OJTトレーナーが知っておきたい、OJTの目的・メリットとは
トレーナーとなった社員は、業務とともに指導を意識して対応していく必要があり、難しい面もありますが大きな成長が期待できます。新入社員にとっても現場で先輩社員の仕事ぶりを見ながら、少しずつ実務に関わりながら必要な知識やスキルを身につけていける機会です。
OJTトレーナーが意識したい心構え6つ
【心構え1】OJTトレーナー研修の意義、メリット
OJT研修は、研修を受ける新入社員だけでなく、トレーナーになる社員にとっても大きな成長の機会であることを自覚することが重要です。業務フローや個々のやり方を実際に見せて指導するだけでなく、それをプロセス化したOJTの進め方を考えることは、ビジネスパーソンに必要な概念を学ぶ機会になります。
また、OJTではリアルな業務実践の中で教育を通して双方の信頼関係を築く格好の機会にもなります。新入社員の指導をするために、トレーナーは自分の新入社員だった頃や困難な業務に直面したときのことを振り返れます。的確なアドバイスにもつながりますし、自己の成長を実感する場面も多くなるでしょう。
【心構え2】OJTトレーナーの指導スタイルの把握
指導の方法は人によって異なります。さらには、指導する能力も個人差があるのは想像がつくと思います。仕事ができる人=指導できる、もしくは優れた指導ができるわけではありません。輝かしい成績を上げたスポーツ選手のすべてが監督としての手腕を発揮できるかというとそうとは限らないのです。また、その逆もあります。
どのように伝えていくのか、自分のマネジメントスタイルがどのようなものなのかを知ることはとても大切です。どのように後輩をリードするタイプなのかを自覚しておくようにしましょう。
【心構え3】OJTトレーナーは人事・管理職とのパイプ役
新入社員をOJTトレーナーが教育していきますが、その背後には、しっかりとしたバックアップ体制があることを認識しましょう。OJTトレーナー研修もそのひとつです。新入社員が新しい業務を一生懸命学ぶのと同時に、トレーナーも指導やマネジメントの基本を習得し、悩みや相談を上司に伝える機会が与えられています。
また、状況のレポートなどは、人事や管理職にとっては進捗や成果を把握するのに必要なものであり、どのようなサポートやフォローが必要かを判断する材料にもなります。プロセスをわかりやすく提示したうえで報告できるように努めましょう。
【心構え4】OJTトレーナーの目標管理の重要性
OJTトレーナーは新入社員に目標設定をさせます。ただ一生懸命に目標に向かうというのでは新入社員の学びにはつながりません。目標を達成するための手法を伝授することが必要です。たとえば、SMARTの法則は目標設定の際の有名な手法です。KPIの概念も効果を発揮することがあります。
マネジメントするうえで心得ておきたいのは、人によって目標達成に向けた思考のタイプが異なるということです。新入社員の言動や行動を見極めて、対応を変えていくことも必要になってきます。
【心構え5】OJTトレーナーは対話で導く
OJTトレーナー研修では、新入社員に気づきを促す対話が有効になることを意識します。先輩や上司から逐一言われてそのままをこなしていては、新入社員が主体的に自分の頭で考えることをしなくなってしまいます。業務自体は進んだとしても、そのような思考停止の状態は成長が遅くなるばかりでなく、新入社員自身の意欲を蝕んでいくことにもなります。
伝えたいこと、指摘したいことが新入社員自身の回答として出てくるように質問を工夫することも大切な指導の一環になります。質問の仕方を工夫する習慣を身につけましょう。
【心構え6】OJTトレーナーの到達地点を知る
OJTでは概念から細かな作業フローまでさまざまなことを新入社員に伝えていくことになります。OJTトレーニングの中でトレーナーが意識すべきなのが、教えることがトレーナーとしての任務の完了ではないということです。教えたことが新入社員に理解され、業務や言動、行動に現れ、それが定着させることが任務と心得ることが重要です。
したがって、教えっぱなしではなく的確なフォローや確認が必要になります。これがトレーナーとして欠かせないプロセスでもあるのです。
OJTトレーナーとしての研修での心構え6つのまとめ
OJTトレーナー研修を受ける際の心構えに関する6つのポイントを紹介しました。実際の業務で関わっていく中で新入社員との信頼関係も築けます。成長した新入社員も何年後かにはOJTトレーナーとして後輩を指導し成長していけるような企業にとっての好循環の仕組みが求められています。
業界や企業のカラーをしっかりと理解して、的確に新入社員に伝えていけるようなOJTトレーナーを目指しましょう。教えるという立場だからこそ気づけることや学びは多く存在しています。余すことなく吸収できる人材になりましょう。
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