マーケティングオートメーション(MA)とは | メリット・ツール比較・選び方・価格・機能

マーケティングオートメーションは、人的ミスの軽減や情報管理の迅速化が期待されていることから、大きな注目を集めています。2014年ごろから流行りはじめ、2015年のトレンドキーワードとして選出されるほど話題となっています。
続々と登場しているマーケティングオートメーションツールについて、記事前半では特徴をはじめ、代表的な海外サービスからあまり知られていない国内の特徴的なサービス、後半ではサービスの口コミや機能・価格比較表、活用方法までまとめて比較・紹介します。
サービス比較を先にご覧になりたい方はこちらから。
おすすめのMAツール(BtoB)3選
ボクシル編集部おすすめのMAツール(BtoB)3選です。
Pardot(パードット) | Oracle Eloqua(オラクルエロクア) | Marketo(マルケト) |
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見込み顧客を簡単にナーチャリング Sales Cloudと連携可能 |
マーケティングの複雑さを克服・解消 直感的な操作性と豊富な機能を兼ね備える |
世界39カ国、4,500社以上で導入 国内では500社に導入されている実績 |
資料請求後にサービス提供会社、弊社よりご案内を差し上げる場合があります。 利用規約とご案内の連絡に同意の上 |
目次
- おすすめのMAツール(BtoB)3選
- マーケティングオートメーションとは
- MAツールの機能
- MAツールのメリット
- マーケティングオートメーションツール比較【厳選BtoB向け】
- 注目のMAツール(BtoB)、サービス資料まとめ
- Pardot(パードット)
- OracleMarketingCloud Eloqua
- SATORI
- シャノンマーケティングプラットフォーム
- マルケト
- マーケティングオートメーションツール比較【厳選BtoC向け】
- 注目のMAツール(BtoC)、サービス資料まとめ
- b→dash(ビーダッシュ)
- アクティブコア マーケティングクラウド
- Probance(プロバンス)
- カスタマーリングス
- Aimstar
- マーケティングオートメーションツール比較【定番】
- Salesforce(セールスフォース)Marketing Cloud
- Oracle Marketing Cloud(オラクルマーケティングクラウド)
- Cloud Circus(クラウドサーカス)
- Cloud CMO(クラウドシーエムオー)
- Hubspot
- SAS Factory Miner
- Kairos3(カイロス3)
- Dr.Marketing(ドクターマーケティング)
- Adobe Marketing Cloud(アドビマーケティングクラウド)
- IBM Silverpop Engage
- IBM Unica Campaign
- Oracle Responsys Marketing Suite(オラクルレスポンシスマーケティングスイート)
- Relationship Manager
- Experian Cross-Channel Marketing Platform(エクスペリアンクロスチャネルマーケティングプラットフォーム)
- Infusionsoft
- LeadLander
- SALESmanago
- Act-On
- Ambassador Relations Tool(ART:アート)
- MAJIN
- マーケティングオートメーションツールを選ぶポイント
- 「B to B」向けか「B to C」向けか
- マーケティングオートメーションと相性のいいツール【参考】
- FORCAS
- GeAIne(ジーン)
- SALES BASE(セールスベース)
- マーケティングオートメーション 口コミ・評判
- 新着口コミ
- マーケティングオートメーションツール機能・価格比較表
- 料金比較表
- 効果を最大化させるための注意点と簡潔な運用手順
- 効果を最大化させるための注意点
- 簡潔な運用手順
- マーケティングオートメーションツールを有効活用しよう
- MAの人気記事ランキング
- ボクシルとは
マーケティングオートメーションとは
マーケティングオートメーションとはその名のとおり、マーケティングに関する「集客」や「販売促進」、「顧客管理」などの一連の業務を自動化・連動化させて行う取り組みを言います。
MAツールの機能
マーケティングオートメーションは、リード管理と呼ばれる見込み顧客管理の部分の多くを自動化し、マーケティング活動の手助けをするという役割を担っています。
具体的な機能としては、以下のようなものが挙げられます。
- リード管理
- リードジェネレーション
- アクセスログ収集
- 客観的な見込み度合いを数値化するスコアリング
- 見込み顧客を実際の購入に結び付けるリードナーチャリング
- メール配信
機能をさらに詳しく知りたい方はこちら。
MAツールのメリット
- キャンペーン効果のアップ
- 売り上げアップ
- 営業・マーケティングの連携強化
- 業務の負担軽減
メリットとしてはこの4つが主に見込めるでしょう。
ただし、マーケティングオートメーションツールは導入してすぐに効果の出るものではないため、長期目線での運用体制が必要となります。
しかもマーケティング自体を自動化するわけではなく、従来では不可能だったマーケティングをシナリオの設定により自動化できるツールであるため、そのシナリオ自体を考えるのはユーザー自身です。
以上の点に注意して目的や戦略を明確にしたうえで、特にマーケティングや販売戦略に関わる方は一度検討してみてると、とても頼もしいツールとなるかもしれません。
オンライン上のさまざまなチャネルでの活動が広がってきた昨今では、それぞれの活動を体系的に管理し、見える化・省力化させてくれるツールとして、ソフトウェア型やクラウド型で提供されています。
マーケティングオートメーションツール比較【厳選BtoB向け】
おすすめのマーケティングオートメーションツールについて比較していきます。
注目のMAツール(BtoB)、サービス資料まとめ

BtoB向けMAツールの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。顧客情報のスコアリングやキャンペーン施策、効果測定などさまざまな目的で導入されるMAツールの比較にお役立てください。サービス比較はこちら
BtoC向けのマーケティングオートメーションツールだけをより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
Pardot(パードット)
- 簡易で高度な見込み顧客のナーチャリング
- Sales Cloudとの連携による営業活動の加速化
- マーケティング活動の投資対効果の測定
- 月額150,000円~
Pardotは、BtoB向けのマーケティングオートメーションツールです。継続的に可能性の高い見込み顧客を発掘し、最適な営業担当者の割り当てられます。また、顧客一人ひとりに最適なメールを送信できるため、メール開封率を向上させることも可能です。
どのようなメールが効果あったのか、またどのページが売り上げに寄与しているのかなどを割り出すことで最も効果的なキャンペーンを行えるようになり、売り上げの向上が見込めます。
OracleMarketingCloud Eloqua
- 直感的に使えるキャンペーン作成画面
- ターゲットを捉える詳細なスコアリング機能
- 拡張性を備えたセキュリティ機能
- 料金要問い合わせ
OracleMarketingCloud Eloquaは、全世界で2,800社以上の企業が導入しているBtoB向けのマーケティングオートメーションツールです。
直感的に使えるキャンペーン作成画面で、高速PDCAを支援します。たとえば、ドラッグ&ドロップするだけで簡単に複雑なキャンペーンを設定できます。
また、膨大な顧客データをスコアリングすることで、マーケティング施策判断の高速化が実現できます。
拡張性を備えたセキュリティ機能も魅力的です。
SATORI
- リードジェネレーションに強い
- メール以外でも顧客を育成
- 未来の顧客を予測
- 初期費用100,000円~ 月額100,000円~
SATORIは、基本的なマーケティングオートメーションの機能を備えながら、DMPとして「集客」できる機能や、メールで届けられないユーザでも広告やポップアップで訴求する「メール以外でも顧客にメッセージを送れる」機能が特徴的なツールです。
シャノンマーケティングプラットフォーム
- マーケティングの成果を最大化する「ゴール機能」
- 顧客との接点を統合管理
- 伴走支援サービスあり
- 初期費用100,000円~ 利用料25,000円~
シャノンマーケティングプラットフォームは、マーケティング業務の自動化・効率化と統合的なデータ管理により、イベントやセミナーなどで戦略的なコミュニケーションを実現するクラウド型マーケティングオートメーションツールです。
マーケティング支援市場で7年連続シェアNo.1を獲得(ITR調べ)。管理された情報から、マーケティング・セミナー・バーチャルセミナー・イベントなどで見込み顧客・潜在顧客からの成長や効率的な提案営業を行えます。イベントなどの運営で必要になる申し込みフォームの作成や受講票発行も自動化。よりイベントやセミナーの内容、顧客とのコミュニケーションを重視できるようになります。
マルケト
- 休眠顧客の掘り起し・育成
- イベント名刺の迅速なMA活用
- 精度の高いターゲティングを実現
- 料金はユーザーにより変動
ただでさえ便利な機能を多くもつMarketoですが、さらに注目なのはその料金システムではないでしょうか。一般的には送信メールx送信回数などで計上されがちですが、Marketoは連絡先(メール、Facebook、Twitter、アドレスなど)が特定されているアカウント数で料金が変動します。つまり一人ひとりのお客さんに丁寧にアプローチができます。料金プランにまで配慮がしてあるとは恐れ入りますね。
【注目】Marketo(MA)×Sansan(名刺管理)でさらなる業務効率改善を!
クラウド名刺管理サービスのSansanはマーケティングオートメーションツールと連携させて運用することにより、業務効率を飛躍的に改善できます。特にMarketoはSansan自身が導入しているマーケティングオートメーションツールでもあるので、双方の親和性は折り紙つきです。
Marketoにリード情報がメールアドレス付きで入ってくると、その情報はまずCRMと同期されます。そして同時に、Sansanの名刺データの検索が始まります。
メールアドレスの一致する人がいれば、それがCRM上やメールで通知されます。すると、担当者がリードと自社の社員との「つながり」が確認でき、次の案件へとなりうるのです。
マーケティングオートメーションツール比較【厳選BtoC向け】
注目のMAツール(BtoC)、サービス資料まとめ

BtoC向けMAツールの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。メールマーケティングの自動化やWebコンテンツのカスタマイズなどさまざまな目的で導入されるMAツールの比較にお役立てください。サービス比較はこちら
b→dash(ビーダッシュ)
- 一元管理されたデータにいつでもアクセス
- b→dashひとつであらゆる機能を
- 直感的な操作でだれでも使える
- 料金要問い合わせ
b→dashの最大の特徴は、集客・販売促進・売上/顧客管理に至るマーケティングプロセス全体のデータを、1つのインターフェースで統合・管理・活用できることです。データがバラバラだから時間がかかることや、機能が限定的なためいくつものサービスを行ったり来たりすることがなくなります。一見複雑そうに聞こえますが、シンプルなUI/UXのおかげでだれでも扱えるようになっているマーケティングオートメーションツールです。
アクティブコア マーケティングクラウド
- DMP・分析・MA・レコメンドがこれひとつで
- AIによる自動最適化・業務効率化を実現
- 伴走型カスタマイズ・サポート
アクティブコア マーケティングクラウドは、ひとつの管理画面で分析・レコメンド・マーケティングオートメーションが完結できるBtoC向けのマーケティングオートメーションツールです。独自開発のAIによるレコメンド、および業務効率化によりマーケティングPDCAを高速化。利用者にあわせた機能やカスタマイズ、問い合わせや要望への即時対応など顧客に寄り添ったサポートが魅力です。
Probance(プロバンス)
- 多様で膨大なデータを活用
- 機械学習を搭載
- ブレインパッドの支援体制
Probanceでは、手軽に導入できるProbance Oneとより専門的なツールであるProbance Hyper Marketingの2種類が提供されています。移行はとても簡単なため、スモールスタートが可能なマーケティングオートメーションツールです。また、機械学習によって各ユーザーの傾向を読み取り、適切なタイミングと方法でアプローチできます。さらに、ベンダーの経験豊富なコンサルタントがサポートしてくれるので安心です。
カスタマーリングス
- 豊富な機能
- 直感的な操作性
- 充実のサポート
- 初期費用300,000円~ 月額98,000円~
カスタマーリングスは、BtoC向けのマーケティングオートメーションツールです。あらゆるデータ統合し、セグメント・分析・アクションまでを一気通貫で行えるので、顧客を可視化できます。CRMやメールマーケティングに必要なシステムや機能を一元化し、徹底的に自動化しているので成果につながるマーケティングを実現します。
プライベートDMP機能やBI機能、キャンペーンマネジメント機能など豊富な機能を搭載しているだけでなく、直観的に操作できるので、活用するために特殊なリテラシーを必要としないところが特徴です。また、専任の分析コンサルタントがつき、マーケティングをサポートしてくれるので日々の運用も問題なく行えます。
Aimstar
- ターゲティング機能を標準サポート
- 機械学習を搭載
- 分析・ターゲティングの再利用性が高い
- 初期費用0円~ 月額は要お問い合わせ
Aimstarは強力な分析・ターゲティング機能とマーケティングオートメーション基盤を持つツールです。さまざまなデータを一元管理でき、マーケターの知りたい結果をすぐに把握できます。機械学習を組み込んだ分析の自動化など強力な分析機能によりユーザーの負担を縮小させ、効果の高いキャンペーンを実現します。
簡単かつ高速にキャンペーンセグメントを作成・抽出できるクイックキャンペーン機能や業種別のシナリオテンプレートを提供しており、ライトユーザーからヘビーユーザーまで利用できるサービスです。
マーケティングオートメーションツール比較【定番】
Salesforce(セールスフォース)Marketing Cloud
- カスタマージャーニーの最適化
- 顧客理解を深める
- 顧客をカスタマージャーニーへ導く
- 月額150,000円~
Salesforce Marketing Cloudは、顧客データや行動データを一元化し、リアルタイムに組み合わせることで、メールやソーシャルメディア、SMS、LINEなど、あらゆるチャネルやデバイスを活用した顧客との“1対1”コミュニケーションを実現するツールです。
もともとはメール配信システムからスタートしたExactTargetの機能をフルに活用できるので、メール配信にも強みがあり、TOYOTAなど大手の導入実績も豊富です。
Oracle Marketing Cloud(オラクルマーケティングクラウド)
- 堅牢なセキュリティー
- 直感的なUI
- 大きなユーザーコミュニティー
- 料金はユーザーにより変動
Oracle Marketing Cloudは、多様なチャネルやメディアで蓄積された情報を統合的に管理できるツールです。ユーザーの属性や、購買意欲に基づくステージを見分け、最適なナーチャリングを行えます。ソーシャル・マーケティングに特化した機能もあり、ファン化するコンテンツの作成や、メディアへの投稿を自動管理できたり、リアルタイムな分析・レポーティングできたりします。
Cloud Circus(クラウドサーカス)
- BtoBに特化
- 専門知識なしの簡単運用
- オンラインもオフラインの活動もこれ1つで
- 初期費用は要問い合わせ 月額50,000円~
Cloud Circusは、過去1,400社以上Webコンサルティングを行った会社が作った、BtoB特化型デジタルマーケティングプラットフォームです。
マーケティングオートメーションツールの機能により、自社サイトへの訪問者を「特定の見込み顧客」として可視化できるようになるとともに、それらにアプローチをかけて見込み顧客を優良顧客に育成できます。
閲覧者管理(企業・個人)機能・フォーム管理機能・認証コンテンツ作成機能・メルマガ配信機能などの各機能が非常に充実しており、集客したリードの成約に至るまでのストーリーを「見える化」します。
Cloud CMO(クラウドシーエムオー)
- マーケティング活動をシンプルに
- BtoBマーケティングに必要な3ステップを1つに
- マーケティングに集中できる環境
- 初期費用100,000円~ 月額19,800円~
Cloud CMOは、「BtoB企業のサイト構築とコンテンツの更新」、「マーケティングパフォーマンスの評価」、「見込み顧客の集客・獲得・育成」の3つのステップを1つのツールで実現するマーケティングオートメーションツールです。コンテンツマーケティングとマーケティングオートメーションの組み合わせで、訪問者数増加、リードの獲得と育成、商談の創出、既存顧客のつなぎとめなどをトータルにサポートし、商談・売上の増加という目標を達成します。
Hubspot
Hubspotのキーワードはオールインワンマーケティングソフトウェアです。いままではそれぞれに対応するマーケティングツールを利用しなくてはならなかったのが、このHubspotなら見事に一つで収められます。さすが最大級のシェアを誇るツールです。
SAS Factory Miner
SAS Factory Minerはマーケティングオートメーションに特化したツールです。多数のセグメントにわたって何百もの予測モデルの構築と再学習を素早く容易に実行します。またセグメントごと最適なモデルを自動的に選べます。言い換えるとアマチュアでも扱いやすい高機能なサービスということですね。
Kairos3(カイロス3)
- マーケティングの実施から分析まで連動
- 簡単かつ直感的
- 月額たったの数千円から
- 初期費用10,000円~ 月額5,000円~
Kairos3は機能・操作性・価格を推しておりどれも魅力的です。中でも価格には驚愕です。初期費用10,000円から、月額5,000円からと破格の値段が目に飛び込んでくることでしょう。この価格でありながら十分な種類の機能と簡単な操作性だから言うことなしですね。
Dr.Marketing(ドクターマーケティング)
- 柔軟な機能のカスタマイズ
- 販促・営業活動を一括管理
- 容易なナーチャリング活動
- 初期費用150,000円~ 月額30,000円~
Dr.Marketingは、BtoBマーケティング向けのMAツールです。
ユーザーの用途に合わせて機能をカスタマイズできるので、柔軟で無駄のないプランを組めます。販促活動から営業活動まで一括で管理でき、BtoBマーケティングの基礎であるナーチャリングデータベースをしっかりと構築できるので、効率的に営業や販促活動を実行できます。
また、直感的に操作でき、すぐに使えるテンプレートやコンテンツを提供しているので、マーケティングオートメーションツールに詳しくない方でも簡単にナーチャリング活動ができます。
Adobe Marketing Cloud(アドビマーケティングクラウド)
- リアルタイムで顧客を多面的に観察
- ビックデータを利用したターゲティング
- フローチャートを用いて分析
Adobe Marketing Cloudの特長としてはマーケティングオートメーションであるAdobe Campaignをはじめ、8種類ものマーケティングソリューションが包括的に揃っていることです。これにより金融業界やハイテク業界を始め多くの業界人にとって使いやすいですよね。
IBM Silverpop Engage
IBM Silverpop Engageの強い点、それは2,000社以上という導入実績です。個人に対応するマーケティングオートメーションも母体になりうるデータが必要です。つまり2,000社以上という数値によってマーケティングの正確性が強化されているということです。
IBM Unica Campaign
IBM Unica Campaignは企業内のあらゆる場所にある多数の顧客データに同時にアクセスできる仕組み(UDI:Universal Dynamic Interconnect)を持っており、さまざまな顧客データから対象顧客の抽出が行えます。これによりさらに的確にマーケティングできます。
Oracle Responsys Marketing Suite(オラクルレスポンシスマーケティングスイート)
Oracle Responsys Marketing Suiteはリレーションマーケティングという手法を用いています。「売り込み」ではなく、「ユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス)」を提供するという発想に由来するものです。
eメールマーケティングを例に挙げると、従来の定期的なメルマガまがいは廃止。代わりに顧客のアクションにフィットしたメールサービスを始めました。
Relationship Manager
Relationship Managerはザ・チャネルブースターという機能をもっています。これはコールセンターやSFA、電子チャネルのような、特定チャネルで顧客とのコンタクトを実行するアプリケーションとは異なります。要はサービスを各チャネルのバックエンドに位置付け、それぞれのチャネルが「だれに対して、何を案内すべきか」を判断、分析するというものです。
Experian Cross-Channel Marketing Platform(エクスペリアンクロスチャネルマーケティングプラットフォーム)
(以下、CCMP)CCMPは日本独自の文化にコミットしたサービスといえるでしょう。絵文字・デコメ・空メール(ダブルオプトイン)、また夜間配信停止機能などなど。日本独自のニーズを吸収し、グローバル製品の弱点を補強しているユニークなサービスです。
Infusionsoft
Infusionsoftは親切なサービスです。サービス利用中にわからないことがあれば24時間いつでもオンラインヘルプを頼めます。初心者だからわからないけど仕事中の上司・同僚には聞きにくい・・・そんな方にとっては安心できるサービスなのではないでしょうか?
LeadLander
LeadLanderは赤を基調としたデザインとシンプルな機能が特徴的なサービス。14日間のお試し期間もあるのでそもそもマーケティングオートメーションを試用してみたいという人にもおすすめです。
SALESmanago
SALESmanagoの目玉はその料金制度といえます。簡単なeメールキャンペーンなどがセットで0円。えっというレベルですが事実です。もし簡単なものから始めたいと思うのならばぜひ、と言いたいところですが、肝心のマーケティングオートメーションが搭載されていません。しかしそれも$199~というから驚きです。
Act-On
「Infusionsoft」をさらに上回るかゆいところに手が届くサポートのAct-On。なんとサービス利用開始時から、あなたとあなたのチームにCustomer Success Manager(CSM)がついてくれます。この人たちはヘルプや初心者の教育、さらには企業の戦略方針についてまでアドバイスしてくれます。ただそれ相応の価格はするので注意しましょう。
Ambassador Relations Tool(ART:アート)
- 充実したメール・フォーム機能
- 顧客情報を分析してレポートも自動で生成
- NPSを利用してアンバサダーマーケティングを実現
- 初期費用0円~ 月額9,900円~
ARTは1万通/分の高速配信メールによりステップメール、シナリオメール、会員登録、業種別アンケートも簡単に実施、収集可能です。それにより顧客情報を管理し、RFM分析でのランク分けをして自動でレポートを作成してくれます。アンケートフォームを利用してNPSを計測し、アンバサダーマーケティングを実現します。
MAJIN
- 集客に強い
- クロスチャネル対応
- MAサポート体制が充実
- 初期費用100,000円~ 月額100,000円~
MAJINは、従来の販売促進に特化したマーケティングオートメーションでは難しかった、BtoC向けのマーケティングオートメーションツールです。既存カスタマーをファン化しロイヤルティを高められるだけでなく、購買意欲の高い新規ユーザーを集客することも可能になります。
また、集客・販売管理・販売促進などの機能をオールインワンで搭載していながら、月額10万円で利用できるという点も大変魅力的です。
マーケティングオートメーションツールを選ぶポイント
マーケティングオートメーションツールを選ぶ際のポイントとして、
2. 営業部門も使えるツールかどうか
3. SFAやCRMと連携できるかどうか
4. サポート体制が整っているかどうか
といったことがポイントに挙げられます。記事の後半では、マーケティングオートメーションの導入後の運用に関して取り上げているので興味があれば、ぜひチェックしてみてください。
「B to B」向けか「B to C」向けか
上記の3つのポイントに加えて、マーケティングオートメーションツールを選ぶ際には「B to B」向けのサービスか「B to C」向けのサービスかを考慮することをおすすめします。
「B to B」や「B to C」など、マーケティングのプロセスによって重要となるポイントも異なってきます。マーケティングオートメーションツールにはB to Bに特化したサービスや、B to Cに特化したサービス、どちらにも適したサービスなどさまざまなサービスがあるので自社に適したものを選びましょう。
下記のマーケティングオートメーションツールの選び方ガイドでは、選ぶ際のポイントだけでなく、マーケティングオートメーションツールを導入するメリットやデメリットなどといった情報を掲載しています。

マーケティングオートメーションと相性のいいツール【参考】
マーケティングオートメーションツールを活用して成果を上げるためには、顧客リストの作成・管理が重要です。
リードナーチャリングを行うためには、一定の顧客リスト数が必要で、リストの増加に伴い管理も煩雑になります。
以下では、リスト作成・管理を効率化するツールを紹介しています。
FORCAS
- 顧客データを自動で名寄せしデータクレンジングの手間を削減
- 企業の属性に合わせた独自のキャンペーンで商談獲得率を改善
- 有望な潜在顧客を発見し、インサイドセールスの生産性を向上
FORCASは、データ分析に基づいて有望な潜在顧客を発見し、戦略的なB2Bマーケティングを実現することを強力にサポートしてくれるツールです。いわゆるABM(アカウントベースドマーケティング)の実行をサポートし、詳細なデータ分析を根拠とした説得力のある顧客アプローチを実現してくれます。
また、マーケティングオートメーション(MA)やSFAとの連携により、より効率的なリードナーチャリングのサポートも可能になっています。
GeAIne(ジーン)
- 顧客候補をAIがレコメンド
- 問い合わせフォームへの自動入力
- 営業文章の自動最適化
- 料金はユーザーにより変動
GeAIneはAIが過去の発注傾向にマッチする企業を、新規営業リストから抽出し、おすすめ順に提示できるマーケティングオートメーションツールです。営業対象である企業ホームページの問い合わせフォームに対して、事前に用意した文章をシステムが自動入力するため、新規営業を行う時間を大幅に削減できます。これによりアポ単価〜4,000円を実現。
また、複数の営業文章を事前に用意することで、人工知能が自動で最適化し、顧客候補に響きやすく、アポがとれやすい営業文章を自動で判別してくれます。自動でその文章のパターンを使い続ける仕組みになっているので、文章の良し悪しといった効果測定も任せられます。
SALES BASE(セールスベース)
- リード獲得とナーチャリングに特化
- ホワイトリストからのリード創出が可能
- インサイドセールススタッフによるリードナーチャリング
- 初期費用0円~ 月額300,000円~
SALES BASEは、受注戦略を構築して高度なインサイドセールスプラットフォームを実現するマーケティングオートメーションツールです。リード獲得と見込み顧客の育成に特化したサービスになっています。ターゲットの抽出からBANT情報(予算・決裁権・必要性・導入時期)の蓄積、商談の設定をワンストップで実現できるので、質の高い商談を獲得できます。
営業活動に必要なプロセスをまとめてサポートしてくれるので、営業を分業化でき、営業担当者が受注活動に集中できます。これにより、コスト削減や受注率の向上を実現できるところが魅力です。
マーケティングオートメーション 口コミ・評判
ボクシルでは、各種サービスに関する利用者からの口コミも見られます。
それぞれのサービス比較・詳細ページで口コミを確認できるとともに、新着の口コミはサービス一覧ページからも比較しながら見ることが可能です。
新着口コミ
マーケティングオートメーションツール機能・価格比較表
本記事で紹介する各マーケティングオートメーションツールの機能と料金の比較表を掲載しています。HTMLメールに対応しているか、ステップメールができるかなどといったポイントがひと目でわかるようになっています。ぜひご活用ください。
また、ボクシルではマーケティングオートメーションツールのサービス資料を一括でダウンロードすることもできます!気になられた方は以下のリンクよりどうぞ!
Marketoは、マーケティングオートメーションに必要な機能を一通り備えています。
※比較表は2018年7月24日時点の情報です。
※海外製品は比較表には掲載していません。
リードスコアリング | ランディングページ作成 | ABテスト | SEO | UIの日本語対応 | |
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Pardot | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
シャノンマーケティングプラットフォーム | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
SATORI | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
Marketo | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
b→dash | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
MAJIN | ○ | × | ○ | × | ○ |
Probance | - | - | ○ | - | ○ |
カスタマーリングス | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
Aimstar | ○ | ○ | ○ | - | ○ |
OracleMarketingCloud Eloqua | ○ | ○ | ○ | - | ○ |
GeAIne | - | - | - | - | ○ |
ART | ○ | - | ○ | - | ○ |
SalesforceMarketing Cloud | ○ | ○ | ○ | - | ○ |
Oracle Marketing Cloud | ○ | - | ○ | - | ○ |
Cloud Circus | - | ○ | - | ○ | ○ |
Cloud CMO | - | ○ | - | ○ | ○ |
SALES BASE | × | × | × | × | × |
Kairos3 | ○ | × | × | × | ○ |
Dr.Marketing | ○ | - | - | - | ○ |
Adobe Marketing Cloud | ○ | × | × | × | ○ |
IBM Silverpop Engage | ○ | ○ | × | - | ○ |
IBM Unica Campaign | ○ | × | × | × | ○ |
Hubspot | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
Oracle Responsys Marketing Suite | ○ | × | ○ | × | ○ |
SAS Factory Miner | - | - | - | - | ○ |
Experian Cross-Channel Marketing Platform | ○ | × | × | × | ○ |
料金比較表
MAJINは無料プランがあるため、とりあえず導入してみたいという方にもおすすめです。
※比較表は2018年7月24日時点の情報です。
※海外製品は比較表には掲載していません。
初期費用 | 利用料 | 月額/ユーザー | 無料お試し期間あり | 無料プランあり | |
---|---|---|---|---|---|
Pardot | 0円 | 150,000円 | - | × | × |
シャノンマーケティングプラットフォーム | 100,000円~ | 100,000円~ | - | × | × |
SATORI | 100,000円 | 100,000円 | - | ○ | ○ |
Marketo | - | - | - | × | × |
b→dash | - | - | - | - | × |
MAJIN | 100,000円 | 100,000円~ | - | ○ | ○ |
Probance | 0円 | 83,000円(月額) | - | - | - |
カスタマーリングス | 300,000円 | 98,000円~ | - | - | - |
Aimstar | 0円~ | - | - | ○ | - |
OracleMarketingCloud Eloqua | ○ | ○ | - | - | ○ |
GeAIne | 0円~ | - | - | ○ | - |
ART | - | - | ○ | - | ○ |
GeAIne | 0円~ | - | - | ○ | - |
SalesforceMarketing Cloud | 0円 | 150,000円 | - | × | × |
Oracle Marketing Cloud | - | - | - | - | - |
Cloud Circus | - | 50,000円(月額) | - | - | - |
Cloud CMO | - | - | - | - | - |
SALES BASE | 0円 | 300,000円 | - | × | × |
Kairos3 | 10,000円 | 5,000円 | - | - | × |
Dr.Marketing | 150,000円 | 30,000円~ | - | × | × |
Adobe Marketing Cloud | - | - | - | - | - |
IBM Silverpop Engage | 2,000,000円 | 500,000円 | - | - | - |
IBM Unica Campaign | - | - | - | - | - |
Oracle Responsys Marketing Suite | - | - | - | - | - |
Hubspot | - | - | 0円 | ○ | × |
SAS Factory Miner | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | - | - |
Experian Cross-Channel Marketing Platform | - | - | - | - | - |
効果を最大化させるための注意点と簡潔な運用手順
マーケティングオートメーションは円滑に運用できれば以下のような成果を挙げられます。
- 3か月でリード獲得が14倍に(会社名:ギブリー)
- 見込み顧客発掘・育成で、問い合わせ数が3倍に(会社名:マックスヒルズ)
効果を最大化させるために必要なポイントの一部と手順を紹介します。ぜひ導入を検討されている方はチェックしてみてください。
また、マーケティングオートメーションの導入方法について困っている、詳しく知りたいという方は以下の記事をぜひ参考にしてください。どのように導入すれば成功できるかをより詳しく解説しています。
効果を最大化させるための注意点
マーケティング部門だけで運用しない
見込み客を増やせても最終的に契約に至らなければ結果に結びつきません。契約のためには営業の知識が必要です。
マーケティング部門だけで完結せず、見込み顧客獲得のために他部門との連携をしましょう。
スコアリング結果を過信しない
スコアリング結果はスコアリング設定で簡単に変わるため鵜呑みにするのは危険です。長期の運用で蓄積されたノウハウが必要で、運用当初は特にスコアリング結果をそのまま信じることはせず、PDCAを回すことが必要になります。
簡潔な運用手順
STEP1:目的と目標の明確化
対象とする顧客、伝えたい情報とその伝え方、さらに受注までの流れを明確化しましょう。数値化できているとさらにいいです。
STEP2:他部門との共有・連携
ツール運用には、マーケティング部門だけでなく営業部門などとの連携が必要です。他の連携する部門とSTEP1の共有と他部門の意見の反映を行いましょう。
STEP3:ツール選び
STEP1とSTEP2をもとにツールを選びましょう。ぜひ本記事で比較した選び方や以下のガイドを参考にしてみてください。
STEP4:コンテンツ制作と配信
実際に運用が始まって、STEP1とSTEP2で決めたようにコンテンツ制作と配信を行いましょう。
STEP5:結果分析とPDCA
施策の分析を行い、結果の原因を明らかにします。そしてPDCAを回してさらに良い結果が出るように改善しましょう。サポートが必要な場合はベンダーに頼ってみてください。
マーケティングオートメーションツールを有効活用しよう
マーケティングオートメーションツールをまとめさせていただきました。単純作業を機会に任せることで生産性は飛躍的にアップです。ぜひ積極的に導入をご検討ください。
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ボクシルとは
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