マネーフォワード クラウド会計Plus

導入事例 Gさん
- 男性 30代前半
- IT/通信/インターネット系
- 従業員数 201〜300人
- 経理・財務
- 部長・課長クラス
※掲載情報はインタビュー対象者の導入当時のものであり、最新の仕様とは異なる場合があります。
導入前の課題:オンプレミスの弥生会計でID制限と出社義務、月次決算が2か月遅延
―――マネーフォワード会計を導入する前の経緯を教えてください。
私はもともと親会社の経理・経営企画の担当でした。その後、グループ会社がM&Aで買収した子会社の経理体制の立て直しを担当することになりました。
引き継ぎを進める中で確認したところ、月次決算を締めるのに2か月ほどかかっていることが分かりました。
子会社はオンプレミスの弥生会計を使っていたのですが、利用可能なIDが一つしかなく、実質的に作業できる人が1人に限られていたのです。
―――その状況はどのような問題を引き起こしていましたか?
まず、アクセスできる人が限られているので複数人で同時作業ができませんでした。また、オンプレミスなので外注先にお願いする際にも、セキュリティ上の問題が発生しやすい構造でした。
経営の意思決定には月次の実績数値が必要ですが、実績数値の確定が2か月遅れる状況では、タイムリーな判断ができません。そのため、月次決算の早期化は経営として最優先で解決すべき課題でした。
―――クラウド型への切り替えを決めた具体的な理由は何でしたか?
外注先の選定を進めるにあたって、リモートワーク前提での作業が必要でした。
オンプレミス環境では出社が必要となるため、業務を委託できる会社の選択肢が狭まってしまいます。クラウド型への移行は、月次決算の早期化と外注活用の両方を実現するための必須条件でした。
経理担当者が直感的に操作できる仕訳機能が決め手に
―――候補として何社を比較されましたか?
freee会計とマネーフォワード クラウド会計Plusの2社で検討しました。実質的にはこの2択でした。
―――最終的にマネーフォワード クラウド会計Plusを選んだ理由を教えてください。
2つの理由があります。1つ目は、私自身に以前利用した経験があり、操作性を把握していたことです。2つ目は、経理メンバーにとっての操作性です。
freee会計には「取引」という概念があり、これが一般的な仕訳の概念とは少し異なります。振替伝票を起票するという経理の基本的な考え方と合っていない部分があり、私にはわかりづらさを感じました。
マネーフォワード クラウド会計Plusは一般的な会計ソフトと同様の操作で仕訳を起票できるので、経理メンバーが理解しやすいという判断をしました。
―――妥協した点はありましたか?
強いて言えば、AIとの連携性です。freee会計はMCPなどのAI連携に積極的に対応している一方、マネーフォワード クラウド会計Plusはその点で限定的という印象があります。
導入後にAIを活用した業務自動化の重要性が増してきたので、その点は、妥協した点として認識しています。
マニュアルを整備し、共有ナレッジとして蓄積した
―――社内への展開やオンボーディングはどのように進めましたか?
マネーフォワード社によるオンボーディングでは、ミーティングを1〜2回実施しましたが、メンバーが全員すでにマネーフォワードを使ったことがあったので、必要な知識の習得は早期に完了しました。「とても使いやすいです」という声が寄せられたことが印象的でした。
―――定着のためにどのような取り組みをしていますか?
マニュアルを整備し、チーム内に蓄積することを徹底しています。外部委託先や業務委託者も含めて共通のナレッジとして共有できるものです。
また、問題や懸念事項はすぐに社内チャットで連絡するよう伝えていて、問題が発生した場合は速やかに解決し、その内容をマニュアルに反映するというサイクルを繰り返しています。
月次決算を2か月から7日に短縮、3名での同時作業により事業の急拡大にも対応
―――導入後の業務フローはどのように変わりましたか?
現在は主に3名がマネーフォワードを使って起票を行っています。売上・原価・販管費を担当するメンバー、複雑な会計処理を担当するメンバー、そして入出金の管理を担当するメンバーという役割分担です。
以前は1IDしか利用できませんでしたが、現在は3名が同時にアクセスできるようになり、各自が集約された帳票をもとに仕訳を登録できるようになりました。法人カードとのAPI連携や入出金データの自動取り込みも活用しています。
―――定量的な改善効果はどの程度でしょうか?
最大の成果は月次決算のスピードです。導入前は月次決算の確定に2か月かかっていましたが、導入後は7営業日で締められるようになりました。
この改善を可能にしたのは、複数人が同時に作業できる環境と、APIによる取引データの自動連携です。特に法人カードの利用明細が会計ソフトに自動的に取り込まれることで、手作業による転記の工数が大幅に減りました。
事業が急拡大する中でも、AIを活用しながら、経理業務の増加にも対応できる体制を維持できています。
既存の業務知識を生かしやすいツールを選ぶことが、定着の速さに直結
―――マネーフォワード クラウド会計Plusを10点満点で評価してください
7〜8点です。おおむね満足しています。減点の理由はAIとの連携が十分でない点です。AIを活用した経理業務の自動化が今後さらに重要になる中、連携が進めば、10点になると思います。
―――これから会計ソフトの切り替えを検討している方へのアドバイスをお願いします。
クラウド型への移行は、単にツールを変更するだけでなく、外注活用や複数人体制など、業務の設計を変えるきっかけになります。移行作業を自社で完了できるかどうかも費用に大きく影響するので、事前に見積もりに含まれる内容を細かく確認するとよいでしょう。
また、経理メンバーにとって既存の業務知識を生かしやすいツールを選ぶことが、定着の速さに直結します。
マネーフォワード クラウド会計Plus
\ 【限定特典】Excelで編集できる比較表つき/
