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「eラーニングは定着しない」を打破。知識定着と実践力向上を両立するmanebiのハイブリッド教育

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eラーニングの手軽さと集合研修の実践形式を融合する「ブレンディッドラーニング」で、学習効果を高めている株式会社manebi。今回は片野奈緒氏へインタビューすることで、アンケート作成代行まで行う徹底伴走と「人生開発」を支援するハイブリッド教育の全貌に迫りました。

manebiとは
「人生開発を当たり前の世の中に」をビジョンに掲げた人材開発プラットフォーム。「manebi eラーニング」と「manebi 集合研修」を組み合わせ、学習内容がしっかり身につく「ブレンディッドラーニング」を提供。専任のカスタマーチームによる充実したサポート体制で、学習から評価までをワンストップで支援している。
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株式会社manebi マーケティング部 片野 奈緒氏

株式会社manebi マーケティング部
片野 奈緒氏

「人生開発を当たり前の世の中に」をビジョンに掲げ、現場に寄り添う

――― 企業がmanebiを導入する目的は何でしょうか。

大きく分けると、「業務工数の削減」と「学習の定着」を目的として挙げる企業が多いです。

導入企業の多くは、人事担当者が採用や教育など複数の業務を兼任しており、教育に十分な時間を割けないのが実情です。そのため、「教材作成の手間を減らしたい」「業務を効率化したい」といった切実なニーズが非常に強くあります。

――― 「学習内容の定着」という目的は、具体的にどのようなものですか。

以前からお客様の声として非常に多かったのが、「eラーニングだけではどうしても定着しない」「動画を見ても、結局『見ただけ』で終わってしまう」というご意見でした。

システムを導入しても、現場が変わらなければ意味がない。そうした現場の課題意識が、私たちが掲げるビジョン「人生開発を当たり前の世の中に」に深くつながっています。

私たちは単なる教育システムの提供者ではありません。「人生開発を当たり前の世の中に」をビジョンに掲げている以上、企業様が本当に実現したいこと、目指しているゴールに徹底的に向き合う必要があります。

だからこそ、システムを売って終わりではなく、運用の定着から成果の創出まで、泥臭い部分も含めて伴走するサポート体制を強みとしています。カスタマーチームによるサポートには自信があり、実際に多くのお客様に評価いただいています。

「研修担当者の工数」と「言語の壁」をAIで解消

――― 研修担当者の「工数削減」という課題に対し、manebiはどのように応えているのでしょうか。

大きな強みの一つが、AIの活用です。AIを使った主な機能は2つあり、どちらも現場の負担を大きく減らすことを目指しています。

1つ目は「AIのコースマップ提案」機能です。manebiには約8,000本もの教材があるのですが、その中から自社に合ったものを一つひとつ選んでカリキュラムを組むのは、人間がやると途方もない作業になってしまいます。

そこで活躍するのがAIです。たとえば「コンプライアンス」や「ハラスメント」など研修のテーマをチャットに入力するだけで、AIが最適なカリキュラムを自動で提案します。この機能で教材選びの時間を大幅に減らせます。

manebiのAIによる最適な研修プランの自動提案 提供:株式会社manebi

――― もう一つのAI機能についても教えてください。

2つ目は「AI字幕機能」です。これは日本語の音声を、英語や中国語、ベトナム語など8か国語の字幕で表示できる機能で、外国籍の社員が多い企業から特に好評です。

――― やはり、そのようなニーズは多いのでしょうか。

とても多いです。海外展開している企業はもちろん、工場や建設現場など、多くの外国人技能実習生を受け入れている企業からも、切実なご相談をよくいただきます。これまでは動画にひとつずつ手作業で字幕をつけたり、社員を日本語教室に通わせたりと、多大な手間とコストがかかっていました。

AI字幕機能は、こうした「言語の壁」を一気に解消できるものとして、喜ばれています。「これなら全員に同じ教育を届けられる」との声ももらっています。

オンラインで終わらせずに"定着"を促す「ブレンディッドラーニング」

――― 「人生開発を当たり前の世の中に」というビジョンに基づいて、どのようなサービスを展開していますか。

私たちが主に提供するのは「ブレンディッドラーニング」です。これは、eラーニングなどのオンライン学習と、複数人で実践する集合研修を組み合わせた、実践的な学習スタイルです。

ブレンディッドラーニング 画像提供:株式会社manebi

まずeラーニングによって基礎知識を身につけます。その後、集合研修や他の受講者とのディスカッションを通じて、実際の業務ですぐ使えるスキルへと深めていきます。インプットとアウトプットを組み合わせることで、学んだ内容を現場でしっかりと定着させられるのがブレンディッドラーニングの特徴です。

――― インプットと実践を組み合わせることが大切なのはなぜですか。

私はよく料理に例えてお話しするのですが、eラーニングを見るというのは、あくまで「レシピ本を読む」ことだと考えています。レシピを読んだだけで、美味しい料理が作れるようになるかというと、それは難しいですよね。

実際にキッチンに立ち、プロのアドバイスを受けながら手を動かしてみて、初めて「あ、こういうことか」と理解できる。インプットと実践は一体であって、そこまでやって初めて「学んだ」「自分のものになった」と言えるのではないでしょうか。

私たちは、システムを提供して終わりではなく、この「本当にできるようになる」という定着の部分にとことんこだわりたいと考えています。

「アンケート作成代行」すら対応する徹底した伴走サポート

――― 定着までこだわるとなると、導入後のサポートも重要でしょうか。

はい、そこが私たちのもっとも大きな強みです。実際、お客様から「専任のカスタマーチームによるサポートが手厚い」と高く評価されています。

私たちのサポートは、単に「システムの使い方がわからない」というお問い合わせに答えるだけではありません。その会社が目指しているゴールを一緒に認識して、「それなら、こういう研修を組み立てた方がいいですね」「ちょうど新しい教材が入ったので、これもカリキュラムに入れてみたらどうですか」といった、コンサルティングに近い提案を積極的に行っています。

――― 他社と比較した際の違いはありますか。

他社との大きな違いとして驚かれるのが、「作業代行」まで対応している点です。

たとえば「研修後のアンケートを作りたいけれど時間がない」「理解度テストを作成したい」といったご要望があれば、私たちが代わりに作成します。特に繁忙期の人事担当者様は本当に忙しいので、「そこまでやってくれるの?」と喜んでいただけることが多いですね。

システムを入れても、運用に乗らなければ意味がありません。担当者様の手が回らない泥臭い実務の部分まで、私たちが一緒に汗をかいて巻き取っていく。それがmanebiの「伴走」です。

あえて機能豊富にしない、マニュアル不要のシンプル設計

―――manebiを導入した企業の受講者からはどのような評価がありますか。

「マニュアルなしで直感的に操作できるのがありがたい」というお声を本当によくいただきます。受講者画面だけでなく、管理者画面についても、とにかくシンプルでわかりやすい設計にこだわって作っています。

manebiのシンプルな操作画面 画像提供:株式会社manebi

――― なぜ、そこまでシンプルな設計にこだわっているのでしょうか。

manebiは、これまで派遣業界や警備業界など、さまざまな業界特化型のプロダクトを開発してきた経緯があります。そうした現場を見てきたからこそ、「多機能であれば良いわけではない」「ここはもっとシンプルにした方が使いやすい」「この機能は現場にはいらない」といった、現場目線での取捨選択ができています。

現場には、PC操作に不慣れな方もいらっしゃいますし、多言語対応が必要な外国籍のスタッフの方もいます。どのような方が使う場面であっても、迷わず、ストレスなく学びに向き合える。必要以上に機能を詰め込まず、誰もが使える。そのような「優しさ」を形にすることこそが、manebiの設計思想です。

サービス業、製造業、通信業が特にmanebiを評価するワケ

―――どのような業種での導入が多いのでしょうか?

さまざまな業種で導入されていますが、特にサービス業、製造業、通信業での利用が目立ちます。

――― 業種によって、導入の決め手や評価されるポイントに違いはありますか。

抱えている課題によって評価いただくポイントは異なります。

たとえば製造業のお客様の場合、これまで紙や対面で行っていた教育をデジタル化したいけれど、「現場のアナログからの移行にハードルがある」というケースが少なくありません。そうした企業様には、先ほどお話しした手厚いサポート体制や、誰でも使えるシンプルな操作性が、安心材料として高く評価されています。

一方でIT企業の場合は、コスト削減に加えてナレッジの集約を評価いただくことが多いですね。今までは社内の知識やマニュアルがいろいろな場所に点在していた企業では、LMS(学習管理システム)を入れることで「ここに全部あるから、みんな見てね」と、情報の拠点ができたと喜んでいただけます。

担当者の「やりたい」を叶えるmanebi

――― 今後のmanebiの展望について教えてください。

今後は、教育だけでなく、その成果を「評価」にまでつなげるワンストップの仕組みを目指します。

その一環として、2025年4月末に人事評価や賃金評価のコンサルティングを行う株式会社プライムコンサルタントを子会社化しました。これにより、「学びから評価まで」を一貫してサポートできる体制を強化しています。

――― 学びが評価につながると、どんなメリットがありますか。

eラーニングや研修を「やっただけ」で終わらせず、しっかり評価に結びつけることで、従業員が「もっと学ぼう」「スキルを身につけよう」という意欲を持てるようになります。

近年注目されているリスキリング(新しいスキルの習得)でも、ただ「学べ」と言うだけでは長続きしません。学んだことが正しく評価され、待遇にも反映されるサイクルをつくることで、企業も従業員もともに成長していけます。

manebiは、その実現を本気で後押ししたいと考えています。

manebiの約8,000の学習教材 manebiにはリスキリングに役立つ教材も充実している。画像提供:株式会社manebi

――― 最後に、eラーニングの導入を検討している方にメッセージをお願いします。

「何かを変えたい」「新しいことに挑戦したい」という気持ちが少しでもあれば、ぜひお問い合わせください。多くの研修担当者様が「やらなければならない」と感じている中で、「忙しくて手が回らない」「どうすれば良いかわからない」という状況は痛いほどよくわかります。

ですが、心配はいりません。manebiではサポート体制が非常に充実しており、「やりたい」「従業員に学ばせたい」というお気持ちがあれば、私たちが全力でサポートいたします。

課題が整理できていなくても大丈夫です。「何かを改善したい」という気持ちを大切に、まずはお気軽にご相談ください。

manebi eラーニング - 株式会社manebi

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