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【建設・製造向け】図面管理システムおすすめ比較16選!料金やメリット、選び方のポイント

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図面管理システムとは、CADデータや設計図面をデジタルで一元管理するシステムです。おすすめの図面管理システムを料金や選び方のポイントとともに紹介します。導入のメリットやデメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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図面管理システムとは?

図面管理システムとは、CADデータや設計図面などの技術資料をデジタル化して、一元的に管理できるシステムです。

図面検索や図面レビュー、自動採番、一括印刷などができます。バージョン管理やアクセス制限・履歴の記録などの機能により、最新版の共有や設計ミスの防止にも役立ちます。

クラウド型の場合、拠点間や社外との情報共有の円滑化に寄与するだけでなく、在宅勤務や出張先からのアクセスも可能です。加えて、紙図面の保管や郵送に伴う手間・コストの削減も期待でき、業務全体の効率化に貢献します。

図面管理システムの選び方

図面管理システムを選ぶ際は、次の流れで自社に合った製品か確認しましょう。

  • 図面管理システムの種類を確認する
  • 図面管理システムの機能を確認する
  • 図面管理システムを導入する際の注意点を確認する
  • 図面管理システムの料金・価格相場を確認する

図面管理システムの種類を確認する

まずは、図面管理システムにどういった種類があるか確認しましょう。そのうえで、必要な機能や操作性・拡張性などを備えたサービスを選ぶことが重要です。

図面管理システムは、大きく分けて製造業向けと建設業向けに分けられます。

種類 特徴
製造業向けの図面管理システム 部品表やCADデータとの連携に強みがあり、設計変更の追跡や製造現場との情報共有を効率化できる
建設業向けの図面管理システム 施工図や工程表と連携しやすく、現場・設計・発注者間での図面確認や修正指示の履歴管理に優れている

まずは自社の業種に合ったシステムか確認しましょう。

図面管理システムの機能を確認する

図面管理システムでできること、利用できる機能は次のとおりです。必要なシステムの種類を明らかにしたら、必要な機能が網羅されているか確認しましょう。

機能 詳細
図面の一元管理 CADデータやPDFなど複数形式の図面をまとめて管理できる。社内での散在を防げる
図面検索 図面番号や図面名、登録日などの条件で必要な図面を探し出せる
プレビュー 検索した図面や資料をシステム上でプレビュー表示できる
関連資料との紐づけ 図面と見積書や部品表(BOM)、発注書などの関連資料をリンクして管理できる
図面比較 2つの図面の変更箇所をハイライト表示し、修正・追加・削除部分を可視化できる
自動採番 図面登録時に自動で通し番号を付与し、重複や手入力ミスを防ぐ
バージョン管理 過去の版と最新の版を履歴として記録し、設計変更の経緯を追跡できる
共有・共同編集 社内外の関係者と図面データを共有したり、複数人で同時に編集したりできる
承認ワークフロー 図面の照査や承認をシステム上で実行できる。承認ルートや承認者を柔軟に設定できる
メモ・マーキング 図面上にメモやマーキングを加えられる機能。現場での指示や修正点の伝達が容易になる
セキュリティ 図面データやフォルダごとに閲覧・編集権限を設定し、アクセス制限や操作履歴の管理ができる

システムによって実装されている機能が異なるので、複数の製品を比較検討する際には、機能の違いもチェックしておきましょう。

図面管理システムの比較ポイントを確認する

図面管理システムを導入する際には、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
導入形態 オンプレミス型のシステムか、クラウド型のシステムか確認する
業務フローとの適合性 設計から製造・施工までのプロセスに、無理なく組み込めるか確認する
対応するファイル形式の範囲 使用するCADデータやPDF・画像ファイルなどに対応しているか確認する
操作性 現場の担当者が問題なく使える操作性を備えているか確認する
拡張性 利用人数や機能を柔軟に拡張できるか確認する
連携性 すでに運用中のツールやサービスと連携できるか確認する
サポート体制 操作の説明からトラブル対応・システムのアップデートなど、ベンダーによる導入後のフォローが充実しているか確認する

図面管理システムの料金・価格相場を確認する

自社のニーズに応じて、納得できる料金プランで利用できるかも確認しましょう。図面管理システムはクラウド型のサービスと、オンプレミス型のサービスがあります。

クラウド型であれば、月10,000円~100,000円程度で利用できるサービスが多いです。初期費用は0円のサービスもあれば、数十万円かかるサービスもあります。オンプレミス型の場合は購入に数十万円~数百万円を要することが一般的です。

導入規模や機能、サポート内容によって料金が変動するので、事前に見積もりをとって確認しましょう。

製造業向け図面管理システム比較12選

おすすめの図面管理システムを紹介します。まずは製造業に向いているシステムを紹介するので、各製品の機能や強み・特性をチェックしましょう。

図面バンク - 株式会社New Innovations

図面バンクは、加工業者やメーカー向けのクラウド図面管理システムです。図面や関連資料を登録するだけで、製造業に特化したAIによる解析がかかり、類似形状検索や全文検索が可能になります。

さまざまな形式の図面や関連資料を閲覧可能で、見積書や技術文書なども紐付けて管理できるのが特徴です。図面数・ユーザー数は無制限で、権限管理といったセキュリティ機能も備わっています。属人化を防ぎつつ、現場と設計部門の連携を強化したい企業にとって、有効なソリューションです。

図面バンクの料金プラン・価格例

初期費用 月額料金
0円 48,000円(初月無料・最低利用期間1年)

匠フォース - 匠技研工業株式会社

匠フォースは、工場経営向けの最先端AI搭載クラウドシステムで、図面管理から原価計算まで、必要な機能をオールインワンで提供しています。AIによる過去案件の検索(類似図面・類似見積検索)や、見積計算・帳票出力の自動化により、生産性アップと業務効率化を実現できます。

見積ノウハウの標準化や原価ロジックの再現により、適正な見積での取引をサポート。図面情報自動入力やデータ分析、図面書き込み機能なども備え、各社固有の業務プロセスに合わせたシステム設定も可能です。専任スタッフによる手厚いサポートも受けられるので、まずは気軽に問い合わせをしてみましょう。

匠フォースの料金プラン・価格例

初期費用 月額料金
要問い合わせ 100,000円~

DX Engine - 営業製作所株式会社

DX Engineは、図面をアップロードするだけで、表題欄や注記などから「図番・部品名・材質」といった情報を読み取り、検索可能なデータに自動変換するAI類似図面検索システムです。

手書き文字やフォーマットのばらつきにも対応できるほか、形状や寸法、材質をもとに類似性の高い図面や部品を瞬時に探し出す超類似検索機能を備えています。見積書といった関連書類、基幹システムの購買や原価などの社内データを自動で紐付け可能です。

DX Engineの料金プラン・価格例

要問い合わせ

CADDi Drawer - キャディ株式会社

CADDi Drawerは、製造業向けのAIデータ活用クラウドシステムです。社内に点在するデータを資産化し、新たな価値の創出や生産性の向上、属人性の排除とQCDの最適化に寄与します。

手書きや諸元を含む多くの図面をAIで解析し、データ化できるAI自動図面解析機能や、独自の画像解析アルゴリズムにより、類似図面検索や図面内テキストのキーワード検索が可能。設計資料、発注実績といった関連データの自動紐づけもできます。

導入にあたっては、製造業出身者を中心としたコンサルタントが課題の解決や目的の達成に向けて伴走支援します。

CADDi Drawerの料金プラン・価格例

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Hi-PerBT Advanced 図面管理 - 日立ソリューションズ・クリエイト

Hi-PerBT Advanced 図面管理は、製造業向けのクラウド型図面管理システムです。紙図面やCADデータ、関連技術データを一元管理し、重要な図面を効率的に探し出せます。

図番管理や改訂履歴、ワークフローなど図面管理に必要な基本機能を備え、多様なファイル形式やスキャナーにも対応。キーワードによる全文検索や関連ファイルの紐付け、オプションでAIによる類似図面検索も可能です。

Hi-PerBT Advanced 図面管理の料金プラン・価格例

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ズメーン - 株式会社FactBase

ズメーンは、現場のさまざまなデータを紐づけて管理できる、クラウド型の図面管理システムです。図番や顧客名、加工方法、機械など複数の条件で情報を絞り込みできます。

ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、見積書や工程指示書、不具合履歴、加工条件といったデータを図面に紐づけて一元管理できる点も特徴です。登録したデータは外出先や現場でスマートフォンですぐに確認できます。

ズメーンの料金プラン・価格例

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ゲンバト図面管理 - 株式会社山善

ゲンバト図面管理は、製造現場で散在する図面を一元管理し、PCやタブレットから閲覧・検索できるようにするクラウドサービスです。セキュリティが担保されたクラウド環境で、図面を安全に管理できます。

図面に関連する見積書や仕様書、CADデータなどの関連書類をまとめて保管・閲覧でき、履歴管理もチェック可能です。図面にデジタルでメモを残して共有することで、個人のノウハウを社内の資産として保存できます。

同社の文書管理システムや不良記録システムとの連携も可能なので、製造現場の効率化・最適化を図るならば、あわせての導入も検討してみましょう。

ゲンバト図面管理の料金プラン・価格例

初期費用 月額料金
0円 9,000円(基本料金)+1,000円/利用者5人ごと

AI類似図面検索 - 株式会社テクノア

テクノアのAI類似図面検索は中小製造業向けのサービスで、過去の図面データから類似した形状のものをAIが即座に検索します。膨大な図面の中から目的の図面を探す手間をなくし、見積もりにかかる時間を大幅に短縮できるシステムです。

さらに版管理による最新図面の把握や、図面比較による変更点の視覚化といった、図面管理機能も搭載されています。生産管理システムとも連携でき、過去の材料費や加工費を見積書にスムーズに活用できます。見積・設計・製造現場での業務効率化と、属人化の解消に貢献します。

契約後はベンダーが1万枚程度の図面ファイルを預かってAIのチューニングを実行し、最短1か月で稼働開始できます。

AI類似図面検索の料金プラン・価格例

初期費用 月額料金
ソフト:300,000円
セットアップ:200,000円
AI構築:500,000円
40,000円~

※上記は2ユーザーアカウントで利用の場合の料金

D-QUICK7 - 株式会社アイサイト

D-QUICK7は、製造業の図面やオフィス文書を一元管理し、社内外で共有・活用できるシステムです。クラウド・オンプレミス両方に対応しています。PCやモバイルから利用でき、わかりやすい操作性と高い検索性により、必要な図面や文書をスムーズに探せます。

履歴管理に加えて、CADや生産管理システムとの柔軟な連携も可能です。AI-OCR機能もあり、登録から出図までをまとめて効率化できます。現場での再入力や確認作業の手間も削減でき、図面情報の利活用を推進できるのも強みです。

D-QUICK7の料金プラン・価格例

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図管王Standard - 株式会社デザイン・クリエィション

図管王Standardは、図面や技術ドキュメントなどのデータを一元管理し、社内で簡単に検索・閲覧・編集・共有できるシステムです。図面や文書内の文字列を含めた高速検索や、CADがなくても図面を閲覧・印刷できる機能を搭載。ExcelやWordなど多様なファイル形式に対応しています。

ファイルやフォルダごとにアクセス権限を設定でき、情報の漏えいを防ぎつつ、利便性を両立できるのも特徴です。CADデータ管理や技術ドキュメント共有に課題のある企業や、大量の図面から文字検索したい企業におすすめです。

図管王Standardの料金プラン・価格例

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NAZCA5 EDM - 新明和ソフトテクノロジ株式会社

NAZCA5 EDMは、新明和グループのIT部門が開発した、製造業向けの図面管理システムです。製造現場を熟知したエンジニアが厳選した、簡単登録・検索・版管理・ワークフロー・構成管理・プッシュ通知・ToDo管理といった基本機能を搭載しています。

クライアントのニーズに合わせたカスタマイズも可能で、既存システムとの連携や業務フローに応じた、最適化が図れるのも特徴です。導入後の運用支援体制も整っており、スモールスタートから全社展開まで柔軟に対応しています。

NAZCA5 EDMの料金プラン・価格例

プラン 購入価格
セルフ導入プラン 1,950,000円~2,500,000円
おまかせ導入プラン 3,500,000円~6,500,000円
フルカスタムプラン 8,000,000円~

※クラウドを希望の場合は問い合わせが必要です

図脳TeCA(ティーカ) - 株式会社フォトロン

図脳TeCAは製造現場部門向けに開発された、中小規模組織向けのオンプレミス型図面管理システムです。大量のCAD図面や紙図面、技術文書などを一元管理でき、現場の生産性の向上をサポートします。

図面管理に特化したシステムであり、図番をはじめ図面特有の属性管理や、改訂履歴管理に強みがあります。ファイルに属性を付与するデータベース型管理と、多彩な図面検索(属性、全文、関連付け)が可能で、電子承認にも対応。

導入にあたっては、専門知識の豊富な担当者が、クライアントの要望に合った運用方法を提案してくれます。

図脳TeCA(ティーカ)の料金プラン・価格例

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建設業向け図面管理システム比較4選

次に、建設業向けの図面管理システムを紹介します。建築設計や施工図、工程表など大量の資料を安全に運用した企業は、ぜひ導入を検討してみましょう。

TerioCloud - 沖電気工業株式会社

TerioCloudは建設業や設備工事業など、図面を扱う現場向けのデジタルソリューションです。紙図面をなくし、デジタル化した図面をモバイル端末で共有することを目的として開発されています。

CADデータやOffice文書も含めさまざまなファイルを、登録するだけで紙図面と同じ表現のデジタル図面を作成。iPadやiPhoneで閲覧・修正が可能です。現場でかさばりがちな図面の内容を、モバイル端末で確認・編集・報告できます。

スマートフォンやタブレットで撮影した写真をExcel形式で出力できる写真帳出力機能といった便利な機能も備えています。

TerioCloudの料金プラン・価格例

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PRODOUGU - 株式会社建設システム(KENTEM)

PRODOUGUは建築業向けのクラウド施工管理アプリです。PCやiPad、iPhoneをクラウドでつなぎ、図面の管理や閲覧、工事写真の撮影、アルバム出力などが可能です。

図面や写真以外にも、さまざまなデータをクラウドで一元管理・共有でき、現場の業務時間の短縮や生産性の向上に貢献します。データはクラウドに保管されるので、現場・事務所間はもちろん、複数拠点での共有に向いています。

PRODOUGUの料金プラン・価格例

プラン 料金
PRODOUGU(クラウドストレージ100GB含む) 年額60,000円
[追加オプション]モバイルアプリ(1ライセンス) 年額36,000円
[追加オプション]アルバムPRO(クラウドアプリオプション) 年額36,000円

現場Plus - 株式会社ダイテック

現場Plusは、住宅会社や工務店向けの施工管理アプリです。電話やFAX、書類といった従来の情報伝達手段をクラウドに置き換えることで、チーム内の情報共有を円滑化できます。

図面や写真、書類の管理・共有はもちろん、標準テンプレートが用意された工程表機能で進捗管理が可能。掲示板・トーク機能では、メッセージの既読・未読が確認できるため、現場での「言った・言わない」の行き違いを防止できます。

マニュアルなしでも使える高い操作性も特徴で、導入により現場の業務効率化や生産性の向上に加えて、働き方改革の実現にも役立ちます。

現場Plusの料金プラン・価格例

初期費用 月額料金
月額料金の1か月分 10,000円/60ID(ストレージ50GB含む)※30ID追加ごとに5,000円

CheX - 株式会社YSLソリューション

CheXは、建設業者向けの図面閲覧クラウドサービスです。図面や工程表、作業指示書、工事写真などのさまざまな文書を電子化し、主にiPadから閲覧・共有できます。現場での図面閲覧に加えて、図面へのメモや写真・動画の貼り付けも可能です。さらに、撮影した写真からExcel形式の写真帳を自動作成できます。

重い紙図面の持ち運びや情報共有の手間、事務所での写真整理などの負担を軽減し、現場担当者とシステム管理者の業務効率化を後押しします。現場に合った運用方法の提案から、現場作業員への説明まで、ベンダーの担当者による手厚いサポートを受けられるのも魅力です。

CheXの料金プラン・価格例

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図面管理システムを利用するメリット

図面管理システムを導入・運用するメリットは、主に次のとおりです。

  • 図面データを効率的に管理・運用できる
  • バージョン管理・履歴管理がしやすくなる
  • 図面の設置スペースやコストの削減も可能に

それぞれ詳しくみていきましょう。

図面データを効率的に管理・運用できる

図面管理システムでは、CADデータや設計図面、関連書類などを一元的に管理でき、必要なデータを迅速に検索・閲覧できます。名称や図面番号・日付・担当者名といった、さまざまな検索条件で情報を絞り込めるため、目的の図面にすぐたどり着けます。

取り扱う図面数が多く更新頻度の高い現場では、属人化の解消やミスの防止にもつながります。さらに、タグ付けやフォルダ管理機能による分類も容易で、過去の設計情報を再利用する場面でも高い効果を発揮します。

バージョン管理・履歴管理がしやすくなる

図面のバージョンや履歴の管理は、手作業では煩雑になりがちです。そこで図面管理システムを導入すれば、変更履歴の記録や過去バージョンの保存を自動化できます。設計変更の経緯をいつでもさかのぼって確認できるので、関係者との情報共有もスムーズになるでしょう。

さらに、「誰が・いつ・どこを」修正したのかが明確になるので、品質管理の向上やトラブル対応の円滑化も可能です。

図面の設置スペースやコストの削減も可能に

紙の図面を使用している現場では、キャビネットや倉庫などの物理的な保管スペースが必要で、一定の費用がかかります。図面管理システムを使えば、こうしたスペースが不要になり、運用コストの削減につながるでしょう。

また紙とは異なり、デジタルデータは劣化しないため長期保存が可能で、災害時のリスク対策としても有効です。クラウド型システムを導入すれば、遠隔地からのアクセスも可能になり、設計・製造・現場が一体化したデータ運用が可能です。

図面管理システムを利用するデメリット・注意点

図面管理システムは多くのメリットがある一方で、次の点には注意しなければいけません。デメリットもよく確認したうえで、きちんと対策を立てておく必要があります。

ある程度のコストや運用の手間を要する

図面管理システムの導入には初期費用や月額費用など、一定のコストがかかります。クラウド型ならユーザー数や保存容量に応じた料金が発生することが多く、オンプレミス型なら自社サーバーの構築やメンテナンスが必要です。

また、システムの運用を定着させるには操作方法の習得や社内ルールの整備、既存業務とのすり合わせなどに時間と労力を要します。現場に即した運用体制を整えるには、段階的な導入と関係部門間の連携が欠かせません。

データの移行やデジタル化に時間がかかる

図面管理システムを導入する際、既存の紙図面や他形式のファイルを取り込む作業には、相応の時間と工数がかかります。過去の図面が数多くある場合や、ファイル名・フォルダ構成が統一されていない場合は、分類やスキャンにも手間がかかることを考慮しましょう。

導入前に綿密な移行作業の計画を立て、きちんとリソース確保をすることが重要です。

図面管理システムで業務の最適化を図る

図面管理システムは、図面や関連資料を効率的に一元管理できるため、検索と共有が容易になります。バージョン管理や履歴管理の機能を活用すれば、ヒューマンエラーを防ぎつつ、正確な情報共有が可能になるでしょう。

また、業務効率化だけではなく、紙図面の保管スペースや印刷コストの削減にもつながるといったコスト面でも大きなメリットがあります。導入する図面管理システムを選ぶ際には、次のポイントを確認することが大切です。

  • 自社の業種(製造業向けか建設業向け)に必要な機能が網羅されているか
  • 現場で使いやすいシステムか
  • 必要に応じて、利用人数や機能を拡張できるか
  • ほかの利用中のシステムと連携が可能か
  • 拠点間・社外との共有もしやすいか
  • サービスベンダーから十分なサポートを受けられるか

図面管理システムをより深く検討したい方は、各ベンダーのサービス資料を請求し、比較・検討するとよいでしょう。

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