7つの習慣®が目指すのは「自分自身の人生を“長期的・継続的に好ましい状態”へと導くこと」であり、第一の習慣~第七の習慣までの説明の中で、そのために必要な原則を学ぶことができます。
■成長の連続体
7つの習慣®は、「依存」から「自立」、「自立」から「相互依存」 へと導く成長のプロセスです。
個人がリーダーシップを発揮し、組織や人間関係の中で、相乗効果を発揮していくプロセスです。
7つの習慣®の成長の連続体と呼ばれるモデルは、「依存状態」から自己リーダーシップとしての「自立状態」、そして人間関係におけるリーダーシップとしての「相互依存状態」へと成長の段階を表しています。
・第1 ~ 第3の習慣 : 自分自身の人格やものの見方に働きかけ、他者から信頼されうる土台づくりを行う
・第4 ~ 第6の習慣 : 他者との効果的な関係づくりを目指すプロセスを辿る
・第7の習慣 : 刃を研ぐ
※7つの習慣®のベースとなる大事な考え方
■ インサイド・アウト
7つの習慣®のベースとなる考え方で、“相手を変えようとする”(=アウトサイド・イン)のではなく、“自分から変わろうとする”のがインサイド・アウトの考え方です。
・まず最初に自分の内面(自分自身)を変化させる
・それから自分の外側(相手)に影響を与える
という原則であり、この順番は逆にはなりません。
■ パラダイム
7つの習慣®の中では以下のように書かれています。
私たちは、ものごとをあるがままに見ているつもりでも、実はある種の「レンズ」を通して見ている。
そして、そのレンズこそが、私たちの世界観をつくり出し、私たちのすべての行動を方向づけている。
私達は物事をあるがままに、客観的に見ていると思いこんでいますが、実際には人それぞれ偏見の「レンズ」を通して世界を見ています。この「レンズ」のことを『パラダイム』と呼びます。
結果を変えるには、行動を変えなければなりません。そして、結果を大きく変えようと思うなら、パラダイムを変えなければなりません。パラダイムを変えることを『パラダイム転換』といいます。