【比較表あり】MAツールおすすめ比較!価格・機能・口コミ評判

日本におけるマーケティングオートメーション黎明期から導入・活用支援に携わり、規模・業種を問わず200社近くのコンサルティング実績を有する。
※MAツールの導入メリットや選び方、注意点の箇所のみ監修
マーケティングの効率化ではなく、営業支援や顧客管理を効率化したい方は「SFA」や「CRM」、Web接客に力を入れて顧客満足度を高めたい場合は「Web接客ツール」がおすすめです。
MAツールは製品ごとに機能や得意分野が大きく異なり、検討するだけでも一手間です。BOXILは、数あるMAツールの料金や機能を比較し、おすすめのサービスをBtoB向けとBtoC向けで分けました。
MAツールの導入を検討している方は、ぜひ無料でダウンロードできるサービス資料とダウンロード特典の料金・機能の比較表を利用ください。

おすすめMAツール(BtoB)の資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。資料請求特典の比較表では、価格や細かい機能、連携サービスなど、代表的なMAツール(BtoB)を含むサービスを徹底比較しています。ぜひMAツール(BtoB)を比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
目次を開く
MAツールの比較表
本記事で紹介しているおすすめMAツール含む20サービス以上の料金や機能を比較表にまとめました。
サービス名 | HubSpot | b→dash | Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) | Adobe Marketo Engage | SATORI | Kairos3 | ホットプロファイル | BowNow by Cloud CIRCUS | サスケLead | BALES CLOUD | Oracle Eloqua | いえらぶ顧客管理システム | hachidori plus | ![]() Oracle Marketing Cloud | GoQMieruca | Campaign Studio(キャンペーンスタジオ) | ![]() Dr.Marketing | Zoho CRM Plus | ![]() HCL Unica(旧:HCL Campaign) | nosy |
ユーザーレビュー | 4.2 | 4.24 | 3.99 | 3.97 | 3.94 | 4.23 | 4.5 | 4.0 | 4.0 | 4.08 | 4.1 | 4.25 | 4.13 | 4.2 | 4.33 | 3.67 | 3.5 | 4.0 | 3.0 | 0.0 |
初期費用 | 0円(税抜)〜 | 300,000円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 150,000円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | 200,000円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | 300,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | |||||||||||
月額費用 | 6,000円(税抜)〜 | 150,000円(税抜)〜 | 148,000円(税抜)〜 | 15,000円(税抜)〜 | 75,000円(税抜)〜 | 12,000円(税抜)〜 | 50,000円(税込)〜 | 50,000円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | 50,000円(税抜)〜 | 150,000円(税抜)〜 | 6,840円(税抜)〜 | 50,000円(税抜)〜 | |||||||
無料プラン | ||||||||||||||||||||
無料トライアル | ||||||||||||||||||||
課金ベース |
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資料請求の特典でダウンロードできる比較表では、上記の項目+細かい機能や連携サービス、サポート体制など、30項目以上で比較した完全版の比較表を無料でプレゼントしています。
>>BtoC向けMAツールのおすすめサービスや比較表が見たい方はこちら
おすすめMAツール
BtoB向けやBtoC向け、無料で利用できるサービスなど、各項目でおすすめのMAツールを紹介します。評判・口コミの評価が高いサービスを厳選しました。
BtoB向けのおすすめサービス
BtoB向けのMAツールを検討する場合は、営業支援機能も搭載しているかを選定の軸として選ぶと良いです。BtoBの場合は、見込み顧客を発見した際に、電話や商談などの営業アプローチが基本になります。
次のサービスはSales Cloudとの連携で営業活動も効率化できます。
Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) - 株式会社セールスフォース・ジャパン
- 簡易で高度な見込み顧客のナーチャリング
- Sales Cloudとの連携による営業活動の加速化
- マーケティング活動の投資対効果の測定
Marketing Cloud Account Engagementの評判・口コミ


BtoC向けのおすすめサービス
BtoC向けのMAツールを検討する場合は、管理できるリード数やアプローチ手段の豊富さを選定の軸にするとよいです。BtoBと違いBtoCは対応するリード数が多くなり、アプローチ手段も幅広くなります。
次のサービスはリードの管理やアプローチ手段が豊富のためBtoC向けのサービスを探している企業におすすめです。
Adobe Marketo Engage - アドビ株式会社
- あらゆる面において「最適」な顧客体験を構築
- マーケティング活動を計画・測定・最適化
- コーディングといったITスキル不要
Adobe Marketo Engageの評判・口コミ
- 顧客にあわせた内容のメッセージを自動配信
- メールやLINEなどの複数の配信形態に対応
- ホームページやLPにも簡単に設置できる「おもてなしフォーム」
MOTENASUの評判・口コミ

中小企業におすすめのサービス
中小企業向けのMAツールを検討する場合は、自社の企業規模や働き方に合っているかを選定の軸にすると良いです。
おすすめのMAツールは次の条件を満たしたサービスです。
- 利用料金が安く費用を抑えられる
- 無料トライアル・無料プランで使用感を試せる
- クラウド型で簡単に導入・運用できる
- 従業員数1〜500名程度の企業での豊富な導入実績がある
- 基本的な機能はすべて搭載しており簡単に扱える
次のサービスは上記条件を満たしています。
- 見込み顧客の獲得に強みを持つMAツール
- DMPでの集客や広告、ポップアップなどメール以外の訴求が豊富
- 手厚いサポート体制で使い方や設定方法をサポート
SATORIの評判・口コミ

無料のおすすめサービス
無料サービスで検討する場合は、利用できる人数や利用できる機能、サポートは受けられるかを選定の軸として選ぶと良いです。無料のMAツールは上記の内容で利用制限があるので、なるべく自社の導入基準に合ったサービスを選びましょう。
BowNow by Cloud CIRCUS - クラウドサーカス株式会社
- 複雑な設定は不要、すぐに運用できる
- シンプルな設計で「使いこなせる」を実現
- 必要な機能を選んで課金する料金体系
BowNow by Cloud CIRCUSの評判・口コミ

「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、数あるMAツールの中からおすすめサービスをピックアップしました。さらに、各サービスの料金・機能をまとめた『比較表』もプレゼント!導入前の下調べにぜひお役立てください。
【BtoB向けMAツールの資料はこちら】

※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
【BtoC向けMAツールの資料はこちら】

※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
MAツールの失敗しない選び方
MAツールの選び方で迷わないよう、自社に合ったツールを探せる手順をまとめました。
1.必要な機能を洗い出す
MAツールシステムを選ぶ際は、自社に必要な機能の要件を洗い出してから比較するのがおすすめです。次のリストを使って洗い出しておきましょう。
確認方法 | 内容 |
---|---|
顧客の傾向や属性の分析ができているか確認する | 顧客の傾向や属性を分析することで、検討する施策を明確化できます。顧客分析が十分にできていない企業は、顧客を属性ごとに分析できる機能を搭載したシステム導入を検討しましょう。 |
顧客の優先度を付けられているか確認する | 見込み顧客の属性や行動を評価できるサービスなら、自社との相性やアプローチ優先度を数値化できます。 |
ランディングページや登録フォームの作成をする機会があるか確認する | ランディングページや登録フォームの作成、編集の作業を効率化できる機能を搭載したサービスもあります。 |
フォームやバナーのコンテンツの効果検証を行っているか確認する | フォームやバナーのコンテンツをABテストできるサービスなら、効果検証を効率的に行えます。 |
作成しているページがWeb検索で上位表示を取れているか確認する | SEO対応の機能を搭載したサービスなら、Web検索で上位表示されるように、サイトの改善提案やキーワードランキングを提示してくれます。 |
広告活動を行う機会があるか確認する | 広告管理の機能を搭載したサービスがあります。広告の管理や効果検証を行う機会があるか確認しましょう。 |
メールマーケティングを行う機会があるか確認する | メール作成・管理のサポートや幅広い配信方法など、メール業務を効率化する機能を搭載したサービスもあります。メール作成や送信業務の機会が多いか確認しましょう。 |
TwitterやFacebookなどのSNSを活用しているか確認する | TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSと連携できるサービスもあります。SNSを活用している場合は、自社で運用しているSNSが連携できるかを確認しましょう。 |
予算や売上の管理をチームで行う機会があるか確認する | チームでマーケティング・広告などの予算管理や、売上のパフォーマンスを分析する機会がある場合は、予算管理やROI分析を行えるサービスを検討しましょう。 |
MA(マーケティングオートメーション)ツールを選ぶ際に重要なのは、導入目的に合っているか、重点的に取り組みたい施策に役立つ機能が搭載されているかです。
たとえば、MAツールを導入して顧客の高度な分析がしたいのであれば、Webサイトのアクセス履歴やダウンロードした資料の把握、ページの閲覧時間などの機能を搭載したサービスがおすすめです。
質の高い商談を増やしたいのであれば、見込み顧客の行動を数値で可視化できるスコアリング機能を搭載したサービスを利用するとよいでしょう。

シンプルでわかりやすい設定が可能でも、施策のバリエーションが限られる場合や、逆に、柔軟性高い施策が実施可能でも、その分設定者にとっては高いスキルレベルを求められる場合もあります。
期待するゴールだけでなく、推進体制を念頭に入れると、MAツール利用開始時のスキルギャップがなく、スムーズに立ち上がりやすいです。
2.社内で使用しているCRMやSFAシステムを調べる
MAツールは、CRM(顧客関係管理システム)やSFA(営業支援システム)と連携することで、より効果的に運用できます。
MAツールにはCRMやSFAとの連携に対応しているサービスもあるので、自社で導入しているシステムがある場合は、そのシステムと連携対応しているか確認しましょう。
確認方法 | 内容 |
---|---|
現在利用している営業支援やマーケティング関連のシステムを確認する | SFAやCRMなど、MAツールと関連するシステムは、どのツールを使用しているか確認しましょう。 |
連携方法を確認する | Excel・CSV読み込みやAPI連携など、サービスによって連携の仕方は異なるので、あらかじめ連携方法を調べておきましょう。 |
3.予算を決める
MAツールの料金相場は月額5〜18万円です。機能やサービス内容の充実度によって料金が変わります。MAツールの導入に使える予算を確認しておきましょう。
※料金相場は本記事に掲載しているツールの料金を参考にしています。
確認方法 | 内容 |
---|---|
MAツールの導入に使用できる予算を確認する | MAツールの料金相場を把握し、導入に使用できる予算を確認しましょう。 |
4.要件に合う企業へ資料請求する
これまで確認した内容を踏まえて、ボクシルの比較表で要件に合うMAツールを探しましょう。
確認方法 | 内容 |
---|---|
機能の要件を満たすサービスはあるか確認する | 各サービスの特徴や搭載機能を確認し、条件に合うシステムを探します。なければ必要な機能を見直しましょう。 |
連携の要件を満たすサービスはあるか確認する | 利用しているシステムと連携できるサービスを確認し、条件に合うシステムを探します。 |
予算内で導入できるか確認する | 機能、連携の要件を満たすツールの料金を確認し、条件に合うシステムを探します。予算を超えてしまう場合は、予算の調整か各種機能、連携の必要性を再度検討しましょう。 |
要件に合うサービスの資料請求をする | 各要件を満たすツールの口コミ評価の投稿と点数を確認し、要件に合うサービスの資料請求をしましょう。 |
試験導入するサービスを数社に絞り込む | 資料の内容であらためて要件と合っているのかを確認し、試験導入するサービスを数社に絞り込みましょう。 |
5.試験導入で社内評価を確認し、本導入するサービスを決める
絞り込んだサービスを試験導入し、実際の使用感を確かめてください。従業員からの評価もあわせて確認し、本導入するサービスを選定しましょう。
確認方法 | 内容 |
---|---|
絞り込んだサービスを試験導入して使用感を確認する | 資料請求したサービスのトライアルに申し込み、実際に社内で使ってみましょう。 |
従業員からの評価は高いか確認する | 分析や効果検証は簡単にできたかをヒアリングしましょう。 |
本導入するツールを決める | 従業員の評価に問題がなければ公式サイトに問い合わせて導入手続きを進めましょう。 |
MAツール一覧
個別で紹介できなかったおすすめのMAツールを一覧で紹介します。
Salesforce Marketing Cloud - 株式会社セールスフォース・ジャパン
- カスタマージャーニーの最適化
- TOYOTAといった大手の導入実績あり
- メール配信にも強い
- データ分析と施策改善をサポートするMAツール
- 分析をもとに、課題や施策などの方針を立案
- メールやLINE、DMなど複数チャネルと連携可能
- 顧客データを自動で名寄せしデータクレンジングの手間を削減
- 企業の属性に合わせた独自のキャンペーンで商談獲得率を改善
- 有望な潜在顧客を発見し、インサイドセールスの生産性を向上
- 一括配信したメールの開封やクリックなどを検知/通知
- CTIツールとの連携で接続状況や通話時間の記録を自動化
- コール、メールの結果を蓄積し定量分析できるアナリティクス機能
Marigold Engage+ - チーターデジタル株式会社
- 1つのプラットフォームで情報を管理
- 直感的な操作でマーケティングを支援
- 1対1でやりとりするための機能あり
いえらぶ顧客管理システム - ㈱いえらぶGROUP
- 顧客情報に応じた追客メールを自動配信
- 顧客の対応優先度を可視化
- 反響率、来店率など段階ごとに追客分析し可視化
- 世界のB2Cトップブランドをはじめとする1,500社以上※で導入実績
- チャネルを横断したデータ共有で顧客一人ひとりをリアルタイム分析
- 顧客情報に応じたパーソナルメッセージをメールやプッシュ通知などで配信
※ボクシル掲載資料参照(2023年5月閲覧)
Zoho CRM Plus - ゾーホージャパン株式会社
- 顧客データやMA施策、データ分析を一元管理できるオールインワンパッケージ
- CRMやWebトラッキング、メール配信、SNSマーケティングなどを統合
- 蓄積データをもとに顧客へのアプローチやサポートを最適化
- 小売、EC業界に特化したCDP・BI・MA/AI統合型ツール
- 配信コンテンツの作成、配信時間やチャネル最適化などをAIがサポート
- ノンコーディングで運用できるシナリオ、コンテンツ画面
AIQUA - Appier Group株式会社
- サイト上のコンテンツブロックをコーディングなしで構築可能
- 多くのマーケティングチャネルのパーソナライズをAIがサポート
- WebプッシュやEDM、SMS、LINEなどで顧客関係を構築
- 顧客をグループ化し、メッセージ配信を効率化
- 複数の配信ツールを管理画面上で編集、実行
- 開封状況やクリック有無など配信結果を確認可能
Engage Cros - エンバーポイント株式会社
- 配信性能4,100万通/1時間の業界シェアNo.1メール配信ツールを搭載※
- メール、アプリ、SMS、LINEなどのチャネルに対応
- 顧客、店舗などのマスタ情報やEC購買データを統合しセグメント可能
※ボクシル掲載資料参照(2023年5月閲覧)
SHANON MARKETING PLATFORM - 株式会社シャノン
- リード獲得から購買意欲の向上までワンストップで実施可能
- すべての過去接点や企業情報を紐づけ複数条件でリードをセグメント化
- シナリオ機能で定型業務とコミュニケーション業務を同時に自動化
- 一元管理されたデータにいつでもアクセス
- b→dashひとつであらゆる機能を
- 直感的な操作でだれでも使える
ferret One MA - 株式会社ベーシック
- BtoBマーケティングに特化した専門知識不要のCMS一体型MAツール
- 個別の行動履歴の確認やホットリードの抽出が可能
- BtoB施策で確実に使う機能を集約し運用の煩雑化を防止
カスタマーリングス - 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
- 導入企業累計700社以上※、継続率99.1%※の実績
- Web接客やメール、LINE、アンケートなどでのアクションを一元管理
- クリック操作で利用できるBtoC、EC業界で利用頻度の高い分析テンプレート
※カスタマーリングス公式サイトより(2023年3月閲覧)
AnyChat - AnyMind Japan株式会社
- ECサイトとLINEを連携し顧客情報にあわせてチャットでアプローチ
- ボットによるFAQ自動化に対応
- 中国やインドなど世界13か国※への越境ECも支援
※AnyChat公式サイトより(2023年5月閲覧)
Mobile Marketing Cloud(MMC) - CM.com Japan株式会社
- 取得済みの顧客情報をLP内に自動反映
- ドラッグ&ドロップでLPをターゲットごとに作成可能
- メールとSMSによるステップメールを条件設定で自動化
- 行動履歴と関連したリードのスコアリング
- 自社に対する行動の情報が蓄積される
- メール配信機能を搭載
- LINE公式アカウントにAIチャットボットを搭載
- 流入経路やコンバージョン率を可視化
- CRMやSFAツールなどの外部システムと連携可能
Synergy! - シナジーマーケティング株式会社
- 低コストで顧客管理システムを導入したい企業におすすめ
- 必要な機能のみを選んで導入
- メールやフォームなどから顧客データを作るCRM機能
おすすめのMAツール導入支援サービス
選び方やおすすめサービスを見ても、自社に適したMAツールか判断が難しい場合は、導入支援サービスの利用がおすすめです。
導入支援サービスでは、マーケティングの課題をヒアリングし、課題に対応できるMAツールを提案してくれます。
Neutral Works(ニュートラルワークス)
- HubSpot Solutions Partnerプログラムの認定パートナーであり、MAに関する知見が豊富
- 導入後の運用代行まで、課題に応じたオーダーメイドのプラン
- 効果最大化のためのコンテンツ作成やサイト改善もご相談可
Neutral WorksのMA導入支援・運用代行サービスはこちら
「BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023」の受賞サービス
「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」が毎年3月4日を「SaaSの日(サースの日)」と定め、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。
今回の「BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023」は、2022年7月1日から2023年6月30日までの1年間で新たに投稿された口コミ約17,000件を審査対象としており、計289サービスに、ユーザーから支持されるサービスの証としてバッジを付与しました。
Kairos3 | SATORI |
Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) | HubSpot |
【Good Service】:「BOXIL SaaS」上に投稿された口コミを対象に、各カテゴリで総得点の高いサービスに対してスマートキャンプから与えられる称号です。
料金の妥当性No.1 | HubSpot |
初期設定の容易さNo.1 | HubSpot |
サポートの品質No.1 | HubSpot |
営業担当の印象No.1 | HubSpot |
サービスの安定性No.1 | HubSpot |
機能満足度No.1 | HubSpot |
カスタマイズ性No.1 | HubSpot |
お役立ち度No.1 | HubSpot |
使いやすさNo.1 | Kairos3 |
【口コミ項目別No.1】:「BOXIL SaaS」上に投稿された「口コミによるサービス評価」9項目を対象に、各カテゴリ、各項目において一定の基準を満たしたうえで、最も高い平均点を獲得したサービスに対して、スマートキャンプから与えられる称号です。
>>BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023の詳細はこちら
MAツールとは
MAツールとは、マーケティングに関する「集客」や「販売促進」、「顧客管理」などの一連の業務を自動化・連動化させて行う取り組みを支援するツールです。
MAツールは顧客接点のツールとして、CRMやSFAなどの他のツールと連携でき、さまざまなデータに基づいて、顧客への最適な働きかけをデジタルで行えます。
MA(マーケティングオートメーション)は、人的ミスの軽減や情報管理の迅速化が期待されていることから、大きな注目を集めています。2014年ごろから流行りはじめ、2015年のトレンドキーワードとして選出されるほど話題となっています。
オンライン上のさまざまなチャネルでの活動が広がってきた昨今では、それぞれの活動を体系的に管理し、見える化・省力化させてくれるツールとして、ソフトウェア型やクラウド型で提供されています。
MAツールの機能
MAツールでは大きく分けて次の4つの内容を行えます。
機能 | 詳細 |
---|---|
リード獲得 | リード獲得では、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSを利用した発信、セミナーやメルマガ案内のフォーム作成、API連携などの機能があります。 |
育成 | レコメンド機能やステップメールの配信、HTMLメールの作成が可能です。 |
分類 | 見込み顧客の行動をトラッキングするアクセスログ習得機能や、行動履歴から見込み度をスコアリングする機能などがあります。 |
分析 | 見込み顧客へ行う行動のシナリオ設計、メルマガの配信結果やWebサイトへの流入を確認するコンテンツ分析機能があります。 |
具体的なMAツールの機能を一覧で紹介します
機能 | 詳細 |
---|---|
セグメンテーション | 顧客を属性ごとにグルーピングできる |
動的セグメンテーション | プロファイル、アカウント、およびアクティビティ・データに基づいて、セグメンテーションの作成や自動更新ができる |
スコアリング | 見込み顧客の属性や行動を評価して、自社との相性やアプローチ優先度を数値化できる |
サイト行動トラッキング | サイトを訪れたユーザーのネット上での行動を記録・追跡する |
ランディングページ作成 | ランディングページの作成や編集ができる |
登録フォーム作成 | 登録フォームの入力画面や確認画面、送信完了画面の作成や編集ができる |
ダイナミックコンテンツ | 顧客ごとに表示するコンテンツを動的に切り替える |
ABテスト | フォームやバナーのコンテンツをABテストできる |
SEO対応 | Web検索で上位表示されるように、サイトの改善提案やキーワードランキングを提示してくれる |
広告管理 | 広告費用や成果を管理できる |
HTMLメール作成 | HTML形式のメールを作成できる |
メール文面の制作支援 | 過去のメールや顧客データから、送信するメールの文面制作を支援してくる |
パーソナライズ | 受信者の「年齢」や「性別」といった属性情報にあわせて、メールコンテンツを最適な内容にカスタマイズできる |
セグメントをきったメール配信 | 属性情報や行動履歴によってメール配信対象を絞り込んで配信する |
スケジュールベースのメール送信 | メールを送信する日付と時刻をスケジュール設定できる |
トリガーベースのメール送信 | メール開封やURLクリックなど、ユーザーが行動を起こすことになったきっかけベースでメールを送信できる |
ステップメール作成 | スケジュールに沿ってメールを順次配信できる |
シナリオ設計 | 顧客が購入に至るまでの行動を想定したシナリオの作成、設計ができる |
メール配信の結果管理 | 配信したメールの開封率やコンテンツ(中身)のクリックなどを管理したり、レポート作成できたりする |
SNS連携 | X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSと連携できる |
ソーシャルリスニング | SNSやWebサイトの情報収集、分析ができる |
ソーシャルメディア投稿 | 連携しているソーシャルメディアで、コンテンツの投稿や自動シェアができる |
キャンペーン管理 | キャンペーンの作成や管理ができる |
予算管理 | マーケティング、広告などの予算を管理できる |
レポーティング | リード件数や推移などをレポート分析できる |
ROI分析 | 全体的な売上のパフォーマンスを分析できる |
ワークフロー | 顧客リストごとに条件分岐したキャンペーンを実施できる |
ユーザー管理 | MAツールを利用するユーザーを管理できる |
MAツール導入を検討する際は、まず自社に必要な機能を明確にし、当てはまるサービスをいくつか選定してから料金プランや特徴で比較するとよいです。
また、各サービスによって搭載している機能は異なるので、導入前に必ず検討しているサービスの機能は確認しておきましょう。

メール配信施策を中心としているか、セミナー・ウェビナーなどの管理も積極的に行うのかなど、取り組みたい施策もいろいろとあるかと思います。
機能そのものはあっても、ツールによって得意とする領域が異なるので、過去施策の再利用可能か、運用効率や今後の発展性はどうかなど、自社に適しているか確認しておくと良いです。
MAツールでできること・導入するメリット
MA(マーケティングオートメーション)ツールでは、大きく分けて「マーケティング施策の効率化」と「顧客ロイヤルティの向上」の2つを実現できます。それぞれのメリットは次のとおりです。
【マーケティング施策の効率化】
- キャンペーン効果のアップ
- 売り上げアップ
- 営業・マーケティングの連携強化
【顧客ロイヤルティの向上】
- カスタマーサクセスによる顧客満足度の向上
- 顧客との関係性維持によるエンゲージメントの向上
また、上記の他にも、MAツールを利用することで企業のメッセージやストーリーを顧客に伝えられ、企業イメージを正しく理解してもらえるメリットもあります。
ただし、MAツールは導入してすぐに効果の出るものではないため、長期目線での運用体制が必要となります。マーケティング自体を自動化するわけではなく、従来では不可能だったマーケティングをシナリオの設定により自動化できるツールであるため、そのシナリオ自体を考えるのはユーザー自身です。
上記の点に注意して目的や戦略を明確にしたうえで、特にマーケティングや販売戦略に関わる方は一度検討してみてると、とても頼もしいツールとなるかもしれません。
MAツールの口コミ数ランキング
BOXILでまとめているMAツールのレビュー数のランキングを紹介します。サービス選びの参考にしてみてください。
順位 | サービス名 | 料金プラン | 説明文 |
---|---|---|---|
1位 | ![]() | 5,400円-/月 | HubSpot(ハブスポット)は、マーケティングオートメーション、マーケティング用のメール配信、アクセス解析、コンタクトの管理、顧客満足度を高めるカスタマーサービス、セールス支援ソフトウェアなどが統合されたプラットフォームを使って、ビジネス成長を実現するツールです。 |
2位 | ![]() | 150,000円-/月 | Account Engagementはセールスフォース・ジャパンが提供するBtoBビジネス向けのMAツールです。Account Engagementのランディングページ作成機能、メルマガ作成・配信機能、Web上の行動データの追跡機能などを通じてマーケティング活動の投資対効果の最大化を実現します。 |
3位 | ![]() | お問い合わせ | Adobe Marketo Engageは、優れた顧客体験を提供することで、今日の複雑なバイヤージャーニーをスムーズに進め、収益の増加に貢献します。顧客に必要なコンテンツを、最適なチャネルから、適切なタイミングで提供することで、最適な顧客体験を構築できます。 |
4位 | ![]() | お問い合わせ | b→dashは、ユーザーデータ・広告データ・購買データなど、マーケティングプロセス上に存在するすべてのビジネスデータを、ノーコードで、一元的に取得・統合・活用・分析が可能なSaaS型データマーケティングプラットフォームです。 |
5位 | ![]() | 148,000円-/月 | 「SATORI」は見込み顧客を増やすという特長・強みを持ったMAツールです。個人情報を取得できている“実名”状態の見込み顧客はもちろん、自社のウェブサイトに訪問してくれている“匿名”状態の見込み顧客のデータを管理・活用が可能です。 |

MAツールのシェア率
BOXILが実施したMAツールの利用ユーザー50人を対象にしたアンケート※3によると、MAツールのシェア率は、Marketing Cloud Account Engagementが26%でトップでした。次点でSATORIが16%、Adobe Marketо Engageが14%と続いています。
※3 集計期間 2022年3月10日〜4月28日 「会社で利用経験のあるMAツールに関する簡単なアンケート」をもとにスマートキャンプで集計
ここからは、シェア率の高いサービスはなぜ選ばれているのか、アンケートで得た回答をもとに解説します。
Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) - 株式会社セールスフォース・ジャパン
- リードスコアリング/ナーチャリングを高度に実現
- 投資対効果の測定が可能
- カスタマイズの自由度が高く各社の事情に合わせて帳票を作成しやすい
Marketing Cloud Account Engagementが選ばれている理由としては、特に充実した機能が挙げられます。すでに導入しているシステムとの連携に必要な機能が他のサービスと比較して一番多く揃っており、操作方法が比較的簡単であることが評価につながっています。
その他にも、実際にトライアルで使ってみた際に各機能がわかりやすく、シンプルな操作性で誰が使っても使いやすい点を評価する口コミが数多く見られました。
- ディスプレイ広告、Webサイトのパーソナライズやチャットを通した顧客接点を確保
- 顧客育成のための充実した機能
- LTV(顧客生涯価値)の最大化に貢献
SATORIが選ばれている理由としては、特に費用の安さが挙げられます。使用頻度の高い機能に絞って設計されているうえに、導入しやすい金額設定により費用を抑えられることが評価につながっています。
その他にも、リードの管理をしやすいことによる機能が充実しており、管理しやすいことでリードを増やす施策につなげやすい点を評価する口コミが数多く見られました。
Adobe Marketo Engage - アドビ株式会社
- 属性に合わせた精度の高いマーケティング施策の効果検証や改善が可能
- 日本企業向けのマニュアルやコミュニティ
- SalesforceやMicrosoft Dynamics 365などとの連携に強い
Adobe Marketo Engageが選ばれている理由としては、特に充実した機能が挙げられます。社内で必要な部分への連携を簡単に行え、必要な機能が十分に備わっておりデータ連携やデータ活用の観点から使い勝手の良さが評価につながっています。
その他にも、操作性や作業画面の見やすさ、UI・UXの観点から使いやすさを評価する口コミが数多く見られました。

MAツール運用時の注意点
MAツールを運用するときは次の点に注意しましょう。
- マーケティング部門だけで運用しない
- スコアリング結果を過信しない
- 現状のスキルやリソースを無視した取り組みをしない
- コンテンツ作成を依頼する部署に事前に共有しておく
それぞれの注意点について説明します。
マーケティング部門だけで運用しない
見込み客を増やせても最終的に契約に至らなければ結果に結びつきません。契約のためには営業の知識が必要です。マーケティング部門だけで完結せず、見込み顧客獲得のために他部門との連携をしましょう。
特に営業目線での評価は重要であり、営業と連携してツールを運用することで成果につながります。

営業側からは質の高いリードを期待されますが、営業側と協力して一緒に取り組むことでMAツールの精度が高まることを伝えましょう。
スコアリング結果を過信しない
スコアリングとは見込み客の興味度合いを定量的に評価するもので、MAツールにおいて非常に有効な機能です。
一方で、重点施策やコンテンツ状況などにより、スコアの点数傾向・特徴も企業ごとに大きく異なります。そのため、導入時のままの設定を続けることは少なく、PDCAを回しながら、スコア設定内容をチューニングすることを前提に、取り組むようにしましょう。
現状のスキルやリソースを無視した取り組みをしない
いきなり難易度の高い施策を実施すると、ツールの良さを理解する前に、難しさだけが残る場合があります。
まずは、取り組みやすい施策の中から、効果のわかりやすい施策を実施していきましょう。ツールの特徴を理解していくとともに、施策の効果を関係者に伝わるようにすることでで、ツール導入の理解を得られるようにするとよいです。
上記の運用方法で行えば、他部門の協力も得られやすくなります。
コンテンツ作成を依頼する部署に事前に共有しておく
いざ始めようと思っても、コンテンツがなければ実現ができません。
ボトルネックになる前に、コンテンツの作成を依頼する部署へ事前に共有しておくための準備や、リードタイムの設定が必要です。
MAツールの効果を最大化させる運用法
MAツールの効果を最大化させる運用法は次の流れで行います。
- 目的と目標の明確化
- 他部門との共有・連携
- ツール選び
- コンテンツ制作と配信
- 結果分析とPDCA
それぞれの手順でのポイントを詳しく説明します。
STEP1:目的と目標の明確化
対象とする顧客、伝えたい情報とその伝え方、さらに受注までの流れを明確化しましょう。数値化できているとさらにいいです。
STEP2:他部門との共有・連携
ツール運用には、マーケティング部門だけでなく営業部門などとの連携が必要です。他の連携する部門とSTEP1の共有と他部門の意見の反映を行いましょう。
STEP3:ツール選び
STEP1とSTEP2をもとにツールを選びましょう。ぜひ本記事で解説した選び方のポイントを参考にしてみてください。
STEP4:コンテンツ制作と配信
実際に運用が始まって、STEP1とSTEP2で決めたようにコンテンツ制作と配信を行いましょう。
STEP5:結果分析とPDCA
施策の分析を行い、結果の原因を明らかにします。そしてPDCAを回してさらに良い結果が出るように改善しましょう。サポートが必要な場合はベンダーに頼ってみてください。
MAツール導入で失敗しないために情報収集を!
ボクシルに寄せられるMA(マーケティングオートメーション)ツールに関する評判・口コミを調べると、「思ったより使いづらかった」「導入する前に情報収集を徹底しておけばよかった」という意見は少なくありません。
システム導入時に情報収集を念入りに行った企業では導入後の満足度が高く、反対に情報収集に時間をかけなかった企業では社内の利用率が低くなりやすいです。
そのため、システム導入で失敗しないためには、各サービスの情報収集を念入りに行い、料金や機能、特徴を比較することが重要です。
ぜひ、MAツールの導入を検討する際は、ボクシルの無料でダウンロードできる資料を参考に情報収集し、気になるサービスを比較してください。
不動産 | 製造 | 金融・銀行 |
小売 | - | - |
監修者
監修

株式会社ビジネス アソシエイツ
執行役員 蝦名 祥征
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