【2025年最新】メール誤送信対策サービス比較!9選の特徴・機能紹介
メール誤送信対策ソフトを導入しようと思っても、種類がたくさんあってどうやって選べばいいの?と迷いますよね。そんな声にお応えしてBOXILがおすすめメール誤送信対策ソフトを厳選。チェックしたいサービスの紹介資料をまとめてダウンロードできます。
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- メール誤送信対策サービスとは
- メール誤送信が発生するパターン
- メール誤送信対策サービスの主な機能
- メール誤送信対策サービスの選び方
- 誤送信対策の対象範囲を明確にする
- 添付ファイルの自動暗号化や送信保留機能があるか確認
- 導入中のメールシステムと連携できるかをチェック
- 管理者の一括制御・ログ監査機能の有無も重要
- 外出先やスマホでの送信制御に対応しているか
- 初期費用・月額料金と対応ユーザー数のバランスを見る
- メール誤送信対策のおすすめサービス紹介
- Re:lation
- HENNGE One
- SYNCDOT MailDefender
- メール誤送信防止
- @Securemail Plus Filter
- CipherCraft Mail
- matriXgate
- GUARDIANWALL MailSuite
- Active! gate SS
- メール誤送信対策サービスのメリット
- ヒューマンエラーを防止できる
- コスト削減
- 誤送信を未然に防いでコストカット
- BOXILとは
メール誤送信対策サービスとは
メール誤送信対策サービスとは、メール送信時のヒューマンエラーを最小限に抑えるためのサービスです。送信先に関する設定ミスを防ぎ、セキュリティポリシーに則った対応を実現します。
メール誤送信対策サービスにはアドレス間違えを防止するための送信先チェック機能が付いています。社外アドレスに送信する場合チェックボックスにチェックを入れないと送信できなかったり、新規送信先やフリーメールアドレスの場合再度確認するようリマインドしてくれたりするものもあります。
また、添付ファイルの自動暗号化やWebダウンロード機能を備えたメール誤送信対策サービスもあります。ほかにも、送信メールを上長が確認してから先方に送信される上長承認機能や、一時的に送信メールを保留する機能など、サービスによって機能はさまざまです。
メール誤送信が発生するパターン
メール誤送信が発生してしまうケースには主に次の原因が挙げられます。
- 送信先の誤り
- 社内のセキュリティポリシー違反
- 誤った情報の伝達
メールの宛先を別の取引先の宛先にしてメールを送信してしまったケースや「TO」「CC」「BCC」の使い方を間違えることで、情報漏えいやトラブルにつながるケースも少なくありません。
また、添付ファイルの暗号化や承認フローを挟まず送ってしまうなど、社内セキュリティポリシーに違反した場合、結果的にセキュリティ事故につながることも考えられます。
ほかにも、送る予定の添付ファイルとは異なる資料を送ってしまった場合や、他社に送った内容をコピペしてそのまま送ってしまった場合などにも情報漏えいのリスクが高くなります。
メール誤送信対策サービスは、そのような起こりがちなヒューマンエラーを送信前にチェックし、最小限に抑えることで情報漏えいのリスクを減らします。
メール誤送信対策サービスの主な機能
メール誤送信対策サービスでできること、利用できる機能は次のとおりです。
機能 | 詳細 |
---|---|
送信前確認 | メール送信前に確認手順を追加し、誤送信を防止するための確認画面やポップアップを表示する機能。 |
取り消し機能 | メール送信後に一定時間内であれば、送信済みメールを取り消せる機能。 |
開封制限 | 送信されたメールを開封する受信者の数やタイミングを制限する機能。 |
機密情報のマスキング | メールに含まれる機密情報(個人情報や社内秘密など)を自動的にマスキングする機能。 |
メール誤送信対策サービスの選び方
メール誤送信対策サービスは、提供されている機能や対応環境が多岐にわたります。導入にあたっては、運用に適したサービスを見極めましょう。
誤送信対策の対象範囲を明確にする
誤送信対策と一口に言っても、誤った宛先への送信、添付ファイルの間違い、社外秘情報の漏えいなど、対象とするリスクの範囲は企業ごとに異なります。どのリスクを優先的に防ぎたいのかを整理することが、サービス選定の出発点です。
たとえば、社外への送信ミスを重点的に防ぎたい場合は、外部ドメインへの送信制限機能が有効です。一方、情報漏えい対策が主眼であれば、メール内容のフィルタリング機能も重要になります。対策したいポイントに合致する機能が備わっているかをチェックしましょう。
添付ファイルの自動暗号化や送信保留機能があるか確認
添付ファイルの誤送信による情報漏えいは、企業にとって大きなリスクです。そのため、添付ファイルに対する自動暗号化や、送信前の一時保留機能の有無は大切な選定ポイントです。
具体的には、添付ファイルを自動でパスワード付きZIP形式に変換する、一定時間の送信保留後にユーザーがあらためて確認してから送信できるといった機能があるかを確認します。特に機密文書を扱う機会が多い企業には欠かせない要素です。
導入中のメールシステムと連携できるかをチェック
メール誤送信対策サービスは、現在使用しているメール環境との連携性が非常に重要です。クラウドメールを利用しているのか、オンプレミス型なのかによって導入の可否が左右される場合もあります。
Microsoft 365 や Google Workspace を使っている場合、それぞれに対応したサービスを選ぶ必要があります。また、メールゲートウェイ型なのか、アドイン型なのかといった導入方式の違いにも注目しましょう。
管理者の一括制御・ログ監査機能の有無も重要
企業として誤送信対策を行ううえでは、管理者による一括制御や操作履歴の監査が行える体制が不可欠です。個人任せの対策では、運用のばらつきや対応漏れが発生しやすいです。
たとえば、管理画面からルール設定やユーザー単位の制御が可能かどうか、送信メールの内容や宛先履歴をログとして保存・確認できるかどうかをチェックしましょう。内部統制やコンプライアンス対応にも直結する機能です。
外出先やスマホでの送信制御に対応しているか
リモートワークや外出先からの業務が当たり前となった今、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなどのデバイスでも誤送信対策ができるかどうかは見逃せないポイントです。
サービスによっては、モバイル端末からの送信時に制限をかけられる機能や、クラウド上で一括管理できる仕組みが用意されています。利用シーンに応じて、どの端末からでも同様のセキュリティレベルを保てるかを確認しましょう。
初期費用・月額料金と対応ユーザー数のバランスを見る
コスト面の検討も、導入にあたって重要な要素です。料金体系がユーザー数に応じて段階的に変わる場合もあるため、自社の規模や将来的な拡張性も見越して選ぶことが求められます。
月額料金制の場合、数千円から数万円程度が一般的です。年額料金の場合、数万円から数十万円以上になる場合も。長期の契約による割引や特典があるサービスもあるので、確認してみましょう。
メール誤送信対策のおすすめサービス紹介
メールの誤送信は誰しも一度は経験したことがあるでしょう。それが個人間でやりとりしている何気ないメールならまだしも、ビジネスシーンでとなると話は別です。重要な情報を流出してしまわないためにも、本記事で紹介するメール誤送信対策サービスを検討してみてください。
普段からできるメール誤送信対策についてはこちらの記事もご覧ください。

- チェック済みメッセージのみ送信できるよう設定可能
- 受領メッセージをラベル管理し対応漏れや二重対応などを防止
- 返信内容を自動選択してくれるAIレコメンド機能
Re:lation(リレーション)は、メールや電話、SMSなどのやり取りを一元管理し、メッセージの誤送信を防ぐサービスです。メッセージ送信前のダブルチェックを必須に設定でき、内容確認をワンクリックで依頼できます。
メッセージをステータス管理でき、ラベル付けや階層分けも可能です。フレーズや定型文などをテンプレート登録でき、AIが最適な返信を自動選択してくれるため、入力ミス防止に役立ちます。
- 一時保留や上長承認、Bcc追加などの処理動作に対応
- 取引先やユーザーごとに設定できる誤送信フィルター
- 添付ファイルの自動URL変換や暗号化が可能
HENNGE Oneは、メールの宛先ミスや添付ファイルの間違いを防止できるクラウドセキュリティサービスです。脱PPAP対策や標的型攻撃対策、メール誤送信と監査対応など、クラウドメールの標準サービスでは対策できない幅広いセキュリティ機能を備えています。
取引先や送信ユーザーごとにフィルタルールを設定でき、事前指定した条件をもとにBccに特定のアドレスを追加したり、一時保留したメールを上長承認をもって送信したりできます。添付ファイルの送信方式も、送信先のセキュリティーポリシーにあわせて選択可能です。
SYNCDOT MailDefender
- 特定送信先への添付ファイルを自動暗号化
- 業務外メールを遮断
- メールが原因となる情報流出抑止
SYNCDOT MailDefenderは、送信フィルタリングと添付ファイル暗号化に特化した、メールセキュリティ・ソリューションです。暗号化忘れや社外秘文書の誤送付などを防ぎ、情報統制を強化できます。
添付ファイル内を特定キーワードで検査するオプションがあります。導入にあたり、メール送信設定の変更は不要です。
メール誤送信防止
- 添付ファイルの自動暗号化機能
- 送信の一時保留
- bccへの宛先自動変換
メール誤送信防止は、bcc設定・宛先・添付ファイルミスなどによる情報漏えいやセキュリティインシデントを避け、人的負担をかけずにメール送受信時のヒューマンエラー対策を行うソリューションです。
一定数以上のアドレスが含まれる場合、メールのto、ccをbccに自動変換し、送信者へ警告します。また、送信を一旦保留し、クールダウン時間を設けてヒューマンエラーを抑制します。クラウドサービスや各メールサーバーに対応し、無料トライアル期間は30日間です。
@Securemail Plus Filter
- 企業ポリシーに合わせたルール設定可
- 添付ファイル容量上限設定
- メールサーバーは自社のままでも可能
@Securemail Plus Filterは、ゲートウェイ型のメールセキュリティサービスです。初期状態では、送信メールの承認に用いるルールを設定可能。添付ファイルとメール本文を自動で分離し、添付ファイルにアクセスせずに本文を確認します。
エージェントプログラムのインストールといった対応は不要のため、既存システムへの変更を最小限に留めて導入できます。
- ポップアップ画面で送信内容を再確認
- 添付ファイルをパスワード付きzipに
- 上長承認機能
CipherCraft/Mailは、Office 365、G Suite、IBM Verseに対応している、メール誤送信防止・暗号化ソリューションです。Webメール、グループウェアやクラウドサービスでも利用できます。
TOとBCC取り違えのような、ミスしがちなポイントにフォーカスして対策します。『転ばぬ先の杖』として企業のセキュリティレベルの向上が可能です。
matriXgate
- AIによるネットワーク出入り口分析
- 独自開発技術「msec TM」を使用
- サンドボックスによるマルウェア検知・遮断
matriXgateは、ゲートウェイアプライアンスを用いた、標的型攻撃やマルウェア侵入を防ぐソリューションです。ネットワークの出口対策を行い、個人情報やマイナンバーの流出を遮断。送信メール一時保留、添付ファイル自動暗号化、上長承認機能で情報漏えいリスクを軽減します。
GUARDIANWALL MailSuite
- 7種のサービスを自由に組み合わせ可
- メール無害化・誤送信対策のパッケージあり
- Office 365と連携
GUARDIANWALL MailSuiteは、クラウド型のメールセキュリティサービスです。メール添付ファイルの暗号化を手軽に実現できます。アーカイブ機能で送受信トラブルに対して冗長化を行い、自己査閲や上長承認機能により誤送信対策やセキュリティの向上を行えます。
標的型攻撃と思われるメールを受信した場合、件名にメッセージを挿入し、警告とチェックを行います。
- 共用サーバーとVPSを選択可
- VPSの場合は上司承認機能あり
- 添付ファイルを自動でパスワード付きzip化
Active! gate SSは、メールの誤送信を防ぐクラウドサービスです。2つの運用プランから選択可能です。ファイル変換を自動化するプランでは、サイズが2MB以上のファイルをメールから分離し、Webダウンロードを行う機能があります。
ダウンロード用のパスワードを自動発行し、添付ファイルをセキュアに送受信できます。
メール誤送信対策サービスのメリット
ヒューマンエラーを防止できる
毎日大量のメールを扱っていれば、ミスが生じることもあります。メール誤送信対策サービスを使えば、メールアドレスの間違いや空送信などの単純なヒューマンエラーを防止できるほか、メール送信に関する手間が省けることで他の業務に集中しやすくなるので、作業の効率化が可能です。
コスト削減
メールを誤送信してしまうと、取引先への連絡や謝罪などさまざまな手間がかかってしまいます。メール誤送信対策サービスを導入する場合コストはかかりますが、費用対効果は高いといえるでしょう。
誤送信を未然に防いでコストカット
メールの誤送信は不注意によるものが多いです。サービスを導入しなくても確認作業を増やすことで誤送信を減らせます。しかし、人が行う作業である以上ミスを100%防ぐことは難しいのも事実です。
メール誤送信対策サービスを利用すると、チェックボックスの確認や上長の承認など、これまで必要なかった作業が発生することもあります。しかし、誤送信してしまった結果、情報流出やセキュリティインシデントにつながった場合の手間の方がそれらを実施する手間より大きいでしょう。
回避可能なリスクは先回りして未然に防ぐことが、トータルで見るとコストカットにつながるでしょう。ぜひ積極的にメール誤送信対策サービスの導入を検討してみてください。
こちらの記事では、メール管理やメール共有について紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。


BOXILとは
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