企業向け人材派遣サービスおすすめ比較7選!料金やメリット・選び方ポイント
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- 企業向け人材派遣サービスとは?
- 企業向け人材派遣サービスの選び方
- 企業向け人材派遣サービスの種類を確認する
- 企業向け人材派遣サービスの内容を確認する
- 企業向け人材派遣サービスの比較ポイントを確認する
- 企業向け人材派遣サービスの料金・価格相場を確認する
- 企業向け人材派遣サービスのおすすめ比較5選【幅広い人材が登録】
- ランスタッド
- パソナの人材派遣サービス
- アデコの人材派遣サービス
- パーソルテンプスタッフ
- ウィルオブ・ワークの人材派遣サービス
- 企業向け人材派遣サービスのおすすめ比較2選【専門人材に強い】
- レバテック
- ラクスパートナーズのITエンジニア派遣
- 企業向け人材派遣サービスを利用するメリット
- 即戦力人材を迅速に確保できる
- 採用・教育コストを抑えられる
- 必要な期間だけ柔軟に人材を活用できる
- 企業向け人材派遣サービスを利用するデメリットや注意点
- 長期的な戦力育成にはつながりにくい
- 契約範囲外の業務を任せにくい
- 派遣期間や契約条件に制約がある
- 企業向け人材派遣サービスの導入を検討しよう
企業向け人材派遣サービスとは?
企業向け人材派遣サービスとは、自社で直接雇用契約を結ばずに、派遣会社を通じて必要なスキルを持つ人材を一定期間活用できる人材サービスです。
事務職や営業職だけでなく、ITエンジニアや専門職など幅広い職種に対応しており、短期・長期の派遣や紹介予定派遣など目的に応じたサービスを利用できます。
このサービスを活用することで、採用や教育にかかるコストを抑えつつ、即戦力となる人材をスピーディーに確保できます。人員の入れ替わりや繁忙期への対応がしやすくなり、業務の生産性向上や社員の負担軽減も可能です。
近年、人手不足が深刻化し、特に専門スキルを持つ人材の確保が難しくなっています。企業向け人材派遣サービスは、柔軟な雇用の選択肢として注目されており、限られたリソースで事業を効率的に拡大するための重要な手段です。
企業向け人材派遣サービスの選び方
企業向け人材派遣サービスを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 企業向け人材派遣サービスの導入目的を確認する
- 企業向け人材派遣サービスの内容を確認する
- 企業向け人材派遣サービスの比較ポイントを確認する
- 企業向け人材派遣サービスの料金・価格相場を確認する
企業向け人材派遣サービスの種類を確認する
企業向け人材派遣サービスは、登録している人材の特徴や得意分野によって大きく3つのタイプに分けられます。業務内容や人材ニーズに合わせて最適なタイプを選ぶことで、より効果的に人材を活用できます。
| タイプ | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 幅広い人材が登録 | 一般事務や営業、販売など多職種に対応。全国展開している企業が多く、急な人員補充や短期派遣にも柔軟に対応できる。 | 部署や時期によって必要な職種が変わる企業、人材を幅広く確保したい企業 |
| 専門人材に強い | エンジニア、デザイナーといったIT人材や、医療、製造など特定分野に精通した人材が多い。専門スキルを持つ即戦力を確保しやすい。 | 特定業務の質を重視する企業、専門スキルを要する現場を持つ企業 |
自社の課題が「人手不足」か「専門スキル不足」かを見極めることで、選ぶべきサービスの方向性を明確にできます。
企業向け人材派遣サービスの内容を確認する
派遣形態や契約内容によって活用方法も異なるため、目的に合ったサービス内容を把握することが大切です。
| サービス内容 | 概要 |
|---|---|
| 一般派遣 | 必要な期間だけ人材を派遣。採用コストを抑えつつ、即戦力を確保できる。 |
| 紹介予定派遣 | 一定期間の派遣後に、双方の合意で直接雇用に切り替えられる仕組み。採用のミスマッチ防止に効果的。 |
| チーム派遣 | リーダーを含む複数名のチームで派遣。大規模案件や業務の一括対応に適している。 |
| 在宅・リモート派遣 | オンライン業務に対応。地域を問わず人材を確保でき、柔軟な働き方に対応。 |
企業向け人材派遣サービスの比較ポイントを確認する
企業向け人材派遣サービスを選ぶ際は、提供されるサービス内容だけでなく、サポート体制や人材の質、対応スピードなども重要な比較ポイントです。特に、人材の定着率や担当者の対応力は、導入後の満足度を大きく左右する要素です。
| 比較ポイント | 概要 |
|---|---|
| 登録人材数・対応職種の幅 | 登録者が多く、幅広い職種に対応しているほど、希望条件に合う人材が派遣される可能性が高い。 |
| 拠点数・対応エリア | 自社の事業拠点や採用エリアとマッチしているかを確認。 |
| フォロー・サポート体制 | 派遣後の定期フォローやトラブル対応の手厚さで、長期的な安定運用が可能になる。 |
| 契約形態の柔軟性 | 一般派遣・紹介予定派遣など、複数の形態に対応できるかを確認。 |
| 料金の透明性 | 手数料や追加費用の有無、契約更新時のコスト構造を明確にしておく。 |
これらのポイントを整理して比較することで、単なる「人材を派遣してくれる会社」ではなく、自社の成長を支えるパートナーとなる最適なサービスを選べます。
企業向け人材派遣サービスの料金・価格相場を確認する
企業向け人材派遣サービスの料金は要問い合わせとなっている場合が多く、明確な価格相場は示されていません。
しかし、本記事で紹介したサービスには「1時間あたり1,600円~」といったサービスがあります。「派遣人材に支払う報酬の○○%」が費用となるサービスもあり、サービスごとにさまざまな料金形態があります。
企業向け人材派遣サービスのおすすめ比較5選【幅広い人材が登録】
幅広い職種・業界に対応した人材派遣サービスを利用すれば、必要な人材をスピーディーに確保できます。一般事務や営業職、販売職から専門職まで、多様なスキルを持つ人材が登録しているため、急な人員補充や新規プロジェクトにも柔軟に対応できます。
ここでは、対応領域が広く、多くの企業に選ばれているおすすめの人材派遣サービスを紹介します。
| 料金 | |
|---|---|
| ランスタッド | 1,600円~ ※1時間あたりの最低料金 |
| パソナの人材派遣サービス | 要問い合わせ |
| アデコの人材派遣サービス | 要問い合わせ |
| パーソルテンプスタッフ | 要問い合わせ |
| ウィルオブ・ワーク | 要問い合わせ |
- チームで動く「ユニット派遣」に対応
- 現場常駐の「インハウスサービス」を提供
- 独自の「ランスタッドケア」で定着を支援
ランスタッドは、幅広い職種と業界に対応する世界的な人材派遣サービスです。
リーダー付きの「ユニット派遣」で複数スタッフをチームとして派遣し、報連相の効率化や現場負担の軽減を実現します。さらに、専任アナリストやコンサルタントが企業に常駐し、課題分析から改善まで一貫して支援する「インハウスサービス」も特徴です。
スタッフの離職防止に向けた独自の「ランスタッドケア」では、メンタルチェックやリアルタイムフォローを通じて安心して働ける環境を整えています。職場定着率の高さと総合的なサポート体制で、安定した人材活用を実現できる点が強みです。
価格・料金プラン
| プラン | 最低料金 |
|---|---|
| 事務・オフィス系人材派遣 | 2,200円 |
| 工場・製造系人材派遣 | 1,700円 |
| 倉庫・物流系人材派遣 | 1,700円 |
| ドライバー派遣 | 2,000円~ ※~2t未満の場合 |
| ITエンジニア派遣 | 要問い合わせ |
| プロフェッショナル派遣 | 時給5,000~数万円 目安 |
| 官公庁・自治体BPOサービス | 要問い合わせ |
| ユニット派遣 | 要問い合わせ |
| スポット派遣 | 1,600円~ ※その他軽作業の場合 |
| 紹介予定派遣 | 要問い合わせ |
| インハウスサービス | 無料 ※派遣料金のみ発生 |
※料金は東京都の場合
パソナの人材派遣サービス
- 全国40万人※の登録スタッフを保有
- 一般事務から専門職まで幅広く対応
- 教育・研修制度で安定就業を実現
パソナの人材派遣サービスは、全国47都道府県に拠点を構え、約40万人※のスタッフから最適な人材を紹介する総合派遣サービスです。
一般事務や営業職、経理、ITエンジニア、メディカル職など幅広い職種をカバーし、在宅派遣や時短派遣、チーム派遣など柔軟な派遣形態に対応しています。
特長は、スタッフの教育・研修制度や高いマッチング精度にあります。資格を持つキャリアコンサルタントによる支援体制が整っており、定着率も高く、企業と長期的な関係を築くことにもつながります。
幅広い人材層と全国対応力により、企業の人材課題を的確に解決できるサービスです。
※出典:パソナ「パソナの人材派遣サービス 公式HPより」(2025年11月14日閲覧)
価格・料金プラン
要問い合わせ
アデコの人材派遣サービス - アデコ株式会社
- 全国対応の豊富な人材ネットワーク
- 無期雇用派遣「ハケン2.5」で長期の人材活用
- コーチングによる長期活躍の支援
アデコの人材派遣サービスは、全国40拠点以上を展開し、34,000名※を超える派遣スタッフが就業中の大手人材サービスです。
一般事務から専門職、テレワーク派遣まで幅広い職種に対応し、地域や業務内容を問わず最適な人材を紹介できます。期間制限のない無期雇用派遣制度「ハケン2.5」を活用することで、長期的な人材活用も可能です。
強みは、ビジョンマッチングとキャリアコーチ制度による人材定着力の高さです。企業の理念に共感する人材を厳選し、コーチングで成長を支援することで、社員と同様に安定したパフォーマンスを発揮する人材を確保できます。
※出典:アデコ「アデコの人材派遣サービス 公式HPより」(2025年11月14日閲覧)
価格・料金
要問い合わせ
- 業界でも有数の人材派遣ネットワーク
- 専門職から一般職まで幅広く対応
- 手厚い研修とフォロー体制を整備
パーソルテンプスタッフの派遣サービスは、オフィスワークからIT・研究・メディカルなどの専門職まで対応する、業界でも有数の人材派遣サービスです。
全国規模のネットワークを活かし、短期プロジェクトや夜間勤務、地方での採用など、さまざまなニーズに柔軟に対応できます。事務や軽作業などの一般職から、研究開発やIT、CAD、設計・開発などの専門職まで幅広く対応できる点も特長です。
強みは、精度の高いマッチングと徹底した運営管理体制です。業務設計から現場マネジメント、定期フォローまで一貫して支援し、労務管理や教育研修も代行します。専門職を含む即戦力人材をスピーディーに確保したい企業に最適なサービスです。
価格・料金プラン
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ウィルオブ・ワークの人材派遣サービス
- 登録者数93万人超※の豊富な人材基盤
- 全国50拠点※で柔軟な人材提案が可能
- 専門領域に特化した自社メディアによる人材集客力
東証プライム上場グループに属する総合人材サービス企業ウィルオブ・ワークが提供する人材派遣サービスです。登録者は93万人※を超え、介護・IT・営業などの専門分野に対応した人材を、全国50拠点※から迅速に提案できます。
「ウィルオブテック」「ウィルオブ介護」などの専門メディアを通じて質の高い人材を確保し、コンプライアンスを徹底した信頼性の高いサービスを提供しています。
※出典:ウィルオブ・ワーク「サービスの特徴について | 株式会社ウィルオブ・ワーク」(2025年11月14日閲覧)
価格・料金プラン
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企業向け人材派遣サービスのおすすめ比較2選【専門人材に強い】
システム開発やインフラ構築など、専門スキルを持つ人材を確保したい企業には、専門分野に特化した人材派遣サービスの活用が効果的です。IT分野でいえばエンジニアや情シス担当者など、実務経験豊富な人材をスピーディーに採用できる点が魅力です。
ここでは、主にIT領域に強つ人材派遣サービスを紹介します。
| 料金 | |
|---|---|
| レバテック | 要問い合わせ |
| ラクスパートナーズのITエンジニア派遣 | 要問い合わせ |
- 登録者45万人※のデータベース
- 技術理解に強い専門コンサルタントが対応
- 即戦力人材を最短1週間で紹介可能
レバテックは、ITエンジニア・デザイナーに特化した業界最大級※の人材派遣・紹介サービスを提供しています。
登録者は45万人※を超え、エンジニア、データサイエンティスト、PM、Webデザイナーなど多様な職種に対応しています。中途採用やフリーランス、派遣、新卒紹介まで幅広い雇用形態に対応し、採用ニーズに合わせて柔軟に提案できます。
※出典:レバテック「レバテック【法人向け】 | IT人材採用ならレバテック」(2025年11月14日閲覧)
価格・料金プラン
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ラクスパートナーズのITエンジニア派遣 - 株式会社ラクスパートナーズ
- 正社員雇用のエンジニアを常駐派遣
- Web・インフラ・AIなど幅広い領域に対応
- 稼働後も営業・技術両面で継続サポート
ラクスパートナーズのITエンジニア派遣は、IT分野に特化した常用型人材派遣サービスです。
自社で正社員採用・育成したエンジニアを企業に派遣し、Web開発やクラウドインフラ、QA、AI・機械学習など多様な技術領域をカバー。労働者派遣契約やSES契約、チームでのラボ型開発にも対応しています。
強みは、厳選採用と手厚い伴走体制です。高い技術力とコミュニケーション力を備えた人材のみを派遣し、稼働後も専任の営業と技術担当が定期フォローを実施。短期的なリソース確保から長期的な開発体制の構築まで、IT戦略を安定的に支援します。
価格・料金プラン
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企業向け人材派遣サービスを利用するメリット
企業向け人材派遣サービスを導入するメリットとして、主に次の点が挙げられます。
- 即戦力人材を迅速に確保できる
- 採用・教育コストを抑えられる
- 必要な期間だけ柔軟に人材を活用できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
即戦力人材を迅速に確保できる
企業向け人材派遣サービスでは、すでに登録・スキルチェックを終えた人材の中から、最適な人材をすぐに派遣してもらえます。採用活動を一から行う必要がないため、短期間で実務経験のある人材を確保できるのが大きな魅力です。
人材確保までのスピードが速いため、急な欠員や新規プロジェクトの立ち上げなどにも柔軟に対応できます。現場で即戦力となる人材が加わることで、業務の停滞を防ぎ、生産性の維持や向上につながります。
採用・教育コストを抑えられる
派遣サービスを利用すれば、求人広告の掲載や面接対応といった採用コストを削減可能です。さらに、派遣会社がスキルや経験を見極めたうえで人材を派遣してくれるため、教育や研修にかかる時間も最小限に抑えられます。
人材の確保を外部に委ねることで、社内リソースをコア業務に集中させられます。その結果、コスト削減だけでなく人事担当者や現場社員の負担軽減も可能です。
必要な期間だけ柔軟に人材を活用できる
人材派遣サービスは、短期から長期まで契約期間を柔軟に設定できるのが特長です。繁忙期や一時的な業務拡大など、状況に応じて人員を調整できるため、無駄な人件費を抑えつつ、効率的な運営が可能になります。
必要な期間だけ専門スキルを持つ人材を確保できるため、固定費を増やすことなく事業を推進できます。特に、プロジェクト単位での業務対応や期間限定のタスクが多い企業にとって、有用なサービスです。
企業向け人材派遣サービスを利用するデメリットや注意点
企業向け人材派遣サービスには多くのメリットがありますが、次の点には注意が必要です。
- 長期的な戦力育成にはつながりにくい
- 契約範囲外の業務を任せにくい
- 派遣期間や契約条件に制約がある
デメリットをよく理解したうえで、きちんと対策を立てておきましょう。
長期的な戦力育成にはつながりにくい
派遣社員はあくまで一定期間の契約で働くため、長期的に自社に定着して成長する人材として育てるのは難しい場合があります。教育やキャリア形成を社内で行わない分、ノウハウの蓄積や組織文化の共有が進みにくい点が課題です。
長期的な戦力を育てたい場合は、紹介予定派遣を活用することが有効です。一定期間派遣社員として勤務した後、双方の合意で正社員化する仕組みを導入すれば、ミスマッチを防ぎつつ安定した人材確保につながります。
契約範囲外の業務を任せにくい
派遣社員は契約書に定められた範囲内の業務しか行えないため、急な業務変更や新しいタスクを依頼することが難しい場合があります。これは法令による制限であり、指揮命令の範囲を明確にするために設けられています。
業務範囲を柔軟に広げたい場合は、派遣契約の更新時に内容を見直す必要があります。事前に派遣会社へ相談することで、法令を順守しながらも柔軟な体制を構築できます。
派遣期間や契約条件に制約がある
派遣社員の受け入れには、期間制限や、更新回数に関するルールがあります。また、契約内容によっては、業務終了時に人材が入れ替わる可能性があり、業務の継続性が損なわれることもあります。
このような制約を踏まえ、長期的な業務を見据える場合は、正社員登用や常用型派遣の活用を検討することが有効です。派遣期間の制限を受けにくく、継続的な人材活用が可能になるため、安定したチーム運営につながります。
企業向け人材派遣サービスの導入を検討しよう
企業向け人材派遣サービスは、人材不足の解消だけでなく、採用コストの削減や業務効率化にも大きく貢献します。必要なスキルを持つ人材を短期間で確保できるため、急な欠員対応やプロジェクトの立ち上げなど、さまざまなシーンで活用できます。
また、専門職やIT人材など特定分野に強いサービスも増えており、即戦力の確保や事業の高度化を支援してくれる点も魅力です。柔軟に契約形態を選べば、必要な期間だけ人材を活用でき、無駄のない人員配置が可能になります。
実際に、企業向け人材派遣サービスを導入する際には、次のポイントを意識することが大切です。
- 課題や目的に合った職種・スキルに対応しているか
- 登録人材の数やマッチング精度が十分か
- 契約内容や料金体系が自社の運用に適しているか
- 導入実績や企業規模に応じた対応力があるか
自社に合った派遣サービスを選ぶことで、短期的な人員補充にとどまらず、長期的な事業成長にもつなげられます。まずは各社のサービス資料を比較し、自社に最適なパートナーを見極めてください。
