Salesforce導入・活用支援サービスには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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Salesforce導入・活用支援サービスとは？
Salesforce導入・活用支援サービスとは、企業がSalesforceを導入し、効果的に活用できるようにサポートするサービスです。
導入から運用の定着まで専門企業に依頼することで、スムーズに社内でSalesforceを利用できるようになります。導入後の継続的なサポートにより、業務効率の向上や顧客対応力の強化も可能です。
Salesforceとは
Salesforce（セールスフォース）とは、顧客管理や営業活動、マーケティングやカスタマーサポートを効率化するクラウドベースのCRMプラットフォームです。
導入やカスタマイズには専門的な知識が必要で、また多機能なため、「役に立たない」「いらない」などの声が上がるほど、導入しても使いこなせないケースも多くあります。
しかし、Salesforceの認定パートナーや、認定資格を保有するスタッフがいる導入支援サービスを導入することで、上記のような課題解決につながります。
主な支援内容
Salesforce導入、活用支援サービスの提供内容には、主に次のようなものが挙げられます。
導入準備
| サービス | 詳細 |
|---|---|
| ヒアリングや現状分析 | ヒアリングを行い業務要件や問題点などを明確化する |
| 導入コンサルティング | 業務や目標に合わせたSalesforceの活用方法を提案し、最適なプランを策定する |
| 要件定義 | 業務フローに合わせた要件を整理し、要件定義書を作成する |
| 製品やライセンスの選定 | 最適な製品やライセンスを選定する |
| 費用対効果の試算 | Salesforce導入により見込める費用対効果を試算する |
導入
| サービス | 詳細 |
|---|---|
| 開発 | Salesforceの標準機能に加えて、必要に応じてカスタムアプリや機能を開発する |
| データ移行の支援 | 既存の顧客データを、Salesforceに移行するためのサポートをする |
| テスト | 開発したシステムの動作確認を行う |
| 運用マニュアル作成 | システムの運用管理のマニュアルを作成する |
| システム設計 | 開発やカスタマイズなど、システム全体の設計を行う |
導入後の支援
| サービス | 詳細 |
|---|---|
| 追加開発 | システムの機能追加やカスタマイズを行う |
| 操作や運用トレーニング | 社内の担当者にSalesforceの使い方や、運用方法を指導する |
| 連携支援 | 他システムとの連携環境を構築する |
| 保守やトラブルシューティング | 導入後の運用をサポートし、必要に応じて設定変更やトラブル対応を担う |
| 活用支援 | 情報提供を行い、活用促進を支援する |
Salesforce導入・活用支援サービスの選び方
Salesforce導入・活用支援サービスを選ぶ際には、課題と考えるポイントをチェックして、クリアしたサービスを比較するのがおすすめです。まずチェックすべき比較ポイントは次のとおりです。
- どのような業務範囲に対応しているかを確認する
- 導入製品が決まっている場合には、希望する製品の対応可否を確認
- 導入実績と評価を確認
- Salesforce認定資格保持者がいるかどうかを確認する
対応可能な業務範囲を確認する
Salesforce導入・活用支援サービスは、それぞれ対応範囲が異なります。
そのため、サービスを選定する際には、どのような業務範囲に対応しているかを確認し、導入目的や解決したい課題に対応できるサービスの選定が必要です。
また、サービスごとに特徴や強みが異なるため、依頼内容や規模に応じて、次のポイントに注目してサービスを選定するとよいでしょう。
運用や定着支援に強みがあるタイプ
すでにSalesforceを導入していて、活用や定着を強化したい場合には、定着化支援に強みのあるサービスを選びましょう。
具体的には、エンドユーザー研修やトレーニングの支援、カスタマイズ対応が可能な支援会社を選ぶとよいでしょう。
たとえば、インフォテック・サービス株式会社が提供しているSalesforce CRMの導入支援では、ユーザー向けのトレーニングを提供しています。また、導入後のカスタマイズや必要な機能の追加開発なども対応が可能です。
導入や開発支援に強みがあるタイプ
基幹システムや外部サービスとのデータの連携や統合が必要な大規模な開発には、導入や開発支援に強みがあるタイプのサービスがおすすめです。
たとえば、サークレイス株式会社では、構想策定から開発連携、定着化支援まで幅広いサービスを提供しています。複数製品の導入やクラウド製品との連携など複雑な案件も対応でき、ニーズに合った最適なアプリケーションを開発してくれます。
特定業務に絞った開発に強みがあるタイプ
中小規模の導入や開発支援には、特定業務に絞った開発に強みをもつタイプのサービスがおすすめです。
たとえば、サークレイス株式会社では、標準機能では満たせないニーズばある場合には、業務内容に合わせて独自のアプリケーションを開発してくれます。
希望する製品に対応しているか
サービスを選定する際には、導入を希望している製品に対応しているかも確認が必要です。
Salesforceには、主要サービスである「Sales Cloud」のほか、「Service Cloud」「Marketing Cloud」など多数の製品があります。それぞれ機能が異なるため、導入する製品が決まっている場合には、対応可否を確認しておきましょう。
たとえば、テクバン株式会社の導入支援サービスでは、「Sales Cloud」のほか「Account Engagement（旧Pardot）」「Analytics Cloud」などの支援が可能です。また、toBeマーケティング株式会社の導入・活用支援では、「Account Engagement」「Sales Cloud」などの初期構築支援を行っています。
導入実績と評価を確認する
どのような導入実績があるか、また市場からの評価についても確認しておきましょう。Salesforce製品だけでなく、業界の専門知識に精通していなければ、支援会社へのインプットやシステム設計などが困難になる可能性があります。
カスタマイズや開発サポートなど、依頼したい内容やニーズと同じような導入実績があるかどうかも確認するとよいでしょう。
また、公式調査によるカスタマーレビューにもとづく評価が「appexchange」のコンサルティングパートナーページで公表されています。このページでは、パートナーの5段階の星評価とレビューの確認が可能です。あわせて確認しておくと選定時の参考として役立ちます。
Salesforce認定資格保持者がいるか
Salesforceの認定資格保持者がいるかどうかも確認しましょう。
認定資格には、基本資格と上位資格があり、取得後に資格を維持するためには一年ごとに更新が必要です。つまり、更新の条件を満たさなければ失効となるため、資格を保持していれば最新の知識に対応できることが証明されます。資格保有者の数が多い企業であれば、それだけ高い品質や信頼性があると判断できるでしょう。
資格保持者の情報は、保有人数が企業ごとに集計され、Salesforceの拡張アプリ「appexchange」から確認が可能です。また、ベンダーの公式サイトから確認できる場合もあります。導入したい製品の資格を保有している担当者のサポートが受けられるかどうかを確認しましょう。
おすすめのSalesforce導入・活用支援サービス比較11選【導入支援実績が豊富】
おすすめのSalesforce導入・活用支援サービスの提供会社を紹介します。まずは、導入支援支援実績の豊富な会社を確認していきましょう。
ハレフルのSalesforce導入支援
ハレフルのSalesforce導入支援 は、導入からSalesforce上のシステム開発までサポートしてくれるサービスです。Salesforce認定資格保有者が在籍しており、業務ヒアリングからリリース後の保守運用まで対応してくれます。
標準機能による開発を基本に行い、自力でメンテナンスできるよう、自走できるまでのサポートを受けられます。Salesforce導入支援だけでなく、大規模案件や高度な要望にも対応できるのが強みです。
toBeマーケティング株式会社のSalesforce導入・活用支援
toBeマーケティング株式会社のSalesforce導入・活用支援 は、業務フローに適したSalesforce環境の構築を支援するサービスです。要件定義から実機検証、データ移行、運用定着までをサポートし、導入企業がスムーズに活用できるよう支援します。
SIer向けに最適化された業務管理テンプレート「SI toBeライトパック」は、商談から請求までの一括管理が可能です。リソース管理や売上予測管理にも対応し、Salesforceの標準機能だけでなく、各社の業務にフィットしたカスタマイズを求める企業に最適なソリューションです。
NTTテクノクロスのSalesforce導入支援サービス
NTTテクノクロス では、クライアントがSalesforceを最大限に活用できるように、さまざまなサポートを提供しています。製造業や金融業、公共団体やコンタクトセンターなど、さまざまな業態に最適な製品の組み合わせを提案しているのが特徴です。
導入前段階において、クライアントの業務や課題を分析し、最適なシステム設計と導入計画を立案します。さらに業務プロセスの見直しや、既存のツールとの連携を考慮したカスタマイズも可能です。導入後のトレーニングや運用の定着化、基幹システムとの連携まで、ワンストップでサポートしています。
インフォテック・サービスのSalesforce導入・運用支援
インフォテック・サービス は、Salesforce社のコンサルティングパートナーとして、最適なクラウドソリューションを提供しています。熟練のエンジニアがクライアントの業務課題を把握したうえで、必要なカスタマイズや設定を見極め、運用の定着をサポートします。
標準機能では対応しきれない業務にも応えるため、カスタマイズや機能の追加開発も可能です。実際の現場で使いやすいシステムに整備できるのもサービスの魅力です。必要に応じてシステム運用のみならず、事務運用業務全般に関しても、サポートを依頼できます。
テラスカイのSalesforce開発・支援サービス
テラスカイ はSalesforceの導入、普及に取り組んできた実績を活かし、Salesforceの導入から運用支援まで、包括的なサービスを提供しています。クライアントの業務課題や要件を詳細に分析したうえで、Salesforceの導入計画を提案し、最適な機能とカスタマイズを見極めます。基幹システムやデータベースと、Salesforceの連携支援も可能です。
さらに、独自の要件に応じたカスタマイズや、アプリケーションの開発にも対応します。ビジネスの複雑なプロセスをSalesforce上で再現するために、最適なシステム設計を実現します。これからSalesforceの導入を検討しているところはもちろん、すでにシステムを導入済みで、環境に合った運用体制を確立したい組織にもおすすめです。
サークレイスのSalesforceの導入・運用支援コンサルティング
サークレイス はSalesforceの活用で得られる効果最大化のため、システムの導入、運用支援をしています。運用構想の策定からスタートし、実際の導入から使用の定着化や運用に至るすべてのフェーズにおいて、クライアントの要望に応じたサポートを提供可能です。ビジネスプロセスをSalesforce上で進めるための設計や開発を担当し、現場に合わせた柔軟な対応を可能にします。
クライアントが日常的に運用している基幹システムや、ほかのクラウドサービスとの連携もサポートしており、データの一元化と効率的な運用を実現できるのも特徴です。利用状況のモニタリングや、業務効率化のための提案も受けられます。
アグレックス
アグレックス は、さまざまなITソリューションやシステムインテグレーションを提供しており、とくにSalesforceに関連するサービスに定評のある企業です。クライアントの業務ニーズに応じたシステム設計、開発を担当し、既存のシステムとの連携や、データ統合なども支援します。
導入したシステムやサービスに対し、継続的なサポートや保守サービスを提供しているほか、システムを効果的に活用するためのトレーニングプログラムも受けられます。Salesforce以外にも、多くの有名なシステムやクラウドサービスの導入支援をしているので、あわせて相談してみるとよいでしょう。
ウフル
ウフル は、SalesforceのSales CloudやData Cloud、Marketing Cloudなどの製品を取り扱っているのに加えて、導入や開発支援もしています。ビジネスプロセスの分析から、最適なシステム設定とカスタマイズ、データ移行までを一貫して担当し、スムーズな運用を実現します。
さまざまな製品やシステムのデータを接続、調整して一体化できるので、すでにSalesforce以外のシステムを運用している組織にもおすすめです。さらにAWSをはじめ、クラウドプラットフォームを組み合わせた、データマネジメント環境の構築も可能なので、こちらも利用を検討してみましょう。
knouのSalesforce導入支援
knou はSalesforce活用日本チャンピオンのメンバーにより設立された企業で、Salesforce導入から活用、定着までを一気通貫でサポートしています。クライアントの業務課題や目指すべきゴールをヒアリングし、要件定義から開発まで、ワンストップで提供するサービスです。
不動産や住宅会社を中心に培ったノウハウを活かし、業界に特化したアプリケーションを開発しているのも特徴です。Salesforceと連携できる豊富なアプリケーションの中から、業務シーンに適したサービスを選定し、システムの実装まで包括的にサポートします。
サンブリッジのSalesforce導入・活用支援
サンブリッジ は認定コンサルティングパートナーが、Salesforceと関連サービスの導入、構築をトータルコーディネートします。ビジネスの拡大や業務改善をワンストップで支援が可能です。要件定義からプロジェクト計画、導入後のサポートまで、一貫したコンサルティングを提供しています。はじめてSalesforceを導入する企業でも、運用できるようになります。
また、クライアントの業務フローを分析し、Salesforceの導入による業務プロセスの改善策も提案しており、ビジネスの成長を促進しているのも特徴です。特定の業界や業種向けに、Salesforceの各種ソリューションの開発や提供もしています。
日本瑞友テクノロジーのSalesforceソリューション
日本瑞友テクノロジー はAI（人工知能）やビッグデータ、クラウドなどの技術を活用し、コンサルティングや要件定義からシステム運用まで、一貫して提供している企業です。Salesforceに関するソリューションも提供しており、標準機能を独自の要件に合わせてカスタマイズします。
さらに、クライアントの業務フローに適した設定を実行し、現場の担当者が使いやすい環境を構築します。Salesforceを触ったことのない現場でもスムーズに導入が可能です。既存の機能ではニーズを満たせない場合は、業務内容に応じて独自のアプリケーションの開発も担当しています。
おすすめのSalesforce導入・活用支援サービス比較8選【導入支援・開発に強み】
次に、Salesforceの導入支援のみならず、機能やシステムの開発にも定評のある企業を紹介します。
アドミンニンジャ | 定額制Salesforce管理者代行
アドミンニンジャ | 定額制Salesforce管理者代行 は、月額固定料金制のSalesforce管理者特化型代行サービスです。Salesforceの活用支援と運用支援に特化しており、日常的な管理業務の代行や標準機能内でのカスタマイズなどに対応しています。
管理業務はメールやオンラインチャットを通じフルリモートで提供しており、必要に応じて作業時間の追加も可能なため、ニーズに合わせ柔軟に利用できる点が特徴です。
TDCソフト
TDCソフト は長年のシステム開発ノウハウと多数のクラウド導入経験により、Salesforceの導入コンサルティングから、保守、サポートまで幅広く提供しています。基幹システムやほかのクラウドサービスとのデータ連携、統合に加えて、独自開発のシステムとの連携も可能です。
さらに現行の業務フローを分析し、Salesforceを用いた効率化の提案を受けられるのも特徴です。システムとデータの連携により、業務のムダを省き、継続的に生産性を向上できる環境構築ができます。
ソデックのSalesforceコンサルティング＆インテグレーションサービス
ソデックのSalesforceコンサルティング＆インテグレーションサービス は、Salesforceの公式パートナーとして、Salesforceの開発、運用、定着化をトータルで支援しています。OBIC7シリーズ、クラウドサイン、freeeをはじめ多様な製品の連携実績があり、最適な組み合わせの提案やSalesforceとの連携や開発を柔軟に行います。
教育コンテンツを提供する企業の事例では、販促ぺージや決済、コンテンツ配信の各システムが分析されて煩雑だった状態を紐解き、Salesforceと連携し統合。業務効率化を実現しながら、ターゲットマーケティングの仕組みを構築して売上拡大にも貢献しました。
SalesforceとSlackの連携開発にも強みをもち、連携時に必要な業務フローの棚卸しからデータ整合、自動化の構築まで一貫してサポートします。SalesforceのAI（Einstein）活用支援にも力をいれており、面倒な「プロンプト作成→アウトプット→検証」サイクルの代行に対応しています。
「業務要件が複雑なので柔軟に対応してほしい」「導入から定着まで一貫してサポートしてほしい」などの要望をもつ企業におすすめです。
ソデックの開発実績を詳しく見る
テクバンのSalesforce導入支援サービス
テクバン は、ITソリューションとアウトソーシングサービスを中心に、幅広い分野でサービスを提供中です。Salesforceの導入支援もしており、認定パートナー企業として、導入目的に沿った最適なプランを提案します。
最適なエディションの選定をはじめ、初期設定やユーザーアカウントの登録、カスタマイズや各種トレーニングに至るまで、一貫して提供しています。さらにMAを実現するPardot（Account Engagement）や、高度なデータ分析が可能なAnalytics Cloudなどの導入支援にも対応可能です。データにもとづく意思決定や顧客接点の強化を考えている企業は、利用を検討してみましょう。
クオンツのSalesforce導入支援サービス
クオンツ はIT導入支援および、業務効率化のためのサービスを提供している企業で、Salesforceの導入支援も積極的に行っています。導入の初期段階からビジネス目標や業務フローにもとづいた、最適な導入プランを提供するとともに、業務内容に合わせたカスタマイズを実施します。
顧客管理や営業プロセスの流れを最適化し、業務フローに即したシステムを構築できるほか、Salesforceとほかのシステムとのデータ連携も可能です。部門、部署をまたいだ情報連携が可能になります。システム導入後のサポートも充実しています。
CloudinのSalesforce導入支援サービス
Cloudin はSalesforceの導入、開発における深い知見と、さまざまなシステムとの連携実績をベースに、最適なクラウドソリューションを提案しています。業務課題や目標に応じた導入計画を立案し、適切なエディションや必要な機能の選定を支援するとともに、導入後の活用に向けた基盤づくりをサポートします。
システム統合と業務最適化に関する専門的なノウハウを有しているので、既存のツールやデータベースとのスムーズな連携により、組織全体の効率効率の向上を目指す企業におすすめです。エンドユーザー向けのトレーニングを含め、Salesforceの利用を円滑に進めるための包括的なサポートを受けられます。
キットアライブのSalesforce導入支援
キットアライブ はビジネス成功のための ITコンサルティングをはじめとして、システムの要件定義や設計、開発、テストや運用保守をワンストップで提供しています。Salesforceの導入支援サービスにも強みをもっており、業務にフィットするSalesforce環境を構築可能です。
Salesforceの標準機能だけではニーズの実現が難しい場合は、AppExchangeの活用やカスタム開発の検討も受けられます。導入後、運用がスムーズに定着するように、マニュアルの作成や各種トレーニングも依頼できます。
PraztoのSalesforce導入支援サービス
Prazto はSalesforceの導入支援および、活用支援に特化したサービスを提供しており、環境に合わせて柔軟なカスタマイズが可能です。詳細な導入計画の策定をはじめ、最適な設定や機能の選定により、環境に合ったSalesforceの基盤を構築できます。
さらに、Salesforceプラットフォーム上でのアプリ開発にも対応しており、独自の業務プロセスに沿ったソリューションを実現できるのも特徴です。ほかのシステムとの連携も幅広いサポートを提供しています。すでに多くのツールやアプリケーションを運用している企業も、Salesforceを効果的に活用できるようになるでしょう。
おすすめのSalesforce導入・活用支援サービス比較5選【定着や内製化支援に強み】
続いて、Salesforceの定着や内製化支援に強みのあるサービスを紹介します。
Mashmatrix Sheet
Mashmatrix Sheet は、SalesforceのデータをExcelのように閲覧、編集できるようになるツールです。検索や絞り込み、並べ替えなどに加えて、一括編集やスクロールヘッダ固定など、Excelの操作感を維持したまま簡単にデータを取り扱えるようになります。
システム上で問題の発見と共有、解決のすべてのフェーズにおいて、迅速な対応が可能になります。すでにSalesforceを運用中の企業は、導入を検討してみるとよいでしょう。同社はほかにも、データベースやクラウド上に格納されたデータを、効率的に扱える仕組みを提案しています。
GitHouseのSalesforceコンサルティング
GitHouseのSalesforceコンサルティング は、営業支援システムのSales CloudやHeroku、TableauなどSalesforce製品全般に対応した導入、活用支援サービスです。現状分析をもとに、改善ポイントや改善に必要なデータ、システムを明確化します。
ニーズに合ったライセンスの組み合わせの提案から定着化支援まで対応し、どの業務をどのようにシステムに落とし込み、どう活用するかまでワンストップで支援可能です。再活用サポートも提供し、導入したものの活用しきれていないといった課題解決にもおすすめです。
NECソリューションイノベータ
NECソリューションイノベータ はSalesforce Sales Cloudの活用により、新規顧客の獲得や案件の受注、取引の増加などを支援しています。営業が現場で活動できる機能や、チームで作業する際に便利な機能などをカスタマイズし、現場のニーズに合ったかたちで運用を進められます。
電子メールとの連携も可能なので、とくにメールマーケティングに注力している企業は、利用してみるとよいでしょう。Salesforceに関するコンサルから導入支援、各種カスタマイズまで、一貫して依頼できます。
伊藤忠テクノソリューションズの定着化支援サービス for Salesforce
伊藤忠テクノソリューションズ では、Salesforceの定着化支援サービスを提供しています。システム管理者向けの運用サービスであり、Salesforceの活用により、営業プロセスの継続的な改善をサポートします。
現場のユーザーからの設定変更や、各種問い合わせに対応するヘルプデスクの提供と、管理者業務の代行サービスの2本柱でサービスを提供しているのが特徴です。専任のエンジニアがシステム全体をサポートする方法に比べ、コストを抑えたスモールスタートが可能です。
キヤノンマーケティングジャパングループの定着化支援
キヤノンマーケティングジャパングループ でも、Salesforceの活用、定着伴走支援サービスを提供中です。導入したものの活用が進まなかったり、導入効果が感じられなかったりする企業に対し、現状をヒアリングしたうえで定着化に向けたノウハウをシェアします。すでに、他社よりSalesforceを導入しているユーザーでも利用できます。
Salesforce導入・活用支援サービスを利用するメリット
Salesforce導入・活用支援サービスを利用するメリットは、主に次のとおりです。
- システムの導入にかかる時間や手間の削減が可能
- 専門家によるアドバイスが受けられる
- 社員をトレーニングできる
それぞれ整理して押さえておきましょう。
システムの導入にかかる時間や手間の削減が可能
Salesforce導入・活用支援サービスを利用することで、システムの構築や設定がスムーズにできるようになり、導入期間を短縮できます。専門家によるサポートで有効なカスタマイズも可能になるため、初期段階から効率的な運用が可能になるでしょう。
システム導入にかかるリソースも削減でき、社員はほかの重要な業務に集中できるようになります。経験豊富なコンサルタントにリードしてもらえば、迅速な業務改善やデータ活用が可能となるため、競争力の向上にも寄与するでしょう。
専門家によるアドバイスが受けられる
Salesforce導入・活用支援を提供する企業やコンサルタントは、豊富な経験を有しており、業界に特化したベストプラクティスにもとづいた提案を受けられます。これによりムダのない効率的な運用が可能になり、システム導入時の潜在的な問題も、早期に発見しやすくなるでしょう。
積極的に専門家のサポートを受けることで、システムの運用が安定し、長期的な成長戦略を描く基盤の整備ができるのもメリットです。
社員をトレーニングできる
Salesforceの導入・活用支援サービスの中には、社員向けのトレーニングプログラムを提供している企業も多いです。
専門家によるトレーニングで、現場の担当者はシステムを効果的に活用できるようになります。さらに、適切な教育を受けることで社員のITスキルが向上し、業務の生産性も向上するでしょう。加えて、システム運用に関するトレーニングは、現場の社員同士の協力を促進する効果も期待できます。
Salesforce導入・活用支援サービスを利用するデメリット
Salesforceの導入・活用支援サービスは多くのメリットがある一方で、次の注意点もあります。デメリットもよく理解したうえで、環境に合ったサービスを導入することが大事です。
コストがかさむ
Salesforceの導入支援サービスを利用する場合、システムの導入費用に加えてコンサルタント費用や、カスタマイズ費用が発生します。中小企業にとっては、予算オーバーとなる可能性があるので注意が必要です。
また、導入後も継続的なサポートやメンテナンスが必要になることが多いです。長期的な視点で見ると、初期投資に加え、運用コストも増加するケースも珍しくありません。とくに、機能追加やシステムのアップデートが求められる際に、追加費用となることが多くあります。
Salesforceの活用により、得られる効果に対してコストが見合うかを十分に検討するようにしましょう。
導入支援業者に依存してしまうケースも
専門的な支援を受けることで、社内でSalesforceを運用、管理するスキルやノウハウを習得する機会が減り、支援会社に依存してしまう可能性があります。
サポートが途切れた際、対応能力が不足していると、業務に大きな影響を与える可能性があるので注意しなければいけません。導入支援を受けつつも、現場担当者のスキル向上や知識の習得を、意識的に進めることが大事です。
Salesforceの認定資格
Salesforceには、個人が取得する認定資格と企業の認定パートナー資格があります。
サービスを選定する際には、これらの資格のある企業か、スタッフがいるかどうかを確認しましょう。
認定資格
Salesforceの認定資格は、製品別に製品知識と業務知識があることを証明するグローバルで通用する資格です。
認定資格には、業務範囲に応じて複数のカテゴリーがあり、それぞれ基本資格と上位資格があります。中でも、「認定アドミニストレーター」は、管理や運用に必要な知識やスキルがあることを証明する基本的な資格です。上位資格である「認定上級アドミニストレーター」は、複雑なビジネスの問題解決が可能な、高度な管理スキルが求められる資格です。導入支援会社には、認定アドミニストレーター資格を保有する社員が多く在籍しています。
認定パートナー
認定パートナーとは、Salesforce社に認定されたパートナー企業です。
認定パートナーにはいくつかの種類があり、中でも導入や定着、活用支援を行う企業は、「コンサルティングパートナー」と呼ばれています。コンサルティングパートナーは、Salesforceの公式サイトの「AppExchangeページ」から確認できます。
Salesforce導入・活用支援サービスで運用を定着させる
Salesforceの導入・活用支援サービスにより、多機能なSalesforceを効果的に活用できるようになります。導入のコンサルティングから受けられるサービスが多く、業務に即した設定やカスタマイズにより、早期に運用が可能になるでしょう。
さらに、専門家によるトレーニングを受けられるサービスも多く、社員が自信をもってシステムを活用し、業務プロセスの最適化を図れるようになります。導入するサービスを選ぶ際には、次のポイントを意識しましょう。
- どのような業務範囲に対応しているかを確認する
- 導入製品が決まっている場合には、希望する製品の対応可否を確認
- 導入実績と評価を確認する
- Salesforce認定資格保持者がいるかどうか
Salesforceの導入・活用支援サービスをより深く検討したい方は、各支援会社のサービス資料を請求し、比較検討するとよいでしょう。
