オープンソースのeラーニングシステム6選 – 機能比較

最終更新日 :

Success icon
URLをコピーしました

【比較表】eラーニング(システム)

「ライセンス費用を抑えたい」「自社独自の学習環境を構築したい」という組織にとって、ソースコードが無償公開されているオープンソース(OSS)のeラーニングシステムは有力な選択肢です。自由なカスタマイズが可能な反面、選定にはコミュニティの活発さや保守体制の検討が欠かせません。 本記事では、定番のMoodleから日本製のiroha Boardまで、おすすめのOSSを6選紹介します。各システムの特徴や機能比較、導入のメリット・デメリットを詳しく解説します。最適なシステムを選び、効率的な教育基盤を構築しましょう。

eラーニングシステムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
【料金・機能比較表つき】eラーニングシステムの資料をダウンロードする(無料)

eラーニングシステムの比較表とサービス資料

\ 稟議や社内提案にも使える!/

目次

【全企業共通】eラーニングシステムのタイプやおすすめ比較はこちら

【30秒でわかるこの記事の結論】オープンソースeラーニングの推奨システムと選び方

・世界標準ならMoodle LMS、国内利用ならiroha Boardが有力。「コミュニティの規模」と「日本語対応」で選定を
・オープンソースはライセンス費不要で大幅なコスト削減が可能だが、サーバー構築やセキュリティ対策に「専任の技術者」が必須
・自社保守が難しい場合は、CanvasLMSなどの「サポート付き」や「クラウド型」が現実的な選択肢

→コストメリットと運用負荷のバランスが鍵。技術リソースがない場合は、有料クラウド版の比較検討へシフトすべき

▶︎eラーニングシステムのサービス資料を無料ダウンロード

eラーニングシステムとは

eラーニングシステムは、eラーニングを提供するための仕組みで、オンラインでのコンテンツ配信や学習の進捗管理などが可能なシステムです。

eラーニングとは、インターネットを活用して行う学習のことです。システムを用いることで、パソコンやタブレット・スマートフォンなどの端末から、場所や時間に縛られず効率的に学習が可能な環境を構築できます。

eラーニングシステムには、動画コンテンツを配信し視聴するオンデマンド研修のほか、リアルタイムで講義配信ができるライブ配信機能を備えたものもあり、目的や用途に合わせて活用できます。

オープンソースとは

オープンソース(OSS:Open Source Software)とは、ソースコードが無償で公開されていて、自由に利用や再配布などが可能なソフトウェアのことをいいます。

ライセンス料を支払って利用する一般的なシステムとは異なり、オープンソースはソースコードが公開されているため、開発コストを抑えられるのが特徴です。

また、自由に改変できるため、ニーズに合わせて機能の追加や修正などを行い、オリジナルのシステムを構築できるメリットもあります。

eラーニングプラットフォームの提供形態

eラーニングのシステム基盤(プラットフォーム)には、大きく分けて「クラウド版」「ASP版」「オンプレミス版」「オープンソース版」の4種類があります。

それぞれの概要や特徴、コスト感を次の表にまとめました。自社の予算や要件、社内のITリソースに合わせて最適な形態を選びましょう。

種類概要メリットデメリット・注意点
クラウド版クラウドサーバーに構築されたシステムを利用する形態運用コストを抑えやすく、気軽に導入できるカスタマイズ性ではオンプレミス版に劣る場合がある
ASP版インターネットを通じて提供会社のアプリケーションを利用する形態サーバー構築が不要で、すぐに利用を開始できるクラウド版と比較すると運用コストが割高になる場合がある
オンプレミス版自社サーバー内にシステムを直接構築して利用する形態自社のセキュリティ基準や業務に合わせて柔軟にカスタマイズできる初期費用(構築費)や維持・保守コストが高額になりがち
オープンソース版無償で一般公開されているプログラム(ソースコード)を利用する形態システムのライセンス費用が無料で利用できるサーバーの準備やシステムの構築・保守に専門的なIT知識が必要

オープンソースのeラーニングシステムの選び方

オープンソースのeラーニングシステムは無料で利用できる反面、自社でサーバーを用意し、システムの構築や運用を行う必要があります。そのため、選定時には次のポイントを確認しましょう。

コミュニティの活発さを確認する

オープンソースのシステムを自社で運用するうえで、コミュニティの活発さは重要なポイントです。

コミュニティとは、開発者やユーザーが情報交換を行い、問題解決や新機能の提案を行う場を指します。参加者が多く活発なコミュニティであれば、運用中に不具合が発生した際にも、過去の事例から迅速に解決策を見つけやすくなります

また、プラグインや拡張機能の開発も盛んに行われる傾向にあるため、将来的なシステムの利便性向上も期待できます。

カスタマイズのしやすさを確認する

自社のニーズに合わせてどの程度システムを改修できるか、カスタマイズ性の高さも確認しておきましょう。

柔軟にカスタマイズできるシステムであれば、自社の業務フローに合わせた機能の追加や、独自の学習環境の構築がスムーズに行えます

将来的に教育プログラムや運用体制が変化した場合でも、新しい機能を容易に追加できる柔軟性の高いシステムを選ぶことが大切です。

有償サポートの有無を確認する

オープンソースは基本的に自己責任での運用となりますが、システムによっては開発元やパートナー企業が有償でサポートを提供している場合があります。

有償サポートを利用すれば、初期のシステム構築から導入後のトラブル対応まで、専門的な支援を受けることが可能です。

社内にサーバー構築やプログラミングの専門知識をもつITリソースが不足している企業は、どのようなサポートを受けられるか事前に確認しておくとよいでしょう。

オープンソースのeラーニングシステム3選

おすすめのオープンソースのeラーニングシステムを紹介します。

Moodle LMS – Moodle LMSチーム

Moodle LMSは、コミュニティが盛んなオープンソースのeラーニングシステムです。

多言語対応で世界中の国と地域で利用され、日本の大学でも多く使われています。認定コミュニティやネットワークがあり、それらのサポートを受けることで、より効果的に活用できるでしょう。

iroha Board – 株式会社いろはソフト

iroha Boardは、日本製のオープンソースのeラーニングシステムです。

オープンソースは海外製のものが多く、使いこなすには言語の壁を超えなければなりませんが、日本製のiroha Boardならこのような心配がありません。

スマートフォンやタブレットでの利用を想定して設計されているのも魅力で、スキマ時間を使って教材を作成したり学習を進めたりするのに適しています。

CanvasLMS – レゾナント・ソリューションズ株式会社

CanvasLMSは、商用ソフトウェアでありながら、オープンソース製品として無償配布されているeラーニングシステムです。

米国のInstructure社が開発・提供したクラウドサービスで、日本のパートナー企業によって導入と運用のサポートが行われています。無制限のデータストレージやクラウドで利用できる点など、オープンソース製品では珍しい利便性の高さが特徴です。

Totara Learnは、Moodleを土台にしたオープンソースのeラーニングシステムです。

GPL v3で提供され、コードに手を入れたりテーマやプラグインを追加したりしながら、自社の運用に合わせて拡張できます。企業研修で重要になりやすいマルチテナンシーやコンプライアンス管理などの機能も用意され、契約により、アップデートやセキュリティパッチ、サポートを受けられる点も特徴です。

moca – 株式会社タイムインターメディア

mocaは、オープンソースLMSをベースにしたクラウド型のeラーニングシステムです。

課題やテストの配布・提出、教員と学習者のコミュニケーション、出欠管理、アンケートなど一連の機能をクラウド上で利用できます。パソコンだけでなくタブレットやスマホからも利用できるため、場所や時間に縛られにくい学習環境を作れます。

Open LMS – Learning Technologies Group

Open LMSは、Moodleを基盤にしたオープンソースの学習管理システムです。

教育機関向け・企業向けのどちらでも使えるように、要件に合わせたカスタマイズを前提に提供されています。クラウド運用に加えて、専任チームのサポートやセキュリティ面の強化も含めて検討できるため、Moodleの拡張性を活かしながら運用負荷を抑えたい組織に適しています。

オープンソースのeラーニングシステムに搭載されている機能

オープンソースのeラーニングシステムに搭載されている機能について解説します。

コンテンツ管理機能

コンテンツ管理機能は、動画やスライド、テキスト、クイズなどの教材コンテンツを管理する機能です。

バージョン管理やアップロード、コース作成などが容易になり、教材作成を担当する方の工数削減に貢献します。また学習をする人にとっても、最新の教材で学習できる点がメリットです。

ユーザー管理機能

ユーザー管理機能は、管理者がユーザーアカウントの権限を設定する機能です。

ユーザーの登録情報や学習履歴を管理するほか、変更や削除も可能です。グループやクラスの管理機能を提供することもあり、教育機関や企業での大規模なユーザー管理を効率化します。

学習進捗の追跡機能

学習進捗の追跡機能では、学習者の進捗状況を分析できます。

学習者がコースを進行する際に、どのレッスンやアクティビティが完了したか、どれだけの時間を費やしたかなどの情報を収集し、レポートとして可視化します。管理者は学習状況をふまえて、サポートやフィードバックが可能です。

オープンソースのeラーニングシステムのメリット

オープンソースのeラーニングシステムを導入するメリットは次のとおりです。

カスタマイズのしやすさ

オープンソースのeラーニングシステムのメリット1つ目は、拡張性と柔軟性の高さです。

オープンソースのプラットフォームはカスタマイズや拡張が容易で、独自のニーズに合わせて柔軟に調整できます。また、オープンソースのコミュニティは新しい機能や改善点を積極的に開発し、プラットフォームを進化させています。

これにより、組織や教育機関は常に最新の機能を利用し、変化する学習環境に適応可能です。

アカウント費用の削減

オープンソースのeラーニングシステムのメリット2つ目は、コストの削減です。

オープンソースのソフトウェアは、アカウント費用がかからず、無料で利用できます。また、オープンソースのコミュニティからの情報により、専任の技術サポートを必要とせずに問題を解決できる場合もあります。

コミュニティとの連携

オープンソースのeラーニングシステムのメリット3つ目は、コミュニティとの連携です。

オープンソースのプロジェクトは、世界中の開発者や専門家からなるコミュニティによって支えられています。このコミュニティは、プロジェクトの改善や新機能の開発に積極的に貢献し、アドバイスを提供してくれます。

オープンソースのeラーニングシステムは単なるソフトウェアとしてだけでなく、大規模でグローバルなコミュニティとの連携を可能にします。

オープンソースのeラーニングシステムのデメリット

オープンソースのeラーニングシステムには次のようなデメリットもあるため、事前に確認しておきましょう。

専任者が必要

オープンソースのeラーニングシステムのデメリット1つ目は、専任者が必要な点です。

オープンソースのソフトウェアは自由に利用できる一方で、保守運用の責任がついて回ります。専門的な知識や技能を要する場合も多く、不適切な開発をしてしまうとセキュリティのぜい弱性につながります。

オープンソースを採用する際には、運用・管理の方法を検討しつつ導入を進めましょう。

サポートの限界

オープンソースのeラーニングシステムのデメリット2つ目は、サポートの限界です。

オープンソースのプロジェクトは、非営利が基本のため、十分なサポートは期待できません。コミュニティやオンラインのフォーラムで助けを求めても、解決しないことは多々あります。

また、新たな機能やセキュリティのアップデートがないケースもあるでしょう。社内で完結できる体制を基本として導入すべきです。

オープンソースのeラーニングシステムに関連するよくある質問

オープンソースのeラーニングシステムについてのよくある質問をまとめました。

おすすめのオープンソースeラーニングシステムはどれですか?

利用目的や環境に合わせて、次のシステムが推奨されています。

  • Moodle LMS:世界中で利用されているグローバルスタンダードなシステムです。多言語対応でコミュニティも活発なため、拡張性を重視する企業や大学に適しています。
  • iroha Board:日本製のシステムで、言語の壁がなく導入しやすいのが特徴です。スマホやタブレットでの利用を想定した設計になっており、国内企業での運用に向いています。
  • CanvasLMS:商用レベルの機能を持ちながらオープンソースとして提供されています。クラウドベースでの運用実績も豊富です。

オープンソースを利用するメリットとデメリットは何ですか?

最大のメリットはコスト削減とカスタマイズ性です。ライセンス費用がかからず、自社のニーズに合わせて自由に機能を改変できます。

一方で、デメリットは保守運用の責任です。サーバーの構築、セキュリティ対策、バージョンアップなどを自社で行う必要があり、専任の技術者(エンジニア)が不可欠です。また、メーカーサポートがないため、トラブル時はコミュニティで解決策を探すなどの自助努力が求められます。

完全無料で利用できますか?

ソフトウェア自体の利用料(ライセンス費)は無料です。

ただし、システムを稼働させるためのサーバー費用や、構築・保守にかかる人件費(内部リソース)は発生します。また、ベンダーに導入支援やカスタマイズを依頼する場合は、別途外注費が必要です。トータルコストで見ると、クラウド型(ASP)の方が安く済むケースもあるため注意が必要です。

社内に技術者がいない場合でも導入できますか?

社内にサーバー構築やセキュリティ管理ができる専任者がいない場合、オープンソースの導入は推奨されません。セキュリティの脆弱性を放置してしまうリスクがあるためです。

技術リソースが不足している場合は、保守運用をベンダーに任せられるクラウド型(SaaS/ASP)のeラーニングシステムの導入を検討することをおすすめします。

日本語に対応しているシステムはありますか?

はい、記事で紹介しているiroha Boardは日本製のため、完全な日本語環境で利用できます。

また、Moodle LMSも多言語対応しており、日本語化することが可能です。ただし、マニュアルやコミュニティの情報が英語中心の場合があるため、情報のキャッチアップには一定の語学力や検索能力が求められることがあります。

技術的な不安がある場合は、有料のクラウド型サービスと比較検討することをおすすめします。

オープンソースのeラーニングシステムを導入しよう

オープンソースのeラーニングシステムを選ぶ際には、コミュニティの活発さや導入支援などに注目しましょう。

オープンソースのeラーニングシステムはあまり多くありませんが、だからこそ使い勝手を見比べたり機能の有無で比較したりすることが重要です。また、基本的に無料で使えるため、導入前に試験運用するとよいでしょう。

最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

下のボタンから、BOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。

本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。

BOXILとは

BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「 BOXIL SaaS 」、ビジネスメディア「 BOXIL Magazine 」、YouTubeチャンネル「 BOXIL CHANNEL 」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。

BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。

  • BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
  • 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
  • 約800種類の ビジネステンプレート が自由に使える!

BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。

BOXIL SaaSへ掲載しませんか?

  • リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1
  • リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
  • 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心
    ※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査
eラーニング(システム)選び方ガイド

eラーニング(システム)選び方ガイド

記事をシェア

Success icon
URLをコピーしました

関連する導入事例記事

BOXIL掲載のお知らせ

貴社のサービスをBOXILに掲載しませんか?

見込み客獲得や認知度向上をしたいサービスをお持ちの方は是非ご掲載ください。

スクロールトップボタン

TOPへ