大企業に適したeラーニングシステム19選!ニーズ別比較表と失敗しない選び方
eラーニングシステムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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目次を閉じる
- eラーニングシステムとは?
- eラーニングシステムとLMS(学習管理システム)との違い
- eラーニングシステムの主な機能(学習者向け・管理者向け)
- 大企業でのシェアランキングTOPは「LearningWare」
- 大企業ならではのeラーニングシステムの選定基準
- セキュリティと拡張性
- 研修コンテンツの柔軟性
- システム連携の有無
- システム選定に迷った際の比較ポイント
- コスト感(導入コストやランニングコストは妥当か)
- 操作性(受講者、管理者の使いやすさ)
- 機能性(必要機能の過不足がないか)
- 導入実績(実績は豊富か)
- 【大企業への独自調査あり】eラーニングシステムの費用相場と料金体系
- 料金体系は月額制やID単位が主
- 初期費用は1万円〜10万円、年額は10万円〜100万円が相場
- 実績・総合力で選ぶおすすめeラーニングシステム5選
- LearningWare
- KnowledgeC@fe
- KnowledgeDeliver
- CAREERSHIP®
- Smart Boarding
- コンテンツ充実型eラーニングシステム5選
- Schoo for Business
- manebi eラーニング
- AirCourse
- etudes Plus(エチュードプラス)
- Udemy Business
- カスタム・自社教材に強いプラットフォーム型eラーニングシステム6選
- eラーニングマネージャーZ
- Generalist®/LM
- Cornerstone Learning
- Cloud Campus
- LearnO
- UIshare(ユーアイシェア)
- タレントマネジメント一体型eラーニングシステム3選
- カオナビ
- タレントパレット
- SmartHRタレントマネジメント
- 大企業がeラーニングシステムを導入する5つのメリット
- 全社・グローバル拠点での教育レベルの均質化
- 社員研修コスト(会場費・交通費・講師代)の大幅な削減
- 学習状況の可視化とデータに基づく人材育成戦略の立案
- コンプライアンスや情報セキュリティ研修の徹底
- 従業員の自律的な学習(スキルアップ)の促進
- 大企業のeラーニングシステム導入においてよくある質問
- Q. 導入までどのくらいの期間が必要ですか?
- Q. SCORM(スコーム)とは何ですか?
- Q. サポート体制は具体的に何を確認すべきですか?
- 大企業ならではの選定基準で自社に合うeラーニングシステム選びを
- BOXILとは
eラーニングシステムとは?
eラーニングシステムとは、PCやスマートフォンといったデジタルデバイスを活用し、オンラインで学習や研修を実施するシステムの総称です。
時間や場所に縛られずに自身のペースで学習を進められるため、効率的かつ効果的な人材育成を実現するうえで不可欠なツールとして多くの企業で導入が進んでいます。
eラーニングシステムとLMS(学習管理システム)との違い
eラーニングシステムと混同されるものとして、LMS(学習管理システム)が挙げられます。
eラーニングシステムはオンライン学習の「仕組み全体」を指しているのに対し、LMSは学習管理に特化した「機能」を指しています。
eラーニングシステムの主な機能(学習者向け・管理者向け)
eラーニングシステムには、受講者・管理者それぞれ下記をはじめとした機能が搭載されます。
【受講者向け機能】
- 講座・研修受講
- テスト受験
- 学習履歴確認
【管理者向け機能】
- 受講者管理
- コース作成・割り当て
- 進捗モニタリング
- レポート出力
大企業でのシェアランキングTOPは「LearningWare」
BOXILが2025年に実施したアンケート※によると、従業員1,000人以上の企業でシェアがもっとも多かったeラーニングシステムは「LearningWare」で11.97%でした。
僅差で続く「KnowledgeC@fe」、「CAREERSHIP」、「eラーニングマネージャーZ」、「Cornerstone Learning」までで全体の約半数を占めています。

※調査概要:eラーニングシステムの導入に携わった、従業員数1,000人以上の企業に所属している284人へ調査を実施。スクリーニング期間は2025/01/15〜2025/01/18、本調査の期間は2025/03/23〜2025/03/27。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある。
各社の詳細な比較は「実績・総合力で選ぶおすすめeラーニングシステム5選」以降で詳しく解説しています。
大企業ならではのeラーニングシステムの選定基準
eラーニングシステムの選定基準はさまざま挙げられますが、従業員規模や多様性の点で「大企業ならでは」の判断基準が求められます。
システム選定の際は、まず3つの観点で候補を絞り込んでいきましょう。
- セキュリティと拡張性
- 研修コンテンツの柔軟性
- システム連携の有無
セキュリティと拡張性
大企業におけるeラーニングシステムの導入では、 大規模利用に耐えうるセキュリティと拡張性が担保されていることが絶対条件となります。
従業員の氏名や成績といった機微な個人情報を扱うため、不正アクセスや情報漏えいは信頼を著しく損なう重大なリスクです。
そのため既存の社内システムと連携したシングルサインオン(SSO)機能の搭載可否や、Pマーク取得可否の確認が必須です。
またM&Aによる従業員の急増や事業のグローバル展開は、大企業では常に起こりうる事象です。
ユーザー数の増加に問題なく耐えられるか、海外拠点の従業員向けに多言語対応が可能かといった将来を見据えた拡張性も、長期的な投資対効果を大きく左右します。
大企業への導入実績やセキュリティ、多言語対応を重視する場合は「LearningWare」「KnowledgeC@fe」「KnowledgeDeliver」がおすすめです。
| LearningWare | KnowledgeC@fe | KnowledgeDeliver | |
|---|---|---|---|
| 導入実績 | 2,800社以上 | 2,230社 | 3,000社以上 |
| 対応言語 | 英語 中国語 韓国語 ベトナム語 タイ語 日本語 ほか多数の言語 |
英語 中国語 韓国語 スペイン語 ドイツ語 フランス語 ポルトガル語 ベトナム語 タイ語 日本語 |
英語 中国語(簡体字) ロシア語 ベトナム語 タイ語 キルギス語 日本語 |
| プライバシーマーク | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 月額費用(税抜) | 20,000円〜 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
詳しい機能や特徴は「実績・総合力で選ぶおすすめeラーニングシステム5選」で解説しています。
研修コンテンツの柔軟性
eラーニングシステム導入の目的によっても選定するシステムは異なります。
専門性の向上や受講者の自己学習、管理者の負担軽減を目的とするのであれば、コンテンツ数が豊富なeラーニングシステムを選定しましょう。
搭載されているコンテンツ数の豊富さを重視したい場合は「Schoo for Business」「manebi eラーニング」「AirCourse」がおすすめです。
| Schoo for Business | manebi eラーニング | AirCourse | |
|---|---|---|---|
| コンテンツ数 | 9,000以上 | 6,300以上 | 6,000以上 |
| 初期費用(税抜) | 11万円 | 要問い合わせ | 0円 |
| 月額費用(税抜) | 1,650円/ID | 要問い合わせ | 200円/ID(1,000IDから) |
詳しい機能や特徴は「コンテンツ充実型eラーニングシステム5選」で解説しています。
また、過去に作成したPowerPointの研修資料や動画教材の配信、現場のニーズや法改正に合わせた研修作成を目的とするのであれば、既存コンテンツの豊富さよりもカスタマイズ性の高いeラーニングシステムを選ぶことが重要です。
自社既存コンテンツの配信やカスタマイズ性を重視したい場合は「eラーニングマネージャーZ」「Generalist®/LM」「Cloud Campus」がおすすめです。
| eラーニングマネージャーZ | Generalist®/LM | Cloud Campus | |
|---|---|---|---|
| 教材配信機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 学習管理機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 教材作成機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| スマホ対応の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 連携可能システム | millvi、vimeo、YouTube(料金別途) | Microsoft Azure、Zoom、J-Stream Equipmedia(EQ)、Microsoft Teams、Udemy Business、API連携可 | 要問い合わせ |
| 導入実績 | 官公庁、教育機関、大手企業をはじめ実績多数 | 地方自治体、KDDI株式会社をはじめ実績多数 | 240社以上 |
| 初期費用(税抜) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 100,000円〜 |
| 月額費用(税抜) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 70,000円〜 |
詳しい機能や特徴は「カスタム・自社教材に強いプラットフォーム型eラーニングシステム6選」で解説しています。
システム連携の有無
導入にあたっての初期費用や人的コストを抑えたい場合、eラーニングシステムが既存システムと連携できるかどうかも判断ポイントとなります。
たとえば既存の人事システムとの連携が可能であれば、社員情報が自動で同期されるため下記のような管理者の負担が軽減されます。
- 研修対象社員の情報登録
- 最新の組織情報に基づいた研修割り当て
- 組織ごとの進捗管理
コストや効率を重視するのであれば、システムとの連携可否も重要な判断ポイントです。
既存のタレントマネジメントシステムとの連携を重視する場合は「カオナビ」「タレントパレット」「SmartHRタレントマネジメント」がおすすめです。
| カオナビ | タレントパレット | SmartHRタレントマネジメント | |
|---|---|---|---|
| プライバシーマーク | ⚪︎ | ⚪︎ | ー |
| 教材配信機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 学習管理機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 教材作成機能の有無 | ⚪︎ | 要問い合わせ | ⚪︎ |
| スマホ対応の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
詳しい機能や特徴は「タレントマネジメント一体型eラーニングシステム3選」で解説しています。
システム選定に迷った際の比較ポイント
判断基準に基づいて複数の候補に絞り込んだ後、最終決定のために比較検討すべきポイントは次の4つです。
- コスト
- 操作性
- 機能性
- 導入実績
コスト感(導入コストやランニングコストは妥当か)
コストを比較する際は、初期費用の安さだけで判断せずにランニングコストを含めて検討しましょう。初期導入費用、月額のライセンス費用に加え、オプション機能の追加費用、導入後のサポート費用まで含めて、3〜5年間の総額で比較するのがベストです。
注意したいのはID課金制のシステムです。IDの数(研修対象となる従業員数)によって従量課金のように金額が上がるため、下記のようなケースではID課金制ではないeラーニングシステムを選ぶのがおすすめです。
- 研修受講者の人数が数万人単位
- 今後M&Aやグループ合併により従業員数増加の見込みがある
操作性(受講者、管理者の使いやすさ)
受講者だけではなく、管理者もストレスなく使いやすいと感じられるツールを選びましょう。ITリテラシーがさまざまな従業員が利用することを前提に、誰にとってもマニュアル不要で直感的に操作できることが重要です。
比較にあたっては、無料トライアル期間を活用して複数の従業員からフィードバックを得ることをおすすめします。管理者画面がシンプルで、研修準備や進捗確認といった業務をストレスなく効率的に行える設計かも重要な確認ポイントです。
機能性(必要機能の過不足がないか)
研修目的を達成するために必要な機能が揃っているか、将来的な展開にも対応できるかを判断しましょう。
「既存コンテンツの配信機能」「学習管理機能」といった、自社にとって絶対に外せない機能をリストアップし、それらが標準で搭載されているかを確認します。そのうえで、「アンケート機能」といったあると嬉しい機能が追加できるかを見ていくのがおすすめです。
導入実績(実績は豊富か)
システムの信頼性やサポート品質を客観的に判断するうえで、導入実績は有効な情報源です。
同じ業界や同程度の従業員規模の企業への導入実績が豊富であれば、業界特有の課題や大規模運用に関するノウハウを持っている可能性が高く、安心して導入を進められます。
加えて、社内提案においても導入実績数は論点となるでしょう。導入実績の多いeラーニングシステムは「実績・総合力で選ぶおすすめeラーニングシステム5選」で解説しているので、気になる方はぜひ比較してみてください。
【大企業への独自調査あり】eラーニングシステムの費用相場と料金体系
eラーニングシステムの導入にあたって気になるのは、料金形態と費用の相場ではないでしょうか。BOXIL編集部の独自調査に基づいてアンケートも踏まえて解説します。
料金体系は月額制やID単位が主
eラーニングシステムの料金では、初期費用に加えて主に下記のいずれかが発生します。
- 登録ID数に応じて費用が決まる「ID課金」
- 一定の人数幅で固定の「月額・年額固定」
コストを加味すると受講人数が限られる場合はID課金、受講人数が多いまたは増加見込みがある場合は月額or年額固定のeラーニングシステムを選ぶのがおすすめです。
ただしID課金であっても、1IDあたり98円(「LearnO」)といった安価なeラーニングシステムも存在します。最終的な費用を算出したうえで、予算や受講人数に応じてご検討ください。
初期費用は1万円〜10万円、年額は10万円〜100万円が相場
BOXILが従業員数1,000名以上の企業へ実施したアンケート※によると、eラーニングシステム導入にあたってかかった初期費用は「1万円〜10万円未満」との回答が半数以上を占めました。
| 初期費用 | 割合 |
|---|---|
| 0円 | 5.0% |
| 〜1,000円未満 | 0.7% |
| 1,000〜10,000円未満 | 18.0% |
| 10,000〜100,000円未満 | 54.0% |
| 100,000〜1,000,000円未満 | 22.3% |
加えて、年間費用のボリュームゾーンは「10万円〜100万円未満」で38.6%、僅差で「1万円〜10万円未満」が33.5%です。
| 年間費用 | 割合 |
|---|---|
| 0円 | 3.2% |
| 〜1,000円未満 | 0.6% |
| 1,000〜10,000円未満 | 12.0% |
| 10,000〜100,000円未満 | 33.5% |
| 100,000〜1,000,000円未満 | 38.6% |
| 1,000,000円以上 | 12.0% |
導入の際の相場として、参考にしてみてください。
※調査概要:eラーニングシステムの導入に携わった、従業員数1,000人以上の企業に所属している139人へ調査を実施。スクリーニング期間は2025年1月17日〜18日、本調査の期間は2025年3月26日〜27日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある。
ここからは、ニーズ別に大企業におすすめのeラーニングシステムを紹介していきます。
▼実績・総合力で選ぶおすすめeラーニングシステム5選(実績重視)
▼コンテンツ充実型eラーニングシステム5選(コンテンツ数重視)
▼カスタム・自社教材に強いプラットフォーム型eラーニングシステム6選(カスタマイズ性重視)
▼タレントマネジメント一体型eラーニングシステム3選(システム連携重視)
実績・総合力で選ぶおすすめeラーニングシステム5選
まずは導入実績が豊富で機能面の総合力も高いeラーニングシステムを5つ紹介します。大手企業への導入実績や、大規模運用に耐えうる総合力を重視したい方におすすめです。
| LearningWare | KnowledgeC@fe | KnowledgeDeliver | CAREERSHIP® | Smart Boarding | |
|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 月額費用(税抜) | 20,000円〜 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 32,400円~ ( 1,080円/ID、30IDから) |
| 導入実績 | 2,800社以上 | 2,230社 | 3,000社以上 | 大手企業の実績多数 | 7万アカウント |
| 対応言語 | 英語 中国語 韓国語 ベトナム語 タイ語 日本語 ほか多数の言語 |
英語 中国語 韓国語 スペイン語 ドイツ語 フランス語 ポルトガル語 ベトナム語 タイ語 日本語 |
英語 中国語(簡体字) ロシア語 ベトナム語 タイ語 キルギス語 日本語 |
英語 中国語 ベトナム語 日本語 |
英語 日本語 |
| コンテンツ数 | 1,000以上 | 2,700以上 | 要問い合わせ | 300以上 (別途提供) | 400以上 |
| 連携可能システム | API連携可 | 要問い合わせ | Zoom、API連携可 | 要問い合わせ | カオナビ、Slack、ベネフィット・ステーション、API連携可 |
| プライバシーマーク | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ー | ー |
| 教材配信機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 学習管理機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 教材作成機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| スマホ対応の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
LearningWare - 株式会社プロシーズ
- 必要な機能を自由にカスタマイズ可能
- eラーニング受け放題の講座も用意
- 『IT導入補助金2024』の支援事業者に認定
LearningWareは、株式会社プロシーズが提供するeラーニングシステムです。導入実績は2,800社以上※。大手企業はもちろん教育機関でも利用され、BOXILの調査でも大企業の利用シェアTOPを獲得しました。
LearningWareの特筆すべき点は、企業ごとに異なるさまざまな課題へ対応できるカスタマイズ性の高さです。多言語対応やライブ配信、顔認証システム、集中度測定、評価管理といった機能が充実しており、複雑な要件であってもクリアしやすいシステムです。
料金はLight、Standard、Premiumの3つのプランに分かれます。既存研修に特化したい場合はLightプラン、Officeシリーズやマネジメントの教材の受け放題が必要であればStandardもしくはPremiumプランを選びましょう。
※出典:プロシーズ「eラーニングシステム LearningWare」(2025年8月13日閲覧)
KnowledgeC@fe - 株式会社富士通ラーニングメディア
- コンテンツ作成からLMS、教材提供までを網羅している
- コンテンツ作成の支援や既存システムとの連携といったサポート体制も充実
- 英語や中国語、フランス語、インドネシア語をはじめとした多言語にも対応している
KnowledgeC@feは、株式会社富士通ラーニングメディアが提供するeラーニングシステムです。導入企業数は2,200社以上、利用者は131万人※にのぼります。
コンテンツの作成からLMS(学習管理)、定額での教材提供までを網羅しており、「DXのトレンド」「ビジネスコミュニケーション」「アジャイル開発」といった配信コンテンツもさまざまです。初歩的なものから上級者向けのコンテンツが多数用意されています。
eラーニングを導入する企業へのサポート体制も充実。目次やテスト、アンケート作成、コンテンツ作成の支援をはじめ、企業が利用する既存システムとの連携による機能拡張を提供しています。
多言語にも対応しており、英語から中国語、フランス語、ドイツ語、タイ語、インドネシア語をはじめとした多くの言語へ切り替えられます。
※出典:富士通ラーニングメディア「LMS KnowledgeC@fe |KnowledgeC@fe 公式サイト|富士通ラーニングメディア」(2025年8月13日閲覧)
KnowledgeDeliver - 株式会社デジタル・ナレッジ
- 大企業から官公庁、医療機関で使われるeラーニングシステム
- 教材作成から学習、運用管理までをワンストップで行える
- オンプレミスからDKクラウド、ASPをはじめ企業に合わせた導入形態を選べる
KnowledgeDeliverは、株式会社デジタル・ナレッジが運営する統合管理型のeラーニングシステムです。
「教材作成」「学習」「運用管理」の3大機能を有しており、パソコンからスマートフォン、タブレットといったマルチデバイスで利用できます。導入企業・学校数は3,000以上※。大企業はもちろん官公庁や医療機関での実績も豊富です。
「教材作成」では音声や映像を組み合わせたスライドをブラウザから簡単に作成可能。章や単元ごとの振り分け、前提条件も細かく設定できます。
作成したコンテンツは「学習」機能にて閲覧可能。コンテンツに対する質問やテスト受講、レポート提出も可能です。「運用管理」では、受講者の登録や教材の割り振り、学習状況を管理できます。
アンケートを自動収集する機能も搭載。従業員の生きた意見をスピーディーかつ正確に聞き取れます。導入形態はオンプレミスからDKクラウド、パブリッククラウド、ASPまでさまざま。数十万人規模の大企業にも対応できます。
※出典:デジタル・ナレッジ「KnowledgeDeliver(LMS) | eラーニングのデジタル・ナレッジ」(2025年8月13日閲覧)
- 複雑な組織に対応できる柔軟な配信管理機能
- ユーザーごとにTOPページを変更できるカスタマイズ性の高さ
- eラーニング受け放題サービスも用意
CAREERSHIPは、人材育成の総合ソリューションを提供する株式会社ライトワークスが提供するeラーニングシステムです。大手企業中心に導入実績があり、サポート体制も充実しています。
教材配信のみならずオリジナルの教材作成サービスも展開しているほか、集合研修の管理機能も搭載。研修管理者の負担削減につながるのが強みです。
料金はeLクラウド、LMクラウド、HRDクラウドの3プランに分かれます。研修管理やアンケート機能を利用したいのであればLMクラウド、スキル管理やキャリア管理まで検討したいならHRDクラウドを選びましょう。
Smart Boarding - 株式会社FCE
- アウトプット中心の学習ができるeラーニングシステム
- ドラッグ&ドロップの簡単操作でコンテンツを作成できる
- システム利用企業における自社の学習時間の順位がわかる
Smart Boardingは、株式会社FCEが提供する法人向けのeラーニングシステムです。利用アカウント数は約10万アカウント※を突破。「受講しただけでは終わらせない」をモットーに、アウトプット中心の学習ができる仕組みが作られています。
一般的な研修動画から代表のメッセージ動画まで、作成できるコンテンツの種類も幅広いです。編集にあたって予備知識は必要なく、ドラッグ&ドロップの簡単操作でコンテンツを作成できます。
使用中のID数や他社の学習時間、利用企業のうちの自社の学習時間の順位も閲覧可能。他社との比較は、教育水準やコンテンツ内容の見直しに役立てられるでしょう。
同システムでは14日間の無料トライアルも提供。ヒアリングしたうえで「自社オリジナル」のコースを作成し、お試し利用が可能です。
※出典:FCE「スマートボーディング | 法人向けオンライントレーニングシステム」(2025年8月13日閲覧)
コンテンツ充実型eラーニングシステム5選
標準搭載されているコンテンツ数が豊富なeラーニングシステムを紹介します。「導入後すぐに運用したいものの、社内にコンテンツがない」「自主的な学習を促したい」とお困りの方におすすめです。
| Schoo for Business | manebi eラーニング | AirCourse | etudes Plus | Udemy Business | |
|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用(税抜) | 11万円 | 要問い合わせ | 0円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 月額費用(税抜) | 1,650円/ID | 要問い合わせ | 200円/ID(1,000IDから) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 導入実績 | 4,000社以上 | 日本交通株式会社をはじめ多数導入 | 大企業からベンチャー企業まで多数導入 | 大手企業1,493社に向けた研修から開発 | 2,000社以上 |
| 対応言語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 英語 日本語 ほか多言語コンテンツ多数 |
| コンテンツ数 | 9,000以上 | 6,300以上 | 6,000以上 | 700以上(演習コンテンツ約600を含む) | 25万コース以上 (法人向け厳選) |
| 教材配信機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| プライバシーマーク | ー | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 学習管理機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 教材作成機能の有無 | 要問い合わせ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 連携可能システム | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | API連携可 | API連携可 |
| スマホ対応の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
Schoo for Business - 株式会社Schoo
- 国内最大級9,000本以上※のコンテンツ
- 他の受講者からのコメントや質問で学習意欲の向上が可能
- カスタマーサクセスチームの3か月のオンボーディングサポート
Schoo for Businessは、オンライン研修と自己啓発学習の定額制サービス「Schoo」を提供する株式会社Schooが運営しています。Schoo for Businessは「Schoo」の法人向けサービスです。
Schoo for Businessの強みは、汎用的なビジネススキルから専門スキルまで幅広いカテゴリを網羅する9,000本以上※の学習動画を提供している点です。
また階層別・職種別に200種類以上の研修パッケージが用意し、それぞれのニーズに合わせた研修設計が可能です。管理画面からユーザーの受講状況も確認でき、リマインドやフォローアップの体制も整っています。
Schoo for Businessの料金プランは、20ID以上からの契約で月額1,650円/IDです。IDは定額制ですが契約ID数によってはボリュームディスカウントも可能なため、従業員数の多い企業にとってはコストパフォーマンスの良いシステムと言えるでしょう。
※出典:Schoo「人と組織の成長を共創するオンライン学習サービス」(2025年8月13日閲覧)
manebi eラーニング - 株式会社manebi
- 6,300本以上※のコンテンツ
- AI搭載のLMSが最適なプログラムを構築
- シンプルな操作画面でマニュアル要らず
manebi eラーニングは、人材開発を総合的に支援する株式会社manebiによって提供されるeラーニングシステムです。
「manebi」を中心に、派遣社員特化の「派遣のミカタ」、警備業界特化の「playse. ラーニング警備版」、建設業界特化の「KCI教育センター」も展開しています。
manebi eラーニングの強みは6,300を超える※豊富な教材。コンプライアンス、マネジメント、ビジネススキルといった基礎的な研修コンテンツをはじめ、業界・職種に特化した専門的なコンテンツや階層別研修も豊富に揃っています。
LMSにはAIが搭載され、各社に合わせた研修コンテンツの構築やカスタマイズが可能で。多言語字幕表示にも対応しており、グローバル企業はもちろんのこと、外国人従業員への研修教育にも困りません。
※出典:manebi「6,300超の教材とAI搭載のLMSを持つmanebi eラーニング」(2025年8月13日閲覧)
BOXILはmanebi eラーニングを提供する株式会社manebiの担当者にインタビューを実施。知識定着と実践力向上を両立するmanebiのハイブリッド教育に迫りました。
- 1,000コース、6,000本以上※のコンテンツ
- オリジナルコースの作成・配信が可能
- 初期費用0円で導入コストを抑えられる
AirCourseは、教育や転職のサービスを展開するKIYOラーニング株式会社が提供しているeラーニングシステムです。1,000コース、6,000本以上※の動画研修コンテンツが提供され、毎月動画研修がリリースされています。
受け放題の研修には各階層に必要な研修が網羅され、その他コンプライアンス、ITスキル、DXといった汎用的な教材も用意されています。
複数の動画研修やテスト、提出課題を組み合わせたオリジナルのコースを作成できる機能もあり、カスタマイズ性の高さが特徴的です。
料金プランはフリー、ベーシック、コンテンツプラスの3つのラインナップです。コンテンツプラスプランではコンテンツの受け放題が含まれますが、初期費用は0円、年間1,000名での利用で月額費用が200円からといった手軽さもAirCourseの強みです。
※出典:KIYOラーニング「AirCourse - 社員教育をカンタンに。クラウド型eラーニング」(2025年8月13日閲覧)
etudes Plus(エチュードプラス) - アルー株式会社
- マインドや業務遂行力、対人スキルを学べるコンテンツを多数用意
- 演習やワークも多いため実践的なスキルが身につく
- 従業員数が多くても一人ひとりに合ったコンテンツを届けられる
etudes Plus は、アルー株式会社が提供する定額制のeラーニングシステムです。大手企業の導入実績は1,493社※にのぼり、「育成の成果にこだわる」といったコンセプトのもと、受講者が主体的に学べるような教材を提供。
コンテンツは階層やスキル別に100種類以上用意されており、ビジネスにおけるマインドの部分や業務遂行力、対人スキルを詳しく学べます。
演習やワークも積極的に取り入れることで、よりスキルが身につきやすい設計に。受講者は3分程度の簡単なアンケートに答えるだけで、システム側が「学ぶべきコース」を自動選定してくれます。
従業員数が多くても一人ひとりに合ったコンテンツを届けられるため、大規模な教育管理に悩む企業におすすめです。
※出典:アルー「受け放題eラーニング・etudes Plus(エチュードプラス)」(2025年8月13日閲覧)
Udemy Business - 株式会社ベネッセコーポレーション
- グローバル企業での導入実績が豊富なeラーニングプラットフォーム
- 25万以上の講座と独自コンテンツの統合管理が可能
- SSO設定やAPI連携といった、既存システムとの統合機能を提供
Udemy Businessは、ベネッセコーポレーションが提供する大規模組織向けの包括的なeラーニングソリューションです。技術系からビジネススキル、語学まで25万以上の多彩な講座を提供し、企業独自のコンテンツとの統合も可能です。
PCやスマートフォン、タブレットといったマルチデバイスに対応し、グローバル展開する大企業での利用実績も豊富です。
カスタムコンテンツ機能で企業独自の教材をアップロードし、ラーニングパス機能でAIを活用した個別最適化学習を実現します。
カスタムカテゴリで自社独自の学習体系を構築できます。学習管理ダッシュボードでは、組織全体の学習進捗をリアルタイムで可視化し、詳細なレポートも生成可能です。
SSO設定やAPI連携といった既存システムとの統合が可能です。グローバル企業での導入実績があり、世界規模での一貫した学習体験を提供しています。大規模な組織にも対応可能で、企業全体の学習環境を効果的に構築できます。
また、モバイル対応により、場所を問わず学習できる柔軟性も備えています。
カスタム・自社教材に強いプラットフォーム型eラーニングシステム6選
自社教材の配信や研修コンテンツ・機能のカスタマイズ性に強いeラーニングシステムを紹介します。社内の状況に合わせて機能をカスタマイズしたい場合におすすめです。
| eラーニングマネージャーZ | Generalist®/LM | Cornerstone Learning | Cloud Campus | LearnO | UIshare(ユーアイシェア) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用(税抜) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 100,000円〜 | 0円 | 0円 |
| 月額費用(税抜) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 70,000円〜 | 98円/ID | 要問い合わせ |
| 導入実績 | 官公庁、教育機関、大手企業をはじめ実績多数 | 地方自治体、KDDI株式会社をはじめ実績多数 | 世界7,000社以上 | 240社以上 | 3,800社以上 | 17万人の利用実績から開発 |
| 対応言語 | 別途料金で対応可能 | 英語 日本語 |
英語 スペイン語 フランス語 イタリア語 ドイツ語 日本語 ほか多数の言語 |
英語 日本語 |
英語 日本語 |
要問い合わせ |
| コンテンツ数 | 要問い合わせ | 600以上 (料金別途) | 要問い合わせ | 100以上 | 要問い合わせ | 料金別途 |
| プライバシーマーク | ー | ⚪︎ | ー | ー | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 教材配信機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | 要問い合わせ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 学習管理機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | 要問い合わせ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 教材作成機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | 要問い合わせ | ⚪︎ | ⚪︎ | 要問い合わせ |
| 連携可能システム | millvi、vimeo、YouTube(料金別途) | Microsoft Azure、Zoom、J-Stream Equipmedia(EQ)、Microsoft Teams、Udemy Business、API連携可 | Schoo for Business、API連携可 | 要問い合わせ | Microsoft Azure、GMOトラスト・ログイン、HENNGE One | 要問い合わせ |
| スマホ対応の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | 要問い合わせ | ⚪︎ | ⚪︎ | ー |
- 外務省や農林水産省、官公庁をはじめとした機関で利用
- 受講者の進捗率や学習開始日といった、管理者向け機能が充実
- eラーニング教材とシステム間の通信に関する国際標準規格であるSCORM1.2に対応
eラーニングマネージャーZは、各種学習管理システムの開発から運用までを手がける株式会社ジンジャーアップが提供するeラーニングシステムです。官公庁をはじめ教育機関や大手企業で利用され、信頼のおけるシステムであると言えるでしょう。
ユーザーグループの追加や階層化が無制限に編集可能であり、組織改変や異動の多い企業でも管理コストがかかりにくいのが魅力です。
millvi、YouTubeといった動画配信サービスとの連携も可能で、視聴の開始や中断、終了履歴の確認が記録できます。受講者も最短2クリックで受講まで進める操作性で、利便性の高いシステムです。
Generalist®/LM - 東芝デジタルソリューションズ株式会社
- 行政や大手企業をはじめとした機関で利用
- シングルサインオンやIPアドレス制限が可能
- オプション機能としてZoom連携やライブ配信機能も用意
Generalist/LMは、東芝デジタルソリューションズ株式会社が提供するeラーニングシステムです。
進捗管理や自動メール配信、テスト・アンケート機能が標準機能として搭載されているほか、それぞれのニーズに合わせたカスタマイズが可能。データ分析機能も搭載されているため、受講者の学習状況やテスト結果の分析に関わる業務が効率化されます。
また、Generalist e-University APIの機能では、受講者ごとに強化すべきジャンルの教材のレコメンドが可能です。個人のレベルも可視化されるため、単に学習を進めるだけでなく、やる気を後押しすることにもつながります。
Cornerstone Learning
- 世界186か国で7,000社以上※の導入実績
- Udemy、グロービス、Schooといった教材を提供しているサービスと多数連携
- ニーズに合わせたカスタマイズが可能
Cornerstone Learningは、コーナーストーン オンデマンド ジャパン株式会社が提供するeラーニングシステムです。
世界180か国で7,000社以上※の導入実績があり、BOXILによる大企業向けのeラーニングシェア調査でも9.15%(上位から5番目)のシェア率を占めていました。国内外で広く使われるサービスを検討しているのであれば候補に入れましょう。
Udemy、グロービス、goFLUENT、Schooといった教材を提供しているサービスと多数連携しているのが特徴で、多様な教材を求めている場合に便利なサービスです。
料金プランは公開されていないため、詳細は利用人数や必須機能を検討のうえで問い合わせてみましょう。
※出典:コーナーストーン「Cornerstone Talent Experisnce Platform:ひとつのプラットホームで無限に広がる可能性。」(2025年8月13日閲覧)
Cloud Campus - 株式会社サイバー大学
- 専門的なスキルや特別な機材なしでコンテンツを制作できる
- 月額固定制でユーザー数の制限なしで利用できる
- 受講人数無制限の定額プラン
Cloud Campusは、株式会社サイバー大学が運営するeラーニングプラットフォームです。240社、150万人以上※のユーザーが利用しており、大手企業からの支持も得ています。
コンテンツ制作から学習、管理、評価までをワントップで実行可能。専門的なスキルや特別な機材を使わずに、素材のアップロードや動画撮影、スライドの取り込み作業によって誰でも簡単にコンテンツを作成できます。
費用は月額固定制で、ユーザー数は無制限です。従業員数が増えても料金変動がないためキャッシュフローも調整しやすいでしょう。
また、1IDあたり年額999円(税抜)で見放題の「コンテンツパック」もオプションとして提供。常時30カテゴリ100本以上のeラーニング教材を場所や時間を問わず見られます。
※出典:サイバー大学「Cloud Campus(株式会社サイバー大学)| eラーニングでプロフェッショナル人材を育成」(2025年8月13日閲覧)
- 3,800社、月間60万人以上※が利用
- 初期費用やサポート費用は無料
- カスタマイズ性の高さが特徴
LearnOは、IT教育を中心にサービスを展開しているMogic株式会社が運営するeラーニングシステムで、法人や団体で3,800社、月間60万人以上※が利用しています。
LearnOは拡張性が高く、eラーニング開発プランでは柔軟なカスタマイズが可能。オンライン授業支援システムも提供し、レポート課題や目標設定までサポートしています。2024年にはグッドデザイン賞も受賞しており、操作性や使いやすさは安心できるでしょう。
LearnOの料金プランは格安プラン、標準プラン、開発プランの3つに分かれます。格安プランでは1,000名まで1ユーザーあたり98円で利用可能。また1,000名以上の利用であれば人数によって割引率が増加するといったコストパフォーマンスに優れたシステムです。
※出典:Mojic「【公式】LearnO(ラーノ)|月間60万人以上が利用 eラーニング」(2025年8月13日閲覧)
UIshare(ユーアイシェア) - 株式会社ユイコモンズ
- 作成した動画をアップロードするだけで簡単に配信できるシステム
- ライブ配信やオンデマンド配信、VR配信機能も搭載している
- アンケート作成やイベントの募集管理、多言語翻訳も利用可能
UIshare(ユーアイシェア)は、17万人以上※が利用するクラウド型動画配信プラットフォームです。
作成した動画やデータファイルをアップロードするだけでシステム上にて簡単に配信可能。ライブ配信やオンデマンド配信、VR配信に対応しています。
ほかにも理解度チェックテストやオンラインアンケートの作成、イベントの募集管理、多言語対応、同社独自のeラーニングコンテンツも提供しています。
全プラン初期費用が無料、定額制でユーザー数やデータ転送量は無制限で利用可能です。セキュリティ対策も強固で、AWSを用いた高度なデータセキュリティのほか、サーバー・ネットワークの冗長化、データのバックアップ体制も整備されています。
※出典:ユイコモンズ「動画配信プラットフォーム UIshare|株式会社ユイコモンズ」(2025年8月13日閲覧)
タレントマネジメント一体型eラーニングシステム3選
タレントマネジメントシステムで、eラーニングシステムが搭載されているものを紹介します。すでに社内で導入済みのシステムがある方は、eラーニングシステムも合わせて導入することで初期コストを抑えられるでしょう。
| カオナビ | タレントパレット | SmartHRタレントマネジメント | |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| プライバシーマーク | ⚪︎ | ⚪︎ | ー |
| 教材配信機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 学習管理機能の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| 教材作成機能の有無 | ⚪︎ | 要問い合わせ | ⚪︎ |
| スマホ対応の有無 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
- 研修課題、教材、理解度テストの一元管理
- 簡単に作成できる自社講座と豊富なプリセット講座
- PCやスマートフォン対応で、時間や場所を選ばず学習可能
カオナビのeラーニングは、大企業における多様な研修ニーズに対応する、包括的な学習管理システムです。研修課題の提示から教材配布、理解度テスト、進捗管理までを一元的に管理し、研修業務を効率化が期待できます。
動画やスライドの教材形式に対応でき、企業独自の研修コンテンツの作成や管理ができるだけでなく、日経ビジネススクール オンデマンドやNewsPicksといった、厳選されたプリセット講座を追加費用なしで利用可能です。
社員リストやCSVファイルに基づいた受講対象者の指定や、受講進捗をリアルタイムで可視化でき、未受講者へのリマインダー送信機能も備えています。
また、学習理解度テストの作成、管理機能で研修効果を測定し、必要に応じたフォローアップが可能です。さらに、PCやスマートフォンに対応しており、場所や時間を選ばずに学習を進められます。
強固なセキュリティ体制も整備されており、ISMAP認証を取得するといった、大企業が求める安全性基準を満たしています。大規模な組織においても、研修の効率化や戦略的な人材育成が期待できるソリューションです。
タレントパレット - 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
- 既存の学習コンテンツや新規コンテンツの登録が簡単
- 受講履歴やテスト結果の一元管理が可能
- 受講者のスキル講座レコメンド機能が搭載
タレントパレットのeラーニング機能は、人事データと連携した学習管理に対応できるシステムです。
自社の研修教材の登録や新規作成が容易であり、受講者のスキルレベルに合わせたレコメンドも可能。
オプションとしてビジネスマナーや情報セキュリティに関する基礎的な研修コンテンツが用意されているため、自社で研修コンテンツを保有していない場合でも運用がスムーズに進みます。
また、研修に対して受講者からのレビュー機能も搭載。受講を検討している講座がどのような学習効果があるのかが把握できるため、より意欲的に学習へ取り組めます。レビュー内容をもとにしたコンテンツ改善にもつながります。
SmartHRタレントマネジメント - 株式会社SmartHR
- 動画やPDF教材を簡単配信、受講状況を一元管理
- スマートフォンで手軽に、場所を選ばず研修可能
- 学習情報を活用し、人材育成や配置を最適化
SmartHRタレントマネジメントの学習管理機能は、研修コンテンツの配信、管理から従業員の学習進捗の把握までを効率的に行うためのクラウド型の学習管理システムです。
動画やPDF形式の教材を簡単にアップロードして配信でき、理解度テストの作成もシステム内で完結します。
研修資料の準備や配布の手間を削減し、オンラインでの研修実施を容易にします。
従業員への研修受講依頼は、SmartHRに登録された従業員データと連携して、スムーズに行えます。受講状況はリアルタイムで可視化され、未受講者へのリマインダー送信機能も備わっているため、進捗管理を効率的に行えます。
また、スマートフォンやPCに対応しており、時間や場所を選ばずに学習に取り組めます。
SmartHRの人事評価やスキル管理機能と受講履歴が自動連携し、データに基づいた人材育成や適材適所の人員配置が可能です。 研修運営の負担が軽減でき、研修業務の効率化と、データに基づいた戦略的な人材育成を支援します。
大企業がeラーニングシステムを導入する5つのメリット
eラーニングシステムの導入によるメリットと効果をあらためて解説します。社内での導入提案や、導入目的の整理に活用してください。
全社・グローバル拠点での教育レベルの均質化
eラーニングシステムの導入により、場所や時間に関わらず全従業員に対して同一品質で研修を提供できます。
集合研修で起こりがちだった講師による内容のばらつきを防ぎ、全社的な教育レベルの統一が可能です。
本社から遠い地方の拠点や時差のある海外拠点にも最新の情報を展開できるため、情報格差を解消するうえで大きなメリットとなります。
社員研修コスト(会場費・交通費・講師代)の大幅な削減
eラーニングシステム導入による直接的な効果として、コスト削減が挙げられます。
従来型の集合研修で発生していた会場費、参加従業員の交通費や宿泊費、外部講師への報酬といった費用が不要になります。
さらに研修の日程調整、参加者の出欠管理、資料の印刷・配布をはじめ、これまで人事担当者が費やしてきた目に見えない運営コストを大幅に削減できる点も見逃せないメリットです。
学習状況の可視化とデータに基づく人材育成戦略の立案
eラーニングシステムにより、従業員の学習状況が可視化されます。「誰が」「どの研修を」「いつ受講したか」といった学習履歴が一元管理され、管理者はリアルタイムで全体の進捗状況の正確な把握が可能です。
さらに、テスト結果や受講後のアンケートといったデータによって、組織全体のスキル保有状況や課題の客観的な分析も可能に。勘や経験に頼るのではない、データに基づいた戦略的な育成計画の立案につながります。
コンプライアンスや情報セキュリティ研修の徹底
eラーニングシステムは、全従業員の受講が必須となるコンプライアンスや情報セキュリティに関する研修においても活用できます。
全員の受講履歴を確実な記録として管理できるため、社内外の監査への対応や対外的な説明責任を果たすうえで有効です。
また、多くのシステムに搭載されている未受講者へのリマインドを活用することで、高い受講率を維持し、全社的なコンプライアンス遵守の意識を醸成できます。
従業員の自律的な学習(スキルアップ)の促進
掲載コンテンツ数が多いeラーニングシステムでは、従業員の主体的な学びを後押しできる点も大きなメリットです。
スマートフォンやタブレットを使って通勤時間に手軽に学習できる環境を提供することで、従業員の自発的な学習意欲を喚起できます。
豊富な研修コースの中から、身のキャリアプランや興味関心に合わせて自由に学習できる機会が存在することも、従業員の主体的な自己啓発とスキルアップを後押しするでしょう。
大企業のeラーニングシステム導入においてよくある質問
大企業でのeラーニングシステムの導入でよく寄せられる、細かな質問や疑問点について解説します。
Q. 導入までどのくらいの期間が必要ですか?
導入までのリードタイムは利用形態によって異なります。
標準的な機能を利用する場合、最短で1か月程度から導入が可能です。既存の社内システムとの連携や、独自のカスタマイズを行う場合は、要件定義や開発に時間が必要となるため、3か月以上かかるのが一般的な目安です。
Q. SCORM(スコーム)とは何ですか?
SCORM(スコーム)とは、eラーニングの教材コンテンツとLMS(学習管理システム)との間で、学習履歴をはじめとしたの情報を相互にやり取りするために定められた世界標準規格のことです。
SCORMに対応した教材であれば、異なるベンダーのLMSでも利用できるため、コンテンツの資産価値を高めるうえで重要な規格です。
Q. サポート体制は具体的に何を確認すべきですか?
導入後のスムーズな運用のためには、提供企業のサポート体制の確認が不可欠です。具体的には下記を確認しましょう。
- 導入時の初期設定支援や、管理者・利用者向けの操作研修の有無
- 導入後に問題が発生した際の問い合わせ対応(電話、メール)の時間や範囲
- システムの活用促進や、より効果的な運用方法について継続的にアドバイスをくれる専任の担当者(カスタマーサクセス)の有無
大企業ならではの選定基準で自社に合うeラーニングシステム選びを
従業員規模の多い大企業では特に、eラーニングシステムによる時間とコストの削減や人材育成の標準化、多様な学習スタイルへの対応といった多くのメリットを享受できます。
eラーニングシステムの選定にあたっては、下記を基準として検討していきましょう。
- セキュリティと拡張性(数千人以上の規模に耐えうるシステムか)
- 研修コンテンツの柔軟性(コンテンツ数の豊富さを重視するか、もしくはカスタマイズ性か)
- 自社システム連携の有無(既存システムとの連携は容易か)
そのうえで、迷った際は下記ポイントで比較してみてください。
- コスト
- 操作性
- 機能性
- 導入実績
おすすめのeラーニングシステムを広くチェックしてみたい方は下記からぜひ比較表をご覧ください。
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