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大企業向け「eラーニングシステム」おすすめ7選!選定ポイントと導入のメリット

最終更新日:(記事の情報は現在から131日前のものです)
大企業におすすめのeラーニングシステムをボクシル編集部が解説。eラーニングシステムを選定する際のポイントや導入するメリットを解説しています。この記事を読めばどのeラーニングシステムを導入するべきかどうかがわかります。

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大企業が抱える社員教育の課題

eラーニングシステムを導入していない大企業が、社員教育で抱えている課題として次のものがあげられます。

  • 集合研修に時間とコストがかかる
  • 教育内容の標準化が難しい
  • 受講者の学習状況を把握しにくい

集合研修に時間とコストがかかる

大企業は従業員数が多く拠点も分散しているため、集合研修に多大なコストがかかります。会場レンタルをはじめ交通費や宿泊費といったコストが発生するほか、スケジュール調整にかかる工数も課題です。多忙な従業員のスケジュールを調整し、全員が参加できる日程を見つけるのは容易でありません。

教育内容の標準化が難しい

大企業の研修では受講者(=従業員)も多いため、講師を複数立てる必要があり、教育内容を標準化しにくいです。これにより受講者の理解度に差が出るうえ、各受講者に合わせたコース設計ができません。教育内容の一貫性を保つには、教材の統一や講師のトレーニングが必要なものの、さらなる時間とリソースがかかります。

受講者の学習状況を把握しにくい

従業員数の多い大企業にとって、全員の学習状況を把握するのは困難です。社員一人ひとりがどの程度学んでいるのか、どこでつまずいているのかを正確に把握できなければ、効率的な指導やフォローアップも難しくなります。

特に、全国規模やグローバルに展開する大企業では、受講者の分布が広範囲に及ぶため、各拠点での研修状況を正確に把握することが大きな課題となります。この結果として、スキルギャップが生じ、業務効率やパフォーマンスにも悪影響を及ぼす可能性があります。

eラーニングシステムを導入するメリット

大企業がeラーニングシステムを導入して得られるメリットは次のとおりです。

  • 時間とコストの削減
  • 人材育成の標準化
  • 多様な学習スタイルに対応

時間とコストの削減

eラーニングシステムではオンラインでの研修が可能なため、交通費や宿泊費を削減できます。また、研修のスケジュール調整が不要になるため、業務への影響を最小限に抑制可能です。さらに、eラーニングシステムは24時間365日配信されているため、従業員は自分の都合に合わせて学習を進められます。

人材育成の標準化

eラーニングシステムでは統一されたコンテンツを使用できるため、教育内容が標準化されます。すべての従業員が同じ研修を受けることで、スキルのばらつきを減らします。教育の効果を測定しやすく、データにもとづいた改善ができるのも強みです。

多様な学習スタイルに対応

eラーニングシステムでは、画像や動画のコンテンツも提供できるため、従業員のスキルに合わせた学習方法を提供可能です。たとえば、視覚的に学んでほしい場合には動画コンテンツを、実践的に学びたい従業員にはテストを配信しましょう。また、進捗状況を把握できるため、学習状況に応じたフィードバックを行えます。

eラーニングシステムを選定する際のポイント

大企業がeラーニングシステムを選定する際は、いくつかの基準が存在します。代表的な基準について解説します。

  • 多様なコンテンツに対応できるか
  • 多言語対応とグローバル対応が可能か
  • 学習を最適化する機能が備わっているか

多様なコンテンツに対応できるか

eラーニングシステムを選ぶ際には、多様な学習スタイルに対応する柔軟性があるか確認しましょう。たとえば動画やテキスト、クイズ、シミュレーションなどの形式があります。また、インタラクティブなコンテンツやゲーミフィケーションの要素を取り入れることで、モチベーションを高められます。

多言語対応とグローバル対応が可能か

グローバル企業にとっては、日本以外での利用に適しているかのチェックが欠かせません。複数の言語でコンテンツを提供できるシステムや、各国の法規制や文化に応じてカスタマイズできるシステムを選びましょう。現地の言語によるサポート体制があるとなおよいです。

学習を最適化する機能が備わっているか

eラーニングシステムを選ぶ際には、学習効果を測定し教育の質を向上させる機能が備わっているかチェックしましょう。たとえば、受講者の進捗状況や理解度を把握する機能、アンケートを通じてフィードバックを収集する機能があると便利です。学習の傾向や課題をふまえたフォローアップができると、従業員のキャリアパスやスキルアップの計画に役立てられます。

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おすすめのeラーニングシステム7選

大企業におすすめのeラーニングシステムを紹介します。

KnowledgeDeliver - 株式会社デジタル・ナレッジ

KnowledgeDeliver
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  • 大企業から官公庁、医療機関などで使われるeラーニングシステム
  • 教材作成から学習、運用管理までをワンストップで行える
  • オンプレミスからDKクラウド、ASPなど企業に合わせた導入形態を選べる

KnowledgeDeliverは、株式会社デジタル・ナレッジが運営する統合管理型のeラーニングシステムです。「教材作成」「学習」「運用管理」の3大機能を有しており、パソコンからスマートフォン、タブレットなどマルチデバイスで利用できます。導入企業数は2,000以上。大企業はもちろん官公庁や医療機関などでの実績も豊富です。

「教材作成」では音声や映像を組み合わせたスライドをブラウザから簡単に作成可能。章や単元ごとの振り分け、前提条件なども細かく設定できます。作成したコンテンツは「学習」機能にて閲覧可能。コンテンツに対する質問やテスト受講、レポート提出も可能です。「運用管理」では、受講者の登録や教材の割り振り、学習状況などを管理できます。

アンケートを自動収集する機能も搭載。従業員の生きた意見をスピーディーかつ正確に聞き取れます。導入形態はオンプレミスからDKクラウド、パブリッククラウド、ASPまでさまざま。数十万人規模の大企業にも対応できます。

※出典:デジタル・ナレッジ「KnowledgeDeliver(LMS) | eラーニングのデジタル・ナレッジ」(2024年8月26日閲覧)

Cloud Campus - 株式会社サイバー大学

Cloud Campus
Cloud Campus
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  • 専門的なスキルや特別な機材なしでコンテンツを制作できる
  • 月額固定制でユーザー数の制限なしで利用できる
  • 1IDあたり年額999円(税抜)で見放題のコンテンツパックも提供

Cloud Campusは、株式会社サイバー大学が運営するeラーニングプラットフォームです。250社、170万人以上のユーザーが利用しており、大手企業からの支持も得ています。コンテンツ制作から学習、管理、評価までをワントップで実行可能。専門的なスキルや特別な機材を使わずに、素材のアップロードや動画撮影、スライドの取り込み作業によって誰でも簡単にコンテンツを作成できます。

費用は月額固定制でユーザー数は無制限です。従業員数が増えても料金変動がないためキャッシュフローも調整しやすいでしょう。また、1IDあたり年額999円(税抜)で見放題の「コンテンツパック」も提供。常時30カテゴリ100本以上のeラーニング教材を場所や時間を問わず見られます。

同システムはセキュリティ対策も強固です。通信暗号化やアクセス制限、24時間365日のサーバー監視体制、ぜい弱性対策の徹底など多くの対策が施されています。

※出典:サイバー大学「Cloud Campus(株式会社サイバー大学)| eラーニングでプロフェッショナル人材を育成」(2024年8月26日閲覧)

Smart Boarding - 株式会社FCE

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BOXIL SaaS AWARD 	Winter 2024 Good Service
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  • アウトプット中心の学習ができるeラーニングシステム
  • ドラッグ&ドロップの簡単操作でコンテンツを作成できる
  • システム利用企業における自社の学習時間の順位がわかる

Smart Boardingは、株式会社FCEが運営する法人向けのeラーニングシステムです。累計4,500社以上の社員研修実績をもつ同社。「受講しただけでは終わらせない」をモットーに、アウトプット中心の学習ができる仕組みが作られています。一般的な研修動画から代表のメッセージ動画まで、作成できるコンテンツの種類も幅広いです。編集にあたって予備知識は必要なく、ドラッグ&ドロップの簡単操作でコンテンツを作成できます。

使用中のID数や他社の学習時間、利用企業のうちの自社の学習時間の順位なども閲覧可能。他社との比較は、教育水準やコンテンツ内容の見直しに役立てられるでしょう。同システムでは14日間の無料トライアルも提供。ヒアリングしたうえで「自社オリジナル」のコースを作成し、お試し利用が可能です。

※出典:FCE「スマートボーディング | 法人向けオンライントレーニングシステム」(2024年8月26日閲覧)

etudes Plus(エチュードプラス) - アルー株式会社

  • マインドや業務遂行力、対人スキルなどを学べるコンテンツを多数用意
  • 演習やワークも多いため実践的なスキルが身につく
  • 従業員数が多くても一人ひとりに合ったコンテンツを届けられる

etudes Plus は、アルー株式会社が提供する定額制のeラーニングシステムです。大手企業の導入実績は1,493社にのぼり、「育成の成果にこだわる」といったコンセプトのもと、受講者が主体的に学べるような教材を提供。コンテンツは階層やスキル別に100種類以上用意されており、ビジネスにおけるマインドの部分や業務遂行力、対人スキルなどを詳しく学べます。

演習やワークも積極的に取り入れることで、よりスキルが身につきやすい設計に。受講者は3分程度の簡単なアンケートに答えるだけで、システム側が「学ぶべきコース」を自動選定してくれます。従業員数が多くても一人ひとりに合ったコンテンツを届けられるため、大規模な教育管理に悩む企業におすすめです。

※出典:アルー「受け放題eラーニング・etudes Plus(エチュードプラス)」(2024年8月26日閲覧)

learningBOX - learningBOX株式会社

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導入事例セクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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  • 専用フォームからコンテンツを簡単に作成できる
  • 従業員の登録状況や成績などもダッシュボード上で一元管理が可能
  • EC機能によって自社作成のコンテンツを販売できる

learningBOXは、専門知識がなくてもコンテンツを作成できるeラーニングシステムです。システム上の専用フォームから簡単に作成でき、従業員一人ひとりのスキルに合わせて届ける教材を変えられます。作成したコンテンツや従業員の登録状況、成績などはダッシュボード上で一元管理が可能。AIアシスト機能によってレポート分析やフィードバックを効率化できます。

EC機能も内蔵されており、自社で作成したeラーニングコンテンツを「販売」できます。コンテンツ販売では「30日間の利用で〇〇円」「1週間で〇〇円」など、受講期間の設定も可能。コースごとに講師を設定できる機能や収益配分を決められます。また、同システムでは無料プランも提供しており、10アカウントまでは期間無制限で利用可能です。100アカウントでも年額33,0000円(税込)から利用できます。

KnowledgeC@fe - 株式会社富士通ラーニングメディア

KnowledgeC@fe
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  • コンテンツ作成からLMS、教材提供までを網羅している
  • コンテンツ作成の支援や既存システムとの連携などサポート体制も充実
  • 英語や中国語、フランス語、インドネシア語など多言語にも対応している

KnowledgeC@feは、株式会社富士通ラーニングメディアが提供するeラーニングシステムです。導入企業数は2,230社、利用者は124万人にのぼります。同シスでは、コンテンツの作成からLMS(学習管理)、定額での教材提供までを網羅。「DXのトレンド」「ビジネスコミュニケーション」「アジャイル開発」など配信コンテンツもさまざまです。初歩的なものから上級者向けのコンテンツなど多数用意されています。

eラーニングを導入する企業へのサポート体制も充実。目次やテスト、アンケート作成などコンテンツ作成の支援をはじめ、企業が利用する既存システムとの連携による機能拡張などを提供しています。多言語にも対応しており、英語から中国語、フランス語、ドイツ語、タイ語、インドネシア語など多くの言語へ切り替えられます。

※出典:富士通ラーニングメディア「KnowledgeC@fe 公式サイト - 富士通ラーニングメディア」2024年8月26日閲覧

UIshare(ユーアイシェア) - 株式会社ユイコモンズ

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UIshare(ユーアイシェア)
BOXIL SaaSセクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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  • 作成した動画をアップロードするだけで簡単に配信できるシステム
  • ライブ配信やオンデマンド配信、VR配信機能も搭載している
  • アンケート作成やイベントの募集管理、多言語翻訳も利用可能

UIshareは、17万人以上が利用するクラウド型動画配信プラットフォームです。作成した動画やデータファイルをアップロードするだけでシステム上にて簡単に配信可能。ライブ配信やオンデマンド配信、VR配信などに対応しています。ほかにも理解度チェックテストやオンラインアンケートの作成、イベントの募集管理、多言語対応、同社独自のeラーニングコンテンツも提供しています。

全プラン初期費用が無料、定額制でユーザー数やデータ転送量は無制限で利用可能です。セキュリティ対策も強固で、AWSを用いた高度なデータセキュリティのほかサーバー・ネットワークの冗長化、データのバックアップ体制も整備されています。

※出典:ユイコモンズ「動画配信プラットフォーム UIshare - 株式会社ユイコモンズ」2024年8月26日閲覧

比較検討して自社に合ったeラーニングシステムを選ぼう

eラーニングシステムを導入することで、時間とコストの削減や人材育成の標準化、多様な学習スタイルへの対応など多くのメリットを享受できます。「従業員の学習状況を追えない」「従業員にとって理解度にばらつきがある」と悩む大企業にとってeラーニングシステムは重要な役割を担ってくれるでしょう。システムを選定する際は、次のポイントを意識して選びましょう。

  • 多様なコンテンツに対応できるか
  • 多言語対応とグローバル対応が可能か
  • 学習を最適化する機能が備わっているか

eラーニングシステムの比較や選び方については、次の記事でも詳しく紹介しています。

【2024年】eラーニングシステム(LMS)比較!比較表と選び方解説
【社内教育の担当者必見!】人材育成を促進するために不可欠なeラーニングシステム。代表的な機能や種類、各システムのメ...
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