MAツールのシェア・市場規模を解説!一番選ばれている人気サービスは?

目次を閉じる
MAツールの市場規模
株式会社富士キメラ総研が2022年に発表したレポート※1によると、MAツールの市場規模は2021年度時点で約151億円という調査結果が出ています。
2026年度には約244億円規模に成長するようです。
※1 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
MAツール市場の成長率は?
同レポートによると、MAツール市場は毎年10.1%程度成長を続けると予測されています※2。
MAツール市場の成長の要因としては、マーケティング部門の業務効率化、より高度なマーケティングを実現するため導入が進められてきました。
とくにコロナ禍では対面での営業活動が制限され、デジタルマーケティングの活用が急務になり、市場は好調に推移しました。
※2 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
MAツールのシェア率
BOXILが実施したMAツールの利用ユーザー50人を対象にしたアンケート※3によると、MAツールのシェア率は、Marketing Cloud Account Engagementが26%でトップでした。次点でSATORIが16%、Adobe Marketо Engageが14%と続いています。
※3 集計期間 2022年3月10日〜4月28日 「会社で利用経験のあるMAツールに関する簡単なアンケート」をもとにスマートキャンプで集計
シェア率とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック
シェア率だけでなく、各サービスの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。MAツールのランキングもあわせて参考にしてください。

ここからは、シェア率の高いサービスはなぜ選ばれているのか、アンケートで得た回答をもとに解説していきます。
Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) - 株式会社セールスフォース・ジャパン
- リードスコアリング/ナーチャリングを高度に実現
- 投資対効果の測定が可能
- カスタマイズの自由度が高く各社の事情に合わせて帳票を作成しやすい
Marketing Cloud Account Engagementが選ばれている理由としては、特に充実した機能が挙げられます。すでに導入しているシステムとの連携に必要な機能が他のサービスと比較して一番多く揃っており、操作方法が比較的簡単であることが評価につながっています。
その他にも、実際にトライアルで使ってみた際に各機能がわかりやすく、シンプルな操作性で誰が使っても使いやすい点を評価する口コミが数多く見られました。
- ディスプレイ広告、Webサイトのパーソナライズやチャットを通した顧客接点を確保
- 顧客育成のための充実した機能
- LTV(顧客生涯価値)の最大化に貢献
SATORIが選ばれている理由としては、特に費用の安さが挙げられます。使用頻度の高い機能に絞って設計されているうえに、導入しやすい金額設定により費用を抑えられることが評価につながっています。
その他にも、リードの管理をしやすいことによる機能が充実しており、管理しやすいことでリードを増やす施策につなげやすい点を評価する口コミが数多く見られました。
Adobe Marketo Engage - アドビ株式会社
- 属性に合わせた精度の高いマーケティング施策の効果検証や改善が可能
- 日本企業向けのマニュアルやコミュニティ
- SalesforceやMicrosoft Dynamics 365などとの連携に強い
Adobe Marketo Engageが選ばれている理由としては、特に充実した機能が挙げられます。社内で必要な部分への連携を簡単に行え、必要な機能が十分に備わっておりデータ連携やデータ活用の観点から使い勝手の良さが評価につながっています。
その他にも、操作性や作業画面の見やすさ、UI・UXの観点から使いやすさを評価する口コミが数多く見られました。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
MAツールを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。

