【2023年最新】CRMツールの比較おすすめ20選!価格・機能比較表あり

サービス名 | ||||||||||||||||||||
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![]() Salesforce Sales Cloud | ![]() UPWARD | ![]() Zoho CRM | ![]() Knowledge Suite | ![]() Intercom | ![]() formrun | ![]() Salesforce Essentials | ![]() Microsoft Dynamics 365 | ![]() ネクストSFA | ![]() Synergy! | ![]() AppSuite | ![]() Sales Force Assistant | ![]() いえらぶ顧客管理システム | ![]() SugarCRM | ![]() GENIEE SFA/CRM | ![]() CT-MAX | ![]() GRMarketing | ![]() InfAjast ES3 | ![]() Freshsales Suite | ![]() GEOCRM.com | ![]() ActionCockpit |
サービス名 | ユーザーレビュー | 初期費用 | 月額費用 | 無料プラン | 無料トライアル | 対応言語 | iOSアプリのURL | AndroidアプリのURL | スマートフォンのブラウザ対応 | 会員管理 | 名刺管理 | ワークフロー | 問い合わせ管理 | 問い合わせフォーム作成 | プロモーション管理 | セミナー・イベント管理 | メール配信 | 顧客抽出 | ダッシュボード | 分析機能 | レポート作成 | |
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![]() Salesforce Sales Cloud | ![]() UPWARD | ![]() Zoho CRM | ![]() Knowledge Suite | ![]() Intercom | ![]() formrun | ![]() Salesforce Essentials | ![]() Microsoft Dynamics 365 | ![]() ネクストSFA | ![]() Synergy! | ![]() AppSuite | ![]() Sales Force Assistant | ![]() いえらぶ顧客管理システム | ![]() SugarCRM | ![]() GENIEE SFA/CRM | ![]() CT-MAX | ![]() GRMarketing | ![]() InfAjast ES3 | ![]() Freshsales Suite | ![]() GEOCRM.com | ![]() ActionCockpit | ||
4.04 | 4.72 | 4.06 | 3.85 | 3.89 | 4.32 | 4.11 | 3.53 | 3.88 | 4.19 | 4.31 | 3.67 | 4.17 | 4.0 | 4.25 | 3.5 | 5.0 | 4.0 | 5.0 | 0.0 | 0.0 | ||
100,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 118,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 50,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 50,000円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | |||||||||||||
3,000円(税抜)〜 | 3,800円(税抜)〜 | 2,400円(税抜)〜 | 50,000円(税抜)〜 | 74ドル〜 | 3,880円(税抜)〜 | 4,200円(税抜)〜 | 7,070円(税抜)〜 | 50,000円(税抜)〜 | 15,000円(税抜)〜 | 720円(税抜)〜 | 3,500円(税抜)〜 | 49ドル〜 | 5,000円(税抜)〜 | 15,730円(税抜)〜 | 2,400円(税抜)〜 | 1,800円(税抜)〜 | 2,000円(税抜)〜 | |||||
オンライン・デモあり | ||||||||||||||||||||||
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Youtubeの「BOXIL CHANNEL」でも代表的なCRMを3つ紹介しています。代表的な3つのCRMの特徴ををまとめたので、本記事と合わせてご覧ください。
CRMツールとは
CRMは「Customer Relationship Management(カスタマー リレーションシップ マネジメント)」の略で、日本語では「顧客関係管理」と呼ばれます。CRMに用いるツールを「CRMツール」「CRMシステム」といいますが、近年は、ツールも含めてCRMと呼称するのが一般的になりました。
CRMの導入自体はさほど難しくありません。クラウドサービスが多く、中小企業であれば安ければ数百円程度で利用可能。大手向けCRMでも初期コストを抑えて導入できます。
一方で、CRMは活用できて初めて効果を得られます。CRM導入で効果を上げるためには、ツール選定が重要。自社に合うツールの選び方を解説しつつ、目的に沿ったおすすめCRMをボクシルが厳選して紹介します。
おすすめCRMツール比較20選
世界的シェアNo.1のSalesforce(セールスフォース)、名刺管理からビジネスプラットフォームへ進化したSansan(サンサン)など、代表的なCRMの評判・口コミ、料金プラン・価格、特徴を比較します。
注目のCRM、サービス資料まとめ

CRMの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。サイトのUI・UX改善、メルマガの文面、コールセンターへの活用など、サービスごとにさまざまな機能のあるCRM比較にお役立てください。サービス比較はこちら
Salesforce Sales Cloud - 株式会社セールスフォース・ジャパン
- 世界で10万社以上への導入実績
- 自社に完璧にマッチする詳細なレポート機能
- 顧客満足度を劇的に向上
プラン名 | 初期費用 | 月額利用料 | 概要 |
---|---|---|---|
Essentials | 無料 | 3,000円/人 | ユーザー数10人まで |
Professional | 無料 | 9,000円/人 | 基本機能を網羅 |
Enterprise | 無料 | 18,000円/人 | 細かいカスタマイズが可能 |
Unlimited | 無料 | 36,000円/人 | 24時間フルサポート |
※無料トライアルあり
公式サイト:Salesforce Sales Cloud
スタートアップ、中小企業なら「Essentials」がおすすめ。ミニマムですぐ導入できるうえ、上位プランへスムーズに移行できるため、チーム単位でのスモールスタートにも最適です。
Salesforce Essentials - 株式会社セールスフォース・ジャパン
- Sales Cloudの中小企業・スタートアップ向けプラン
- ユーザー数は10人まで
- 低価格なのに高い営業パフォーマンスを実現
公式サイト:Salesforce Essentials
Salesforceの使い方はこちら
Salesforce × Zoho CRM × Dynamic 365の機能比較はこちら
- 費用対効果の高いCRMを導入したいという個人事業主や中小企業に最適
- 活動の見える化×分析レポート
- 多様な機能と低価格多種多様なサービスと連携可能
プラン名 | 初期費用 | 月額利用料 |
---|---|---|
スタンダード | - | 1,680円 |
プロフェッショナル | - | 2,760円 |
エンタープライズ | - | 4,800円 |
アルティメット | - | 6,240円 |
※税抜
※無料トライアルあり、最低利用期間:1か月、最低利用人数:1人
公式サイト:Zoho CRM
Synergy! - シナジーマーケティング株式会社
- Excelの管理データや既存の外部データベースとも連携できる
- 蓄積したデータをWeb広告配信にも活用できる
- アプリプッシュ通知で高い開封率を実現できる
プラン名 | 初期費用 | 月額利用料 |
---|---|---|
118,000円 | 15,000円 |
※その他オプション機能でメール配信、アンケート、LINEへの配信、Webパーツと組み合わせ可能
公式サイト:Synergy!
いえらぶ顧客管理システム - ㈱いえらぶGROUP
- ポータルサイトの反響を自動取り込みできる不動産業界向けサービス
- 顧客状況にあわせたメール配信で追客業務を自動化
- 反響解析や追客業務分析などで業務の見直しをサポート
要問合せ
公式サイト:いえらぶ顧客管理システム
- 問い合わせ対応やテレアポ業務を飛躍的に効率化
- 高い柔軟性&豊富な機能でありながら、低コストを実現
- 拡張性の高いCRM機能で顧客情報を徹底的に管理
料金プラン・価格
プラン名 | 初期費用 | 月額利用料 |
---|---|---|
150,000円~ | 70,000円~ |
※初期費用は、導入時の支援内容により変動。月額費用は、利用ユーザ数やデータベース作成数に応じて変動。
公式サイト:楽テル
- インサイドセールス向け顧客管理ツール
- 顧客に紐づいたタスクの設定とリマインダーを登録可能
- 開封、クリックを検知できる一括メール配信機能
初期費用 | 月額利用料 |
---|---|
300,000円 | 50,000円 |
※契約期間は年間契約となります。
公式サイト:BALES CLOUD
- 人工知能が営業プロセスを支援
- フィードバックグループを実現
- グループウェアと連携
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
Starter | 25,000円〜 |
Growth | 100,000円〜 |
Enterprise | 300,000円〜 |
※無料トライアルあり
公式サイトSenses
GENIEE SFA/CRM - 株式会社ジーニー
- 定着率99%※の顧客、商談、名刺管理ツール
- 担当者情報や案件、タスク、活動履歴などを会社情報に紐づけ一元管理
- GmailやSlack、MAツールなど連携可能サービス8種以上※
※GENIEE SFA/CRM公式サイトより(2022年11月閲覧)
料金プラン・価格
プラン名 | 初期費用 | 月額利用料 |
---|---|---|
ライト | 要問い合わせ | 29,800円(税抜) |
スタンダード | 要問い合わせ | 29,800円(税抜) |
プロ | 要問い合わせ | 49,800円(税抜) |
エンタープライズ | 要問い合わせ | 98,000円(税抜) |
公式サイトGENIEE SFA/CRM
eセールスマネージャーRemix Cloud - ソフトブレーン株式会社
- 総合満足度No.1※のCRM/SFAシステム
- 営業支援・顧客管理・マーケティング機能を完備
- 大企業や中堅企業の課題解決に役立つ
※2021年4月に実施したCRM/SFA(営業支援システム)に関するユーザー調査より
プラン価格:月額11,000円
公式サイト:eセールスマネージャーRemix Cloud
「eセールスマネージャーRemix Cloud」の導入事例 【PR】

導入企業:株式会社プレコフーズ
導入前の課題:各営業所で営業プロセスが独自化しており、ノウハウの共有や横断的なコミュニケーションが難しかった。
導入後の効果:営業活動の情報を一元化し、マネジメントを効率化。営業活動のスピード感が上がり、イベント後の成約率80%増を実現。
- 製造・卸、地方自治体など幅広い業態で導入実績約400社※
- 利用継続率99.0%※のモバイル利用を前提とした営業ツール
- 条件をもとにした顧客の自動抽出や営業活動の自動記録が可能
※ボクシル掲載資料参照(2023年1月閲覧)
プラン名 | 初期費用 | 月額利用料 |
---|---|---|
ESSENTIAL | 100,000円(税抜) | 3,800円(税抜) |
STANDARD | 100,000円(税抜) | 7,800円(税抜) |
ENTERPRISE | 100,000円(税抜) | 12,800円(税抜) |
公式サイト:UPWARD
DIGITALEYES - 株式会社ワンエイティ
- 顧客情報を統合、抽出、活用できるデータベースプラットフォームをノーコードで構築
- 顧客情報に応じたトリガー設定で、メール配信とポップアップ配信を自動化
- 広告連携機能で既存顧客に似た属性ユーザーへアプローチ可能
料金プラン・価格
プラン名 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
ライト | 100,000円 | 30,000円 |
ビジネス | 300,000円 | 100,000円 |
エンタープライズ | 500,000円~ | 300,000円~ |
公式サイト:DIGITALEYES
i-CRM - アイテックス株式会社
- 顧客管理にSFA、MA、業務効率化の機能を備えた統合型CRM
- 営業活動を可視化し、最適なフォローアップを実現
- メールによるアプローチでコミュニケーションを促進
料金プラン・価格
初期費用 | 月額利用料 | 概要 |
---|---|---|
0円 | 29,000円 | ユーザ数:~20人 |
0円 | 48,000円 | ユーザ数:50 |
0円 | 48,000円+要問い合わせ | ユーザ数:51人~ |
公式サイト:i-CRM
- 同じような特徴や属性で自動的にグループ分けできる
- ユーザーとのチャットのやり取りを自動保存
- 顧客情報をもとに最適なコンテンツを届けられる
料金プラン・価格
要問い合わせ
公式サイト:anybot
Freshsales Suite - OrangeOne株式会社
- 顧客ごとの接点履歴や留意事項を1つの画面で俯瞰できる
- 見込み度合いの高い顧客や解約の可能性がある顧客を抽出
- 営業力アップと課題解決に役立つレポート機能
料金プラン・価格
プラン名 | 初期費用 | 月額利用料 |
---|---|---|
GROWTH | - | 1,700円〜 |
PRO | - | 4,300円〜 |
ENTERPRISE | - | 99ドル〜 |
※無料トライアルあり、最低利用期間:1年、最低利用人数:1人
公式サイト:Freshsales Suite
- 見込み客の管理や育成に特化したCRM
- オフラインとオンライン、全見込み客のデータを一元管理
- メールの反応やWeb行動を解析し、見込み客ごとの確度を可視化
プラン名 | 初期費用 | 月額 |
---|---|---|
200,000円(税抜) | 50,000円〜(税抜) |
※アカウント数や顧客登録件数によって料金が変動
※無償版の「サスケFREE」あり
公式サイト:サスケ
Zendesk-ゼンデスク(CRM(顧客管理システム)) - フォー・フュージョン株式会社
- マルチチャネルのやりとりを一元管理
- カスタマーサービスの品質向上
- 優れた柔軟性と拡張性
料金プラン・価格
- 19ドル〜
- 無料トライアルあり
公式サイト:Zendesk
GRMarketing - 株式会社イーグリッド
- 月次決算を早く確定できる
- 売上・利益集計などの経理処理が楽に
- 請求書発行・入金チェック作業を効率化
料金プラン・価格
初期費用0円
月額費用5,000円〜(税別)
※無料トライアルあり
公式サイト:GRMarketing
うちでのこづち

- 独自の分析機能と圧倒的な分析ノウハウ
- 多様なCRM施策
- EC・通販業界特化
公式サイト:うちでのこづち
Microsoft Dynamics 365 - 日本マイクロソフト株式会社
- Officeのような使いやすさと容易にカスタマイズできる柔軟性
- 他部門とも同じ情報を共有できる
- 可能コンタクト先もまとまって共有されるので担当引継ぎがスムーズ
公式サイト:Microsoft Dynamics 365
顧客情報管理なら名刺管理・グループウェア
Salesforceほどの拡張性が必要なく、顧客情報を担当者ベースで管理するなら、名刺管理サービスやグループウェアを活用できます。CRMのように豊富なダッシュボードや、予算管理の機能はありませんが、情報を集約し管理する目的は十分にまかなえます。
とにかく顧客情報の管理をクラウド化し集約したいという方におすすめです。
- メールから顧客情報・案件情報・商材情報取り込み(Web-to-リード)
- 日報、営業活動報告承認フロー登録、編集など営業管理系機能
- 営業プロセスに基づく活動指示(TODO)、警告メッセージの表示
公式サイト:楽楽販売
- 顧客の組織図を自動生成
- 社内人脈の見える化
- 名刺・商談・案件を一気通貫で確認
公式サイト:Sansan
Eight Team - Sansan株式会社
- 名刺管理アプリ「Eight」の情報を社内で共有
- 社員が持つ名刺情報を会社の資産として有効活用
- 名刺情報リスト化の工数とコストを削減
公式サイト:Eight Team
サイボウズ メールワイズ - サイボウズ株式会社
- kintone(キントーン)連携でCRMとしても活用可能
- メールの担当者や対応状況をメンバー同士で共有
- 複数人でメールを共有、一元管理して対応品質の均一化
公式サイト:メールワイズ
- 自社に合わせた業務アプリをドラッグ&ドロップで簡単に作成
- API連携が充実
- 業務や情報を集約できる
公式サイト:kintone
- 直感的な操作が可能、入力の手間を省く
- 多彩なオプション
- 画面の配置やカラーイメージが選択できるなど、UIは一般グループウェアを超えた機能を提供
公式サイト:InfAjast ES3
ViewMate
- かかってきた電話をトリガーにして、一連の問い合わせ対応をサポート
- 日々の作業報告や案件の進捗管理、各集計・分析機能により、管理業務をサポート
- 保険代理店向けCRM
公式サイト:ViewMate
SFAに特化したおすすめサービス
ボクシルがおすすめする、SFAに特化したサービスについて紹介します。SFAはCRMとよく比較されますが、営業担当ベースで案件を管理し、営業部門のパフォーマンス向上を目指したツールです。
- 名刺管理との連動で顧客情報の入力作業を簡単に
- 商談の動きを迅速に把握してフォローできる
- 顧客情報を一元化し、タスクや営業活動を効率化
公式サイト:ホットプロファイル
- 自社の業務を簡単にシステム化
- 複雑なアプリを構築できる
- 作成したアプリを「desknet's NEO」の一機能として利用可能
公式サイト:AppSuite
Knowledge Suite - ナレッジスイート株式会社
- SFAと名刺管理を一つのツールで
- 営業報告が3ステップの簡単入力
- 共有範囲を指定し情報の「見せる・見せない」を自動的に制御
公式サイト:Knowledge Suite
WaWaFrontier - 株式会社アイアットOEC
- フィルタ機能を使って情報を簡単にチェック
- シンプルな画面で直感的な操作ができる
- 案件進捗管理
公式サイト:WaWaFrontier
- 中堅・中小企業におすすめ
- 1人あたり月800円から
- 14日間の無料トライアル
公式サイト:cyzen

【番外編】SFA・CRMの導入支援サービス
SFA/CRM 導入運用支援サービス - 株式会社トライエッジ
- CRM運用実績15年以上のコンサルタントがサポート
- テスト運用から導入、運用開始後の定着までを支援
- リードマネジメントを実践するためのツールを多数用意
公式サイト:SFA/CRM 導入運用支援サービス
CRMツールの選び方
顧客管理において重要な役割を持つCRMを導入するにあたって、重要なポイントは次のとおりです。
- 必要な分析機能があるか
- 連携の豊富さ
- 価格・コストは適切か
それぞれのポイントについて説明します。
必要な分析機能があるか
一般的にCRMは案件管理、スケジュール管理、日報管理、予実管理、顧客管理機能などをはじめ、UI(ユーザーインターフェース)の考慮を含めて経営維持にあたるという、顧客管理において重要な役割を果たします。
自社での営業分野で確実に必要な機能かどうかを確認しておき、多少なりとも企業の将来を想定し、ビジネス設計をしておかなければ、それだけでコストの増加となるので留意が必要です。
連携の豊富さ
CRMの導入を検討する場合には、他部署との緊密な連携性や提携企業における各部署との連携、また顧客ニーズを充足するために必要な営業分野での連携性なども視野に入れましょう。
代表的なCRMであるSalesforceを例にすると、バックオフィスシステム、レガシーシステムと統合し、APIやツールを利用することでSAP、Oracle、Microsoftなどの既存システムとの連携が可能です。
価格・コストは適切か
現在のCRMは低コスト化が進み、導入のハードルも下がっています。
サービスによっては1,480円(1,500円前後/月)での導入も可能ですが、自社で扱うCRMとして無駄のない導入を検討しておくことが大切です。
CRMとはそもそも何?
改めてCRMの特徴やメリットデメリット、どんなことができるのかを解説します。自社でどの部分を重視して導入するのか、またはどのような課題が解決できそうなのかを確認していきましょう。
CRMとは
CRM(Customer Relationship Management)は顧客関係管理システムと訳されることが多いですが、わかりやすい言葉で説明すると「顧客一人ひとりとの良好な関係をつくり、価値を創造するための戦略」といえます。
一見何を言っているのかわからないと思いますが、難しく考える必要は全くなく、たとえばご近所付き合いで八百屋さんが常連客にまけてあげるといったようなお客さん一人ひとりにそった経営をする、これを大きく拡大したものがCRMといっても過言ではありません。
そうはいっても個人の顔付合いの経営をどのように全国規模に拡大するのでしょうか。近所付合いをずっと続けていてもどうしようもありません。ここでITの技術を用いることによって、大規模なCRMが成り立たせられるのです。
そのため、多くの人はインターネットを通して「顧客データを管理・分析するシステム」としてCRMを捉えていますが、ITというのはあくまでCRMを実現するための手段に過ぎないのです。ITが体制やプロセスを支え、それが戦略を支える、その一連のピラミッドがCRMの本当の姿になります。

CRMの機能
CRMの基本機能は顧客データベース機能ですが、その他にもさまざまな機能があります。
データベース機能
- 顧客情報の管理、共有
- 顧客抽出
- 顧客とのコンタクトを時系列で管理
- 顧客スコアリング
プロモーションのための機能
顧客サポートのための機能
- 顧客アンケートや顧客満足度調査
- セミナー、イベント管理
- ヘルプサイトの構築
CRMでできること
次にCRMでできることを解説していきます。
セールスフォースオートメーション(SFA)
SFAは日本語では営業支援ツールとなり、文字どおり営業を支える機能となっています。この機能によって営業がもれなく、ダブりなく、お客さんを担当できるので今まで無駄になっていた二重営業などが解消されます。

マーケティングオートメーション
マーケティングオートメーションは、実際の業務を自動化してくれる機能になっています。この機能を用いることで、たとえばお客さんに毎月のダイレクトメールを送るといった繰り返しの業務の手間を省いたり、お客さんからもらった名刺を自動で管理したりして次のビジネスにつなげられます。

サービスオートメーション
サービスオートメーションはお客さんを支援する自動ツールです。電話やメール、ファックスなどいろいろな手段を通じて顧客のビジネスをサポートします。
以下の記事では、オートメーション機能を持つCRMを選ぶポイントについてより詳しく解説しています。

顧客分析
CRMでできることとして、さまざまな形で集められたお客さんに関する情報を統計的に処理し、実際に目に見える形で表現することでビジネスパーソンの決断を支えてくれる役割があります。
SFAと被る部分も多いですが、それぞれの顧客の購入のタイミングを分析し、周期ごとにグループ化します。そうすることでグループごとに最適な戦略を立てられます。
他サービスとの連携
比較的最近出始めた機能になりますが、他のサービスとの連携ができるようになってきました。会計サービスと連携するなど事業間の効率化を促進できます。
以下の記事では、中堅・中小企業向けCRMの市場規模、シェアについて詳しく解説しています。

CRMのメリット・デメリット
顧客情報は大切な資産であり、それを企業全体で共有しない限り資産として有効活用はできません。
CRM導入することにより個々が抱える顧客情報を蓄積、分析、共有する社内システムを構築することができ、顧客情報が企業全体の有効活用できる資産となるのです。
CRMのメリットとデメリットを整理して紹介します。
CRMのメリット
顧客に関する情報の共有
全社員が顧客に関する情報を得られます。それにより情報共有にかかっていた時間を短縮できます。顧客情報とは企業の大切な資産であり、それを企業全体で共有しない限り資産として有効活用することはできません。
マーケティング活動の効率化
いままで不特定多数に向けていたマーケティングを見込み顧客のみに絞られ、より高度な販売戦略を打ち出せます。それによりいっそうの効率化が期待できます。
ニーズ戦略につなげやすくする
お客さんのニーズを正確に把握できるようになるので、最適な戦略を立てられます。一つひとつの顧客情報を蓄積すると適切かつ迅速な顧客サポート、メンテナンス対応、クレーム対応を行えるようにもなります。
営業担当が変更になった際も顧客情報が可視化されていることにより、引き継ぎもスムーズに行うことができます。
CRM用のツールは顧客情報を一括して管理できるため、膨大な情報をスッキリと整理しやすくしてくれます。しかしこれらは一般的なものなので、会社の状態によってはサービスの導入によって大幅な利益が出る場合もあればそうでない場合もあります。
顧客の立場のメリット
では顧客の立場だとどうでしょう。ざっと次のようなメリットが想定されます。
- 興味・志向にあった情報を集めやすくなる
- 担当者によるバラつきや被りが解消される
- 適切な情報を適切なタイミングで提供してもらえる
- 自社の経営状況を把握しての提案をしてもらえる
顧客の潜在的なニーズや動向を把握したうえででマーケティングされるため、やみくもに配信された情報よりも質の高い、欲しいと思っていた情報が手に入りやすくなります。
顧客に対する営業担当が代わっても、情報共有がされやすく、スムーズに引き継がれたうえでコミュニケーションが再開されます。よりストレスの少ない顧客サポートが受けられるので、CRMを導入した企業への評価につながり結果として顧客のメリットが企業のメリットへと返還されるサイクルを作り出すことができますね。
CRMのデメリット
CRMのデメリットには以下のものがあります。
コストの肥大化
新しいシステムの導入にはどうしてもお金がかかってしまいます。導入効果が見えづらく、実際にCRMが売り上げに寄与したのかわかりづらい側面があります。
システムの複雑化
さまざまな営業情報を一括で管理するため、普段操作に慣れていない人はかえって時間がかかってしまうこともあります。機能そのもののデメリットというよりは、何か新しいものに着手するときにはどうしても切っても切り離せないような問題ですね。
無料お試し期間のあるサービスを本格導入の前に使ってみて、サービスの導入によってどのくらい売上が伸びるのか、費用対効果があるのかなどをご自分の目でしっかり確認してみてください。
以下の記事では、CRM導入前にやっておくべきことについて解説しています。

CRMとSFAの違い
CRMはよくSFA(営業支援)システムと比較されます。SFAは顧客情報や商談情報、日報などの営業活動に必要な情報を管理・支援するためのシステムです。CRMと似ていますが、顧客ではなく、営業マンに重きを置いているのがSFAです。
そもそもSFAとは
SFAは(Sales Force Automation)の略語で、日本語では営業支援ツールともいいます。属人化しがちな営業活動を“見える化”し、データを元に最適な営業活動を実現する手助けをしてくれるツールです。
SFAの得意領域
SFAはこれまで属人的になりがちだった情報を記録し、一元管理・情報共有・効率的な処理を行うことにより営業活動をサポートしてくれます。
営業活動を可視化・数値化する機能
- 顧客情報の三層管理
- 各営業マンの売上を可視化するレポート
- 予算管理
営業活動を効率化する機能
CRM・SFA機能比較
CRM | SFA |
---|---|
顧客情報の管理、共有 | 各営業マンの売上管理 |
顧客抽出 | 営業活動の管理 |
顧客スコアリング | ToDoリスト |
承認ワークフロー | 見積書・請求書作成 |
ベストプラクティスの共有 | |
メールの共有 |
CRMは顧客とのつながり関連、SFAは自社の営業部関連です。ただ、それぞれの得意分野に特化しているわけではなく、CRMにおけるメールの共有やSFAにおける「To Doリスト」など他の仕事に活かせる機能も標準装備しているサービスが多いことも特徴の一つです。また、CRMとSFAの機能をあわせもつ統合ツールも多くあります。一概にCRM、SFAどちらがおすすめとは言い切れません。
以下の記事では、CRM・SFA活用のキーポイントを解説しています。

またSFAについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので合わせてご参照ください。

SFAのメリット・デメリット
SFAのメリットには次のような項目があげられます。
営業を可視化できる
ノルマの達成率や顧客一人ひとりの達成率などがわかるため、戦略を立てやすくなります。また、リアルタイムで売り上げ状況がわかるので、問題が起きた時に素早く対処可能になります。
情報共有
個人個人の情報をグループ全体の人が見れるので、今までかかっていた時間を短縮できます。
営業の無駄を減らす
見込みの少ない顧客より、可能性がある顧客を優先できるなど、無駄を少なくして、長期的に見た際の事業効率を改善させます。
SFAのデメリットには以下のものがあります。これはCRMのデメリットとも重なってきます。
コストの拡大
新しいシステムの導入にはどうしてもお金がかかってしまいます。導入効果が見えづらく、実際にCRMが売り上げに寄与したのかわかりづらい側面があります。
システムの複雑化
さまざまな営業情報を一括で管理するため、普段操作に慣れていない人はかえって時間がかかってしまうこともあります。
CRMツールの導入を検討するなら
価格形態や商品の組み合わせ、紹介していないものも含めると、選ぶのは非常に困難でしょう。特長や個性、金額などを考える材料にし、CRM・SFAシステム・ツール導入を検討しましょう。
- 代表的なCRMで選ぶなら:Salesforce
- 大企業や中堅企業向けなら:eセールスマネージャーRemix
- 名刺情報を元に営業活動を効率化したいなら:Sansan
- 自社で開発してカスタマイズ性を重視するなら:kintone
CRMツールの導入で失敗しなしために、事前の情報収集を念入りに行いましょう。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料はこちらから無料でダウンロードできます。

CRMの基本をおさらい
CRMとは?
CRMとは顧客関係管理のことを指します。顧客情報の管理をするツールをCRM(ツール)と呼ぶこともあります。
CRMにはどんな機能がある?
顧客情報の管理だけでなく、名刺管理や問い合わせ管理、セミナー・イベント管理など、顧客情報を扱う機能があります。
CRMの選び方のポイントは?
CRMの比較ポイントは、顧客情報を活用するための機能が充実しているか、必要な分析機能はあるか、料金です。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」、Q&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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