やビジネスを取り巻く環境や市場の変化に柔軟に対応することが重要です。そのため、目標を設定するときには、環境や市場の変化を織り込んでおく必要があります。
たとえば、新たな競合企業の参入や技術革新により、市場環境が変化した場合、当初の目標や戦略の見直しが必要になるかもしれません。このような状況に備えて、定期的に目標の妥当性を確認したり、必要に応じて修正を加えたりするプロセスを設けておくのがおすすめです。
さらに、環境変化をキャッチするために、常にアンテナを外に向けて、感度を高めておくことが重要です。業界動向や競合他社の動きなどを注視し、情報を目標管理に反映させていく必要があるでしょう。
達成までの期間を短く設定する
部下の目標を設定する場合、目標達成までの時間を短くすることも大切です。短期的な目標設定により、部下の日々の進捗を実感しやすくなります。これにより、部下のモチベーション維持にもつながりやすく、目標達成への意欲を高められます。
そのため、長期的な目標を設定する場合でも、それを短期的な目標に分解したほうがいいでしょう。たとえば、1年の中期目標を設定する場合、少なくとも四半期単位で細分化した目標設定を行います。
また、四半期ごとに分解した目標を、月次や週次の行動計画に落とし込めば、部下は日々の業務と目標との関連性を理解しやすくなり、主体的に行動できるようになります。
なお、短期的な目標設定は、部下の成功体験を積み重ねる機会を増やすことにもつながります。部下の自信が育まれ、より大きな目標にチャレンジする意欲も高まるでしょう。
目標達成に必要な手段を定義する
部下の目標を設定したら、達成に向けた具体的な手段や行動計画を定義することが重要です。目標達成のための手段を明確にすることで、部下が日々の業務のなかで何をすべきかを理解しやすくなります。
たとえば「半年間で新規顧客を10社獲得する」といった目標を設定した場合、次のような行動計画が考えられます。
- 週に5社以上の見込み客にアプローチする
- 月に1回以上の展示会に参加する
- 新規顧客獲得のためのオンラインセミナーを四半期に1回開催する
行動計画を定義する際には、部下の強みや得意分野を考慮することも大切です。部下の能力を最大限に活かせる手段を選択することで、より効果的な目標達成を目指せます。
これらのポイントを押さえて目標管理シートを作成して運用することで、より効果的な目標設定と管理が可能です。
目標設定に役立つ6つのフレームワーク
管理職や経営者が部下の目標管理をする場合に役立つフレームワークは次の6つです。
- SMARTの法則
- MBO
- OKR
- KGI・KPI・KDI
- ベーシック法
- マンダラート
それぞれ詳しく解説します。
SMARTの法則
SMARTの法則は、目標設定の基本となるフレームワークです。この法則では、目標が満たすべき次の5つの要素を提示しています。
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性がある)
- Time-bound(期限がある)
日本企業ではあいまいな目標が設定されることが多く、トラブル発生の原因となることがあります。それを避けるためには、Smartの法則を使った具体的なアクションと組み合わせた目標設定が大切です。
Smartの法則に沿った目標設定の一例としては「第2四半期までに、顧客数を10%増加させる」といったものが挙げられます。このような目標は具体的で、測定可能であり、適切な努力で達成可能です。
MBO
MBO(Management by Objectives)は、目標による管理と訳される組織全体の目標と個人の目標を連携させる手法です。組織の目標を踏まえて個人の目標を設定し、自己管理によるマネジメントを原則として、達成度合いを評価します。
組織の大きな目標と個人の目標をリンクさせることで、従業員の事業への参画意識が芽生えやすく、主体的で前向きに仕事を進められます。
また、設定した目標の達成具合によって実績の評価がしやすくなり、人事評価や賃金への反映も可能です。
MBOでは、明確かつ具体的で、第三者が評価しやすい目標を設定します。たとえば、部門の売上目標が1億円の場合、自身が担当する案件で2,000万円の売上を上げるといった目標設定が考えられます。
OKR
OKR(Objectives and Key Results)は、目標と主要な結果を設定するフレームワークです。OはObjectives(達成したい目標)を指し、定性的(数値で表現できない)かつ、チャレンジしやすい目標を設定します。また、1か月から3か月程度で達成できる目標が効果的です。
KRはKey Results(主な結果)を指し、目標達成の度合いを測る指標のことで、定量的(数値的に測定可能)な指標を設定します。1つのObjectiveに対して、2~5つのKRを設定します。また、目標達成率は60~70%程度を理想とし、四半期ごとに見直すのがOKRの特徴です。
OKRでは、達成するのが難しい目標の設置と全社での共有を行い、従業員一丸で目標達成のための取り組みを推進します。
KGI・KPI・KDI
KGI・KPI・KDIは、定量的な指標として広く用いられているフレームワークです。
それぞれのフレームワークの詳細は次のとおりです。
フレームワーク | 内容 |
---|---|
KGI(Key Goal Indicator) | 重要目標達成指標。企業が目標とする最終的なゴールに関する指標。売上高や経常利益、市場シェア率など |
KPI(Key Goal Indicator) | 重要業績評価指標。KGI達成に必要な要素で、中間目標に関する指標。Webサイトへのアクセス数やイベント参加率、成約率など |
KDI(Key Driver Indicator) | 重要行動指標。KGIにかかわるKPI達成に必要な行動の指標。たとえば、売上目標(KGI)の達成に必要な成約率の向上(KPI)のための行動指標(例:商談件数を増やす) |
これらのフレームワークを用いることで、大きな目標を個人の行動レベルまで落とし込めるのが特徴です。日々の行動(KDI)が、重要指標(KPI)を通じて最終目標(KGI)にどうつながるかを明確にすることで、部下の行動指針を具体化できます。
ベーシック法
ベーシック法は、目標設定に活用される基本的なフレームワークです。目標項目・達成基準・期限設定・達成計画の4つのステップで構成されているのが特徴で、各ステップについて考えることで、具体的な目標設定が可能です。
目標項目は次の4つに分類できます。
- 向上・強化
- 改善・解消
- 維持・継続
- 創出・開発
すべての項目に目標を設定するのもいいですが、1つに絞ったほうが目標達成のプロセスに集中しやすいでしょう。
達成基準では、何をもって目標達成するか基準を決定します。数値化できる基準であれば、進捗や結果を判断しやすいでしょう。また、目標達成までの期限とプロセス(アクションプランや使用ツール、工程ごとのスケジュールなど)を具体的に定めます。
結果に加えて行動にも焦点を当てることで、目標達成のプロセスを明確にできるのがベーシック法の特徴です。結果を直接コントロールすることが難しい場合に効果的なフレームワークといえます。
マンダラート
マンダラートは、アイデア出しや目標設定に活用できるフレームワークです。
3×3のマス目を作って中央に主要な目標を置き、周囲の8マスにそれを実現するための要素や副次的な目標を記入します。さらに、各要素を中心に新たな3×3のマス目を展開するのがマンダラートの特徴です。
たとえば、中央に「営業力の強化」を置き、周囲に「商品知識の向上」「提案力の改善」「顧客関係の強化」などといった要素を配置します。次に、「商品知識の向上」を中心とした新たなマス目に対して、周囲に「週1回の勉強会参加」「月1回の工場見学」などの具体的な行動目標を設定します。
目標を多角的に捉えられるほか、具体的な行動計画への落とし込みが可能です。部下との目標設定に活用すれば、包括的で実行可能な目標を決められるでしょう。
目標テンプレートを搭載した目標管理ツール4選
カオナビは、幅広い機能が搭載されたタレントマネジメントシステムです。OKRやMBOなどの評価テンプレートが搭載されているため、フレームワークを用意することなく、すぐに目標設定・管理を開始できます。また、項目単位で閲覧権限を設定可能なため、従業員に見せたい内容や見せたくない内容を制御可能です。
HRBrainは、さまざまなサービスを組み合わせて利用できるタレントマネジメントシステムです。OKR・MBOといった一般的な目標設定・人事評価テンプレートが搭載されているほか、テンプレート内の項目に追加・編集ができます。一から自由に目標設定シートの作成も可能なため、会社のニーズに合ったシートの作成・運用が可能です。
One人事は、労務・人事業務やタレントマネジメントなど、さまざまな業務をワンストップで行えるシステムです。MBOやOKRといった目標管理に活用できるテンプレートが搭載されており、管理職による部下の目標管理をスムーズに効率的に行えます。カスタマイズ性が高く、権限も自由に設定できるため、ニーズに合わせた目標管理を実現できます。
ジンジャー人事評価 - jinjer株式会社
ジンジャー人事評価は、1つのデータベースで人事業務を効率化・自動化できるシステムです。オリジナルの目標設定シート・評価シートを作成できるほか、企業の評価手法に応じて活用できる7種類のテンプレートが搭載されています。テンプレートには、等級や評価基準に応じたウェイトの計算式が組み込まれており、評価ルールに応じた設定変更も可能。
テンプレートを用いて目標設定を効率的に行おう
部下の目標管理を行う際には、目標設定テンプレートの活用がおすすめです。無料・有料で利用できるテンプレートが多数公開されているため、利用しやすいものを探してみるといいでしょう。
また、人事評価システムやタレントマネジメントシステムにも、目標管理用のテンプレートが搭載されています。効率的な目標管理が必要な場合は、これらのツールの導入も検討してみてください。
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