Webサイト・ホームページにサイト内検索機能を付けるなら | 便利な方法5選
現代のWebサイトでは、ユーザーが求める情報に迅速かつ的確にアクセスできることが求められています。特にコンテンツが豊富なサイトにおいて、訪問者が目的の情報を効率的に見つけられるかどうかは、ユーザー体験の質を大きく左右します。
このようなニーズに応えるために、サイト内検索機能の導入が重要となります。適切な検索機能を提供することで、ユーザーの満足度向上やサイトの回遊率の改善が期待できます。
本記事では、Webサイトやホームページにサイト内検索機能を追加するためのさまざまな方法と、その特徴について詳しく解説します。
Googleカスタム検索エンジン
Googleが提供する「Googleカスタム検索エンジン（Google Programmable Search Engine）」は、比較的簡単に導入できるサイト内検索機能です。無料で利用でき、Googleのインデックスを活用するため検索精度が高く、オートコンプリートや検索結果のカスタマイズが可能です。有料プランでは広告を非表示にもできます。また、多くのウェブサイトで実績があり、サポート情報も豊富にあります。
ただし、Googleにインデックスされていないページは検索対象にならず、無料プランでは検索結果に広告が表示される点には注意が必要です。検索結果のデザインを完全に統一するのが難しいため、カスタマイズにはHTMLやCSSの知識が求められます。
導入方法は、Google Programmable Search Engineの公式サイトにアクセスし、検索エンジンを作成した後、対象のサイトURLを設定し、生成されたコードを自分のWebページに埋め込むだけなので比較的簡単です。
Bing カスタム検索
Microsoftが提供する「Bing カスタム検索」は、Googleカスタム検索と同様の機能を持つ検索エンジンです。Microsoftの検索技術を活用し、カスタマイズの自由度が高く、広告なしのプランも利用可能です。APIを活用することで独自の検索機能を構築でき、インデックスの管理もしやすく、サイトごとのチューニングが可能です。
一方で、Googleほどのインデックス精度はない場合があり、設定がやや複雑であることや、APIの利用には開発知識が必要である点がデメリットとして挙げられます。導入方法としては、Bing Custom Searchの公式サイトにアクセスし、APIキーを取得して設定を行い、その後Webサイトに検索機能を組み込む形となります。
オープンソースの検索エンジン
オープンソースの検索エンジンは、自社のサーバー環境内で独自の検索機能を構築できる点が大きな特徴です。外部の検索サービスに依存せず、カスタマイズ性が高いため、特定の業界や用途に最適化した検索システムを作れます。
特に大規模なWebサイトや大量のデータを扱う環境では、検索速度の向上やインデックス管理の柔軟性が求められるため、オープンソースの検索エンジンが有力な選択肢となります。ただし、導入には技術的な知識が必要となるため、システム管理や開発のリソースを確保することが重要です。
ElasticSearch
ElasticSearchは、大規模なWebサイト向けの高速検索エンジンで、JSONベースの柔軟な検索クエリを活用し、クラウド環境やオンプレミス環境でも動作するため拡張性が高いのが特徴です。検索精度やランキングのチューニングが可能で、カスタマイズ性も非常に高いと評判です。
Solr
SolrはApacheが提供するオープンソースの検索エンジンであり、高度な検索機能を備えており、特にインデックス管理が強力です。多機能であるため、運用の手間がかかることがあるものの、多言語対応が比較的しやすいという利点もあります。
CGIベースの検索エンジン
CGIベースの検索エンジンは、サーバー上で動作する検索プログラムを用いてサイト内検索を実装する方法です。インターネット黎明期から利用されており、シンプルで軽量な検索システムを構築できるため、比較的負荷の少ない環境でも運用できます。特に、外部サービスを利用せずにサイト内検索を独自に管理したい場合に適しています。
msearch
msearchはPerlで動作する軽量な検索エンジンであり、インデックスを作成することで高速検索が可能となります。シンプルながらスクリプトを編集することで拡張が可能であり、軽量なためサーバー負荷も少ないという特長があります。
Namazu
Namazuは、日本語対応が充実した全文検索エンジンで、ローカル環境でインデックスを作成し、サイト内検索を実現できます。形態素解析による精度の高い検索が可能ですが、ある程度の管理が必要となり、初心者には導入が難しいかもしれません。
WordPressのサイト内検索機能
WordPressサイトであれば、標準機能やプラグインを利用してサイト内検索を簡単に実装できます。例えば、Relevanssiは検索精度を向上させるプラグインで、Ajax Search Liteはリアルタイム検索機能を提供します。
また、SearchWPはカスタム投稿やPDF内検索にも対応し、Better Searchは検索結果のカスタマイズを容易にします。さらに、Ivory Searchは初心者でも簡単に利用できる多機能な検索プラグインとして人気があります。
BOXILとは
BOXIL（ボクシル）は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員（無料）になると次の特典が受け取れます。
- BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題！
- 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる！
- 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える！
BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaSへ掲載しませんか？
- リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1※
- リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
- 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査
